アオジマイコのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
良いなぁ
愛刀兼定を持つパーシバルの身体に降りてくる、土方歳三が、格好良い。明治の初め頃には、不満を持つ元侍は、多く居たのだろうなと思う。無念の内に亡くなった者達の怪ノモノに対する、土方歳三の言葉の優しさが、胸に響く。
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ネタバレ 購入済み
凄いな!
わぉ!凄いな!月読之命の神使、兎月は、元幕府軍で、五稜郭で新政府軍と戦って、死んで、甦った男だったんだ!兎月という俳号は、土方歳三に付けて貰った名前で….….う~~ん、過去も、なかなかドラマチック。明治の初め頃の話で、時代背景も、面白い。
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Posted by ブクログ
ネタバレ頭脳担当が年下大学生で、体を張るのが年上女子(刑事さん)の組み合わせ、いいですなあ。
巻き込まれて文句を言いつつも、何だかんだで付き合ってくれるキリヤくんはいい子だ。
光莉さんが刑事に向かないほどお人好しで、放っておけないというのもあるのだろう。
依頼を持ち込んでくるトラブルメーカー的キャラにも見えたけれども、踏み込みすぎないようにもしていたし、光莉さんの線の引き方が上手いなと感じた。
年上ですから。
暗号が関わる様々な事件を解決していく物語。
暗号の種類も多種多様で、知っているものは勿論、初耳のものもあって興味深かった。
執事喫茶の話は二段構えだったのも面白かった。
一部、できすぎた展開も -
Posted by ブクログ
ネタバレリズの大冒険といった感じの4巻。
これにて函館を離れる彼女なので、出番が目一杯。
最初と最後の話、どちらも誘拐されるし……兎月が体張る場面よりリズの方が目立っていた気がする。
ツクヨミではないけれど、そんな彼女とお別れなのは本当に寂しい。
ツクヨミは本当にヒトっぽくなってきました。
リズが去ることを知って拗ねている様は可愛かったし。
そりゃ、寂しいよ、分かるよツクヨミ。
でも、笑って見送れる、それに縁はずっと続いていくエンディングだったのはよかった。
そして、いつになく出番の多い土方さん。
さり気ないサポートが逐一カッコ良すぎて、兎月そっちのけで興奮してしまうほど。
台詞自体は少ないけれども -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙の土方さんの後ろ姿に泣き、最初の五稜郭のお話に泣き、最後の梅の花に泣かされた3巻。
今回は土方さんの直接的な出番はないけれども、なかったからこそ印象的なシーンが多かった。
梅の句は自分も大好きな句だ。
今回は五稜郭の話は勿論、兎月では祓えない存在の登場や2種類の恋の話も印象的だった。
恋の話はどちらも結ばれる話ではないけれども、ただ悲しいだけではない、登場人物の優しさや友情、そして人ならざるものの初恋という切なさも感じるいい話だった。
パーシバルの姪っ子が活躍する話も可愛いやら、ハラハラするやら。
でもやっぱり五稜郭の話が本当に胸に刺さって……暫く抜けそうにない気がする。
ああいう話に -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。一気に読んだ。
けど、用語が難しすぎて(笑)、もうちょっとフリガナ振ってくれてもいいのよ……と思ったなど。中華系のお話だと、普段縁のない漢字も多くて、別に読めてなくても話の意味は通るのだけど、頭の中でうまく変換できないから目での朗読が途切れる感じがあるんだけど……???(これは私だけの感覚なのかもしれない)
漢字は読めないけど意味はわかる(これまでにも出てきているから)→でも、咄嗟になんて読むんだっけ? となる→集中力が途切れる
という流れになるから、フリガナは大事。特にこのお話のように登場人物も多く、舞台設定となる国の成り立ちや、彼らが置かれる状況が特殊だと、集中力が途切れるだけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段あまり読まない時代物だったからか、印象に残った1冊
まず、登場人物の名前が綺麗なのが好き
主人公!という雰囲気を特別持っているわけでもなく、物語にすっと入り込める
生きているだけ、という言葉が突き刺さってる。
最近の自分は生きているだけかもって。
ただ、やるのではなく
何かを伝えたい、感情をどうにかしたいという気持ちで何かを作りたいと思った
自分にも、何か熱が欲しくなる
日常が変化していく様子を切り取った1冊は、まだ登場人物が、町が、生きていく気がしている
今の便利な時代もとても有難いけど、昔ならではの趣はこういう本を見る度にいいなぁと思う
物語の世界にトリップしたい時におすす