あらすじ
時は明治――北海道の函館山の中腹にある『宇佐伎神社』。
戦で命を落とした兎月は、修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり日々参拝客の願いを叶えている。
寒さも厳しくなってきたある日、境内には母の病の治癒を願うためにやってきた小雪の姿があった。
兎月は神社の主神であるツクヨミに病を治すことができないか相談するが…。
発売直後に重版の人気作!
和風人情ファンタジー待望の第二弾!
感情タグBEST3
良いなぁ
愛刀兼定を持つパーシバルの身体に降りてくる、土方歳三が、格好良い。明治の初め頃には、不満を持つ元侍は、多く居たのだろうなと思う。無念の内に亡くなった者達の怪ノモノに対する、土方歳三の言葉の優しさが、胸に響く。
兎月の土方愛が!!
パーシバルさん男前。
しかし土方さんは、最後に出て来て、またも華麗に決めてくれます。
兎月も男前だけど、兎月が土方さん好き過ぎて、土方さんに見せ場を献上してる感じ。
Posted by ブクログ
プライムリーディングで読みました。表紙の絵の感じだと、ラノベ類似なのかな。面白いかというとそうでもないけど、うさぎさんの神様が出てきてほっこりしました。
Posted by ブクログ
かの(個人的)ビッグネームが今回も非常においしいところで登場してくれて嬉しかったなあ。
薩摩の士族たちや、母親を亡くした女性を思うと心苦しいところもあるが。
今回はより切実で切ない話が多かったように思う。
特に『フロイスの鏡』は容姿にコンプレックスを持つ少女の話なので、現代の問題にも通じるところがあって考えさせられた。
兎月がモテる話でもあったし。
師匠が師匠だから、ダンスも出来るとじゃ芸達者である。
話は全体的に切ないのは前述通りだが、事件として切ないのであって、兎月とツクヨミ、パーシバルの和気藹々としたじゃれ合いは楽しく、町の人たちとの交流も読んでいて微笑ましくほっこりできた。
今回は冬場の避難場所として立派な分社ができたし。
メイン3人が本当にほっこりできる人たちなので、これからも仲良く函館の町を守っていってほしい。
兎月は一人じゃない、頼れる仲間たちがいるのだから。