中山可穂のレビュー一覧

  • 花伽藍

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    90~00年代で描かれた著者の世界観がとても気に入り、本作きっかけに他の著書も購入しました。
    「鶴」と「燦雨」、「偽アマンド」が特に好きです。

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    2026年07月29日
  • 弱法師

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     本作は、三島由紀夫の戯曲『近代能楽集』へのオマージュで、「中山可穂版・現代能楽集」との触れ込みですが、古式ゆかしい能楽物語ではありません。

     私の能楽知識が皆無なので調べてみると、本書3編の表題が能楽の演目名になってはいますが、話の筋は大幅に改変されています。「能はぎりぎりまで贅肉を削ぎ落とされた究極の芸能」で「神・男・女・狂・鬼」に分類され、そこからインスピレーションを受けたのでしょうか…。

     さらに、希望や救済なしに絶望を美へ結実させた三島戯曲からの触発も大きかったでしょう。切なさ・儚さ・狂おしさを孕んだ愛のかたちが浮き彫りにされ、人間の情念が純度高く描かれます。

     中山可穂作品は

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    2026年07月14日
  • 弱法師

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    めっちゃすき、言葉にできない感情が小説ならではの緻密さで描かれていた。好きな小説は何ですか、と聞かれたら私は必ず上げるのら。

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    2026年07月28日
  • 猫背の王子

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    中山可穂はどんな劇団をやっていたのだろう。ほとんど同じ空間にいたはずなのに、知れないのがもどかしい。

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    2026年04月27日
  • 弱法師

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    読み終わって2週間経った今でもたまにこの小説に思いを馳せてしまう。それぐらい余韻がすごくて深く心に残った本。

    苦しくもあり、美しくもあり、怖くもあり、終始目が離せない。中山可穂先生が綴る文章は不思議な雰囲気に包まれていて表現がとても素敵。どの短編も好きだけど「卒塔婆小町」の終わり方が忘れられない。

    愛に溺れ愛に生かされた様子は、まさに狂愛のようだった。

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    2026年04月05日
  • 弱法師

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    神作品、絶対に読んで欲しい。
    『流浪の月』『光のとこにいてね』『うたかたモザイク』が好きなわたしにはドンピシャでした。

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    2026年04月04日
  • 愛の国

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    「現世の幸福はとうに諦めた。」やはりそうしないとこれほどの小説は書けないのか。2015年にこれが書かれているのがすごい。2026年まさにこういう感じになりつつあるし。

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    2026年04月02日
  • 天使の骨

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    もし遠い異国に旅に出るとしたらこの小説をお守りのようにして持っていくと思う。
    本編でも解説でもあったようにこの小説を一言で表すとしたらそれは甘く切ないロマンティック・ペイン。素敵な言葉に出逢えた。
    そして自愛を忘れてはいけないと思った。

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    2026年01月08日
  • 白い薔薇の淵まで

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    大事な人、愛している人とは触れ合っていたい。
    それは自然なことなのでしょう。
    人はここまで溺れるものなでしょうか。そこまで無我夢中になれるなでしょうか。
    人生はすばらしい。そして、それはとても幸せなことです。
    本気で、全力で生きています。
    大切なものをもらったとおもいます。
    ありがとうございます。

    みなさまもよい一日をお過ごしください。

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    2025年06月09日
  • 弱法師

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    何度も読んでいる中山可穂さんの一冊です。中山可穂さんの本は体力、精神力両方ある時じゃないと読めません。両方ある時にはぐわーっと引き込まれて読んでしまうのですが。
    この弱法師、「弱法師」「卒塔婆小町」「浮舟」の三作が載っているのですが、私の中で「卒塔婆小町」の印象が薄くて、確か、老婆が出てきたような?くらいの記憶でした。ですが、今回読み返してみて、一番ガツンときたのはこの「卒塔婆小町」でした。元々この方の書かれる愛と狂気の背中合わせっぷりが大好きなのですが、この卒塔婆小町、その愛と狂気が薄皮一枚でつながっているような感じがしたのです。
    他の本だと、その薄皮一枚っていうのが今まであまり感じられなく

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    2025年04月03日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    殺し屋×宝塚のコメディ風ストーリー。主人公の殺し屋がどんどんヅカファンになっていく様が笑えるが最後のオチが少し悲しいので星4にするか迷った。個人的にはハッピーエンドにして欲しかった。

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    2024年08月31日
  • サグラダ・ファミリア[聖家族]

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    中山可穂さんの小説は面白い!
    登場人物たちの恋愛を繊細な言葉で表現しているのが痺れる。
    私は読書感想文を書くことさえ苦手なので、こんなセンスある文章を書ける人になりたいと感じる。

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    2024年08月04日
  • 娘役

    購入済み

    素晴らしい小説です

    私は数十年来のかなりのヅカオタですが、この本は本当に面白く、一気に読ませていただきました。
    男役 を最初に読み、宝塚のコアなファンしかわからないような内容に惹き込まれてしまい、すぐに娘役 を読破しました。
    最初からヤクザが出てきたので、ヤクザなどがなぜ?と思いましたが読んでいるうちにどんどん惹きこまれて。片桐さん、ムッシュさんも大好きになりました。
    次は銀橋 を読ませていただき、それから中山先生の他の小説もぜひ読ませていただきます!

    また、宝塚シリーズも書いてください。

    #胸キュン #感動する #泣ける

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    2024年06月23日
  • 深爪

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    初めて読んだ中山可穂さんの作品。
    とても面白かった。
    私は読書が苦手で一冊文庫本を読むのに約1週間かかるけれど、女性同士の恋愛作品が好きで興味のあったこちらの作品は2時間半くらいで読み終えた。

    女性同士の恋愛に熱く燃える彼女たちの描写は恋愛中の浮かれているキラキラした様子や、喧嘩中のドロドロした様子、いろいろ描かれてて面白かった。
    でも特にグッときたのは不倫された旦那さんが父1人で3歳の息子を育てる様子。
    親権を獲得するため手探りに必死に行動する様子は読んでて悲しくなった。
    不倫て結局パートナーを傷つけることになるんだなと。

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    2024年05月06日
  • 銀橋

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    ネタバレ

    「専科」を取り上げるとは、正直憎い…!渋い…!
    宝塚と言えば…
    トップになるための競争が激しい
    トップをみんな目指す
    と思われがちだが、実際の舞台はそれだけではないのだ。
    必ず、二番手がいて、三番手がいて、脇役がいて…だけじゃない。
    演技がうまい人が舞台を引き締め、歌がうまい人・ダンスがうまい人が世界観やムードを作る。
    そうやって舞台は成り立っていくのだ。
    なので、『銀橋』を読んで「専科」を取り上げていると分かった時、憎い…!渋い…!と思った。
    宝塚三部作のラストにふさわしい物語。

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    2024年04月07日
  • 猫背の王子

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    ネタバレ

     友人が突然貸してくれた本。前情報無しに読んだらとても面白かった!

     中山可穂先生の小説は「レズビアン小説」と称されることが多いらしい。今作で初めて先生の作品を読んだ私個人としては、この表現は間違いではないが、決してそれだけではないだろうと感じた。

     主人公の王寺ミチルは芯の通った人物で、ひたすら演劇に身を捧げている。ただぼんやりと人生を浪費し女を貪るようなキャラクターではない。もしかすると演劇界には同じような人物がいるのかもしれない……と思わせてくれる、血の通った主人公だった。

     また作者は文化的資本が溢れたところで暮らしていたのだろう、そして知的好奇心に溢れた人物なのだろうと伺える描

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    2024年02月14日
  • 娘役

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    実在する宝塚について書くからこそ、ファンタジーであるとわかる仕掛けを取り入れないといけない。それが、男役でのファントムであり、娘役ではヅカファンのヤクザだった、とのこと。

    中山さんの筆力がやっぱりすごい。斬新な設定にもかかわらずこんなこともあるかもしれないと思わせられた。

    最近は宝塚について、マイナスな面で話題になってしまっているけれど、いつかちゃんと見に行ってみたいと思う。

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    2023年12月28日
  • 白い薔薇の淵まで

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    昔の恋人を思い出しました、
    深く深く愛して
    すべきことや理性とか関係なく
    気持ちに正直に生きるのは
    失うものも多いけど心が求めてしまうのだと思う。

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    2023年09月13日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    中山さんの宝塚三部作の一つ『娘役』で主人公はご贔屓さんの最後の晴れ舞台を見れずに死んでしまったので今作はどうだろうかとはらはらしながら読み進めましたが……
    哀切漂うラストにああ…と声が漏れてしまった

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    2023年08月26日
  • ダンシング玉入れ

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    ネタバレ

    殺し屋さえも虜にするヅカ沼恐るべし…笑笑

    私も生粋のヅカオタなので、主人公が堕ちるポイントが嫌というほどよく分かって、終始ニヤつきながら読みました。

    コメディベースなのでさくっと読めます。

    作者さんもあとがきで書かれてますが、舞台となっているのはコロナ禍以前の宝塚の世界。客席降りしかり出待ち入り待ち、お茶会も、宝塚ならではの習慣がすべて存在しています。

    今もちょくちょくコロナ関係で休演することもあり、ファンは気を揉んでいます。

    きっとこの物語に描かれているような世界が近いうちに必ず戻ってくることを信じています(^^)

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    2023年01月09日