中山可穂のレビュー一覧

  • ジゴロ

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    【本の内容】
    新宿二丁目でギターを奏でるストリート・ミュージシャンのカイ。

    彼女の美しく切ない歌声に魅せられて、多くの女たちが立ち止まる。

    そうした女たちの中から、カイは夜な夜な新しい恋人を求め続ける。

    まるでジゴロのように―。

    人妻との禁断の逢瀬、年若い少女への恋の手ほどき、命をかけた悦び…。

    カイをめぐる、女を愛する女たちの激しく狂おしい官能と恋を鮮烈に描く連作短編集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    女性同士の恋と官能の物語。

    主人公はそれこそ「ジゴロ」のように様々な女性と関係を持つが、彼女の行動は一見男性のようでありながら、それでいてひどく女性的だ。

    特に、恋を知り始

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    2014年08月28日
  • 白い薔薇の淵まで

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    【本の内容】
    ジャン・ジュネの再来とまで呼ばれる新人女性作家・塁と、平凡なOLの「わたし」はある雨の夜、書店で出会い、恋に落ちた。

    彼女との甘美で破滅的な性愛に溺れていく「わたし」。

    幾度も修羅場を繰り返し、別れてはまた求め合う二人だったが…。

    すべてを賭けた極限の愛の行き着く果ては?

    第14回山本周五郎賞受賞の傑作恋愛小説。

    発表時に話題を呼んだ受賞記念エッセイも特別収録。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    突然始まる恋ってのはドラマティックな恋愛の定番であり王道。

    ありそうもない偶然も必然としか思えなくなってくる。

    離れ難い人に出会ってしまったのがすべての始まりで終わりであ

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    2014年08月26日
  • 猫背の王子

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    【本の内容】
    自分とセックスしている夢を見て、目が覚めた―。

    女から女へと渡り歩く淫蕩なレズビアンにして、芝居に全生命を賭ける演出家・王寺ミチル。

    彼女が主宰する小劇団は熱狂的なファンに支えられていた。

    だが、信頼していた仲間の裏切りがミチルからすべてを奪っていく。

    そして、最後の公演の幕が上がった…。

    スキャンダラスで切ない青春恋愛小説の傑作。

    俊英の幻のデビュー作、ついに文庫化。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    主人公の王寺ミチルは潔く、どこかはかなくて、危険だ。

    この物語はその女の子にヒビが入り、パリンと美しい音を立てて、割れる。

    そんな物語だ。

    しかし破滅に向かっ

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    2014年08月26日
  • 天使の骨

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    【本の内容】
    ぼろぼろの守護天使たちがわたしにつきまとう…。

    人生のすべてをかけた劇団を失い、世捨て人のように暮らす劇作家ミチル。

    絶望の果てに、彼女は天使の幻覚を見るようになる。

    この天使たちを葬るために―。

    イスタンブールからリスボンへ、そしてパリへ。

    ヨーロッパを彷徨うミチル。

    再生の光は果たして見つかるのか?

    魂の巡礼を鮮烈に描く青春小説の傑作。

    第6回朝日新人文学賞受賞作品。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    よごれた血のつく羽を縮ませて、地面を歩く天使たち。

    その姿は薄汚く、どうしようもなく穢れてみじめで憐れさと悲しみを漂わせている。

    それは旅に出た頃のミチル

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    2014年08月25日
  • 天使の骨

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    猫背の王子続編。劇団を失ったミチルが海外を旅する。そこで出会う人々、できごと。ミチルはどのような選択をするのか。
    面白かった。じんわりといたい。ロマンティック・ペイン。

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    2014年08月03日
  • 天使の骨

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    前作からは大分マイルドになったと感じるのは旅のせいかな。様々な出逢いを繰り返していくから連作短編集を読んでいるようにも感じる。
    前作よりも本作の方が好みです。

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    2014年07月05日
  • 天使の骨

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    お終いからの始まり。
    再読。

    王寺みちるの感傷旅行は傷だらけの天使に囲まれてはじまり、その数を少しずつ減らしながら、彼女の生きる糧を探し当てる物語。天使のような久美子と出会うためのひたむきな歩み。

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    2014年06月30日
  • 猫背の王子

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    再読。それも何度目か分からないほど。
    中学の頃に今でもどうしようもない気持ちを湧かせる友人に薦められた一冊。山本文緒さんが嫉妬したという作品。

    王寺ミチルはカイロプラクティックという劇団を主催する。レズビアンであり、女たらしの、永遠の少年を魂の双子に持つ。横暴と傲慢と純粋と絶望の甘さに酔うナルシスト。
    彼女を支えた人々は彼女を愛し、憎み、守り、叩き潰し、演劇の神様のもとへ引き摺り出す。
    栄光は一瞬で彼女を焼いて影にしてしまう。こびりついた影のなかで彼女の心臓はやはり演劇の神のもとで一脈を生み出す。

    血で濡れたような文章。坂を転げる身は炎に巻かれている。中山さんの処女作はまるで生まれたての赤

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    2014年03月20日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

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    初のレズビアン小説に挑戦しました。というか、知らずに読んでしまいました(裏表紙見ろよ)。主人公響子がピアニストの自分を取り戻していく話として読んでも良し、熱く切ない恋愛小説として読んでも良し。関係性は変遷しても固く繋がり合える人がいたり、響子のピアノをずっと覚えてくれる人がいたり、新しい家族として加わる人々や、それらをとりまく人々とのやりとりが興味深いです。ビアンの実態??みたいなものが読めて、秘密を覗いたようなドキドキ感がありました。
    とてもいい出会いが出来たので、他の本も是非読んでみたいと思います。

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    2014年02月14日
  • 白い薔薇の淵まで

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    この著者の作品を読むのは2作目だ。
    初めて読んだ「深爪」は、作品への先入観もなく、
    作者のことも全く知らずに読み、
    あとからレズビアンが題材で、作者もレズビアンであるということを知った。
    今回は、それを踏まえて、身構えてからの読書。(苦笑)
    引き込まれる文章が多くて一気読み。
    切なくも狂おしい性愛の描写が、容易に映像となって降りかかるようだった。
    私は同性愛への偏見はないものの共感は出来ない。
    しかし、この読み物に対する嫌悪感は全くない。
    むしろ、好きな部類だと思えた。

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    2013年10月31日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    タンゴにまつわる短編集。不思議な雰囲気で引き込まれるように読み進めてしまった。
    どの話も好きだけどやはり表題作かな。そんな小説みたいな話あるわけない!

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    2013年10月27日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    何度目かの再読。お気に入り。
    同性愛という題材、というよりは(中山作品に出会った当初は専らそこに惹かれていたけど)、中山さんの使う言い回しや文章が好き。
    他の作品よりは狂気を感じないと思っていたけど、実は
    「現実との三分間」(読んでいていたたまれないけど)と「ドブレAの悲しみ」が特に好き。
    BGMはピアソラの「Tanguedia」、カエターノ・ヴェローゾの「Chuva,Suor E Cerveja」、「Coucouroucou Paloma」。
    (感想書きかけ)

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    2013年03月26日
  • 天使の骨

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    ミチルさんは格好いい人だ 燃え尽きるように生きるというか 死にながら生きるというか そうありたいなあ

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    2013年03月12日
  • 白い薔薇の淵まで

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    この人の本読むの三冊目、さすがに気付いたが、この著者は女性同士の恋愛しか書かないのね。それはさしおいても、文章力のレベルの高さにいつも驚く。最後には話に引き込まれてます。海外のいろんな街が出て来てそこも好き。

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    2013年01月08日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    中山可穂といえば、レズビアンものだと思って読み始めたら今回の短編は全てがそうではなかったので、驚いたけれどこれはこれで新鮮だし、面白かった。
    長編小説程のインパクトはないかもしれないけれど、タンゴで繋がった5つの短編は、どれも鳥肌が立つような話だった。
    タイトルになっている「サイゴン・タンゴ・カフェ」はほかの4つより少し長めで、小説を書く事についての幸せや苦しみがとてもリアルに感じられた。
    一人の人間をめぐるいくつもの恋物語が、ファンタジックでありながら、生々しさを感じるのは、やっぱりリアリティを感じるからなのかもしれないなと思う。
    中山可穂のように同性愛ものを書く作家さんは少ないけれど、中山

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    2013年01月02日
  • ケッヘル 上

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    何度目かの再読。既読の中山作品の中で1番好きかも。
    伽椰の独白・回想では「キリエ(K626)」、遠松の回想では交響曲25番ト短調第1楽章(K183)・「ラクリモサ(K626)」、曲名が作中に出てきたときは適宜その曲を可能な限り聴きながら読んだ。鳥海たちには何とアバウトな!と怒られるかな。。
    女性同士の破滅的な恋愛がメインテーマではないけれど、相変わらず読ませる。
    柳井の言っていた「ロッジ」って、たぶんフリーメーソンだよね。。

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    2012年12月30日
  • 深爪

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    レズビアンの妻の恋愛がメインといえばメインなのだが、マツキヨの息子に対する愛情に、一番胸を打たれた。
    吹雪に対して身勝手だなぁ、と思ったり、なつめに対して面倒臭いなぁ、と思ったりもしたけれど、結局誰のことも憎めない。
    愛は理屈じゃないから。

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    2012年12月17日
  • 猫背の王子

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    読んでる途中に変な気持ちになった。
    同性とか異性とか、どうでもいいのに。
    なんで、こんなになるの

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    2012年12月10日
  • 天使の骨

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    旅ものとしては凄く上質。小説としても面白いし、作家のレベルの高さも感じて、総じてナイス。ただ、やはり女性同士の恋愛の話しで、僕にはいまいち入り込めない。

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    2012年12月06日
  • 天使の骨

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    ネタバレ

    ご都合主義感がちょっぴり。
    猫背の王子の続編ということですが、意外だったのはトオルへの想いとトオルの想い。

    トオル、トオル、トオル…

    ミチルはトオルをあんな風に強く想っていたんですね。
    それならばもっとトオルと向き合って欲しかった。久美子の方へなびかずにトオルをもっと見て欲しかった。
    久美子の登場が遅かったせいで急に心を乗り換えた印象が強く魔性感が。いや、久美子とも報われて欲しいんですけどね。

    トオルに感情移入してるのかもな。てかしてる。振り向いてはくれない。ずっとそばにいるのに。なんで男に生まれたんだろうね。憎いぜ。

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    2014年08月19日