町田そのこのレビュー一覧

  • 星を掬う

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    短編はどれも傑作揃いなのに、長編に関してはこの作品もそこまで乗れなかった。

    千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には
    かつて自分を捨てた母の聖子がいた。
    他の同居人は家事を完璧に担う彩子と、聖子を理想の母と呼び慕う恵真。
    普通の家族関係を築けなかった者たちの奇妙な共同生活は
    上手くいきかけたものの聖子の病で終わりを告げる。
    傷つけながらも求め合う母娘の再生物語。

    52ヘルツのクジラたち同様、まぁとにかく重い。
    千鶴の詰んでいるとしか言いようがない生活、
    そして逃げ込んだ先で再会した母が患う若年性認知症、
    恵真の抱える過去の傷、突如として現れる彩子の娘など
    多岐に渡る詰んでいる

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    2026年04月24日
  • 宙ごはん

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    ちょっと期待外れでした、、

    比較的評価が高く、私自身グルメ小説も好きなので期待していたのですが
    「食」にまつわるストーリーというよりは、さまざまな毒親ストーリー??
    そういえば「52ヘルツのクジラたち」もこんな感じだったな。。

    個々のストーリーは面白いけど(例えば主人公の産みの母、育ての母の生い立ち、同級生の生い立ち)あまりに複雑な環境の人たちが交わりすぎて、、それも不自然なくらいに交わりすぎて、、途中から話に入り込めなかった。

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    2026年04月23日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    「おたがいを永遠に愛したいという、それほどまでに強い願いが、人の短い一生に一瞬でも存在したことの証明という意味らしい。結婚という契約は」
    「奇跡だもんね、そんなの」(165頁)

     SFということもあり、賛否両論あるようですがやっぱり雪舟えま大好きだ……となりました。
     まず、「二人という旅」という題名がいい。旅だよね。異性ではない、ましてや人間同士でもない(⁉︎)シガとナガノが、喜びや悲しみ、苦しみを共有しながら、同じ方向を目指して生きていく……、二人が隣同士で座るところは特に印象的なシーンで、ドキドキしながら読みました

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    2026年04月22日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    上巻は恋愛要素もありつつ読みやすかった一方、
    後半はミステリーだしなんとなく後味悪い感じもあり、、という感じ。
    最後のたたみかけるように犯人がわかる部分はよかった。

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    2026年04月12日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    攫われた神妃を探す一方起こる王族毒殺、その騒動がどこにどう着地するのか全ての行方が気になる下巻。このミステリ加減も好きでこのどうしようもなさもこちらの焦燥感を煽る。けど作者が町田そのこさんやもんね、ファンタジーもそりゃ町田要素満載よね、という現実味まで襲ってくる。そして戀記やもんね、そこを今まで落とし込みもせず読んでた、そうか戀記や。

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    2026年04月12日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    今回は恋愛ネタ多め。
    推し活、新婚、姉の元カレ等⋯。
    神崎華結構好きなキャラクターです。
    ドナーの問題は知り合いにも居るので共感しました。
    適合したら先ずはドナー本人のみに知らせて、どうするか決める仕組みにして欲しい。
    提供拒否の場合は適合しなかったって事に出来ないのかなと。
    提供する方も大変なのに、拒否したら冷たいとか人間じゃないとか言われて何かモヤモヤしてたので神崎華の仕返しは何か分かる。

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    2026年04月12日
  • コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店 1巻

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    2026.4.28〜NHK夜ドラマ、キャスト、大げさすぎる、金かけ過ぎ、あきれ
    漫画
    本屋大賞作家による大人気お仕事小説、待望のコミカライズ! 九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員・光莉の日々の楽しみは、老若男女を意図せず籠絡してしまう、魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察することだった……! 「心」を温めてくれるコンビニに、あなたも行ってみませんか?

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    2026年04月30日
  • わたしの知る花

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    おばあちゃんの話かと思ったら平さんの話だった。いや2人の話かもしれない。確かに人生にはタイミングはある。それを逃すかどうかで未来も変わるのだろう。

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    2026年04月07日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    一気に読み終えた。

    そうか、このオチのために、
    上巻はエスタとの幸せなエピソードが挟み込まれていたのか、あまりに切なくて悲しい。
    お話としてとても綺麗なのはわかってる、わかってるけど、それでもどうしてもハッピーエンドにしてほしかった。大人向けのファンタジーはいつもこうだ。ご都合主義じゃないけない理由がなにかあるのか?大人向けだから?

    リルだけが望むものを手に入れたよね。
    リルが良い子なのはわかるけど、そこはやっぱりエスタとの幸せな未来を見たかった。

    上巻はきっちりミステリーだったけど、下巻に入ってからは割とがっつりファンタジーで、「神々の食前酒」が物語に登場してから、そういうことだろうな

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    2026年04月06日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ネタバレ

    各章ごとに今まで同じ家に住んできた人たちの住んでいた背景、引っ越した理由が描かれています。

    どんな人たちも色んな思いをか抱え今を生きていて、何が幸せなのか?自分はどうなりたいのか?人生って自分歩んでいくものだから、自分を大事にしなきゃ!と思わせてくれました。

    最初の章から読み進めるにつれて、その前に住んでいた人はどんな人だったのか、少し謎解き要素もあっておもしろかったです。

    町田そのこさんを感じる優しさで溢れる小説でした。

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    2026年04月01日
  • 宙ごはん

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    小学校に入学するタイミングで
    実の母親と暮らし始めた「宙(そら)」

    なにひとつ母親らしくないカノさんとの生活を
    支えたのは、心のこもった食事を作ってくれる人たちの存在だった。

    少女がどんどん冷静にしっかり育っていく半面、
    大人たちのふがいなさ、その内面、抱えているもの。

    ラストはこの作者らしくほっとする展開でした。

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    2026年03月31日
  • 夜明けのはざま

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    他人を変えることはできない。自分と全く同じ考え・価値観を持つ人はおそらく存在しない。人生を共にするならば、互いに寄り添い合うことが大事。いくら良い思い出があろうと、自分の大切なものを理解してもらえなかったら、その人とずっと過ごしていくのはしんどい。

    似た価値観を持っていて、一緒にいて居心地いい人と出会えることは奇跡である。そういった人との関係を大切にしていきたい。

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    2026年03月28日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    町田さんがファンタジー!?って気になり読む。最初は単純な恋愛ものかと思ったけど、それだけじゃなくて、恋愛の馴れ初めとサブタイトルにもある誘拐事件を軸に色々と広げられたストーリーがどう畳まれるのか先が気になって読ませられた。早く下巻が読みたい~!

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    2026年03月26日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    2巻で気になる登場をしていたあの人の話が収録されて、じっくり種明かしかと思っていたのでびっくり!
    しっかり構成が練られているのがわかるどんでん返しがあって、良い意味で裏切られて良かったです。
    4巻以降も読むのが楽しみです。

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    2026年03月24日
  • 夜明けのはざま

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    読み終えた後、
    帯にある、
    せめて自分自身には嘘をつかずに生きていたい。
    その通りだと、身に沁みました。

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    2026年03月20日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    隣の芝生は青い。
    狭い町で、それぞれが悩みを抱えているんだなーと言う話。
    出てくる男性が漏れなく良くない。
    胸糞とスカッとするところの割合が9:1くらいなので、読んでて気持ちいのいいものではなかった。

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    2026年03月03日
  • 夜明けのはざま

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    短編ではあるけれど繋がっていてひとつひとつ色々考えさせられる重いものもあるものの、全体は温かみも感じられてよかった。

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    2026年03月01日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    人口の少ない村の小学校が廃校になるため、最後のお祭りを村人総出で開催している。その1日を何人かの目線で書かれている、連作短編集。

    村から出たことのない主婦、東京でバツイチの男性と同居している看護師、セックスレスの悩みを持つ管理栄養士、お父さんと離婚したお母さんが迎えに来る6年生の女の子、それぞれの心理描写が丁寧で面白かった。

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    2026年02月25日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    私自身は田舎を出てしまったけど、田舎特有の閉塞感は想像できるので、息苦しくなりながら読んだ。
    周りから見えている部分なんてその人の一面でしかないよな、と思う。忘れがちだけど。
    あと町田そのこは、クソ男の描き方が上手すぎる。読んでて本当にイライラする笑

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    2026年02月21日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    "田舎で暮らしていると情報が筒抜けで、近所の人たちに詮索されているようで居心地が悪いから抜け出したい"みたいなことは他の本でも読んだことがある
    実際に閉鎖的な田舎で暮らしたことがないからわからないけど、現実もこんな感じなのだろうか

    同じ時間を子供や違う親の視点で見てみると、
    この人視点の時はただの冷たい人間だなと感じた人が
    違う視点で読んでみるとまるで別人のように感じられたのがおもしろかった
    色んな角度から物事をみることって大事なんだな

    今は結婚生活に夢を見ているけれど、
    難しくて辛いことがたくさんあるんだって現実を突きつけられた気がする

    結末が、安心とかスカッとした

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    2026年02月16日