町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
52ヘルツのクジラたちを読んで、2冊目の町田そのこさん。
なんとなく、表紙の印象から勝手にほんわかしているようなイメージで読み始めたら、想像と違うお話でした。
末期癌で、自宅で父を看取って約半年だったので、様々な思いが溢れ、辛い気持ちが思い出されてしまい、読み進めるのがしんどかったです。
私は泣ける!というより、自分に置き換えて考えてしまい、大切な人を亡くしてしまうかもしれない不安感みたいなものが押し寄せる作品でした。
それだけリアルな描写だったのかな。
いくらも特別好きではないけど、食べたくなくなるかも。
あと、後半朱鷺のお話で恐ろしい表現もあり、苦手な方は要注意。私は怖くてさっと読み進 -
Posted by ブクログ
高校生の少女たちが片田舎の町で突如始まった「怪異」に立ち向かうホラーファンタジー。
全体的に読みやすく、するすると読み進められます。ホラー要素はありつつも、全体的には少女たちの友情を描いた青春劇。
魅力的なキャラクターが多いですが、特に終盤、主人公の凛音さんの少年漫画の主人公のようなかっこよさにしびれました。(展開的にも、まさに漫画のよう。コミカライズとかされそう)
町田そのこさんは多くの作品で「親に傷つけられた子ども」というモチーフを選んでいますが、本作でも重要な要素になっています。
親や大人に傷つけられても、また、自分自身が時に大切な人を傷つけてしまったとしても
それを悔やみ、きち -
Posted by ブクログ
思わず自分をそっと抱きしめたくなるような、そんな一冊です。
最初は奇妙なお爺さんを巡るミステリーかと思っていました。でも、安珠と一緒に遺品を整理していくうちに、一見無意味に見えるメモや枯れた花の裏に、どれほど深く不器用な愛が隠されていたかに気づかされました。
私たちは「愛」は完璧でなければならないと思いがちですが、『わたしの知る花』が描く愛は、後悔に満ちていて、弱く、少しの執着すら伴っています。たとえ傷だらけの人生でも、誰かの人生の花となり、静かに咲いたことがあれば、その温もりは永遠に続くのだと。
読後は心がぽかぽかと温まりました。最近少し寂しさを感じているあなたに、ぜひおすすめしたい作品