アオジマイコのレビュー一覧

  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    凛堂兄弟の過去を読むと、本当にお互いを心の底で必要としてきた2人なんだなと思った。荊かっこよすぎる。
    前巻との繋がりがあまり読めず、今回は小話的な感じなのか?と思ったけど、まさかちゃんと繋がるとは。早く続きが読みたい

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    2024年06月25日
  • 神様の用心棒 ~うさぎは祭りの夜に舞う~

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    本当に霜月さんの作品はするする読めて素晴らしい。買って1日足らずで一気に読み切ってしまった。いろいろと事がうまく運びすぎるところはあるが、このタイプの作品ならそれくらいがちょうどいいのかも。
    連作短編形式だが、祭りの準備と、兎月とツクヨミの衝突という大きな軸があるのがよかった。神楽を通じて神社の役目を町民たちに伝えよう、という兎月たちのサプライズには胸が熱くなる思いがした。これでいったんシリーズを閉じるのかな、と感じるくらい、美しいまとまり方だった。

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    2024年05月23日
  • 恋ふれば苦し ゆめうら草紙

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    ネタバレ

    大河的にタイムリーなのと、登場人物のお名前に縁を感じて楽しく読みました。

    殿方たち兄弟可愛いです。
    女はちょっと怖いなと思う人たちもいたけれど。

    本当に他人と比べるの嫌ですよねー。
    誰もが経験してるだろうに、なんで自分でもやっちゃうんでしょうね?
    日本人の悪い癖でしょうか。

    先日重たい内容の本を読んで気持ちが引きずられがちだったのですが、麗景殿の皆様と、智平・帝のデレっぷりにめちゃめちゃ癒されました。

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    2024年05月19日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿 ~白の詐欺師~

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    ネタバレ

    一つ一つの事件を解決していくのかと思いきや、示す先は同じという展開にびっくりした。こんな風に妹さんの事件に繋がるなんて…一気に読めた。

    誰からも愛される人を恨むのは、きっと理不尽な理由なんだろうと思っていたが、正にそうで、主人公にとっては辛い事実だったと思う。
    ただ、止まっていた時間が動き出して、元気で無鉄砲な相方もできて本当によかった。

    ずっと気になっていた背後にいる人物が明らかになり、新たな闘いの始まりを期待してしまう。

    2024/04/27 08:40

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    2024年04月27日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿

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    ドラマなどでもよく見かけるのは、飛び抜けて頭が切れ、人並外れた美形の人の側には必ず鬱陶しい相方がいる。
    本作もその様相を呈しているのだが、意外にも、彼女にはあまり鬱陶しいとは感じなかった。
    どちらかというと、好意すら持ってしまった。
    そのおかげで、ほいほいと読み進み、暗号はわからないものもあったけど、おもしろく読めた。

    主人公が、都会のキタキツネ並みに人に懐かないのが、少しずつ心を開き、人間らしくなっていくのも、あたたかく見つめられた。
    想像していたより、ずっと楽しい本だった。
    妹さんの事件解決まで、付き添っていきたいと思う。

    2024/04/25 08:35

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    2024年04月25日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿

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    大学生ながら天才的な暗号解読のスキルを持つ九条キリヤ。いくつもの難事件を解決してきた警察の民間人協力者。

    そして、警視庁の新人刑事・七瀬 光莉。
    無愛想で毒舌家のキリヤに四苦八苦。
    他人との関わりを拒み、苦悩する彼の抱える苦悩とは?

    妹が残した『最期の言葉』とは?
    『今回は私の勝ちだね!お兄ちゃん』
    まるで、そんな声が聞こえるように...
    ウルウルです。

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    2024年04月20日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿 ~白の詐欺師~

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    短編かと思いきや連作で、どんどん怪しい人がでてくるので一気に読めました。
    暗号も面白くて、解説もわかりやすいです。
    ヒナタちゃんの事件自体はとてもやるせない感じです。

    ひと段落してしまいましたが、まだまだ続きそうで楽しみです。

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    2024年02月29日
  • 恋ふれば苦し ゆめうら草紙

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    ネタバレ

    智平様の外堀の埋め方が怖い怖い。
    十年初恋を引き摺っていたのも怖いが、そもそも晶子の知らない内に彼女を見初めて、勝手に恋心を抱いて、あの辺に彼女がいると当たりをつけて、結局偶然だったとはいえ彼女の居場所を突き止め、勝手に部屋に押し入り、その後は根回しをして彼女が自然と宮中に来るように仕掛けて……他にも色々あるぞ。
    惚れた相手を手に入れるには何でも利用する。
    自分の奥さんの駆け落ちも、晶子の恋に初心な心も。
    怖い怖い。
    ゆえに、なかなか彼に慣れるまでに時間がかかった。
    好みではないんだよなあ、こういう男。
    こんな厄介な男に惚れられて、晶子も苦労するなあ。

    彼に苦労もしたが、彼女の父の思惑やら、

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    2024年02月25日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿 ~白の詐欺師~

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    ネタバレ

    まず本の分厚さに驚いて、次に妹さんの事件が一応解決したことに驚いた。
    その動機の身勝手さというか、あまりの軽さにも。
    もっと大きくて重い動機があったのかと思いきや……嘘だろ、おいという。

    今回も様々な事件と暗号解きが登場。
    共通しているのは、それぞれに今回登場したキリヤ君にとっては「ラスボス」とも呼べる存在が関わっていたことと、綺麗に解決すると見せかけて胸糞悪い方向性に変質した点。
    そういう二段構えは心臓に悪い。

    そんな中でも本人たちの自覚ないところで外堀を埋められつつあるキリヤくんと光莉。
    関係性が一気に加速しましたなあ。
    光莉さんの着地点がまさかの「姉弟」で、キリヤ君と一緒に「は?」と

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    2023年11月24日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿

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    暗号は難しすぎてちんぷんかんぷんでしたが、バディもののお話として楽しめました。現実では中々ダイイングメッセージは無さそうですが。

    妹さんの事件の犯人も気になるので、続編読みたいと思います。

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    2023年11月13日
  • 神様の用心棒 ~うさぎは星夜に涼む~

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    ネタバレ

    今回は後味が悪いというかビターなエンドの事件が多かった印象。
    解決しても、どこか苦いものが残るという。
    幕間のほっこり話が癒しだった。
    コロポックルと仲良くなっちゃうお葉さん、流石である。

    あと、本体の登場はなかったけれども、回想シーンの土方さんマシマシで個人的にはテンション上がった。
    ありがたや。

    ただ本当に悲しい別れや死亡シーンが多かったので……せめて行われるであろうお祭りが癒しになりますように。

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    2023年10月28日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    ネタバレ

    8巻と言いつつ、雰囲気は番外編な感じ。
    時間軸は前巻より前の話、何だったらシリーズ本編より前の話も。
    内心で悪態つきまくっていた棘少年に笑った。

    前半は凛堂兄弟の少年探偵時代の話。
    江戸川乱歩な雰囲気の昭和ミステリという感じでトリック込みで面白かった。

    後半は前巻の直前の時間軸での番外編といった感じ。
    実はこんなこともあったんだよという。
    それでいて、次巻の伏線もあるという隙のなさ。
    登場人物たちの「こんなキャラかと思ったら実は」な展開も良かったし、シリーズ初期の短編な感じもして懐かしさも感じた。

    一番びっくりしたのは、いつものことながら最後の展開。
    篁さーん!?と思わず叫んでしまった。

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    2023年09月20日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    前作の続きで始まるかと思いきや、いきなり舞台は昭和10年へ。一応10代の凜堂兄弟が探偵助手をしていた時に遭遇した被害者と加害者が同一と見なされた謎の「ドッペルゲンガー事件」と、現代へ戻り魔王老害から依頼されて皓と青児が出席した怪談会で密室状態での蔵の中で起きた「百物語事件」の2編が語られる。凛堂兄弟編は少年探偵団の様な雰囲気がいい。(しかし私は江戸川乱歩も横溝正史も少年探偵団物は苦手。なんか邪魔に感じる)どちらもお互いへの信頼度が深くなっているのが良き。凛堂兄弟は過去だから明かされたと言うべきか。皓と青児は真っ直ぐに進んでいるけど、荊兄貴、面倒臭いなぁ。初めは憎まれ役だった棘が可哀想可愛い。と

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    2023年08月18日
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬

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    棘と係わりのあった不破刑事の首無し死体が発見され、犯人らしき男は犯行自供直後に錯乱し、事故で死亡した。その男が青児が以前住んでいた部屋に住んでおり、その部屋の元住人達が次々と殺人事件の犯人になっている事を怪しい雑誌記者から告げられた皓と青児は真相を探り始める。今回調査チームが青児と4巻からお久しぶりの鳥栖、そして皓と荊といった異色の組み合わせでやりとりが楽しい。皓と青児の関係性の進展もいいし、棘の苦労人振り、お疲れ様と肩を叩きたくなる。謎は理論的に解かれるけど今回複数の事件が介在しており、被害者と加害者が入り混じっていてちょっと混乱した。そして真相は人間の悪意の詰め合わせセットだ。やるせなさ過

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    2023年07月07日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿

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    暗号解読のスペシャリストの大学生と運動神経抜群の新米刑事による暗号解読ミステリー。

    さまざまな暗号が紹介されていて勉強になりました。図解されていてとてもわかりやすかったです。

    2人の温度差がとても楽しくこれからも様々な事件を解いてもらいたいです。

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    2023年06月09日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    双子の互いへの執着?愛?が堪らない。棘があんな感じなのに荊を失うことを怖れていることも、荊があんな感じなのに棘を慈しんでいるのも……

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    2023年06月04日
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り

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    ネタバレ

    中編2つ。凜堂兄弟の過去話と、西條・遠野バディの百物語潜入話。どちらも面白かったです。
    凜堂兄弟の過去話は、舞台が昭和十年なのでたいへん好みでした。カーチェイスシーンも楽しい。北小路子爵は兄弟が人間じゃないの気づいてたし実はそんなにダメじゃないのでは。荊と棘、この頃からややこしかったんだな。
    百物語の方は、皓くんどんどんゲラになってしまって、青児がちょっとずつしっかりしてきた気がします。
    どれほど長く一緒にいても、考えても考えても、それでもわからないのが人。「他人でいることの覚悟が足りなかったのかもしれません」。
    篁さんとの間のわだかまりが解消しないまま時間切れ。西條溟登場で…本編は終了してた

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    2023年05月21日
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬

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    ネタバレ

    青児さんが自分の為に怒っている!!自分の命を軽視したやつに怒り、悔しがる。大進歩だよ...。

    言われてみれば、確かに壁一枚向こうには素性の知らない人が住んでいるって怖い。

    最初から最後までヤバかったのは吾川さん。
    頭のネジ飛んでるよ、この人....。

    そして新たに浮上した魔王の子供の生き残りを自称する謎の女性。西條と名乗った彼女は本当に皓さんの兄妹なのか。
    ビジュアルがすっごい気になる。
    篁さんは彼女のために動いてたようだし...?気になる...

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    2023年05月09日
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿

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    こんなに暗号の種類がある事に驚きでした。光莉の性格にも好感が持てて、面白かったです。人の心に寄り添えて、とても前向きな所が素敵だなぁと。
    まだ妹の事件が解決してないので、続くのかな?続くなら読みます。

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    2023年11月07日
  • 神様の用心棒 ~うさぎは桜と夢を見る~

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    見つけた!

    出ていた3冊で終わりかと思っていたら、4冊目を、見つけた。今回は、パーシバルの姪が、メーンの話に、なっていたけれど、格好良い土方さんも出てきたし、満足。満足
    。春の函館、行ってみたくなった。

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    2023年04月23日