町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
NHKの番組の書籍化らしいが番組は知らなかった。結論から言うと、小説家さんが言葉や文章に表すことしゃべることに関して、こんなことを考えているんだ!というのが新しい視点で、作家さんだからこそとてもおもしろかった。町田さん、こんなふうに考えていたんだ!!どこな優しい小説だしな、と納得。
モヤモヤしたときはコーヒー飲んで気分転換するだけでなく、そのときの感情を書いて視覚化する大切さを、町田さんに言われるとはっ!とした。
あと質問内容は現代的なものが多くて、SNSに関し、情報を即鵜呑みにしない、自分が誰かを傷つけることにならないか、加害者意識をもつことを言われていて、ほんとに確かに!と思う。自分の子供の周りを見ていると、どうして不用意にそんなことが言えるのか、ということが多いから。こういう話を前に出して、世の中よくなるといいな。やばい、エモい、等短い言葉、少ない言葉だけで感情表現する現代に、感情を表す言葉をたくさん持つと、自分の気持ちに向き合うときに明確化でき役に立つ、ということが腑に落ちた。 -
Posted by ブクログ
思わず自分をそっと抱きしめたくなるような、そんな一冊です。
最初は奇妙なお爺さんを巡るミステリーかと思っていました。でも、安珠と一緒に遺品を整理していくうちに、一見無意味に見えるメモや枯れた花の裏に、どれほど深く不器用な愛が隠されていたかに気づかされました。
私たちは「愛」は完璧でなければならないと思いがちですが、『わたしの知る花』が描く愛は、後悔に満ちていて、弱く、少しの執着すら伴っています。たとえ傷だらけの人生でも、誰かの人生の花となり、静かに咲いたことがあれば、その温もりは永遠に続くのだと。
読後は心がぽかぽかと温まりました。最近少し寂しさを感じているあなたに、ぜひおすすめしたい作品です。