無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
いやぁ〜読み応えのある小説でした。
愛憎渦巻くドロドロとした、割と湿り気の強い話でした。色んな意味で。
主人公達にぐーっと感情移入できたから、読んでるときの集中度が高かった。
みっちりと隙間無くストーリーを(湿り気のあるモノで)積み上げていった感じ。
と思ったら、最後の方にご都合主義的なところがあったのと、オチのインパクトの弱さが引っかかった。
最後まで怪しいと思ってたヒトが結局犯人でした・・・と・・・・・うーん・・・・・。
「殺人事件が起る→犯人は誰だ」というのはもちろんのこと、ただストーリーを追うだけじゃなくて+αがある小説は読んでて飽きない。
この小説は全体がモーツァルトと密接に関係していて、実際の曲名や楽器の種類の細かい名前等々の要素も組み込まれてる。
そして主人公の現在の恋愛事情+主人公の過去の恋愛事情+教授の過去+殺人事件+モーツァルト
と、これらの要素が集約して事件を解決に導く。この構成力は凄い。
Posted by ブクログ
作者の中山さんは、苦しいシーンは本当に苦しそうに書き、ほんわかするシーンはくすぐられているように書き、情熱的なシーンはノリノリで書いているように感じられる。文章に作者の気持ちが色濃く反映されてしまうあたりが本作でも表れていて、楽しめた。
鍵人の過去話や、濡れた獣のようなアンナのエピソードは楽しく読めたが、本筋の殺人事件の解決編が長々とした会話で説明されているあたりは、着地点を誤ったような気がしてしまう。周囲の人間に翻弄され続けた鍵人の人生を思うと悲しくなってしまう。
過去に卑劣な罪を犯した人間が罰されるのには心底スッキリした。ただ、千秋と篤之を不幸のドン底に突き落としたのは伽耶にも責任があるはずなのに、何も償わずに一方的に永訣を告げるのはどうかと思った…。真犯人が罪を償うのもあやふやになっている気がする。
伽耶はアンナを今後一生幸せにできるのだろうか?
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。