【感想・ネタバレ】超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年07月25日

『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』に入っていた竹田さんのフッサール解説に感動してもっと読みたくなり購入。『現象学の理念』を極めて容易に読み下しつつ、それでもわかりにくい箇所の解説も丁寧。主客一致問題という哲学の大きなテーマに対するフッサールのアプローチは非常にわかりやすいし、看護などの対人支援...続きを読む分野に取り入れられているのも納得する。社会的インパクト評価の文脈が下手な社会調査に荒らされる前にみんなでもっと現象学の勉強をしたい。

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Posted by ブクログ 2012年10月08日

フッサール現象学について理解が深まる一冊。現象学的還元については、最も丁寧にわかりやすく説明されている。

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Posted by ブクログ 2021年03月13日

■著者が扱っているメインテーマ
認識問題とは何で、それと解く現象学的還元とは何か?

■筆者が最も伝えたかったメッセージ
内在意識から出発し、他人のそれと同じ構造を持つか
疑いえない意志内で反省された事象同士の一致である。

■学んだことは何か
客観という考え方ではなく、内在意識の構造の一致の働きが...続きを読むあるということ。
つまり、主観から生まれた思いを前提に他社の考え(客観)を規定する。

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Posted by ブクログ 2020年01月09日

榊原哲也先生の本を読み終わってから、現象学について学びを深めようと考えて手に取った本。2周したけど、分かったような、分からないような。でも、おそらくこれが一番平易に書いてあると思われる本。

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Posted by ブクログ 2019年09月09日

「はじめての」と題されるだけあって、難解なフッサールの『理念』が誰にも分かると言って差し支えのない平易な言葉で説明されていると思う。(とはいえ、雑に読んでさくっと理解できるほど甘くもない)
さらに一般読者及び初学者に向けた入門的説明であるだけではなく、フッサールの現象学における核心について、その後の...続きを読む正統派現象学や実存主義やポストモダン思想(相対主義、構造主義)が誤った咀嚼の元に批判を展開してきたという、竹田青嗣氏の力強い主張が展開されているところに本書の大きな特色があると感じた。
この「フッサールは誤解されているので見直すべき」という主張が竹田青嗣氏の独自的なものなのか、それとも現在の思想界でムーヴメントとして湧き起こっているものなのかどうか(類書があるのかも含めて)を、初学者である僕はまだ知らない。けれど、これから僕がフッサールを読み進めていく上で、氏の視点を心にしかと留め置きつつ本書を随時参照することになると思う。

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Posted by ブクログ 2019年10月07日

時間意識の問題についての解説がけっこう楽しく読めた。
意識と知覚などなど現象学における認知の扱いは難しいけどおもしろい。

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Posted by ブクログ 2017年07月12日

2017.07.10 現象学はなかなか難しい。輪郭は掴めたかもしれないが、十分な理解には程遠い。難しいが面白い。

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Posted by ブクログ 2017年11月30日

『完全解読フッサール『現象学の理念』』(講談社選書メチエ)と同じく、フッサールの『現象学の理念』を著者がやさしく読み解いた本です。

『完全解読』よりもいっそう大胆にフッサールの議論をパラフレーズしており、読みやすくなっているように思います。また『完全解読』と同様、フッサール現象学のキモは「確信成立...続きを読むの条件」を明らかにすることにあるという著者自身の現象学理解が示され、その立場からフッサール自身の議論の流れにそくして解説するという構成になっており、著者の解釈の成否をある程度読者自身が確かめることでができるようになっています。

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