柄谷行人のレビュー一覧
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12
教える・習う 非対称 言語ゲームの基礎?
26
精神分析は医者と患者のコミュニケーションとしてしかありえない
45
文学は教えられないことを教える
48
自己差異化
62
現代の文学は言葉のガン的な拡大、自己免疫疾患
74
82
外科
83
キュアーよりケェアー
99
景気循環→進化論 マルサスより19世紀のイギリス
114☆
記号論
119
中上健次 フランス文学・日本文学は元植民地に依存している
→搾取
131
共同体と共同体の間が社会
173
戦中の紙の配給、本の配給、インフレ
181
柳田は政治化した私を問題
折口は世界宗教化しようとする
185
フランス現代思想は政治的状 -
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16
引き戻す力=日常性 外的なものでない?
26
風 ないとイマジネーションが働かない
47
チボーデ「批評の生理学」
66
哲学の文体 動詞でなく名詞のみ?
72
疎外論の感想
78
安吾
84
日本語
92
風景
98
躓き 国語教育 柳田は小学校教師を読者に置いてた?
125
奴隷とプロレタリアート
141
アイデンティティではなくディファレンス
未開と進んでいるは進化論から生まれ、それは同一性の問題である
175
ツリー
182
主体として捉えるのではなく場所として捉える
185
リズム
214
デリダ フッサール
225
バイイ
233
セミ・ティラス的な構造
314
中 -
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16
世代論 60年代人
60年=多様性と近代日本の問題(普遍性、グローバル)から70=ただの学生運動(世界的共通性がない)
24
〈六〇年には、グローバルな問題があると同時に、「昭和」という言葉ががはらむような、日本に固有の問題がある。〉
30
〈文学は「文学的」ではない。文学には、才能と時に労働が必要だ。才能と同時に、こつこつやる必要がある。〉
37
50
修論
61
フランス現代思想
世界の解釈を変える→世界は変わる
テクストをどう読むか→テクスト的観念論
67
デリダの脱構築、冷戦構造を反映
75
考えずコミット
80
交換様式
109
歴史の反復
国家に固有の反復、資本に固有の反 -
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歴史は実験可能。自然選択という意味で。再現性を持つという意味ではない。ロシア革命や国際連盟の創設は社会変革の実験の典型。マルクスやカントの構想した理念。エスペラントの運動も実験例として挙げられる。フランスの反対で挫折したらしいが、自然発生では無い、人工言語の公用語化だ。
しかし、人間の営為が理念を裏付けにしている事を明らかにした時点で、行動は全て実験的側面を持つため、史実における実験とは、その規模感の相違が定義する限りではないだろうか。歴史的トピックスとして取り扱われた事象に対し、それを世界史実験と呼ぶべきかは疑問。日本の英語教育はそうではなく、エスペラントはそうだという取捨選択は、思考実験 -
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かなり久しぶりに柄谷行人さんの本を読んだ。
最後に読んだのはなんだっけと調べてみると、1994年の「「戦前」の思考」だった。これは出版後すぐ読んだ気がするので、なんと28年ぶりに柄谷さんを読んだことになる。
柄谷さんは、80年代の日本ポストモダーン思想を代表する思想家という印象とマルクスやカントを独自に解釈をする思想家という印象がある。
わたしは、柄谷さんの1978年の「マルクスその可能性の中心」を読んで、それまであまり興味なかったマルクスが「こんなふうに読めるのか!」と驚きファンになった人なので、その発展型ともいえる内容と思われるこの本を見つけ、久しぶりに新刊を買って、読んでみたという -
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2010年に『世界史の構造』を書き終えた柄谷行人が、柳田国男について考察した一冊。
第一部は「実験の史学をめぐって」と題され、主に柳田国男が戦前に発表した「実験の史学」の評価がテーマとなっている。柳田国男は日本各地での方言の共通性を調査することで、空間が離れつつも共通した歴史・文化が存在しているということを比較文化論的に示そうとした。しかしながら、その後で柳田はこうした探求のアプローチを取ることがなくなり、その背景にある彼の思想の変化と共通性を炙り出すのが第一部でのテーマである。
続く第二部は「山人から見る世界史」と題され、天狗や仙人として表象され、平野部の社会からは完全に途絶された世界を -
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「文学とは、小説とは、哲学とは、そこから見えてくる世界とはこういうものである/こういうものであった」という点においては色褪せず参考になる本だと思う。しかし、「こうなるであろう」という点においてはコロナ前に書かれた本であるため、「本当に?」となる。そのくらいコロナで世界は不可逆に変わってしまった。文学も小説も2人の言う通りエネルギーを無くして、2人の願い叶わず衰退はするだろうけど、そこまでの道筋はこのとき見えていたものと大きく変わってしまったと思う。たとえば誰かの抱えた花束が手放されるのは、花が枯れたときではなく、その人が死んだ時かもしれない。
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社会学者の大澤真幸が、日本の戦後~現代を代表する社会思想家として柄谷行人と見田宗助の両名を選び、対談及び自身の解説文によって両名の思想を描き出す一冊。
両名の著作にあまり触れたことがない人でも理解できるように書かれた解説文や、大澤真幸自身の優れたインタビュアーとしての論点設定により、両名の思想の入門書として確かに良い一冊になっている。
柄谷行人については、2010年に発表された『世界史の構造』以降のテーマである交換様式論が主に解説の対象とされ、かつ自身の恩師である見田宗介の思想との接続を図る最後のパートが非常に面白い。
少なくとも研究室のメンバーで柄谷行人を読んでいなかった人は相当少ない -
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(01)
著者が長年あたためてきた柳田国男論であり、世界というスケールをもった文明論(*02)でもある。
マルクス、進化論、デモクラシー、植民政策、ナショナリズム、国家神道、大東亜共栄圏、近代の世界や国家日本の動きのなかで、柳田は、どのような「実験」を企てようとしていたのだろうか。近年の柳田研究でまとめられてきたモチーフも下敷きにしながら、批判をこころみつつ、著者が長年考えてきた柳田の現代性を明らかにしている。
島崎藤村と柳田国男の文学的な比較実験という面白い手法も用いている。
(02)
第二部は特に、柳田が唱えた「山人」を著者が独自に抽象した原遊動民と位置づけ、デカルト、フロイト、井上円了 -
Posted by ブクログ
難しかった。前提知識が全然足りてない。笑
ただ、「日本人はなぜデモをしないのか」はとても面白かった。
ニュースでも今の若者は、と言われるし、自分自身も自分含めてダメだな、デモって怖そう、なんで一生懸命やってるんだろ(他人事)、SEALDsでやってたことはすごいとは思うけどどうなん?…てか民主主義ってなに…
って思ってたけど、別に今が特別どうとかじゃなかったんだ。安保闘争の時だって、最初の勢いが過ぎると過激派に押されて一般の?人は離れていった。
選挙の結果が全てとか、デモは正しい正しくないとか、その考え方自体が間違い。どっちも大事なんだ。
知識人といわれている人やテレビのコメンテーターの言 -
Posted by ブクログ
国家や共同体(ネーション)を越えたつながりとして、世界共和国の理念を説く。
社会構成単位規模により、生産から交換の発生し、交換様式は変わる。個(贈与)⇒国家(商品交換)。未開社会の婚姻(交換・贈与)⇒親戚⇒国家へと共同体は拡大して、他国家との交換をするための、法が発生する。商品交換、共同体外との交換は貨幣が必要となる。国際的な決裁手段としての金の価値は変わらない。交換以前に貨幣は存在している。金貸しの理論、利息という別な価値。
大航海時代より、一国家単位では考えられない⇒世界帝国、世界経済へ。
国家とは、
1生得的=子、孫への支配と同様。
2服従的=交換と見えない交換である。
資本では、
土地 -
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ネタバレ【「未来の国家」1971年 by チョムスキー】p4
A. 国家社会主義(共産主義)ex. ソ連
B. 福祉国家資本主義(社会民主主義)ケインズ主義的、福祉国家的
C. リベラリズム(新自由主義)アダム・スミス以来の経済的自由主義 cf. ハイエク
D. リバタリアン社会主義(アソシエーショニズム)
【史的唯物論】p18
マルクス主義の歴史観。歴史の発展の原動力は、社会的生産における物質的生産力とそれに照応する生産関係とからなる社会の経済的構造にあるとする立場。その上に政治・法律・宗教・哲学・芸術などの制度や社会的意識形態が上部構造として形成され、やがてその生産関係は生産力の発展にとって桎梏