中山可穂のレビュー一覧

  • 白い薔薇の淵まで

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    この著者の作品を読むのは2作目だ。
    初めて読んだ「深爪」は、作品への先入観もなく、
    作者のことも全く知らずに読み、
    あとからレズビアンが題材で、作者もレズビアンであるということを知った。
    今回は、それを踏まえて、身構えてからの読書。(苦笑)
    引き込まれる文章が多くて一気読み。
    切なくも狂おしい性愛の描写が、容易に映像となって降りかかるようだった。
    私は同性愛への偏見はないものの共感は出来ない。
    しかし、この読み物に対する嫌悪感は全くない。
    むしろ、好きな部類だと思えた。

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    2013年10月31日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    タンゴにまつわる短編集。不思議な雰囲気で引き込まれるように読み進めてしまった。
    どの話も好きだけどやはり表題作かな。そんな小説みたいな話あるわけない!

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    2013年10月27日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    何度目かの再読。お気に入り。
    同性愛という題材、というよりは(中山作品に出会った当初は専らそこに惹かれていたけど)、中山さんの使う言い回しや文章が好き。
    他の作品よりは狂気を感じないと思っていたけど、実は
    「現実との三分間」(読んでいていたたまれないけど)と「ドブレAの悲しみ」が特に好き。
    BGMはピアソラの「Tanguedia」、カエターノ・ヴェローゾの「Chuva,Suor E Cerveja」、「Coucouroucou Paloma」。
    (感想書きかけ)

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    2013年03月26日
  • 天使の骨

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    ミチルさんは格好いい人だ 燃え尽きるように生きるというか 死にながら生きるというか そうありたいなあ

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    2013年03月12日
  • 白い薔薇の淵まで

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    この人の本読むの三冊目、さすがに気付いたが、この著者は女性同士の恋愛しか書かないのね。それはさしおいても、文章力のレベルの高さにいつも驚く。最後には話に引き込まれてます。海外のいろんな街が出て来てそこも好き。

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    2013年01月08日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    中山可穂といえば、レズビアンものだと思って読み始めたら今回の短編は全てがそうではなかったので、驚いたけれどこれはこれで新鮮だし、面白かった。
    長編小説程のインパクトはないかもしれないけれど、タンゴで繋がった5つの短編は、どれも鳥肌が立つような話だった。
    タイトルになっている「サイゴン・タンゴ・カフェ」はほかの4つより少し長めで、小説を書く事についての幸せや苦しみがとてもリアルに感じられた。
    一人の人間をめぐるいくつもの恋物語が、ファンタジックでありながら、生々しさを感じるのは、やっぱりリアリティを感じるからなのかもしれないなと思う。
    中山可穂のように同性愛ものを書く作家さんは少ないけれど、中山

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    2013年01月02日
  • ケッヘル 上

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    何度目かの再読。既読の中山作品の中で1番好きかも。
    伽椰の独白・回想では「キリエ(K626)」、遠松の回想では交響曲25番ト短調第1楽章(K183)・「ラクリモサ(K626)」、曲名が作中に出てきたときは適宜その曲を可能な限り聴きながら読んだ。鳥海たちには何とアバウトな!と怒られるかな。。
    女性同士の破滅的な恋愛がメインテーマではないけれど、相変わらず読ませる。
    柳井の言っていた「ロッジ」って、たぶんフリーメーソンだよね。。

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    2012年12月30日
  • 深爪

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    レズビアンの妻の恋愛がメインといえばメインなのだが、マツキヨの息子に対する愛情に、一番胸を打たれた。
    吹雪に対して身勝手だなぁ、と思ったり、なつめに対して面倒臭いなぁ、と思ったりもしたけれど、結局誰のことも憎めない。
    愛は理屈じゃないから。

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    2012年12月17日
  • 猫背の王子

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    読んでる途中に変な気持ちになった。
    同性とか異性とか、どうでもいいのに。
    なんで、こんなになるの

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    2012年12月10日
  • 天使の骨

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    旅ものとしては凄く上質。小説としても面白いし、作家のレベルの高さも感じて、総じてナイス。ただ、やはり女性同士の恋愛の話しで、僕にはいまいち入り込めない。

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    2012年12月06日
  • 天使の骨

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    ネタバレ

    ご都合主義感がちょっぴり。
    猫背の王子の続編ということですが、意外だったのはトオルへの想いとトオルの想い。

    トオル、トオル、トオル…

    ミチルはトオルをあんな風に強く想っていたんですね。
    それならばもっとトオルと向き合って欲しかった。久美子の方へなびかずにトオルをもっと見て欲しかった。
    久美子の登場が遅かったせいで急に心を乗り換えた印象が強く魔性感が。いや、久美子とも報われて欲しいんですけどね。

    トオルに感情移入してるのかもな。てかしてる。振り向いてはくれない。ずっとそばにいるのに。なんで男に生まれたんだろうね。憎いぜ。

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    2014年08月19日
  • 弱法師

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    私は能楽などに造詣が深くないのでどうしても源氏物語などの小説や説話のほうだと思ってしまうのですが、こちらは能楽から題をとっている一冊。「弱法師」「浮舟」も印象的でしたが、私は「卒塔婆小町」に一番感銘を受けました。深草少将の百夜通いは作家の「百篇の小説を書き上げる」ことに形をかえ、小野小町は美しい編集者に姿を変えてますが、編集者は作家の愛を受け入れられない理由があった。
    悲しい結末ですが、どこかラストに救いがあったような気がする。中山可穂の小説はいつも心をめちゃくちゃにえぐってくるところが好き。

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    2012年07月13日
  • 白い薔薇の淵まで

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    ネタバレ

    中山可穂ってばジャンル人妻って感じだけど、今回人妻じゃない!と思ってたら結局人妻になった!離婚したけど!

    人一倍傷つきやすい、気高い野良猫みたいな作家ってなんだか中山可穂もこういう人なんだろうなって思っちゃって。

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    2012年06月28日
  • 天使の骨

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    ネタバレ

    ミチルさんシリーズ第二弾。
    盟友であるトオルも、劇団も何もかも喪って、戯曲も舞台の小道具も全て処分して、ボロボロの羽根を持った天使たちにとりつかれてようよう息をするだけの生活を送っていたミチルさんが、ひょんなことから欧州を巡る旅をする中で、重要な出会いをする。
    トルコの少年とその家族の温かさやフランスでの出会い、新たな出会いのおかげでまた戯曲をかけるようになったミチルさんの今後も、トオルさんが何故ミチルさんを見捨てたのか、続編でぜひ知りたい。

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    2012年06月28日
  • 猫背の王子

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    劇団主宰者ミチルさんのシリーズ第一弾。
    ミチルさんの生き方はとても見ていて辛いし、性描写もあって万人にオススメはできないけど、好きな人はすごく好きな小説だと思う。

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    2012年06月28日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    中山可穂の短編集。この人はよく南米や東南アジアの話も書いてるけど、表題作「サイゴン・タンゴ・カフェ」でサイゴンとタンゴをモチーフに小説家の業と編集者との恋愛を描いてる。
    全体的に軽いタッチ(中山可穂的には)でとても読みやすいと思う。

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    2012年06月28日
  • 猫背の王子

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    ネタバレ

    表紙の過激さに買うのを躊躇いもしましたが、なにも悪いことなんてしていない‼そう言い聞かせて購入。買って良かったです。中山さんのデビュー作ということですが表現の綺麗さがよく出ていて引き込まれました。無垢な自分には刺激的〜。

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    2014年08月19日
  • ケッヘル 下

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    同性愛に抵抗がある人にはお勧めできないけど、繊細で切羽詰った感もあって良い小説だと思いました。
    「海に向かって指揮棒を振る男」って、すごくインパクトがあってカッコいい風景ですよね。そんな描写を冒頭に持ってきたセンスはすごい!

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    2012年06月04日
  • 白い薔薇の淵まで

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    ネタバレ

    やだこれ切ない…。
    でも後味重いの嫌いじゃない。むしろ好き。

    ラスト以降にクーチと塁に何があって、あの冒頭に戻るのか、どうして塁が28で死んだことになっているのか、読み終わった後にいろいろ想像させられた。

    同性愛を描いた小説だけど、すごく綺麗な言葉や表現で、いやらしさを全く感じなかった。
    少し時間をおいたら、また再読したいです。

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    2012年04月08日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    タンゴの調べと珠玉の短編。ピアソラのリベラタンゴが踊るためだけに作られたわけじゃない革新的な音楽だと教えられた。そして恋の物語だ。マイノリティなどとくくる必要もない恋の物語であり、情熱と哀愁のタンゴの物語だ。裏切られた女も殺し屋もピアソラを愛し猫を愛した老人も、娼婦も猫も、作家と編集者も。みなタンゴに魅せられ恋に泣く。

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    2011年11月28日