中山可穂のレビュー一覧

  • 銀橋

    Posted by ブクログ

    ヅカ小説。専科のアモーレのもとにジェリコが弟子入するお話かと思っていたら、レオンがトップになって頑張る方に軸足が移って残念。読後に知ったが、三部作の三作目で、これまで登場してきたレオンが本作でついにトップにということのようだ。読者は、お気に入りのタカラジェンヌを登場人物に重ね合わせたりするんだろうと思いながら、楽しんで読んだ。

    0
    2022年02月02日
  • 娘役

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、宝塚愛に溢れた2作目でした。
    ヤクザ×宝塚という現実では恐らく交わることのない世界の組み合わせで宝塚ファンとしては初見の時は少し驚きました。シンプルに宝塚の世界だけで2作目を作っていただいても良かったのではないかなというのが率直な感想ですが、一般的には中山さんの宝塚シリーズの中でもこの2作目が特に評判が良いみたいですね。読み返すごとに味が出てくる気もしますので、これからも読み続けます。

    0
    2022年01月05日
  • 白い薔薇の淵まで

    購入済み

    惹き込まれる素晴らしい恋愛小説

    私は普段全然小説とか読みません。でもこの作品は凄かった、一文字たりとも飛ばしたくないくらいのめり込ませてくれました。恋は盲目という言葉がありますがそれを体現した恋愛小説でした。

    0
    2021年09月20日
  • 銀橋

    Posted by ブクログ

    シリーズ最終巻。
    これが一番好きかも。シリーズ通してレオンが一番好きな人物だったのでレオンが主人公なのは嬉しい限り。専科という組みがあるのも知らなかったし、まだまだ未知の世界の宝塚だなぁ。
    アモーレさんは最後どうなったのだろうか?

    0
    2021年08月21日
  • 男役

    Posted by ブクログ

    テレビで見たバラエティで、急に宝塚に興味が湧き3部作一気に購入。
    本は分厚ければ分厚いほど、テンションが上がるので本作の薄さと価格にびっくり。銀橋にはさらに驚きを越し引いてしまった。
    それはさておき、ちょっとファンタジー感はあったけど、宝塚を舞台としてるうえで納得というか、無知の私にはありそうかも!と思える設定で良かった。トップが故の孤独なども丁寧に描かれており魅力される。
    うーん、みたいぞ宝塚!東京公演ではなく宝塚に行って舞台を見たくなってしまった!

    0
    2021年08月18日
  • 銀橋

    Posted by ブクログ

    宝塚シリーズ第三弾。

    ぐいぐい読ませるのは作者の宝塚愛の為せる業。

    もうね。登場人物が全部女性なんて全然頭から飛んでしまいます。落下傘トップ男役・娘役のチーム作りに手に汗握っちゃいました。

    果てしなく繰り返される憧れのセンパイの連鎖がとっても美味しゅうございました。ブラボー♪

    0
    2021年07月11日
  • 娘役

    Posted by ブクログ

    借り本。
    三部作の2作目。

    そこの業界とからめてくるとは、とまず驚いた。でも不思議と、宝塚と共通する部分があるんだよねー。対比が面白かった。

    なかなかしっくりいかない演技やそんな時の心情にやきもきし、意外な配置をしてくる人事にハラハラし、そして片桐がどうなっていくのかというところも目が離せず、終始ちょっとドキドキしながら一気に読み終えた。

    ラスト、何となくそうなるかなと思ってはいたけれど、実際にそうなって欲しくはなかった。かなしい。

    0
    2021年06月23日
  • 男役

    Posted by ブクログ

    つい先日、宝塚の沼にハマってから初めてファンクラブに入会してまで本気で応援していた男役さんのご卒業を見送った。だから、「男役・如月すみれの葬式です」など如月すみれの台詞の数々がファン側として突き刺さる。そう、宝塚を一歩出たらもう男役としての彼女たちはいないのだ。
    もちろん好きな気持ちに変わりはないが、男役時代に得ていたときめきとは全く違う。芸名は変わらなくとも、やはり男役は男役にしかない無二のきらめきがある。

    如月すみれが放つ男役としての最後のきらめきと、永遠ひかるが放つ新人公演という限られた時間の中での青春のきらめき。どちらも限りがあるから美しいのだと、このタイミングで改めて理解させられる

    0
    2021年05月01日
  • 男役

    Posted by ブクログ

     帯の惹句には「ヅカ版「オペラ座の怪人」!」とあるが、作者さんの意図は、男役が引退後の人生をどう生きるか? だったそうな。歌舞伎の女形と違って、宝塚の男役は若いうちに引退するんだなあ。それが直接描かれるわけではないんだが、確かにこれは重い。
     設定的にドロドロした話になるかと思ったが、基本いい人しが出てこない。アニメの少女戦隊ものや学園アイドルものの雰囲気に近いか。要するにきれいごとだが、ここに引っかかってるとテーマが変わってしまう。それに女子芸能集団=ドロドロ的なステロタイプへにアンチもあるのかも知れない。

    0
    2021年05月01日
  • 娘役

    Posted by ブクログ

     男役の次は娘役と思ったら、ヤクザが出てきてびっくりである。前作が演じる側からの視点だったのに対し、本作では観客のヤクザさんからの視点が主となる。
     途中、宝塚どこいった?と思うのだが、それでも面白い。
     個人的に大好きだったのは、1ページ以上のベタ打ちの長口上である。声に出して読みたくなる。ぜひぜひ、この長口上に酔いしれてほしい。いくつあるかは読んでのお楽しみです。

     こうも面白い見せ方をしてくれると、続編の銀橋がどんな話なのか楽しみでしかない。

    0
    2021年02月14日
  • 男役

    Posted by ブクログ

    「男役は男役に惚れるものであり、娘役にではない。それが宝塚における正しい異性愛のあり方である。」
    この一文だけでもこの本を読んで良かった。ストーリーよりも、文庫版あとがき、がささる。
    「一体なんでこんなにも好きになってしまったのか理屈では説明できない全くわけがわからない。」「もう恋人なんかはいらないが、ヅカ友が欲しい。」

    0
    2020年07月18日
  • 愛の国

    Posted by ブクログ

    3部作読んだ。最後まで闘う力、とても孤独だけど、愛する人たち、愛してくれる人たちがいるミチルさんは、とても魅力的ない人だと思う。他の人たちのその後の姿も見たかった。

    0
    2020年01月18日
  • 猫背の王子

    Posted by ブクログ

    女たらしの女性の物語。過激な舞台の演出家でもある彼女が、主演女優の脱退やら、腹心の裏切りやら、憧れ女性との接近と離別やら、目まぐるしい日常を駆け抜けていく。イベントてんこ盛りで見どころ満載。キャラの魅力も手伝って、一気読みしちゃいました。以降続くシリーズ続編にも期待。

    0
    2018年08月14日
  • ジゴロ

    Posted by ブクログ

    カイというレズビアンのジゴロをめぐる連作短編。あまり重くなくさらっと読めました。「ダブツ」の話がなんだかとても好きです。がんばる女子高生がほほ笑ましかったです。

    0
    2018年04月05日
  • 深爪

    Posted by ブクログ

    人妻と恋愛をするビアンのおんなと、不倫をするおんな、その旦那の目線で書かれた連作短編。描く目線によってテーマが変わっておもしろかった。各々の目線が描くすれ違いが切ないし、人生はこんなものだと思う。一番感情移入したのは旦那。かわいそうで愛おしくて、一番しあわせになってほしいと思いました。おんなの強さと弱さが共存するところが存分に描かれていました。激しく嵐のような恋愛に胸がえぐられました。

    0
    2016年10月09日
  • 白い薔薇の淵まで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説家の塁とOLクーチの女性同士の恋愛話。
    愛しすぎて、好きすぎて求めすぎて傷ついて消耗する恋愛。愛しているからこその独占欲やら支配欲、嫉妬がリアルで生々しい。でもこれほどまでに人を愛せたらいいなって、人生変わるだろうなって思う。性描写も多いが、美しくて品がある。

    「誰に認められようとも、愛する人に認めてもらえなければ仕方がない。私はそういう人を愛することはできない。」

    「一本の電話線を通して、同じひとつの夜の淵と淵で、わたしたちは一緒に泣いた」

    「日曜日ごとに家族連れの波に揉まれていると、塁からどんどん遠く離れて、自分だけがすぐ変えるような安っぽい幸福を抱きしめていると感じることがあっ

    0
    2017年01月17日
  • 白い薔薇の淵まで

    Posted by ブクログ

    読んでいてとても胸が痛かった。たくさんの愛にあふれていてとてもしあわせなのに比例するように切なかったです。セックスの話がバンバン出るのに全然汚くない。むしろうつくしかったです。阿修羅のような恋は胸がひりつくけれど、憧れずにはいれませんでした。同性愛の作品ですが、不快感はないです。とくに自分が偏見を持たないからかもしれないけれど。すごく勢いのある文章でした。

    0
    2016年02月07日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

    Posted by ブクログ

    恋愛小説は苦手だし、ピアニストとジャーナリストとの女性同士の恋愛なんて、どこからとっかかったらよいのやら…。

    恋愛パートが苦手なのは、世界はふたりだけのものだから。
    あー、はいはい。ようござんしたね。
    とか思って、そそそ…と気持ちが後ずさる。

    2歳になる桐人を残して透子が死んでから、子ども嫌いな響子が不器用ながらも桐人のことを気にかけるようになり、行方不明になっている桐人の父親の元恋人・母性本能の塊のような照ちゃん(♂)や、面倒見の良い透子の従弟・弘くんと出会い、響子の心が周囲に開かれていく辺りから、響子の心の動きにつれて物語が動き出す。

    響子のパトロンである梅ばあ。
    金がある時もない時

    0
    2015年11月16日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

    Posted by ブクログ

    この本はレズが題材だと聞いてちょっと身構えて読んだのですが、そんなことは杞憂でした。恋愛小説でもあり家族の小説でもありました。とても悲しい話なのに、胸が熱くなってあたたかくなりました。梅ばあがコンサート見にくるところでは、思わず涙ぐみました。梅ばあの惜しみない愛が重くてけれどとても幸福なことで、かっこよすぎました。みなしごの桐人くんのおかげで、響子は立ち直ることができ、いい意味で音楽も変わって、そういう変化は悲しいけれど、うれしいことだろうなぁと思いました。中山先生の言葉遣いがとても好きです。あと、名言がたくさん出て、同じく励まされました。

    0
    2015年09月20日
  • ケッヘル 下

    Posted by ブクログ

    とてもスケールの大きな話で、自然に物語の中に引き込まれました。
    下巻の中盤で主な登場人物が出そろって、あの人達はここで繋がっているのだと予想が当たった部分もあれば、こんなところまで繋がっちゃったの?といった人達もいたりして。
    文章も綺麗だし、この作者さんの他の作品にも俄然興味が出てきたのですが、女性同士の恋愛の話が多いのですね(この話にも出てきますが)。
    柴田よしきさんの『聖なる黒夜』の麻生と山内の関係は好きで、男性同士というのは苦手意識はなくなったけど、女性同士はやはり苦手で、他の作品を読むかどうか悩みどころです。

    0
    2015年09月04日