玉置妙憂のレビュー一覧

  • まずは、あなたのコップを満たしましょう

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    前にもこの本を読んだことがあるかもしれないと思った。読んだことを忘れていてもやはりこのタイトルに心惹かれるのだろう。心が疲れている時、頑張りすぎた時、大切な人との別れを経験した時にこの本は優しく寄り添ってくれる。
    産後の母子愛着を促進するために、まずは母親を充分にいたわり優しくすることで子どもに愛情をたくさん注げるというモデルがある。人はギスギスした心で誰かに優しく接することは難しい。自分の心に余裕を持ち、幸せを感じることがひいては誰かへの優しさになるのではないかなと感じた。
    看護師としては死に対して聞かれたときに自分の考えを答えることが難しい場面も多いけれど、僧侶としてなら聞くほうも話すほう

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    2025年11月22日
  • あなたの「生きたい」を支えます

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     以前、「死にゆく人の心に寄り添う――医療と宗教の間のケア」を読んで、玉置妙憂さんの生き方に感動したのですが、最近の本はないのかなぁとググって出会ったのがこの本です。
     「はじめに」の中で
     『あなたの「生きたい」を支えます』なんて大それたことを言ってしまって、本当にごめんなさい。
     <中略>
     誰かの「生きたい」を、支えることができたら。
    という思いで、淡々と「仏教」のこと「スピリュアルケア」のことがさりげなく書かれています。
     夫の死に寄り添った妻であり、看護師であり、そのご僧侶となった経緯を交えながら「死」について大変重い課題ですが、結局、本人の心構えを支える、寄り添うことの必要性につい

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    2024年09月30日
  • 大切な人の命の終わりにどうかかわるか ただ、寄り添う。

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    高齢の祖父と認知症の父をひとりでお世話していた母がいつも疲れていたり、機嫌が悪くて居心地が悪かった時に読んで、ものすごく救われた。

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    2024年03月02日
  • まずは、あなたのコップを満たしましょう

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    同居の家族が亡くなり、葬儀がひと段落した頃に手に取りました。
    悲しんでいる相手に対し「泣かないで」「早く元気になって」という言葉をかけることへの嫌悪にも似た感情と辛さを、客観的な言葉で払拭させていただけた気がします。

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    2023年12月07日
  • 女性が幸せになるためのセルフ・スピリチュアルケア いい人生を引き寄せる方法

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    スピリチュアルが好きで、ちょうど苦しいと思った時に目に止まった本です。最後まで読んだら、なんだか優しい気持ちになれました。まだ1回読み終わったばかりなので、また最初から読みます。

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    2023年06月16日
  • 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

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    よい本に出会った。「治療せずに死ぬという選択肢」は医療現場にはないのだろう。終末医療や緩和ケアにどうしても目が向いてしまうが、ゆっくりと着地するために宗教の力は必要かもしれない。明日があることか確信できる若い世代にはこの本はわからないかもしれないが、親を看取り、自分の番が近づく年齢の私にはとても心に迫った。

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    2023年02月10日
  • RE-END 死から問うテクノロジーと社会

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    「死」を学際的に検討する過程で、よりよい「生」とは何かについて考えされさせられた。死とは生物学的な個体の絶命という意味を超えた観念であると感じた。死者を弔うのは他者であるが、その死者の存命中はもちろん、死後に至っても相互作用の中で誰かの自己と社会が形成されていく。そのような「分人」的観点で捉えると、「死」は自己完結するものではない。また、「弔う」ことの本質は儀式という表層的なものではなく、生成変化を伴う生者と死者の社会的な共生だと思った。
    一方で、テクノロジーによって新たに生じる死者の権利、死後労働の観点は非常に悩ましい。生命はその有限性によってこそ輝くが、死後も残り続ける SNS 上の情報や

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    2022年06月05日
  • まずは、あなたのコップを満たしましょう

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    ともすれば「自分は後」にすることが美しいと思いがちな日常の中で、ご自身の体験をもとに「自分のコップを満たしてこそ、人を笑顔にすることができる」と勇気をもらえる一冊です。

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    2020年05月29日
  • 困ったら、やめる。迷ったら、離れる。(大和出版) 「自分の軸」がある生き方のヒント

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     玉置さんの本を読むのはこれが二冊目です。さらっとした文章でスラスラ読めるのがいいですね。
     この本の内容ですが、
    はじめに 自分という「木」を育てるために
    第1章 人付き合いは、風に吹かれる柳のように
        ――「如実知自心」
    第2章 心の不安をスーッと鎮める
        ――「自灯明」
    第3章 悲しみも苦しみもやがては過ぎ去る
        ――「諸行無常」
    第4章 いつも迷わない自分であるために
        ――「観自在」
    おわりに 悩んでいたら問題がちっぽけに見えてくる瞬間
     でした。
     最愛の夫を看取り、縁あって仏門に入った看護士、仏教の教えでもって、誰でもが日々経験する心の悩みを解き明かすヒン

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    2020年03月02日
  • 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

    購入済み

    死を考える

    死に向かっている人の 体の変化が書かれている。全くの自然死が花が枯れていくように楽に綺麗に死ねることなど ご主人を自宅で看取られた体験を看護師の目、妻の目で書かれている。本人の希望通りに死を迎えさせることは 側で看ている家族には辛いことだとも書かれている。この本を読んで 自分の死の迎え方をはっきりとさせておかなくてはならないと再認識した。

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    2019年04月29日
  • まずは、あなたのコップを満たしましょう

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    まずは、あなたのコップを満たしましょう。玉置妙憂先生の著書。他人を幸せにするには、他人に優しくするには、まずは自分が幸せに、自分に優しく。他人のコップを満たすには、自分のコップも満たさないと。自分のコップを満たさないで、他人のコップを満たすことに一生懸命な人、多いと思います。それはそれで素敵なことだけれど、少しだけ自分勝手、自分中心主義になってもいい。看護師で女性僧侶でもある玉置妙憂先生ならではお言葉に救われる人も多いと思います。介護問題や家族問題に疲れている全ての人におすすめできる良書です。

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    2018年07月12日
  • まずは、あなたのコップを満たしましょう

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    母であり妻であり看護師である著者が夫を自宅で自然死を選び看取った後、僧侶になられた。

    ※人により流れる時間が異なり人生の長短に関わらず、その人にとっては最良の長さだったと捉える。
    これは事故死にも当てはまるのだろうか?

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    2025年05月26日
  • 女性が幸せになるためのセルフ・スピリチュアルケア いい人生を引き寄せる方法

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    女性の僧侶が書かれた、女性が持つ悩みに向き合ったエッセイのような内容。
    「スピリチュアル」というタイトルですが、占いのようなことではなく、人の心の底に触れるというようなニュアンスです。
    著者は、お寺に所縁のない家庭で生まれたにも関わらず、看護師となったあと出家に行き着いた方。
    その面白い経歴を知るだけでも、「何歳になっても何者にもなれるんだなぁ」と勇気が出ました。

    女性として、母として、娘として、いろいろな役割を持っていく中で悩みはどんどん増えていくのだと思います。(私はまだ旦那も子どももいないのでその大変さは分かりませんが・・・)
    ですが、その役割にとらわれず、見方を変えて、いかに対応して

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    2025年02月28日
  • まんが版 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

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    漫画なので読みやすい。筆者が実際に夫を看取った、リアルな現実と、それから出家に至るまでの物語が記されている。そして、看護師になったエピソードも。女性の一生を考える上で、心に残る作品です。

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    2025年02月16日
  • 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

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    とても良かった
    看護師で僧侶の作者の人生は、なんと潔いのだろう!と感動
    智力と行動力で目指す世界へと進んでいく様は見事
    人は知ることから始まるのだろう
    死は誰にでも訪れる事なのに、日常の中では忘れている
    全ての選択肢は自分の中に在るんだなぁ

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    2025年02月09日
  • 「死」を考えて、今日を生き切る(マガジンハウス新書)

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    人生最後を迎える人、見送る人の立場にならなければこのような本を積極的に読むことはないように思えるが、問題のない状態であっても日々を大事に生きる観点からはとても有意義な読者だ思います。人は無意識に死を意識から遠ざけるとのとこですがまさにそうであり、その時に直面したときのショックは大変なものです。
    看取る立場であれは少し心が癒やさせると感じました。

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    2024年09月18日
  • すべてあなたが決めていい

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    127ページ
    1200円
    6月24日〜6月25日

    いつか必ず終わりがくる命。生きている限り、悩みは尽きないもの。自分の中にある気持ちと向き合い、自分に正直に生きること。答えはあなたの中にある。

    どう死にたいか、どう生きたいか、なぜ生きるのか、考えても答えがでないけれど、答えがないことを考えているとき、スピリチュアルの箱のフタが開いたと考えるとよいとのこと。

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    2024年04月04日
  • 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

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    「なぜ死ぬのだろうか」「どれぐらい生きていられるのだろうか」「私の人生は何だったのだろうか」といった、答えのない問いをスピリチュアルペインと呼ぶのだそうだ。私の老母がよく言っているフレーズだ。どう対応したらよいのか。。。考えたい人にお勧めしたい一冊だ。

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    2021年08月25日
  • 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

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    人が自然に死んでいく姿をかたっていましたね。そうなんだと、すごくためになりました。
    当時はつらかったのでしょうね・・・・・

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    2020年10月30日
  • 大切な人の命の終わりにどうかかわるか ただ、寄り添う。

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    今どきの看取り(自宅看取りなら水をかなり減らす)を看護師というプロの目線と、家族の目線、そして後ほどなった僧侶の目線で、あらゆる角度から、話しかけてくれる本。

    医療者的にはこうだけど、僧侶的は、それでいい、そのような柔軟な考えが日本にはまだまだ欠けていると思った。
    海外には、医療をしっかり学びそのうえでスピリチュアルトレーニングを積んだ人がいて、上手く医療と宗教者が繋がっているらしい。
    いいシステムだと思った。

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    2020年08月28日