竹田青嗣のレビュー一覧
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「力への意志」の概念は非常に良かった。世界とは客観的に存在する事実ではなく、主体によって解釈されているだけのものである。その解釈の仕方は、主体の欲望に根源を持つ(力への意志)。それは弱者にとってはルサンチマンになったりキリスト教的世界観になったりする。しかしそういった「否定」や「他者」に生の根源を求めるのではなく、強者(超人)が持つような生命感情に「力への意志」を目標として持ち、生と世界を肯定しながら生きていく、それが何のために生きるのかへのニーチェの解答であると理解した。
「私たちの知性に権力と安全の感情を最も多く与える仮説が、この知性によって最も優遇され、尊重され、したがって真と表示される -
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ニーチェの入門的な内容がわかった。
まず、永遠回帰という内容は理解はできるが、日本人かつ無宗教の自分にはあまり刺さらない内容だなと感じた一方で、当時の科学の発展と共にキリスト教の失墜は、インパクトがかなり大きかったんだろうなというのも容易に想像できた。
ニヒリズム的な思考は現在、増えている気はしている。特に格差が大きくなり、親ガチャという言葉が発生し、運命論に逆らえないようなこの思考はまさにニヒリズムと言ってもいいような気がする。
ルサンチマンの内包には私は常日頃から気を付けており(この本を読む前から)、さらに超人という目指すべき姿は、環境に左右されない強い理想像として私に刺さるものがあっ -
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Mrs. GREEN APPLEの歌詞が
ニーチェの思想があるんじゃないか?と
誰かが考察していたので気になって読みました。
ほんとに全くニーチェのことがわからなかったので
初心者向けとある本から読ませていただきました。
カタカナが多くて、名前なのか地名なのかとか
そこすら曖昧な私です、、、。
マンガになっている部分が、
ギャグ感あって楽しく読みすめめる事ができました!
ところどころ難しい部分もありますが
初めて読むにはいいなと思いました。
「神は死んだ」という言葉も
耳にしたことはありましたが
意味などを考えたことがなかったので
いい勉強になりました。
ルサンチマン!学校で習ったような気 -
Posted by ブクログ
相対主義や詭弁を退け、あくまでベタに真摯に、言葉による普遍洞察=哲学の道を探る。まさに竹田哲学の集大成ともいうべき書だ。簡単に読み進むのは難しいが、哲学という大きな思考の軌跡をゼロから確実に理解できるはず。
近代市民社会を肯定する。その言葉が凄い。
「近代社会の原理は、歴史上はじめて登場した、万人に自由と価値の多様性を保証する社会システムである。その政治原理は一般意志統治(民主主義)であり、その経済システムは普遍市場(資本主義)経済であって、この組み合わせは代替不可能である」(p30)
現代社会や現代学問の課題に真っ向から取り組もうとする氏の姿勢には、感服するしかない。宮台真司氏や東浩紀 -
Posted by ブクログ
ネタバレプラトンの思想に賛同する側と反対側の双方の主張を理解した上で、自分の解釈を提示。
反プラトン主義は、プラトン主義に端を発すると見られる近代としての市民社会の成立が、封建制を否定したとともに帝国主義やファシズムの勃興につながり、世界戦争の惨禍を招いたことを根拠に展開される。
竹田的に重要な点を以下に列挙する。
・プラトンが西洋哲学を創始し、ゲーテが完成させた
・哲学は、まずもって、普遍的思考を志向する。「普遍性」の条件とは、誰でも対等の権限でこの言語ゲームに参加できるというありかたのこと。
・哲学の普遍的思考とは、さまざまな共同体を超えて共通了解を作り出そうとする思考の不断の努力。一方、思想 -
Posted by ブクログ
「純粋理性批判」を一通り読み終え、なんとなくわかったかな、というところでこの本で再整理。いわゆる「超訳」というのか、著者らの解釈を元にオリジナルを完全に再構成したもの。オリジナルは本筋から逸れた箇所がかなりあり、論理の筋道が行ったり来たりして読みにくい箇所が多いが、本書ではそういうところがスッパリ整理されており読みやすい。一方で「あれ、こんなこと書いてあったっけ」とオリジナルに戻ると、全く違うことが書いてあったりするので注意。巻末の索引は助かるが、訳によっては微妙に訳し方が違うので意外に使えなかったりする。むしろ段落番号があったりするとテキストと相互参照できるのでよかったと思う。