アオジマイコのレビュー一覧

  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り
    中編2つ。凜堂兄弟の過去話と、西條・遠野バディの百物語潜入話。どちらも面白かったです。
    凜堂兄弟の過去話は、舞台が昭和十年なのでたいへん好みでした。カーチェイスシーンも楽しい。北小路子爵は兄弟が人間じゃないの気づいてたし実はそんなにダメじゃないのでは。荊と棘、この頃からややこしかったんだな。
    百物語...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 漆 闇夜に吠える犬
    青児さんが自分の為に怒っている!!自分の命を軽視したやつに怒り、悔しがる。大進歩だよ...。

    言われてみれば、確かに壁一枚向こうには素性の知らない人が住んでいるって怖い。

    最初から最後までヤバかったのは吾川さん。
    頭のネジ飛んでるよ、この人....。

    そして新たに浮上した魔王の子供の生き残りを...続きを読む
  • 色にや恋ひむ ひひらぎ草紙
    更衣も可哀想なんだよね。脳天気な帝に腹が立つよね。若い時思い出して浮かれてるってことでしょ?
    元婚約者ももっとギャフンと言わせて欲しかった。
    でも、気を張って生きてきた二人が力を抜けるお互いと出会えて幸せになってください、なれるよと良い読後感。
  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿
    こんなに暗号の種類がある事に驚きでした。光莉の性格にも好感が持てて、面白かったです。人の心に寄り添えて、とても前向きな所が素敵だなぁと。
    まだ妹の事件が解決してないので、続くのかな?続くなら読みます。
  • 神様の用心棒 ~うさぎは桜と夢を見る~

    見つけた!

    出ていた3冊で終わりかと思っていたら、4冊目を、見つけた。今回は、パーシバルの姪が、メーンの話に、なっていたけれど、格好良い土方さんも出てきたし、満足。満足
    。春の函館、行ってみたくなった。
  • 神様の用心棒 ~うさぎは玄夜に跳ねる~

    良いなぁ

    愛刀兼定を持つパーシバルの身体に降りてくる、土方歳三が、格好良い。明治の初め頃には、不満を持つ元侍は、多く居たのだろうなと思う。無念の内に亡くなった者達の怪ノモノに対する、土方歳三の言葉の優しさが、胸に響く。
  • 神様の用心棒 ~うさぎは梅香に酔う~

    あら?

    もっと続いても良いのに、もう終わり?兎月の第二の人生も、なかなか良いじゃないか。もっと読んでいたいけれど、もうおしまい?残念。
  • 神様の用心棒 ~うさぎは闇を駆け抜ける~

    凄いな!

    わぉ!凄いな!月読之命の神使、兎月は、元幕府軍で、五稜郭で新政府軍と戦って、死んで、甦った男だったんだ!兎月という俳号は、土方歳三に付けて貰った名前で….….う~~ん、過去も、なかなかドラマチック。明治の初め頃の話で、時代背景も、面白い。
  • 恋をし恋ひば かんなり草紙
    全てを諦めてなんとか生きてる状態なのに、それを掘り起こすように、抉るように近づいてきた、探し当てた昔の許嫁を酷いなと思ったけど、ちゃんと全てを整えたので良い男になりましたが、これは一歩間違えたら最悪な男だよね。自分の青春の懐かしさだけで近づくんじゃねえってなる。
    ハピエンで良かった。テンポもよくイッ...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り
    二篇構成の短編ということもあり、今回は本筋のチョット過去とスッゴイ過去のお話でした。
    次回からの展開が長編になりそうな予感に期待大!

  • 暗号解読士 九條キリヤの事件簿
    頭脳担当が年下大学生で、体を張るのが年上女子(刑事さん)の組み合わせ、いいですなあ。
    巻き込まれて文句を言いつつも、何だかんだで付き合ってくれるキリヤくんはいい子だ。
    光莉さんが刑事に向かないほどお人好しで、放っておけないというのもあるのだろう。
    依頼を持ち込んでくるトラブルメーカー的キャラにも見え...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 肆 百鬼疾る夜行列車
    皓の父・山本五郎左衛門と凛堂兄弟の父・神野悪五郎が荊によって殺された。そして皓にその荊から果たし状が届く。魔王の座をかけて用意された舞台は寝台列車“青い幻燈号”での推理対決だった。
    青児と皓の最後の探偵業になるとあって、けっこうな業を抱えた乗客たちが揃った。それぞれここに至るまでの背景は浅い深いがあ...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り
    二章は荊と棘兄弟の少年時代と探偵業の始まりの短編。
    二人の少年時代(昭和初期)で反抗期っぽい棘さんに萌え。

    そして以前から続く謎に絡んだ皓と青児の変化と絆、篁さんと衝撃の事実。
    断片的に明かされていく真相に、一気に全巻再読したくなりました。

    青児くんの動作描写が初期に比べると漫画ちっくになってる...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿
    皓にオカルト雑誌のライター鳥辺野佐織から連絡が来る。奥飛驒の旅館に青児と同じ目を持つ女性がいる、そしてそこでは当時謎の通り魔殺人が起きたと…。皓と青児はその旅館に向かうことにした。
    これまでは何があっても皓がニコニコ笑顔で解決する事案ばかりだったが、今回はそもそも最初からはめられていて大ピンチ。なん...続きを読む
  • 地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿
    棘が大好きなので楽しく読ませていただきました。紫苑さんはやはりどうにかなりませんかってなる。紅子さんがああは言ったけどやはりね…。そして普通に動物が死ぬ話は後味が悪いです。
  • 地獄くらやみ花もなき 伍 雨の金魚、昏い隠れ鬼
    金魚は面白かったです。まあ、トリックっていうよりは意味合いがね…。で、いつも感じますけどこの小説。なぜか女が犯人なのが多いですね。不思議だなって思うことがたまにあります。
  • 地獄くらやみ花もなき
    漫画が気になるので原作から読み始めました。妖怪を混ぜたミステリーって感じ? 意外と怖かったです。でもキャラがいいし、読みやすかったのでどんどん読み進めています。
  • 地獄くらやみ花もなき 肆 百鬼疾る夜行列車
    そう来るかっって感じ。この話は結構たのしかったです。ちょっとチートな気はするが、複線はちゃんとあったしね。あと凛堂兄弟の話大好きなのでそれだけで満足かな。
  • 地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島
    2巻の方はトリック的に面白いほうだと思っています。孤島のミステリーって楽しいですね。裏が結構あるので続きを期待させるのもあるし。緋の話もすきだったな。
  • 今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、百鬼夜行に挑むこと
    シリーズ化しましたね。平安末期で化物退治の英雄と陰陽師ですが、ファンタジーではなく現実味のあるお話なのが私は好きです。実際、化物とか陰陽術なんかはこんな感じだったんじゃないか、とも思えますね。