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Posted by ブクログ 2023年04月28日
柄谷氏の「世界史の構造」(岩波現代文庫)を読んで感銘を受けたので、続けて本書を購入しました。私は「トランスクリティーク」はまだ読んでいないので、そことの比較はできませんが、本書は「世界史の構造」の理解を深めるためにはちょうどよかったと思います。世界史の構造を交換様式から分析するということで、様式Aか...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月26日
世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて
(和書)2010年08月30日 22:18
2006 岩波書店 柄谷 行人
柄谷行人の言う理念の入門編と言った本らしい。専門家向けにも書いているけれど発表していないって何処かで言っていた。
貸したら新品になって帰って来た本です。
今回で4回目にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
今年のベスト候補だな、こりゃ。すんげー分かりやすい。だけど、これって真面目に勉強している学生にとって大部分は普通に知っていることだったりして。一応、資本主義の自由と国家社会主義や共産主義の平等の両立を目指すアソシエーショニズムについて書いた本。mixiで長く書いたから説明は以上で終わり。思想的にはマ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月05日
柄谷によれば、マルクス革命論の欠陥は国家主義にではなく、むしろ「国家は資本主義の終焉によりおのずから揚棄されるだろう」という楽観的な“アナキズム”にこそある。マルクスは貨幣のみならず国家も共同体間に生まれることを看過していた。対他的に主権を確立する相対性が国家に自立性を与える。ゆえに一国内に完結する...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月16日
柄谷行人 「世界共和国へ」 資本、ネーション、国家の原理を解明しつつ、資本=ネーション=国家 を超える道筋として、世界共和国を提示した本
著者の結論「各国が軍事的主権を国際連合に譲渡し、国際連合を強化、再編成する〜日本の憲法9条は軍事的主権を国際連合に譲渡したもの」 諸国家を上から封じ込めることに...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
資本=ネーション=国家の接合体から抜け出し、世界共和国への道筋を探るという、まさに壮大な論考。マルクスやカントの思想が登場するので、門外漢にとっては理解を超えている。しかし、人間と人間の関係を交換様式で分類するところから始めて、国家や商品交換の成立の歴史をたどるのは、人間社会のあり方とその歴史を理解...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月04日
この本を読んで思ったこと
共同体と国家の関係は太陽と北風
この本は民衆すべての対等な暮らしを目指した共和国を
模索しているが
社会の成立を物質性だけでとらえているようだ
つまり対立で成り立つバランス性だけを意識して
混乱と不安な世の中を解決しようといているらしい
最も基本である相互信...続きを読む
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