(株)OJTソリューションズのレビュー一覧
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○問題がない、が最大の問題。
・「まるを地面に描いて立ってろ」定点観測で問題を発見できる。
・「もっと」を合い言葉に。「もっと・・できないか」が問題発見の視点。
・あるべき姿と現状のギャップが問題。しかし「コスト削減」といった標語はだめ。従業員目線で「残業しなくてよい会社へ」といった、夢や理想とからめて。
○問題には3種類。だれがみても問題、ある規準からして問題、長期的視野からみたビジョン的課題。
・ビジョン的課題は、「なにをしたいか」を語ることから始まる。
○8ステップ
・問題明確化、現状把握、目標設定、真因分析、対策計画、対策実行、効果確認、成果定着
○問題明確化こそ最も重要。
・数値で語 -
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トヨタの現場で受け継がれてきた、改善の秘訣。
考え方も非常に参考になる内容。ヒヤリハットなど有名どころはあると思いますが、端々まで徹底したカイゼン力の秘訣が書かれているので、どの業界の方にも参考になる内容かと思います。以下抜粋
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・リーダーの仕事は火事を消すことではない。火事が起きない仕組みを作ることである。
・「○○の件、作業者に教えた?」と聞かれ「はい。」と答えるようであれば、「ではその現場に行こう」となる。ちゃんとできてなければ、自分の教え方はここが甘い、もっとフォローしなければならない。ということに気づ -
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■利益1兆円企業トヨタの、現場で受け継がれてきたコトバ。
■個人的に気になったコトバは"マルを描いて立ってろ"。「必死に動きまわり、働く事だけではいけない。日々の作業の中で立ち止まり、もっと効率の良くなる方法(=カイゼン)がないか考える必要がある」という意味・・・だと私は解釈した。しかしながら、言うは易し行うは難し。カイゼンなどどうやって見つけろと言うのか。
■この問いに対し、短いフレーズの中にその方法まで持ち込んでしまったのが"マルを描いて立ってろ"だ。作業はせず、とにかくじっと現場を観察する、そんな時間を作る。本当に地面にマルを描き、現場の班長が30 -
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先ほど、「自走型組織の作り方」というノウハウ本についての感想を、かなり批判的に書いたが、同じノウハウ本でも、本書は、その対極にあるような出来の良いものだ。
トヨタで求められるのは、仕事の問題点を見つけ、改善し、日々進歩すること。つまり、従業員一人ひとりが、自分の頭で考え、やりがいをもって仕事をすることである。
だから、トヨタの現場は強い。
ということであるが、トヨタのすごいところは、それを「考え方」に終わらせずに、上記のことが現場で実際に実践されるように、方法論をメソッド化し、社員に徹底することだ。単に思いつきのノウハウではなく、現場で培われて、効果が既に検証済のものを、方法論としてまとめ -
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トヨタでは従業員一人ひとりが8つのステップに沿って問題解決していくという。
①問題を明確にする
②現状を把握する
③目標を設定する
④真因を考え抜く
⑤対策計画を立てる
⑥対策を実施する
⑦効果を確認する
⑧成果を定着させる
8つのステップで問題解決を視える化し、客観的なデータや数字などをベースに論理的に思考や分析して、勘や経験による思い込みを排して効率的に問題を解決できる。
問題解決にも発生型→設定型→ビジョン指向型の順に難易度が上がるがこれらは繋がっている。
発生型…現在起きている問題を解決
設定型…自分で新たな「あるべき姿」を設定して解決
ビジョン指向型…長期的な視野から問題を解 -
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線を引くことで、次の判断ができるのです。
「自分たちの進むべき方向は、正常なのか、異常なのか」「自分たちの仕事のやり方は、正常なのか、異常なのか」「自分たちの仕事の成果は、正常なのか、異常なのか」
業務改善を進めるには、問題点の洗い出しが急務です。そのためには社内に線を引き、基準を可視化して、「異常に気づける職場環境」を構築することが大切です。基準がなければ、問題点を可視化することも、解決策を講じることもできません。
基準のない職場に改善はないのです。
通常、トヨタで行う作業は、まず、標準を決めるところから始めます。
標準が決まると、何がムダで、何を改善しなければならないかが明らかになりま -
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現在の仕事は、人が足りておらず、職員のモチベーションも低くその日の仕事をこなすのがいっぱいいっぱいです。
しかし、仕事量は年々増えている中この同じ方法をしているだけでは、職員が持たないと思いトヨタの仕組みの何かを取り入れられないかと思いこの本を読みました。
タイトルからものづくりの工場だから日常管理板できるでしょと思ってしまいますが、工場でない部署での活用方法記載されていてとても参考となりました。
導入に当たり何からできるかと考えた時に今みんなが困っていることは何かから確認し、対応を検討し、意見が出しやすい職場風土を作っていきたいと思います。 -
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自分ができること・経験してきたことを型として部下に教えていくという仕事現場のマネジメントには有効な考え方だと感じた。紹介されているフォーマットは役に立つものばかり。
事務職のケースでも考えなければならない仕事にフォーカスするために、周辺の業務を効率化していくという考えも非常に大切。
マネージャーは現場をよくしていくために、自分が現場のラインに入って全体が見れなくなることは避けなければならないということは納得。しかし、この書籍のなかでもVUCAの時代に入ってマネージャーが全体を見るのが難しくなってきているという話が出てきているのが印象に残った。トヨタの現場もアップデートをしていく必要があり、そ -