中山可穂のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
彼女の作品は既に「マラケシュ心中」を読んでいたので、この処女作を読む前には心の準備はできていた。何といってもレズビアン小説である。偏見は無いが知らない世界だし、これまではそれをテーマにした小説を読もうとも思わなかったし。適切な例えでは無いと思うが、「マラケシュ心中」はビートルズで言えば「サージェント・ペパーズ」を何の情報も先入観も無しで聴いたようなものだった。そしてそれを気に入ったので、じゃぁ1stアルバムから聴いてみよう…ということだ。「マラケシュ心中」はかなり重かったが、どことなく洗練された完成品という雰囲気だった。しかし、このデビュー作は違う。まさに1stアルバム。荒々しいラフな魅力が全
-
Posted by ブクログ
テンポよく進むストーリーで犯人探しよりもダンシング玉入れが何なのかが気になる展開でした。
何よりもこの本は宝塚をリスペクトしぜひ観てほしいと説得力のある内容。宝塚という舞台上の事だけでなくそれに纏わる宝塚を人生として生きる人たちの覚悟もただならぬものがあった。
果たしてダンシング玉入れは何なのか。
最後まで読んで主人公といっしょについにやっと謎をこの目で目の当たりにする…!
人生は必ず自分がした事が終わった過去にはならず積み上げてきたものが最後まで回り回って自分に返ってくるものだという教訓もあって、私はこのラストに納得だった。ダンシング玉入れ…私もみてみたい -
Posted by ブクログ
ダンシング玉入れとは・・・
宝塚歌劇団で10年ごとに開催される大運動会の種目の一つである。
今や、各地の小学校の運動会でもド定番になりましたね。
主人公のコリオレイナス(もちろん本名ではない、コードネームである)は、病気か事故に見せかけて殺害することを得意としたプロの殺し屋だ。
宝塚歌劇団月組トップスター三日月傑を、殺害されたとわかられないように殺すことをミッションとして課せられた。
そのような特殊な殺し方をするには、まずはターゲットの生活パターンなどを詳しく知る必要がある!ということで、ヅカオタ・ハーミア(もちろん本名ではない)の手ほどきを受けて宝塚を観劇、グラフに歌劇におとめにスカイステ