竹田青嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
哲学というとなんだかむずかしそう。
けれど、偉い人の立派な考えを学ぶのが哲学ではない。
何か困難にぶつかったとき、ものごとを根本から考えてみたいとき、そこにはたくさんのノウハウがつまっている。
哲学者たちは自由や社会、そして自己についてどう考えてきたのか。
自分をよりよく知るための役に立つ哲学入門。
[ 目次 ]
第1章 哲学との出会い
第2章 哲学の「方法」について
第3章 哲学の難問
第4章 近代の哲学者たち(近代哲学がめざしたこと 自由をつきつめる)
第5章 「自己」を哲学する(「自己」とは何か-自己意識と無意識 他者関係の現象学)
おわりに 再び哲学とは何か
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ヨーロッパ哲学の絶対的な「真理」主義の起源をなす人物として、ポストモダン思想家から最悪の評価を与えられている人、プラトン。
しかしプラトンこそ実は、異なった人間どうしが言葉を通して共通の理解や共感を見出しうる可能性を求めた、「普遍性」の哲学者であった。
また同時に、哲学の本質的なテーマは、人間の生の原理にかかわることを明確に提示した哲学者であった。
プラトン評価を逆転させながら、著者自らの哲学観を明快に開陳する、目から鱗の一冊。
[ 目次 ]
序 反=プラトンと現代
第1章 哲学のはじまり
第2章 ソクラテスからプラトンへ
第3章 イデア
第4章 エロス、美、恋愛
第5章 政治と哲学の理想
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
ネタバレ「100分de名著」で取り上げられたのをきっかけに、積読になっていた本書を読んだ。
確かに難解で、解像度が無駄に高い独特な言い回しと用語でくどくどと語っているが、主張自体はシンプル。
白黒映像に男の子の笑顔が映し出される。ズームアウトすると、男の子は戦場に立っていた。側に倒れている人もいる。
でもさらにズームアウトすると、そこは映画のセットの中だった。
このように体験は何が見えるかによって意味が変わってくる。映画の撮影所の外で火事の炎が近寄ってきていた、といった具合に後から意外な情報が加わる可能性も否定できない。このように、ある現象が変化しながら組織化されていくメカニズムを「現象」と呼び、その意識における構造を哲学的に探究することを「現象学」という。
この他、エポケー(判断保留の姿勢)、ノエマ(意識に現れる対象の与えられ方)、ノエシス(行為としての意識)——この4つを押さえれば、日常会話レベルでは十分だと思う。
「あとがき」で著者らが「フッサールの言葉を足しも引きもせずに書いた」と述べているので、本書は初学者向けではないんじゃないかな。「改めて向き合うフッサール」というタイトルの方がピッタリ来る。
でも時々、この哲学的な「無駄に解像度の高い」文章に触れて、緩みまくった自分の思考や曇りまくった視点とのギャップを感じることは必要だと思う。中途半端に学んだ者ほど自信過剰に溺れ、達人ほど「自分は何もわかっていない」と無力感を噛みしめる「ダニング=クルーガー効果」は、この「現象学的還元」の良い実例と言える。フッサールの厳密さは、普段の雑な思考を引き締め直してくれる良い薬になった。