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時は明治――北海道の函館山の中腹にある『宇佐伎神社』。 戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。 春までの間、貿易商アーチー・パーシバルの屋敷の隣に社を移し、兎月もパーシバル邸に居候させてもらっている。 雪深い冬の朝、生前の戦の夢を見た兎月。それは目の前で仲間を失う悪夢。 これまで蓋をしていた想いを断ち切るため、ひとり五稜郭へ向かうことに…。 和風ファンタジー待望の第三弾!
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Posted by ブクログ
一、二巻と読んで待望の三巻目!! 4話構成で 笑いあり涙あり面白く 読みやすかったです もうすでに新刊が待ち遠しい!
あら?
もっと続いても良いのに、もう終わり?兎月の第二の人生も、なかなか良いじゃないか。もっと読んでいたいけれど、もうおしまい?残念。
梅の花一輪咲いても梅はうめ
そこここに土方歳三を感じる話だった。 良い男の佇まいが胸にくる。
表紙の土方さんの後ろ姿に泣き、最初の五稜郭のお話に泣き、最後の梅の花に泣かされた3巻。 今回は土方さんの直接的な出番はないけれども、なかったからこそ印象的なシーンが多かった。 梅の句は自分も大好きな句だ。 今回は五稜郭の話は勿論、兎月では祓えない存在の登場や2種類の恋の話も印象的だった。 恋の話は...続きを読むどちらも結ばれる話ではないけれども、ただ悲しいだけではない、登場人物の優しさや友情、そして人ならざるものの初恋という切なさも感じるいい話だった。 パーシバルの姪っ子が活躍する話も可愛いやら、ハラハラするやら。 でもやっぱり五稜郭の話が本当に胸に刺さって……暫く抜けそうにない気がする。 ああいう話にめっぽう弱い。 そして、そこに土方さんがいない展開もまた、たまらない(いないことが、あることの証明になるので)
まず、間違えて初刊だと思い込んで購入(;^_^A 五稜郭とかねぇ、私のトキメキスイッチを押してくるものだから。 ですが、ここから読んでも問題はなかったです。 明治維新後の北海道での神と人と巫が対峙する妖退治ものという感じでした。 土方さんが気になるので前の巻も読もうと思ってます。
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