【感想・ネタバレ】うばたまの 墨色江戸画帖のレビュー

あらすじ

青井東仙は十一歳のとき貧しさから逃れるように家を出て、江戸で偶然出会った絵師・松山翠月に才能を見出され、弟子となった。しかし、夜具も食事も着物も与えられ満たされた暮らしに次第に創作意欲をなくして破門されてしまう―。才能に溺れ、落ちぶれた絵師が再起をかける、大江戸人情譚! 闇と現が隣り合わせの江戸で、東仙は再び夢を描く…。新・時代小説! 2018年ノベル大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

普段あまり読まない時代物だったからか、印象に残った1冊
まず、登場人物の名前が綺麗なのが好き

主人公!という雰囲気を特別持っているわけでもなく、物語にすっと入り込める

生きているだけ、という言葉が突き刺さってる。
最近の自分は生きているだけかもって。

ただ、やるのではなく
何かを伝えたい、感情をどうにかしたいという気持ちで何かを作りたいと思った
自分にも、何か熱が欲しくなる

日常が変化していく様子を切り取った1冊は、まだ登場人物が、町が、生きていく気がしている

今の便利な時代もとても有難いけど、昔ならではの趣はこういう本を見る度にいいなぁと思う

物語の世界にトリップしたい時におすすめ

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2021年09月05日

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