(株)OJTソリューションズのレビュー一覧
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○問題がない、が最大の問題。
・「まるを地面に描いて立ってろ」定点観測で問題を発見できる。
・「もっと」を合い言葉に。「もっと・・できないか」が問題発見の視点。
・あるべき姿と現状のギャップが問題。しかし「コスト削減」といった標語はだめ。従業員目線で「残業しなくてよい会社へ」といった、夢や理想とからめて。
○問題には3種類。だれがみても問題、ある規準からして問題、長期的視野からみたビジョン的課題。
・ビジョン的課題は、「なにをしたいか」を語ることから始まる。
○8ステップ
・問題明確化、現状把握、目標設定、真因分析、対策計画、対策実行、効果確認、成果定着
○問題明確化こそ最も重要。
・数値で語れ。
・規準との違い、お客様の立場、急いでいるところ、汚れのあるところに問題アリ。外部視点やビデオ撮影した自己を見てみるだけでも発見できる。
・でてきた問題を、緊急度、重要度、拡大度でランク付け。
・人を責めるな、仕組みを責めろ。
○現状把握
・現地、現物、現実
○真因分析
・5なぜ
○定着
・だれがやっても同じようにできるように。 -
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トヨタの現場で受け継がれてきた、改善の秘訣。
考え方も非常に参考になる内容。ヒヤリハットなど有名どころはあると思いますが、端々まで徹底したカイゼン力の秘訣が書かれているので、どの業界の方にも参考になる内容かと思います。以下抜粋
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・リーダーの仕事は火事を消すことではない。火事が起きない仕組みを作ることである。
・「○○の件、作業者に教えた?」と聞かれ「はい。」と答えるようであれば、「ではその現場に行こう」となる。ちゃんとできてなければ、自分の教え方はここが甘い、もっとフォローしなければならない。ということに気づく。「教えました。たぶんやってます」ではリーダー失格。「教えたとおりにやってます」と断言できるまで指導する。
・六割いいと思ったら、やれ。いいと思ったらとにかくやる。失敗してもそれ自体は教訓となるので責めない文化がある。
・自分の仕事と、人の仕事との間にバドンゾーンを設ける。お互い助け合うことで仕事はどんどんうまくいく。
・大切なのはすぐやること。難しいことをしなくてもいい。
・工場内にチョークで直径1メートルの○を書いて「ここから現場を見てみろ。30分くらい我慢できるだろ」するとじっと立って見ているからこそ、見えてくるものがある。動いている=働いていること、という認識を正す。日頃見えなかった問題点が見えてくる。それを見つけるのが管理監督者の仕事。
・トヨタでは修繕と、修理の違いをはっきりさせている。修繕は繕うだけ。応急措置だけなので、真因をつぶしていないのですぐに再発する。修理とは真因を取り除いて2度と同じ故障が起きないようにすること。
・考えられる要因をもとにして、不良品をもう一度同じように作ってみる。それで不良品の発生を再現できたら、それが真因だとわかる。
・事前の一策、事後の百策
・自分が楽になることを考えろ。
例えば晩酌をするときに、ビールを自分が取りにくい場所に置いたりしません。一番食べやすい位置に、楽して食べられる位置に、飯を置いたり酒を置いたりしてます。それと同じものが作業標準書 -
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■利益1兆円企業トヨタの、現場で受け継がれてきたコトバ。
■個人的に気になったコトバは"マルを描いて立ってろ"。「必死に動きまわり、働く事だけではいけない。日々の作業の中で立ち止まり、もっと効率の良くなる方法(=カイゼン)がないか考える必要がある」という意味・・・だと私は解釈した。しかしながら、言うは易し行うは難し。カイゼンなどどうやって見つけろと言うのか。
■この問いに対し、短いフレーズの中にその方法まで持ち込んでしまったのが"マルを描いて立ってろ"だ。作業はせず、とにかくじっと現場を観察する、そんな時間を作る。本当に地面にマルを描き、現場の班長が30分現場に放置された、というエピソードも印象的だった。
■現場で受け継がれてきたコトバには深い洞察が込められている。短い時間でその洞察の一部を得ることが出来る良本。オススメ。 -
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ネタバレあらすじ
業務の混乱や属人化に悩む職場のリーダーが、トヨタ出身のトレーナーから「トヨタ流の片づけ」の手ほどきを受け、職場の生産性と風土を劇的に生まれ変わらせていくビジネスコミック。トヨタにおいて「片づけ(5S:整理・整頓・清掃・清潔・躾)」は、単に見た目をきれいにすることではなく、「業務のムダを削ぎ落とし、問題を可視化するための最強の仕事術」と位置づけられる。「必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てる(整理)」「必要なものを誰でも3秒で取り出せるよう定位置を決める(整頓)」といった徹底した現場改善により、モノを探すムダ、迷うムダを極限まで排除。誰でも直感的に成果を出せる環境をつくるための実践知を明快に描き出す。
所感・深掘り
「片づけとは掃除のことではなく、チーム全員の思考と行動の淀みを取り除くための仕組み化である」という本質を突きつけられ、身の回りの物理的環境と組織運営のあり方を根本から見直させられる一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『探す』という行為は、付加価値を一切生まない最大のムダである」という指摘だ。必要な道具やデータを探すために費やす時間は、業務を停滞させるだけでなく、「どこにあっただろうか」と探す側の認知的負荷を激しく消耗させる。モノの定位置を明確に定め、置く向きや表示を工夫して「誰でも迷わず3秒で出し入れできる状態」を整えること。それは作業のスピードを高めるだけでなく、関わるメンバーの頭のメモリを雑務から解放し、本来集中すべき本質的な課題へ向かわせるための何よりの配慮であり、利他の実践なのだと痛感した。
また、環境を整えることで「異常(トラブル)が一目でわかる状態をつくる」という視点も、指導やマネジメントの現場にそのまま直結している。散らかった現場では問題が埋もれて見逃されるが、整頓された環境ではわずかな乱れやズレが即座に可視化され、早期の手当てが可能になる。指導者自らが属人的なやり方を手放し、誰もが客観的な事実に基づいて迷わず自走できる共通の型やルールをデザインすること。日々の些細な環境整備を愚直に積み重ねることこそが、チームに揺るぎない規律と自律した強さをもたらすのだと確信させられた。
見た目の綺麗さに満足するのをやめ、ムダを削ぎ落として問題を可視化する環境を仕組み化すること。
探し物や段取りの悪さで日々の時間を奪われている人はもちろん、チームの業務効率を底上げし、全員が迷いなく本来の力を発揮して自走できる強い組織を育みたいすべてのリーダーにとって、現場ですぐに実践できる改善の教科書だ。 -
Posted by ブクログ
先日「トヨタの片づけ」を読んだ。それはすぐにどんな職場にでも実践できる素晴らしい内容だった。そんなトヨタシリーズ、続けて読んだ本書「トヨタの段取り」は少し難しかった。内容自体は難解ではないが、実践に移すには工夫が必要で、すぐに実践に移すというよりは考え方そのものを見直すという内容が多い。
ただ読んで損することはない。「片づけ」にも通ずる話も多々あり、併せて読むと尚わかりやすい。
中でも特に興味深かったのは、トヨタの工場内でシャワーテスト(水漏れしていないかのチェック)を廃止した話だ。一体何故廃止したのか?その結果生んだものとは?読んで納得の"ムダ排除"の逸話。今でも私は、仕事中にこの話のことをふと思い出す。 -
Posted by ブクログ
先ほど、「自走型組織の作り方」というノウハウ本についての感想を、かなり批判的に書いたが、同じノウハウ本でも、本書は、その対極にあるような出来の良いものだ。
トヨタで求められるのは、仕事の問題点を見つけ、改善し、日々進歩すること。つまり、従業員一人ひとりが、自分の頭で考え、やりがいをもって仕事をすることである。
だから、トヨタの現場は強い。
ということであるが、トヨタのすごいところは、それを「考え方」に終わらせずに、上記のことが現場で実際に実践されるように、方法論をメソッド化し、社員に徹底することだ。単に思いつきのノウハウではなく、現場で培われて、効果が既に検証済のものを、方法論としてまとめて、それを社員に教育し、実行させることを、徹底して行っているのである。
本書は、そのメソッドを1冊の本にしたものであるが、本を読んだだけでは何にもならない。現場で社員が実行「できるように」トレーニングすると同時に、実行「している」のかどうか、それで「成果を出しているのかどうか」をフォローする、そうして初めて現場が良くなるのである。
これがトヨタの強さの一端である。