あらすじ
警察庁「特定事案対策室」。その調査対象は、怪異や呪いが原因の異常な出来事だ。
そこに所属する調査官の成瀬義人は、「脚のない子供の幽霊を見た」という骨董店店主の相談を受ける。
その原因が、彼が入手した人魚の木乃伊(ミイラ)にあると見抜いたのは、天才霊能者の九尾天全。
成瀬は彼女と共に調査を始める。
一方対策室には、呪物人形「ポペット」による呪殺の相談が持ちこまれ……。
”特定危険呪物”登場! 呪物を紐解くオカルトミステリ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お酒を飲んでいない九尾先生は頼りになる。新潟についただけで警戒始めたのにはくすりと来てしまった。
タイトルにもある通り、歪な神様が出てくるわけだけど、こういう神様像って近年のホラーのトレンドになっている気がする。
Posted by ブクログ
やっぱりいちばん怖いのは神や呪物じゃなく人間かもしれない。
今回もなかなか登場人物が多い!
2作目で夏目さんの過去を深掘りして知れたのは嬉しかったし、想い人の話あたりでうるっと来てしまった。「こちらこそ」って独り言ちるシーンが1番好きだった。
九尾先生もすごいけど、成瀬の観察眼というか推理というか…そんなすぐわかるものなの!?って毎回驚かされる。
やっぱり2人のバディ感がとてもいい。
個人的にはポペットの話より木乃伊の話が好きだったので、最後まで関連なく終わったのはちょっと悲しかったな。
でも今作も続きが気になって読む手が止まらなかったので、3作目も楽しみになった!
Posted by ブクログ
警察秘密部署カナリアと霊能者狐狩り組が呪物に対応するシリーズ2巻。
人体使用の言伝えがある人魚の木乃伊話は仄暗く、古い時代ならありそうな話で恐かった。
そこから呪いのポペットへの移行はちょっと強引だったけど、カナリアメンバー夏目の人となりと過去が語られてのめり込めた。
14年も引き摺る淡い恋はもう淡くない(笑)
コトリバコの謎には触れられなかったので、次巻に期待します。