中山可穂のレビュー一覧

  • 白い薔薇の淵まで

    匿名

    購入済み

    最初から最後まで激しすぎる小説でした。
    女性の恋愛は、勝手な想像ですが、優しくホワンとした感じかと思っていました。引くぐらいの凄まじい喧嘩が何度もあり、どちらの女も泣き叫び暴れまくる。すごい2人でした。愛してても、こんなの続いたらしんどくなるよ。いつから2人にも穏やかに過ごせる日が来るといいな。

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    2024年11月07日
  • サイゴン・タンゴ・カフェ

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    電子で気になって、紙の本を取り寄せたら意外と分厚くて、読み切れるかなと不安だったが、短編集だったため、読みやすかった。
    文体も軽やかに進んでいくので読みやすい。
    そして内容も面白いのでどんどん次の章も……と進んでしまう。
    著者の他の作品も読みたくなった。

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    2024年01月20日
  • ダンシング玉入れ

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    ヅカ沼に落ちるスピードに笑った。フィクションの中にひとさじのノンフィクションがあるから、ありえない展開でもあるかもと思わせられる。ラストはある意味とても美しくて好き。光が強ければその分闇も濃いのね。

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    2023年10月30日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

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    なかなか読む機会がなかった著者の代表作の1つ。ご存知の方は今更ではあるが独特(レズビアンを中心とした) の恋愛小説が主流。表現が美しくかつ懐かしさを感じる筆致。話しの展開が急すぎるきらいはあるものの読者をあきさせない物語。

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    2023年07月25日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    宝塚×殺し屋。テンポの良いエンタメ。
    タイトルから、宝塚の中身だとは思わない位で手に取ったが、宝塚の描写が素晴らしく(やっぱり好きな人が書いてるからなのかな)、知らない私でもとても楽しめた。

    ただ、宝塚にのめり込む主人公の殺し屋の心理描写が、ちょっと急ぎすぎかなとも思う。まぁそれだけ宝塚に魅力があるのかもしれないが…。

    最後のほうの宝塚を守る組織が唐突で浅く感じてしまうのと、主人公のラストがあまり好みではないのが残念。

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    2022年08月19日
  • ダンシング玉入れ

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    読みやすかった
    ヅカにちょっと興味あったから面白かった
    依頼者は見当ついちゃったけどそれでも読める
    ラストも好き

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    2022年07月30日
  • 弱法師

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    中山可穂さんの著書は初めて。
    3編あるうち「卒塔婆小町」がとても面白く、最後まで読まずにはいられなくなった。
    私には理解し難い愛の形ばかりだが、人の心の底まで描かれていて、どの作品も引き込まれる。

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    2022年07月18日
  • ダンシング玉入れ

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    まず本の装丁が私の持っている中山可穂さんのイメージとかけ離れていて、あれ?と思う。宝塚の話なのでやはり中山可穂さんなんだろうなと読み始め、また、ん?と著者を確かめてしまうくらい新しい中山可穂さんでした。強い宝塚愛が伝わってきました。宝塚は観たことないんですが、見たらハマりそうですね。

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    2022年07月15日
  • 銀橋

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    ヅカ小説。専科のアモーレのもとにジェリコが弟子入するお話かと思っていたら、レオンがトップになって頑張る方に軸足が移って残念。読後に知ったが、三部作の三作目で、これまで登場してきたレオンが本作でついにトップにということのようだ。読者は、お気に入りのタカラジェンヌを登場人物に重ね合わせたりするんだろうと思いながら、楽しんで読んだ。

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    2022年02月02日
  • 娘役

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    前作に引き続き、宝塚愛に溢れた2作目でした。
    ヤクザ×宝塚という現実では恐らく交わることのない世界の組み合わせで宝塚ファンとしては初見の時は少し驚きました。シンプルに宝塚の世界だけで2作目を作っていただいても良かったのではないかなというのが率直な感想ですが、一般的には中山さんの宝塚シリーズの中でもこの2作目が特に評判が良いみたいですね。読み返すごとに味が出てくる気もしますので、これからも読み続けます。

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    2022年01月05日
  • 白い薔薇の淵まで

    購入済み

    惹き込まれる素晴らしい恋愛小説

    私は普段全然小説とか読みません。でもこの作品は凄かった、一文字たりとも飛ばしたくないくらいのめり込ませてくれました。恋は盲目という言葉がありますがそれを体現した恋愛小説でした。

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    2021年09月20日
  • 銀橋

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    シリーズ最終巻。
    これが一番好きかも。シリーズ通してレオンが一番好きな人物だったのでレオンが主人公なのは嬉しい限り。専科という組みがあるのも知らなかったし、まだまだ未知の世界の宝塚だなぁ。
    アモーレさんは最後どうなったのだろうか?

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    2021年08月21日
  • 男役

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    テレビで見たバラエティで、急に宝塚に興味が湧き3部作一気に購入。
    本は分厚ければ分厚いほど、テンションが上がるので本作の薄さと価格にびっくり。銀橋にはさらに驚きを越し引いてしまった。
    それはさておき、ちょっとファンタジー感はあったけど、宝塚を舞台としてるうえで納得というか、無知の私にはありそうかも!と思える設定で良かった。トップが故の孤独なども丁寧に描かれており魅力される。
    うーん、みたいぞ宝塚!東京公演ではなく宝塚に行って舞台を見たくなってしまった!

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    2021年08月18日
  • 銀橋

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    宝塚シリーズ第三弾。

    ぐいぐい読ませるのは作者の宝塚愛の為せる業。

    もうね。登場人物が全部女性なんて全然頭から飛んでしまいます。落下傘トップ男役・娘役のチーム作りに手に汗握っちゃいました。

    果てしなく繰り返される憧れのセンパイの連鎖がとっても美味しゅうございました。ブラボー♪

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    2021年07月11日
  • 娘役

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    借り本。
    三部作の2作目。

    そこの業界とからめてくるとは、とまず驚いた。でも不思議と、宝塚と共通する部分があるんだよねー。対比が面白かった。

    なかなかしっくりいかない演技やそんな時の心情にやきもきし、意外な配置をしてくる人事にハラハラし、そして片桐がどうなっていくのかというところも目が離せず、終始ちょっとドキドキしながら一気に読み終えた。

    ラスト、何となくそうなるかなと思ってはいたけれど、実際にそうなって欲しくはなかった。かなしい。

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    2021年06月23日
  • 男役

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    つい先日、宝塚の沼にハマってから初めてファンクラブに入会してまで本気で応援していた男役さんのご卒業を見送った。だから、「男役・如月すみれの葬式です」など如月すみれの台詞の数々がファン側として突き刺さる。そう、宝塚を一歩出たらもう男役としての彼女たちはいないのだ。
    もちろん好きな気持ちに変わりはないが、男役時代に得ていたときめきとは全く違う。芸名は変わらなくとも、やはり男役は男役にしかない無二のきらめきがある。

    如月すみれが放つ男役としての最後のきらめきと、永遠ひかるが放つ新人公演という限られた時間の中での青春のきらめき。どちらも限りがあるから美しいのだと、このタイミングで改めて理解させられる

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    2021年05月01日
  • 男役

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     帯の惹句には「ヅカ版「オペラ座の怪人」!」とあるが、作者さんの意図は、男役が引退後の人生をどう生きるか? だったそうな。歌舞伎の女形と違って、宝塚の男役は若いうちに引退するんだなあ。それが直接描かれるわけではないんだが、確かにこれは重い。
     設定的にドロドロした話になるかと思ったが、基本いい人しが出てこない。アニメの少女戦隊ものや学園アイドルものの雰囲気に近いか。要するにきれいごとだが、ここに引っかかってるとテーマが変わってしまう。それに女子芸能集団=ドロドロ的なステロタイプへにアンチもあるのかも知れない。

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    2021年05月01日
  • 娘役

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     男役の次は娘役と思ったら、ヤクザが出てきてびっくりである。前作が演じる側からの視点だったのに対し、本作では観客のヤクザさんからの視点が主となる。
     途中、宝塚どこいった?と思うのだが、それでも面白い。
     個人的に大好きだったのは、1ページ以上のベタ打ちの長口上である。声に出して読みたくなる。ぜひぜひ、この長口上に酔いしれてほしい。いくつあるかは読んでのお楽しみです。

     こうも面白い見せ方をしてくれると、続編の銀橋がどんな話なのか楽しみでしかない。

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    2021年02月14日
  • 男役

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    「男役は男役に惚れるものであり、娘役にではない。それが宝塚における正しい異性愛のあり方である。」
    この一文だけでもこの本を読んで良かった。ストーリーよりも、文庫版あとがき、がささる。
    「一体なんでこんなにも好きになってしまったのか理屈では説明できない全くわけがわからない。」「もう恋人なんかはいらないが、ヅカ友が欲しい。」

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    2020年07月18日
  • 愛の国

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    3部作読んだ。最後まで闘う力、とても孤独だけど、愛する人たち、愛してくれる人たちがいるミチルさんは、とても魅力的ない人だと思う。他の人たちのその後の姿も見たかった。

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    2020年01月18日