あらすじ
兎月とツクヨミはリズを救うことができるのか――
時は明治――戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。
宇佐伎神社の周りでも桜の蕾が膨らみ始めてきたある日、リズが悪夢にうなされると相談にやってきた。
悪夢の原因を探るべく兎月たちは、パーシバル邸に向かうことに――。
時は明治――戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。
宇佐伎神社の周りでも桜の蕾でが膨らみ始めてきたある日、リズが悪夢にうなされると相談にやってきた。
夢の中では、蜘蛛の刺青が入った腕に追われているという。
悪夢の原因を探るべく兎月たちは、パーシバル邸に向かうことに――。
大人気和風ファンタジー第4弾!
蜘蛛の腕
頭の桜
花さかずき
リトル・レディの帰還
■著者
霜月りつ(しもつき・りつ)
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。
著書は『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『えんま様の忙しい49日間』(小学館)、『百華後宮鬼譚』(ポプラ社)、『探しものは妖怪ですか?』(新紀元社)など多数。
■イラスト
アオジマイコ
感情タグBEST3
見つけた!
出ていた3冊で終わりかと思っていたら、4冊目を、見つけた。今回は、パーシバルの姪が、メーンの話に、なっていたけれど、格好良い土方さんも出てきたし、満足。満足
。春の函館、行ってみたくなった。
Posted by ブクログ
リズの大冒険といった感じの4巻。
これにて函館を離れる彼女なので、出番が目一杯。
最初と最後の話、どちらも誘拐されるし……兎月が体張る場面よりリズの方が目立っていた気がする。
ツクヨミではないけれど、そんな彼女とお別れなのは本当に寂しい。
ツクヨミは本当にヒトっぽくなってきました。
リズが去ることを知って拗ねている様は可愛かったし。
そりゃ、寂しいよ、分かるよツクヨミ。
でも、笑って見送れる、それに縁はずっと続いていくエンディングだったのはよかった。
そして、いつになく出番の多い土方さん。
さり気ないサポートが逐一カッコ良すぎて、兎月そっちのけで興奮してしまうほど。
台詞自体は少ないけれども、振る舞いがもうイケメン。
ただただイケメン。
土方さんファンは是非堪能してほしいところ。
兎月には恋(?)のライバル(?)も出てきて、リズは去ってしまったけれど、作品世界はますます拡がりを見せているし、まだまだバタバタしそう。
今後も楽しみだ。