あらすじ
青児と皓のもとに雑誌記者を名乗る女が現れ、以前、青児の住んでいたアパートの住人が二人とも殺人を犯したのちに死んだという。その物件を調べに向かう青児だったが……。美少年探偵の妖怪事件簿、第7弾。
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Posted by ブクログ
青児さん、皓さんと出会う前にあんなアパートに住んでてよく生きてましたね。
バラバラ事件じゃなくても他の事件に巻き込まれてもおかしくないような。
妬んで殺したところでどうしようもないのに。
そこまでいくと救いようがない。
青児さんと棘さんが人質にとられたけど、まあ大丈夫だろうと思ってたら本当に大丈夫だった。なかなかなスピード解決篁さん。
不穏なタレコミや篁さんの隠し事で第三の勢力があるのかと思ったらまさかの皓さんの血縁者ですか。
そもそも難は去って無かった。
Posted by ブクログ
各巻で次々と現れるもう1人の人物!これはミステリーのセオリー的にありなのか?とも思うが、それでもやはり面白い…
荊が天才すぎてめちゃくちゃ好き。皓少年と青児の成長も感じられてよい。自分のために怒れるようになったことも、人を信じてみる意志を持ってみたことも、2人のこれまでの人生を思うと良かったねと思わずにいられない。
棘、いつも畜生言いつつ立ち回ってくれてありがとう。
Posted by ブクログ
地獄くらやみ花もなきシリーズ 第7弾
刑事が首無し死体で発見された。犯人は自供した直後パニックに陥り事故で即死した。
そしてもう一つの首無し死体の事件。同じように犯人は自供後自殺したという。
記者を名乗る人物が、調査のため皓と青児の住む屋敷を訪れた。
その記者が言うには、二つの事件の犯人は同じアパート201号室にかつて住んでいた住人。その部屋は青児が皓に拾われる前に住んでいた部屋だった。
‥‥‥
今回読み応えがすごい。感想が難しい‥
被害者と犯人、黒幕とのつながりが複雑。
今回の探偵組は、元刑事で夜行列車編で登場した鳥栖さんと、助手の青児。この2人のやりとり好き。
生きてほしい人が助からなかった、そんな辛さが歪な感情につながり殺人に加担してしまった人、自分の罪を正当化して社会のせいにする人。
同じ事件に関わっていても各犯人の思いは違っていて、後者は地獄に堕とされたところはスッキリ。
2024年2月18日
Posted by ブクログ
面白かった!
ホラーファンタジーのはずなのにミステリー色が強くて、さらっとグロい
かなり人物相関が入り組んでいるので、整理しながら読みました
こういう話は特に好きな部類
青児くんかわいい
Posted by ブクログ
今回のお話は私にとって広がりがありすぎて、???となってしまいました。
だからこそ最後のまとめ、非常に助かりました。
荊が飄々と色々とやってのけるのがかっこよすぎて、皓と組んだら最強なのでは…?と思ってしまいました。
青児は本当に素敵なことを言いますね。篁さんに深く深く響いてるといいな。
また全て読み次第、この巻は読み直そうと思います。
まずは次!
Posted by ブクログ
棘と係わりのあった不破刑事の首無し死体が発見され、犯人らしき男は犯行自供直後に錯乱し、事故で死亡した。その男が青児が以前住んでいた部屋に住んでおり、その部屋の元住人達が次々と殺人事件の犯人になっている事を怪しい雑誌記者から告げられた皓と青児は真相を探り始める。今回調査チームが青児と4巻からお久しぶりの鳥栖、そして皓と荊といった異色の組み合わせでやりとりが楽しい。皓と青児の関係性の進展もいいし、棘の苦労人振り、お疲れ様と肩を叩きたくなる。謎は理論的に解かれるけど今回複数の事件が介在しており、被害者と加害者が入り混じっていてちょっと混乱した。そして真相は人間の悪意の詰め合わせセットだ。やるせなさ過ぎる。青児のアパート怖すぎだ。恒例のラストの自己紹介、さて何者?
Posted by ブクログ
青児さんが自分の為に怒っている!!自分の命を軽視したやつに怒り、悔しがる。大進歩だよ...。
言われてみれば、確かに壁一枚向こうには素性の知らない人が住んでいるって怖い。
最初から最後までヤバかったのは吾川さん。
頭のネジ飛んでるよ、この人....。
そして新たに浮上した魔王の子供の生き残りを自称する謎の女性。西條と名乗った彼女は本当に皓さんの兄妹なのか。
ビジュアルがすっごい気になる。
篁さんは彼女のために動いてたようだし...?気になる...
Posted by ブクログ
今回は結構ややこしい展開というか、様々な思惑が重なり合った話だったので、ちょっと理解するまでに時間がかかった。
途中、状況を整理してくれる場があったのは助かった。
ともかく、吾川さん怖すぎる。
あと、青児の目が活躍する場面がなかったのが、個人的にはちょっと寂しかったかなと。
双子探偵の挙動にびくつく必要がなかった点は安心点。
もう味方サイドでいいのかな、彼らは。
それよりも、最後の最後の展開が度肝を抜かれたので、そこに全て持っていかれた感はあったが。
え、どういうことだよという。
最後の展開でこうなるのは、最近のお約束かもしれないけれども。
そんなところで終わらないでくれと思った次第。
Posted by ブクログ
6巻も追い詰められた人の闇が凄いです。
〈炎上記者〉〈復讐共助〉〈濡衣業〉(?)…初めて知る職業がたくさん。
〈夜逃げ御用達アパート〉まで。下手したら青児もこのループに入れられてたかと思うとゾッとします。〈濡衣業〉は加害者として濡衣を着せられるはめになる事件の被害者も用意されてるわけで。
犬神の眷属は白児。次巻は犬神との対決か、西條くん側の兄弟なんだろな。
凛堂兄弟ともなんとなく仲良く、はないけど共闘みたいな空気になってるのも良いです。篁さんとも100年後には。
やっぱり角川文庫よりメディアワークスで出版した方が良かったのでは?イラスト欲しいな、特になんでも着る小野篁の。荊も好き。