竹田青嗣のレビュー一覧

  • プラトン入門

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    ネタバレ

    プラトンの思想に賛同する側と反対側の双方の主張を理解した上で、自分の解釈を提示。

    反プラトン主義は、プラトン主義に端を発すると見られる近代としての市民社会の成立が、封建制を否定したとともに帝国主義やファシズムの勃興につながり、世界戦争の惨禍を招いたことを根拠に展開される。

    竹田的に重要な点を以下に列挙する。
    ・プラトンが西洋哲学を創始し、ゲーテが完成させた
    ・哲学は、まずもって、普遍的思考を志向する。「普遍性」の条件とは、誰でも対等の権限でこの言語ゲームに参加できるというありかたのこと。
    ・哲学の普遍的思考とは、さまざまな共同体を超えて共通了解を作り出そうとする思考の不断の努力。一方、思想

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    2021年08月21日
  • 完全解読 カント『純粋理性批判』

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     「純粋理性批判」を一通り読み終え、なんとなくわかったかな、というところでこの本で再整理。いわゆる「超訳」というのか、著者らの解釈を元にオリジナルを完全に再構成したもの。オリジナルは本筋から逸れた箇所がかなりあり、論理の筋道が行ったり来たりして読みにくい箇所が多いが、本書ではそういうところがスッパリ整理されており読みやすい。一方で「あれ、こんなこと書いてあったっけ」とオリジナルに戻ると、全く違うことが書いてあったりするので注意。巻末の索引は助かるが、訳によっては微妙に訳し方が違うので意外に使えなかったりする。むしろ段落番号があったりするとテキストと相互参照できるのでよかったと思う。

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    2021年07月16日
  • ハイデガー入門

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    なんとなく気になる存在ではあるが、難しそうでなかなか手がでないハイデガーの「存在と時間」。さらには、「存在と時間」より難解といわれる「後期ハイデガー」。

    全体主義について学んでいくなかで、やっぱハイデガーは欠かせないな〜、またその文脈で、アーレントを理解するためには、その師もある程度理解しとかなくてはな〜と思う。

    が、やっぱ本人のを最初に読むのは、ドツボなので、入門書で始める。この入門書もたくさんあるのだが、「現象学入門」が難しくはあるが、クリアな感じなだったので、竹田さんの本で入門することに。

    ハイデガーの「存在と時間」を中心に、後期ハイデガー、そしてハイデガーとナチズムとの関係、現代

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    2021年07月04日
  • 超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』

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    ■著者が扱っているメインテーマ
    認識問題とは何で、それと解く現象学的還元とは何か?

    ■筆者が最も伝えたかったメッセージ
    内在意識から出発し、他人のそれと同じ構造を持つか
    疑いえない意志内で反省された事象同士の一致である。

    ■学んだことは何か
    客観という考え方ではなく、内在意識の構造の一致の働きがあるということ。
    つまり、主観から生まれた思いを前提に他社の考え(客観)を規定する。

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    2021年03月13日
  • ニーチェ入門

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    ■著者が扱っているメインテーマ
    いかに生きるとはどういう事か?

    ■筆者が最も伝えたかったメッセージ
    生きようとする欲があるから苦悩はあるという世界を受け入れ
    自分で世界を切り開いていこうとする意志が大事。

    ■学んだことは何か
    苦悩が選んだ世界から生まれた結果。
    人の数だけ世界は存在しているので、そこを否定する生き方は自分を否定しているようなもの。
    (他人を羨んだり、苦悩を拒否したり)

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    2021年03月13日
  • ニーチェ入門

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    「入門」と言いつつ、 #飲茶 さんの本を読んでいたからなんとか理解できた感じ。
    それまでの「絶対的に正しいものが存在する」という「真理への意志」を否定し、この世は自然の物理科学的法則に貫かれた機械仕掛けの天体運動に過ぎず、「何をやっても一切は決定されている」と断じる。だからこそ、「いつも無限の繰り返しとしてそう欲されるべきものとなるように行為」すべきだと説く。「なんのために」ではなく「いかに」生きるかを選ばなくてはならない、世界の「価値」はただ「力への意志」による解釈からのみ生じるのだと。

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    2020年10月18日
  • 哲学ってなんだ 自分と社会を知る

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    最後まで読み終えて、「哲学とは」ではなく、「哲学ってなんだ」というタイトルであった事にひとり納得。読み始める前は哲学という学問は何なのかという一般的な説明をしてくれる本かなと思っていたけど、哲学という思考法の捉え方の流れを著者の目線から説明している。著者の青田さんの個人的な意見が前面に出ているが、どういう立ち位置の意見であるかを著者自身が注釈を入れるように説明してくれるので、分かりやすかった。

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    2020年10月10日
  • 中学生からの哲学「超」入門 ――自分の意志を持つということ

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    自由を得るために必要なことは何か?
    自由とはどいうものなのか?知ることから始まる。
    歴史の過程から、今では経済的な背景


    自由恋愛
    職業の自由
    社会的承認


    ガウェインの結婚

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    2020年04月25日
  • 超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』

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    榊原哲也先生の本を読み終わってから、現象学について学びを深めようと考えて手に取った本。2周したけど、分かったような、分からないような。でも、おそらくこれが一番平易に書いてあると思われる本。

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    2020年01月09日
  • ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論  自分と社会をつなぐ回路

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    今、竹田青嗣と橋爪大三郎の書籍を通読中だが、その一環として22年前(1997年)に出版された本書を再読してみた。中身は今でも十分通用する真摯な議論。小林氏の真摯な姿勢が超絶博識の哲学者竹田・社会学者橋爪両氏の議論を白熱させる実に中身の濃い議論の書籍化。

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    2019年09月10日
  • 超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』

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    「はじめての」と題されるだけあって、難解なフッサールの『理念』が誰にも分かると言って差し支えのない平易な言葉で説明されていると思う。(とはいえ、雑に読んでさくっと理解できるほど甘くもない)
    さらに一般読者及び初学者に向けた入門的説明であるだけではなく、フッサールの現象学における核心について、その後の正統派現象学や実存主義やポストモダン思想(相対主義、構造主義)が誤った咀嚼の元に批判を展開してきたという、竹田青嗣氏の力強い主張が展開されているところに本書の大きな特色があると感じた。
    この「フッサールは誤解されているので見直すべき」という主張が竹田青嗣氏の独自的なものなのか、それとも現在の思想界で

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    2019年09月09日
  • プラトン入門

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    現象学というイメージの著者だったが、本書を読んでイメージが変わった。
    ちくま新書の哲学入門のシリーズの中でもかなり好きかも。

    今さらプラトンなんて、という気もしないでもないが、こうして現代とつながる形で解説してあると途端に身近に感じらる。もちろん当時の状況を踏まえて読むべきであるという著者の主張はもっともであるのだが、なんだろうかこの「わかった感」というか「スッキリ感」。

    言語ゲームやマルクス主義を絡めてプラトンの哲学を説明してあるだけでこれほどまでにおもしろいとは。

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    2019年02月11日
  • 完全解読 フッサール『現象学の理念』

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    難解なフッサールの現象学を著者の意見(解釈)を交えながら詳細に解説してくれる。
    何度も同じ概念を解説するのでくどいと思えるほどだが、これぐらい繰り返さないとフッサール
    理解できないのであろう。
    個人的に、近代哲学の著述を読み解く上では、読みたい哲学者の前後の思想も知っていないければならないのが高いハードルとなっていた。この本では、デカルトーカント等のフッサールが受け継いだドイツ観念論の系譜及び現象論を批判したハイデガーやデリダの思想にも言及して読者の理解を助けてくれる。

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    2019年01月02日
  • ニーチェ入門

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    もちろん難しかった。けど最後まで読み通すことは出来た。竹田先生の著作との相性が良いことは分かった。難しいけどすこし読みやすい。先生曰く「哲学」や「思想」が「善きこと」を求める努力で、その「善きこと」への志を持つなら、是非とも一度はニーチェ思想の深い森の中を通ってみることをすすめる。とあるのでオレはようやくその森の存在を知ることが出来たのだと思う。その森は、きっと想像以上に深くて広大で鬱蒼とした暗くてイヤなところだろうけど、途中で急に湖が出てきたり、屋敷があったり見たこともない鳥が啼いていたりしそうだ。そこにはきっと色んなまだ見ぬ未知の世界が広がっている。そこで迷って森から出られなくならない様に

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    2018年11月15日
  • 知識ゼロからのニーチェ入門

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    今回マンガでニーチェの人生を描いてくれたおかげで人間らしいニーチェを身近に感じることが出来た。もちろん言ってることは難しいが、人1人の人生として考えた時、特に後半生は何て苦しい人生だったんだと報われなさに息がつまるようであった。真面目で不器用な生き方に人間ニーチェを好きになった。また色々関連本を読んでみようと思う。何度も近づいて跳ね返されての繰り返しなんだろう。

    それにしてもニーチェが本を自費出版してるとは知らなかった…。

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    2018年10月21日
  • 中学生からの哲学「超」入門 ――自分の意志を持つということ

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    中学生が理解できる哲学の本だと思って読み始めたが時間がかかったぁ(汗)
    現代社会においては、自由すぎて何が「自由」なのか、豊すぎてどこに生きる意味があるのかも、うまくみえない。その環境で「自分の意思をもつこと」ことが、現代社会に生きる私たちにとっての最大のテーマなのだと。

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    2018年10月12日
  • ニーチェ入門

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    ニーチェさんは、実はちゃんと読んでいないんです。
    読んでみようかな、とも思ったんですが、あの手の本は、どうにも訳文が不満なことが多くて、しり込み。
    (村上春樹さんあたりがニーチェ翻訳してくれないかなあ…英語ではないから無理だけど)。

    と、いう訳で、こういう本をひとつ読んでみようか、と。

    読んでみたら、実に面白かったです。ニーチェ、けっこう好きでした。

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    ●「事実などは存在しない。ただ解釈だけが存在する」

    ●「真実とは、もっとも強力な解釈のこと」

    ニーチェさんはキリスト教が強い時代にあって、まずそれを疑った。
    そして、結局、宗教というものを、疑い抜いた。
    全ての「誰かが説いた価値」

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    2017年12月19日
  • はじめての哲学 賢者たちは何を考えたのか?

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    私が持っている確かさは、私が存在していることだけだ。
    私は、このたったひとつが失われてしまうのが恐ろしい。
    だから死が怖い。でも実際には、私は死についても、存在することについても、何も知らないのだ。
    ソクラテスなら、なんて言ってくれるだろう。

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    2017年01月27日
  • 超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』

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    ヘーゲル哲学の入門書。ヘーゲルを読むのに何から始めて良いか分からず、竹田青嗣さんの本はこれまでにも読んでいたのでこれにしましたが、とても分かりやすかったです。これから訳書を読むに当たり、とても心強い入門書です。

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    2016年10月22日
  • 中学生からの哲学「超」入門 ――自分の意志を持つということ

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    とっつきにくい哲学をわかりやすく書いた本。著者によれば哲学も宗教の科学の違いは世界の説明の方式。その中で哲学は人々の異なる信念や価値観の中から共通項を取り出すような考えだと述べる。違う言葉でいえば、自己を押し付けるのではなく自己と他者と相互承認のうえに哲学は成り立つ。
    自分自身について自分で深く考える方法が哲学のエッセンスとも説く。各々は・・したい や ・・になりたい といった欲望を持つが、それは各々の自己ルールによって規定されている。自分の欲望や自己ルールを省みることが自分の意志を持つということである。

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    2017年01月09日