中山可穂のレビュー一覧

  • 熱帯感傷紀行 -アジア・センチメンタル・ロード-

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    可穂さんの性格やら何やらが覗けて嬉しい気持ちに浸れますwアジアへ観光へ行く人は、彼女の本を読み、彼女並みの度胸を身に着けておきましょう。

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    2009年10月04日
  • ダンシング玉入れ

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    テンポよく進むストーリーで犯人探しよりもダンシング玉入れが何なのかが気になる展開でした。
    何よりもこの本は宝塚をリスペクトしぜひ観てほしいと説得力のある内容。宝塚という舞台上の事だけでなくそれに纏わる宝塚を人生として生きる人たちの覚悟もただならぬものがあった。
    果たしてダンシング玉入れは何なのか。
    最後まで読んで主人公といっしょについにやっと謎をこの目で目の当たりにする…!
    人生は必ず自分がした事が終わった過去にはならず積み上げてきたものが最後まで回り回って自分に返ってくるものだという教訓もあって、私はこのラストに納得だった。ダンシング玉入れ…私もみてみたい

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    2025年10月30日
  • 花伽藍

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    ネタバレ

    中山さんらしい短編小説。背中に鶴の刺青を入れる鶴と、おばあちゃんになっても一緒に暮らしている女性カップルのお話・燦雨が特に良かった。

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    2025年06月22日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    男役、娘役、銀橋に続いて著者の4作目の宝塚シリーズ。
    暗殺者視点でターゲットはトップスターというあり得ない設定だけど楽しく読めました。
    ただ犬が死ぬので気をつけて!!!犬は生きてて欲しかった!!

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    2025年03月21日
  • 天使の骨

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    ネタバレ

    シリーズの前作『猫背の王子』や、最終作『愛の国』と比べると非常に淡く、たゆたうような雰囲気で大きなドラマがなく進む作品。江國香織の海外を舞台にした小説と似た読み味。

    中山可穂氏の文章はぐいぐいと読ませる推進力がある(私にとって)けど、『天使の骨』は珍しく、ゆっくりと立ち止まりながら、物思いに耽るように読む印象だった。

    輝くようなラストのセリフがいつまでも胸に残っている。

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    2024年11月06日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    冷酷な殺し屋のコリオレイナスが新たに依頼を受けたのは、宝塚トップスターの三日月傑だった。

    協力員のハーミアと行動を共にトップスターの傑の生活行動を監視しながら、コリオレイナスは次第に宝塚に惹かれ、いつしか傑のファンになっていた。

    傑の舞台に全力で後輩思いな真面目さに魅了され、いつしか彼女に迫る身の危険から彼女を
    守るようになり、組織から追われる身となってしまったコリオレイナス。

    舞台が千秋楽を迎え、傑は卒業発表をし、依頼人の真実を知り、コリオレイナスは組織のトップによって。。。

    塚ファンすごいねえ。

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    2024年06月23日
  • ダンシング玉入れ

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    ダンシング玉入れとは・・・
    宝塚歌劇団で10年ごとに開催される大運動会の種目の一つである。
    今や、各地の小学校の運動会でもド定番になりましたね。

    主人公のコリオレイナス(もちろん本名ではない、コードネームである)は、病気か事故に見せかけて殺害することを得意としたプロの殺し屋だ。
    宝塚歌劇団月組トップスター三日月傑を、殺害されたとわかられないように殺すことをミッションとして課せられた。
    そのような特殊な殺し方をするには、まずはターゲットの生活パターンなどを詳しく知る必要がある!ということで、ヅカオタ・ハーミア(もちろん本名ではない)の手ほどきを受けて宝塚を観劇、グラフに歌劇におとめにスカイステ

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    2024年06月06日
  • 男役

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    宝塚ファンが読めば、あるある~な話が詰まってて、
    「ファントム」の伝説を主軸したものがたり。
    宝塚ファンとしては、ありそーな話が出てきてそこまで面白味は感じなかっけど、宝塚知らない人が読んだら、あの特殊な世界に触れられて楽しめるだろうなーって思った。でも、読むのにも苦戦するくらい幻想的な「美」な表現は素晴らしかった。『娘役』『銀橋』もぜひ読んでみたい。

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    2023年04月30日
  • 白い薔薇の淵まで

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    著者はレズビアン小説と言われてショックを受けているようなあとがきをかかれていましたが、んー、愛の形っていろいろあるんだなと。キハチローがとにかく気の毒で、クーチの身勝手さに辟易しつつ、塁とクーチのお互いの求め方の激しさは性別を超えた愛の形だし、LGBTの理解が深まりつつある現代では受け入れられる小説なのかもしれないと思った。

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    2023年04月16日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    宝塚×殺し屋、中山可穂さんの好きなジャンルで楽しく描きました、といったところなのでしょうか。
    とにかく新作を出してくださるだけで嬉しいし、人物描写が見事で、楽しく読みました。


    できればハッピーエンドがよかったけど、それもまた中山さんらしさ。

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    2023年01月21日
  • ダンシング玉入れ

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    ヅカファンでもないし、普段読まない作家さんなのになぜか読んでみた。展開が謎すぎるが、沼にはまっていくのは面白かった。

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    2022年11月24日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    殺し屋コリオレイナスに依頼が届く。
    ターゲットは宝塚歌劇団月組のトップスター・三日月傑。
    対象を徹底的に調べ上げるスタイルのコリオレイナスは三日月に張り付くがー。

    なんでやリハビリ頑張ったのに!
    ダンシング玉入れだけでも見さしたってくれ!!
    パーシー助けて!

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    2022年09月11日
  • ダンシング玉入れ

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    登場人物の設定が面白く、あっという間に読み終わりました。でも、ちょっと後味が悪いかな。とりあえず、一度は宝塚歌劇団を見に行かなくてはと思います。

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    2022年07月16日
  • ダンシング玉入れ

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    宝塚と殺し屋という不思議な組み合わせですね。
    宝塚の魅力はよくわからないけど凄いんでしょうね。
    ラストがグロいのが嫌ですね。

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    2022年07月11日
  • 銀橋

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    中山可穂のヅカファン度愛マシマシ小説、シリーズ通して読んであああの人が!!!この人が!!っていろんな気持ちになった

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    2022年03月05日
  • 白い薔薇の淵まで

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    愚かな2人が狂おしいほどに求めあった果て。

    一緒にいてくれないなら、もう二度と会わないで。聞き分けが悪くて最高にわがままで憎たらしいほど愛おしい。なんて切実で悲しくてひたむきなんだろう。それに比べてなんて私は賢くて分別があって狡くて醜くて弱いんだろう。

    まともな考察とか感想とか思いつかない。自分の記憶と思い出と感情と綯交ぜになって叫びたくなる。

    こんな感情にさせてくれるから小説はいい。

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    2021年11月19日
  • 娘役

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    任侠物語を読んでるのかな?と途中から思ってしまった。
    宝塚とは縁のないヤクザの片桐と娘役ほたるの10年。
    面白かったんだけど、任侠小説なのか、なんなのかわからなくなるし、ラストはいただけない。でもなんか引き込まれるし、レオンが出てくるのはうれしい。

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    2021年08月20日
  • 銀橋

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    シリーズ3作目。

    今回はちょっと、序盤の展開がゆっくりな感じがして、読むスピードもダウン。でも80ページ辺りから、やっぱり止まらなくなった。

    「薔薇よりも甘く」は本当に宝塚の演目にありそうだし面白そうだし、すごく観てみたくなってしまった。
    後半では、ナッツやパッパさんのことが少し出てきたのが嬉しかった。

    しかしまあ、なんつうラストを用意してくれるのか。前の2作品もそうだったけど、穏やかなだけでは終わらないんだよね。今回も、割り切れない切なさが残った。

    今作で、このシリーズはひとまず終わりみたい。ナッツが登りつめるまでのお話も読んでみたかったけどなー。

    あ、1作目で出てきた「すみれコー

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    2021年07月04日
  • 娘役

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    ネタバレ

    ヤクザと宝塚…?と首を傾げて読み始めたが、どちらの世界のこともそれぞれ詳しく書き込まれていて、とても面白かった。そして、ちょっと設定を変えれば、そのまま宝塚歌劇の題材にもなりそうなお話で…。ラストがあまりにも切なすぎたが…

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    2021年07月02日
  • 男役

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    借り本。

    舞台は宝塚歌劇団。
    私は詳しくはないものの、去年、DVDで何作か観て用語や雰囲気はある程度わかっている状態で読んだので、状況は想像しやすかった。

    DVDを貸してくれたのは宝塚を愛する先輩で、ひとつの作品のために皆がどれだけ心血を注いでいるかを何度も語ってくれていたのだけれど、この作品を読んで『ああ本当にそうなんだなあ』と、より実感できた。

    たくさんの人の情熱と想いが込められた舞台。ひかるやほかの出演者たちだけでなく、周りで見守るひとたち、家族、観客、みんなの念が強くて濃い。これも、素晴らしい舞台のひとつの要素になっているのかも。

    ファントムさんという存在は現実にはいない(はず

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    2021年06月21日