【感想・ネタバレ】地獄くらやみ花もなき 参 蛇喰らう宿のレビュー

あらすじ

〈地獄代行業〉の皓と助手・青児は、不可解な過去の通り魔殺人を調べるため奥飛騨の旅館へ向かう。紅葉燃ゆる山宿で2人を迎えたのは、闇に蠢く蛇と、前夜に急死した女将の亡骸だった。時を経て再び起こった不審な死。〈蛇の祟り〉が仄めかされるが、皓が見抜く本当の罪人と、悲しき動機とは……。そして事件の終わりと共に、皓と青児を引き裂く新たな地獄が幕を開ける!

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ネタバレ

まさか青児さんと同じ目の人が他にも居たとは。
また出てくる可能性はあるんですかね。

ホームレス狩りをした中学生に関してはやり過ぎかもしれないけど自業自得だとも思ってしまう。

金魚と紅子さんは何らかの関係があるだろうと思ったけどまさかの双子。
たとえそれが皓さんを気遣った言葉だとしても「しょせん魚というか」には笑った。

棘さん撃たれましたけど元気ですかね。

とうとう閻魔庁公認ペット。

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2024年07月23日

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ネタバレ

まぁ、生きているだろうな、とは思っていたが。ただ、紫苑さんの扱いがなんとも悲しい…。というより紅子さんの紫苑さんに対する言葉があまりにもで、もう少し青児を慰めるにしても言い方はなかったのかと。さすがに紫苑さんの復活はないだろうか。

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2023年01月22日

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お、おもしろすぎる。地獄がきっちり地獄であるとこ、関係者のバックボーンが詳細に描かれるところが読み応えある。

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2022年11月19日

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導入部が終了して、いよいよ本筋という感じになってきた。情景が目に浮かぶような描写がとても素敵で、ちょっと神秘的で不気味さを醸し出している。

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2019年07月06日

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うっすら思ってましたが、展開が早い。
この人誰だろ〜とか思ってると出てくる。
焦らされることがほんっとに少ないので、そこが魅力的で面白いです。
紅子さんめちゃ好き。
勘違いが勘違いを読んでこんがらがったまま終わらなくてよかった。それでも悲しくはあるけれど。

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2025年06月30日

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地獄代行業 シリーズ第3弾

青児くんと同じ能力(他人の罪を見抜くことが出来るけど、相手が怖いお化けに見えるという…)のある子がいる。
で、その子がいる旅館へ!
何故かネーミングが、
 「地獄墜としツアー」
何も起こらん訳ないやんな。こんな言い方したら。

まぁ、元から地獄の出張所やからな。
仕事が悪いヤツを地獄に堕とす事。
それも、閻魔さんの後継者争いしてる真っ最中!何でも起こる!

今回は、後継者争いの棘の兄も出てくる。
何か、棘も弄ばれてるだけやったんや。

でも、主役の皓さん、あんまり、後継者争いしたくなさそう。
口では、色々言ってても、なかなか、地獄に堕とす事はできない。
今回も…
確かに悪い事して、地獄に、ちゃっちゃと墜てまえ!って思わん事もないけど、本当の心の中まで知ってから判断する。

優しいねん!イケメンやし!

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2025年05月27日

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2019年出版。シリーズ第3作。設定の展開が進み、人ならざるモノならではの力や現象等の描写もされるように。ストーリーも全巻を横断する大きな展開を見せ、面白い。地獄の鬼もスマートフォンや盗聴器を便利に使うという設定も、何やらトボケて面白いと感じるようになってきた。中々に血みどろのシーンも少なくないが、生臭さを過度に・反復される事も無いので、その辺が苦手な人でも楽しめるのでは?

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2024年12月07日

匿名

購入済み

読みやすいです!

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2024年03月15日

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ネタバレ

前作の2巻で面白さがグッと落ちた印象だったが、盛り返した。と、いうより作家の個性が出てきた感じがして面白くなった。
そもそも1巻の時点で「簡易京極堂」(知識も読み口もページ数もライトで読みやすい)という評価で、作品のオリジナリティというよりも既存の妖怪とミステリ要素をいかに上手く繋げて話を作るか(=京極堂テイスト)に期待していた作品だったので、2巻ではオリジナリティの部分が中途半端に現れてきて邪魔に感じていた。ミステリー部分やストーリーが合わなかったのかもしれない。

本巻では「妖怪を見誤る」という新しいギミックを入れてきたり、青児の成長(葛藤、足掻き)や、地獄落としをされるキャラクターにも同情を誘う複雑な背景を加えて正義に対するジレンマを喚起するなど、これまでとは違う試みがなされ、深みが増したように感じる。
それでいて、青児や皓の会話は軽妙でフッと肩の力が抜けるような、ホッとするような感覚のままで、過度に重くなりすぎてはおらず、読みやすさは変わらない。
本巻が2巻と同じ、あるいは劣るような感想ならこれ以降のシリーズの購入をやめようと思っていたが、本巻は充分楽しめたので今後のシリーズも購入しようと思う。

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2024年02月16日

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ネタバレ

皓にオカルト雑誌のライター鳥辺野佐織から連絡が来る。奥飛驒の旅館に青児と同じ目を持つ女性がいる、そしてそこでは当時謎の通り魔殺人が起きたと…。皓と青児はその旅館に向かうことにした。
これまでは何があっても皓がニコニコ笑顔で解決する事案ばかりだったが、今回はそもそも最初からはめられていて大ピンチ。なんのかんの言って心のある弟・棘と違って冷酷魔神な兄の荊。確かに本物の後継者はこっちだなと思わせる追い詰め方だ。一方で棘は気の毒だ。長い時間兄を想い心を痛め、実は子どもや年寄り、動物に優しいということも分かり読者の意識が変わったなに…と思った。
そして今回の頑張ったで賞の青児。ほんの少し自分で動き始めたその姿はなんだかはじめてのお使いのようだ。毎回皓の言われたことには従っていた青児が初めて拒否したり、違和感に気づいて指摘したり、犠牲者を出さないために奔走したりと成長を見せている。これは皓じゃなくてもよしよししたくなる。今後の成長に期待だ。
ちなみに今回初めて登場し密かに亡くなった紫苑さん。紅子さんの態度が皓を気遣うあまり酷くも見えた。だが、金魚は500~5000コも卵を産むのだからその内の一匹が死んだ時の気持ちの整理の仕方は人と違うかもしれないと思えた。それに今回紅子さんの素性も明らかになり、おいおい紅子さんのお話は書かれる気がするのであっさりすませたのかも…。

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2023年03月09日

匿名

ネタバレ 購入済み

棘が大好きなので楽しく読ませていただきました。紫苑さんはやはりどうにかなりませんかってなる。紅子さんがああは言ったけどやはりね…。そして普通に動物が死ぬ話は後味が悪いです。

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2023年02月24日

購入済み

地獄暗闇花もなき 参

今回は蛇の話。私も蛇は苦手。アオダイショウの幼体がマムシの柄に似ているのは知っていたが、目の形がアオダイショウはツブラだとは知らなかった。
いつも話が恐ろしいけど、つい夢中で読んでしまう

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2022年04月23日

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今回は青児と同じく罪人が妖怪に見える女性に会いにはるばる奥飛騨の旅館へ。彼女は過去の通り魔事件で父を失っているがその事件には不可解な点が。事件の謎は一瞬で皓が解き明かすがある策略が動き皓が巻き込まれてしまう…。巻が進むに従って風景とかの描写がより雅に。紅葉に埋まる旅館の怪しさや蛇。後半棘が解き明かす老女の迷い犬の真相から生まれたスネコスリの不気味さ等浮かび上がり方が素敵。青児はワンコ扱われに拍車がかかっていて(不本意な理由で棘にまで!)にやり。でもせめて皓の心の拠り所になろう、と頑張った結果がある意味実を結んで良かった。ラストまた衝撃の展開だけど黒幕はやはり彼?

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2019年11月01日

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だんだんと漫画展開になってきた。
文章が時折臭くて読んでるとムズムズすることがあるけど、主要人物の心根が「善」なので読み進められる。お話自体は面白いので、小賢しいことは考えずエンタメ小説として引き続き楽しもうと思う。

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2023年07月31日

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ネタバレ

シリーズ3作目も、周囲に壊された人たち…って悲しみにくれてしまいました。浅香家もだけれど、一志も悲しい。鈴さんも。。
浅香家の問題は一虎が全てな気がします。結界張ってまで西條くんを誘き寄せて消す事になってしまったし。一志と鈴さんはもう……
凛堂荊が本格的に出てきたけど、棘がアレなのは双子の兄に全部いってしまったからかな、と思いました。邪悪さが凄くて、こちらが神野の後継者ですねと納得しました。山本も神野も殺したようです。
西條くんは魔王になるには優しい、という青児くんの危惧は当たっていると思います。紅子さんの兄への冷淡さに笑いました。「しょせん魚」
これからは荊と魔王争いするのかな。続きも楽しみです。

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2022年06月18日

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本来の地獄代行業が影を潜め、何やらお家騒動に進みそう。
話が大きく広がらずに、もう少し青児との代行業務が見てみたかった。

本筋とは違う一志の話が切なかった。罪と罰の重さを考えさせられる。

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2021年07月10日

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お、お、棘さーん!結構毎回苦労人の棘さんが結局苦労した、の回。あの人…報われなさそうで…応援したくなる…

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2021年05月20日

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ネタバレ

青児以外にもあの目の持ち主がいようとは。
計画的に鏡を撒かれたようだが、今後その犯人や意図も明かされるのだろうか。

紅子さんの正体が実に自然にしれっと明かされて(思わずそのままスルーしてしまいそうなほど)いいのかと思った。
しかも「彼」のことに関しても登場してしれっと退場しちゃって、その扱いでよかったのかと本気で心配になった。
まあそりゃ皓が退場する筈はないと思ってはいたけど、「彼」の扱いの雑さよ。
何より紅子さん自身が「彼」に対して随分酷い扱いをされていたので……いいのか。
(ネタバレに大いに配慮した結果、意味の分からない状態に)

未だかつてない皓の危機に対して、すっかり懐いたペット……もとい青児が単独で彼のために行動。
相変わらず馬鹿っぷりは色々な場面で炸裂はしているけれど、忠犬度合が上がってきた気がする。
逆に雑魚度が上がってきているのが、探偵の彼。
なまじラスボスとも言えるキャラが振り切れてるからなあ。
1巻ではあんなに活躍していたのに(当社比)今回は役に立ってない……何たる。

ラストも非常に不穏な感じで終わって、この後も落ち着きそうにない。
無事に皓が帰ってきてもこれでは。
いつもの調子で、いつもの三人で乗り切ってくれと祈るばかりである。

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2020年07月18日

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