(株)OJTソリューションズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレトヨタの問題解決の考え方を簡潔にまとめた本。
非常にシンプルにまとめられている。
もっとも重要なことは自分に解決できる範囲を対象にすることであろう。
原因を深く掘り下げていくと、大部分が組織体制であったり、企業文化など非常に大きな問題につながってしまいがちだが、各自がそれぞれで出来る範囲を対象とすることで、実現可能な範囲を確実に解消していく文化が出来上がる。それは非常に大きなポイントであると感じた。さらに、これを促すかのように「大きな問題からではなく小さな問題から解決していく」ということが紹介されている。大きな問題はなかなか解決できないし、時間もかかる。小枝から攻めて、やがて幹に到達させるとい -
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●問題を発見し、解決してあげるのがトレーナーの仕事ではありません。現場の従業員一人ひとりが自ら問題を発見し、それを自分たちの頭で考えて解決できるような職場に変えるのがトレーナーたちの仕事です。
●今の仕事のやり方がベストのやり方ではない、と常に疑問をもつことが大切。もっと楽をできないか?もっとモノを減らせないか?もっとお金をかけずにできないか?もっとムダを減らせないか?というように『もっと』という言葉を口癖にして仕事をとらえると、問題が見つかりやすくなります。
●あるべき姿を描く際には、部署としてのミッションとメンバー個人の思いを結びつけることが大切。
●日々の問題解決がイノベーションに -
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ネタバレいろいろ参考になった中、気にいったのは、
カイゼンは巧遅より拙速
今はスピードが大事な時代。拙速でばんばろう!
PS 5S活動で7つのムダ削減活動をしている。
7つのムダがトヨタから生まれた言葉らしい。
【目次】
第1章 「リーダー」を育てるトヨタの口ぐせ
おまえ、あそこ行ったか、俺は行ってきたぞ
者に聞くな、物に聞け ほか
第2章 「できる人」を育てるトヨタの口ぐせ
あなたは、誰から給料をもらうの? ・・・★★★
何もしないより何かやって失敗したほうがいい ほか
スタッフは二つ上で見なさい
第3章 「コミュニケーション」をよくするトヨタの口ぐせ
陸上のバトンリレーのよ -
Posted by ブクログ
毎日お風呂で読み続けた。
口ぐせが一つのページにでかでかとドンって書いてあり、その後にその言葉が出てきたエピソードや教訓みたいなことが書かれている。
口ぐせだけを拾い読みしても、当たり前の事じゃん!って思うような言葉だけど、本文を通して読むとその意味がまた違うことに気づく。
この口ぐせは、トヨタ自動車の元現場リーダー達の言葉である。ということは、日々現場にいるわけでない私たちとはその言葉の意味が違う。
それに加え、トヨタならではの生産方式に基づいたリーダーたちの言葉である。
読んだ感想
はっとする言葉よりも、なるほどー、トヨタってこういう考え方なんだーと感じるような言葉が多かった。
例え -
Posted by ブクログ
ネタバレ【感想】
私にとってはあまり目新しいことは無かった。おそらく経験上感覚で感じていることが多かったからだろう。でも理論的、体系的に理解できたことには価値があったと思う。あとは、例題のシチュエーションが単純すぎて実際にはもっと複雑な状況においてはもっと多岐にわたる知識が必要になると感じた。
【アウトプット】
・仕事には自分を中心として、必ず前工程と後工程がある。前工程は神様、後工程は顧客として捉えると良い。(自身の解釈では、前工程に感謝を忘れていけない、後工程が何を欲しているかコアを理解して作業に取り組む。)
・仕事を3分割にする、主作業、付随作業、無駄作業。主作業を行うことが段取りの基本となる -
Posted by ブクログ
トヨタの段取りで気になった点は、
段取りは、How(どうやるか)ではなく、Why(なぜやるか)であり、「どうやるか」に目が向きがちだが、最初に確認すべきことは「なぜやるか」=目的である。
この目的に沿って、When、Where、Who、What、Howのなぜ以外の5W1Hを抑えることが大切である。
自分の工程で品質を保証できるくらいまでつくり込んで、やり直しや修正が必要ないようにする(=自工程完結)。
これを実現するには、良品条件と判断基準の2つが必要である。
①良品条件とは、その条件通りにつくれば設計図通りの品質が保証されるというもの。
②判断基準とは、期待すべき結果を満たしているかどう -
Posted by ブクログ
トヨタが考えるリーダーとは、
自分で判断するボスタイプでもなれば
隅々まで管理して指示を出す監督タイプでもなれば
自らプレーヤーとなってメンバーと歩む仲間タイプでもない。
「この人の言うことなら聞こう」「この人と一緒に仕事がしたい」という「協働する力」があるリーダーのことである。
この本では、リーダーに必要な以下の3つの技能を中心に説明されている。
・明るい職場作りの技能(TCS)
・仕事の教え方の技能(TJI)
・標準作業と改善の技能(TPS)
各章の終わりにまとめがあるので内容も理解しやすく、リーダーになった人は最初に読んでみるのも良いだろう。