アオジマイコのレビュー一覧
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罪を犯した人間が化け物に見えるニートの青児は、迷い込んだ洋館で美貌の少年・西條皓に出会う。皓は妖怪たちの親玉の山本五郎左衛門の息子で、罪を犯し悔い改めない者を地獄に送る<死の代行業>をしていたのだ。おどろおどろしい話が続きホラーなのだが、事件の真相を明らかにするミステリーとも言える。第3怪では、青児...続きを読むPosted by ブクログ
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晴明、頼光の五代目と書かれると「?」となるが、その正体を知って「ああ、あの!」となるという。
九尾の狐退治に鵺退治で有名なお二方でしたか。
有名な逸話の裏側には、こういう現実的な展開もあったのかもしれないなと、その解釈が興味深かった。
ただ全てが全て現実的なオチで終わるのかと思いきや、本物の怪異も...続きを読むPosted by ブクログ -
前作は短編集で今作は長編。
その分重厚感、読み応えが増した感じがします。
ぞわり感も増して私的には前作より好きなのですがスピード感の無さが気になる… 若干間延び感が…
しかし長編になっても読みやすく、かわらずキャラが魅力的!
次回作に続くのに重要なキャラが最後にちらり。
これは続きを読まなくては!Posted by ブクログ -
紅子さん成分が足りない……。足りない……。
こんなにすきだったっけ。
あんまり登場しなさすぎて前巻とか前々巻に退場エピソードがあったかなと思い掛けたけど普通に今回7行ほどの1シーンにしれっといらっしゃった。7行。足りない……!Posted by ブクログ -
うーん、ちょっと読み飛ばし気味。
登場人物や人間関係は好きだけど、ちょっとテンションに合わなかった…。また機会があれば読み直そうPosted by ブクログ -
なかなかホラーな一冊でした。
佇まいからして文学ちっくな皓と少年漫画のちょっと情けない主人公そのまんまの青児。
あらすじに書いた旧家のゴタゴタの他にもう一編収録されているのですが、そちらは序章のためかライト。
大正昭和文学のようなエログロナンセンスさはなく、わりと淡々としています。
もういっぺんの山...続きを読むPosted by ブクログ -
凛堂兄弟、皓と青児の関係性と、「黒猫」の正体。
事件の割にサクサクと話が進んでいくようで、もう少しじっくり事件の真相に迫って欲しかった。
次巻はまた新たな展開になりそうだ。Posted by ブクログ -
今回は皓の活躍はお休みで、前半が紅子さん、後半が青児がメインの話。
幕間の凛堂兄弟のやり取りが微笑ましい。
次巻ではまた4人が絡んできそうで、どうなるのか楽しみ。Posted by ブクログ -
王座争い編完結。
新たな魔王はあの人なのね。
本来の地獄落としとは異なる展開だったが、青児の成長ぶりに、次の展開での皓とのバディっぷりが楽しみ。
作品中の
「罪の重さというのは、一体、誰が量るんでしょうか。..... 罪に重い軽いがあっても、犠牲者の悲しみや怨みに重い軽いはないんですよ―誰にも量...続きを読むPosted by ブクログ -
本来の地獄代行業が影を潜め、何やらお家騒動に進みそう。
話が大きく広がらずに、もう少し青児との代行業務が見てみたかった。
本筋とは違う一志の話が切なかった。罪と罰の重さを考えさせられる。Posted by ブクログ -
なるほど、こうゆう理由で神使になったのね、と巻を間違えて読んだ私の初感想。
明治はある意味、混沌の時代ですから、次の巻も読むのが楽しみです。Posted by ブクログ -
まず、間違えて初刊だと思い込んで購入(;^_^A
五稜郭とかねぇ、私のトキメキスイッチを押してくるものだから。
ですが、ここから読んでも問題はなかったです。
明治維新後の北海道での神と人と巫が対峙する妖退治ものという感じでした。
土方さんが気になるので前の巻も読もうと思ってます。Posted by ブクログ -
……一巻のほうが…好き!長くなるとダレてきますね。トリックが結構あっさりしているから…一話完結の短編のほうが良い気がする…Posted by ブクログ
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かの(個人的)ビッグネームが今回も非常においしいところで登場してくれて嬉しかったなあ。
薩摩の士族たちや、母親を亡くした女性を思うと心苦しいところもあるが。
今回はより切実で切ない話が多かったように思う。
特に『フロイスの鏡』は容姿にコンプレックスを持つ少女の話なので、現代の問題にも通じるところがあ...続きを読むPosted by ブクログ