三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 嵐吹く時も(上)

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    ネタバレ

    【嵐吹く時も 上】 三浦綾子さん

    北海道苫幌村でただ一軒、日用品・雑貨から食料品まで扱う「カネナカ」。
    その「カネナカ」の娘志津代は母親に似て美しく賢しい子どもであった。

    父親の順平は温厚で人望もあり、母親のふじ乃は美しく鉄火肌の人であった。
    両親は二人で力をあわせ「カネナカ」を苫幌一の店に育て上げた。

    志津代は幼き頃より、苫幌村の宿屋「山形屋」の次男文治に思いを寄せる。
    文治もまた、志津代に思いを寄せるが、内なる思いを打ち明けることが出来ずに居た。

    ある日、順平が東京へ出かけている時、ふじ乃が行商人の増野と過ちを犯し
    新太郎を身ごもる。

    順平は新太郎が我が子で無いことを察し、志津代にカネナカを継がせるよう心に決める。
    志津代が文治を好きなことを知った順平は、いずれは彼と志津代にカネナカを継いで
    貰おうと考え、彼をカネナカに使用人として迎えようとする。

    しかし志津代に対し、素直になれない文治は順平の話を断り勉強の為に
    東京へ行ってしまう。


    思いやりの深い順平も新太郎に対してはやさしく接するコトが出来ず、
    そのコトに不満と順平へのやましさを感じるふじ乃。

    順平とふじ乃の仲も狂い始めた。


    新太郎を甘やかすふじ乃に、見るに見かねた志津代が激しく叱責し詰め寄る。
    その諍いに心を痛めた順平は急死してしまう。

    志津代とふじ乃は順平の死に衝撃を受け、自らを責める。

    順平が居なくなってもカネナカの忙しさは変わらない。
    その年の暮れ、病気で苫幌へ帰ってきていた文治はふじ乃の願いで
    カネナカで働くコトになる。

    ☆

    三浦綾子さんの書く小説に出てくる主人公はいつもキレイだと思う。

    「氷点」の陽子、北原邦雄、「泥流地帯」の拓一、耕作兄弟
    「銃口」の竜太、「海嶺」の音吉
    そして、この本の志津代と文治

    清貧で、謙虚で、潔癖で、まっすぐで。。

    読んでいて心が洗われる気がします。

     

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    2013年05月11日
  • 三浦綾子 電子全集 あのポプラの上が空

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    ネタバレ

    早くに父親を失い、大学への進学を諦めていた主人公は、亡くなった父親に命を助けられたという父親の友人の援助によって、大学進学の夢を果たす。父親の友人と名乗る病院長の男の家に下宿をしながら主人公は医者を目指すのだが、下宿先の家庭事情には、決して外へもらせない秘密があった。病院を経営する立場でありながら、覚醒剤、麻薬に蝕まれていく家族。家族の絆の崩壊が描かれている。ラストはいまいちしっくり来なかったけど、ドロドロ具合にはまった。本の中のお話としては、このドロドロ感が面白いです。

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    2011年01月30日
  • 三浦綾子 電子全集 新約聖書入門 ―心の糧を求める人へ

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    旧約に続き、課題でした。以下レポートの一部です。著者三浦綾子が、自身が聖書を手にしてキリスト教を信仰するようになるまでの心境の変化などを織り込みながら新約聖書について解説している。彼女の心ひかれた部分により多くの文字数を割いているため『マタイによる福音書』は一際長い章となっている。 『旧約聖書入門』と同様、口語体であるとともに初めは著者自身も私のように信仰があったわけではなく、むしろキリスト教に反感さえ持っていたところから書かれているため大変読みやすかった。『イエスの死と復活』では簡単な年表まで掲載されており、聖書に通じていない場合にも理解しやすいようになっていた。「心は熱しているが、肉体が弱いのである」という一文はとても慈悲深く慰められるものだった。また最後になるが、聖書全体はノックであり、自分で受け入れなければキリストは入れないというのは興味をそそられるラストだった。

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    2011年07月21日
  • 三浦綾子 電子全集 旧約聖書入門 ―光と愛を求めて

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    大学のキリスト教学のレポート教材でした。せっかくなのでここにも一部を。著者三浦綾子が、旧約聖書を一部抜粋しながら私見も交えつつ解説した本である。病床で書いているため、苦難からの救いなどには特に力がこもっている。聖書は教典であるから、真理を見つけるための手引書は必要なのだ。口語体であり、著者の実体験などをふんだんに取り入れているためタイトルから想像するよりもかなり読みやすい本であった。

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    2011年07月21日
  • 裁きの家

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    眠れなかったので読み始めたら、最後まで読んでしまった。
    登場人物の描写が丁寧で、どんどん人間不振に陥ります。
    あのラストは容赦ない。

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    2010年09月03日
  • 三浦綾子 電子全集 裁きの家

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    眠れなかったので読み始めたら、最後まで読んでしまった。
    登場人物の描写が丁寧で、どんどん人間不振に陥ります。
    あのラストは容赦ない。

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    2010年09月03日
  • 三浦綾子 電子全集 あのポプラの上が空

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    今から10年程前の作品なだけあり、古風な感じが出ている。
    覚醒剤や麻薬の恐ろしさをもう少し強く表現してもよかったのではないかと思ったが、それよりもこの物語のテーマは「生きることの意味をさぐり、人間の絆を問う」こと。
    初美や景子の、家族に対する思いが何とも切ないように思われた。
    読みやすかったが、自分の中でもっと深く考えを掘り進められる気がする。

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    2010年05月15日
  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

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    道ありきシリーズ第三部…と言われれば当然続きと思いますよね?



    が、この三部目は一転。一言で『キリスト教のすすめ』みたいな作品です



    ここまで読むからには多少キリスト教に興味持ってるのでまぁいいんですが、見方かえると他愛もない話を何10分してから急にセールスしだす営業さんみたいな気がせんでもない…


    それはさておき、聖書の中身をかいつまんでですがとても分かりやすい比喩を交えながら説明してくれてますので興味ある方は是非読んでみてはいかがかと


    僕も聖書勉強しよかなぁと思いました

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    2010年05月06日
  • 三浦綾子 電子全集 石の森

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    2009.03.06. 19歳の乙女の心の潔癖さ、中断してしまう自分の不可解さ・・・。抱え切れない自我を、持て余しすぎてどうしたらいいかわからない主人公に、少しだけ共感を覚えた。「セブンティーン」という雑誌に連載されていた、ということに驚く。(T)

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    2009年10月17日
  • 三浦綾子 電子全集 広き迷路

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    最後はハッピーエンドにならなかった。
    広き迷路は東京でひとり暮らしが自由で
    本人の意思で迷路のようだと言っている。
    2008.02.08

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    2009年10月04日
  • 孤独のとなり

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    いろんな雑誌や新聞に掲載した文章を取りまとめたエッセイ集。
    そのためタイトルに沿わない部分もある。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 孤独のとなり

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    いろんな雑誌や新聞に掲載した文章を取りまとめたエッセイ集。
    そのためタイトルに沿わない部分もある。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 岩に立つ

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    独特の語り口で綴られる一人の棟梁の生涯。
    まさに竹を割ったような主人公の破天荒な人生を見守っているうちに、笑いも涙も自然と出てきた。
    豊かな生活を送る現代の日本では、此処まで信念を持って強く真剣に生きる人は少ないだろうと思った。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 広き迷路

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    久しぶりに三浦綾子。
    オトコってアホやねぇ・・・と思ってしまう。
    でもオンナもバカだけどね。
    恋愛ってすごいね。
    つまらないわけじゃないけど、すごく面白いっていうわけでもなかったかな。
    (08/07/04)

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

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    北海道、樺太を舞台とした、大正後期から昭和戦中のお話。愛しながらも、運命のいたずらが二人に・・・愛とは?

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    2009年10月07日
  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

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    作家は口からマユを身の回りに形成してゆく蚕に似ていると言った人がいる。もし、そうだとするならば、三浦綾子が、身の回りに形成してゆくマユは、信仰と愛に彩られている。その穏やかな眼差しと、あたたかい声音は、何よりも、神と人間への深い愛に満ちている。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

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    キリ概の授業の課題本。
    キリスト信じないけど、読みやすかった。
    でも、やっぱ信者にはならないかな。
    でも、生きるって何?とか、愛ってなんだ?とか。
    気分がちょっとおちちゃった。

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    2009年10月04日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (上)

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    主人公が幼少期にいろいろな事を学び、考えながら成長していく姿が面白かったです。テーマは結構重いのですが、読みやすい話です。ここに出てくる先生が本当に良い人で、彼の言葉に私も何度も救われたような気になりました。

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    2009年10月04日
  • 銀色のあしあと

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    キリスト教の伝道者である二人の対談。
    星野富宏は事故で手足の自由を奪われ筆を口にくわえ詩画を歌い、大病を患い不自由な体になりつつも執筆活動を続けた三浦綾子。
    信仰とはかくも人間を強くできるのか。”わたしはあなたのみおえしえを喜んでいます。苦しみにあった事は私にとってしあわせでした。詩篇119”は私の胸をつく。

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    2009年10月07日
  • 三浦綾子 電子全集 積木の箱(上)

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    めずらしく明らかなキリスト教の信仰が描かれていない話。
    杉浦先生の純粋で真摯な心が、一郎を悩ませている様子が印象的。
    限りなく純粋な和夫ちゃんが天使、純粋で真摯な杉浦先生が牧師、本能を押さえることができず、意志の弱い一郎がわたしたち、みたいな感じで、どこかキリスト教を感じました。

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    2009年10月04日