(株)OJTソリューションズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トヨタでの失敗をどのように捉えているのかということを書いた一冊。
本書の全てを通じてチャレンジすること、諦めずに粘り強くすること、問題を放置しないことなど当たり前のことを愚直に行う同社の姿勢を感じました。
また、問題を放置しないために止めることや失敗の報告を推奨する姿勢にも感嘆しました。
また相手の心を開かせるコミュニケーション術など本書の失敗学から部下に対するマネージメントについても学ぶことが出来ました。
本書では失敗しても真因を見つけ同じ失敗を繰り返さないことと失敗を恐れずにチャレンジし、諦めないことの大切さを強く感じました。
また、本書で学んだことを仕事だけでなく自分の人生でも活かして、有用していきたいと感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレトヨタの問題解決の考え方を簡潔にまとめた本。
非常にシンプルにまとめられている。
もっとも重要なことは自分に解決できる範囲を対象にすることであろう。
原因を深く掘り下げていくと、大部分が組織体制であったり、企業文化など非常に大きな問題につながってしまいがちだが、各自がそれぞれで出来る範囲を対象とすることで、実現可能な範囲を確実に解消していく文化が出来上がる。それは非常に大きなポイントであると感じた。さらに、これを促すかのように「大きな問題からではなく小さな問題から解決していく」ということが紹介されている。大きな問題はなかなか解決できないし、時間もかかる。小枝から攻めて、やがて幹に到達させるという考えも、問題解決を習慣化させるための知恵なのだろう
メモ)
・問題発生を問題として認識できていない
・標準とは現時点で最もよいとされるやり方
・ビジョン指向型には「何をしたいのか」という自分の意思がいる
・ビジョンはスローガンになりがち
・一か月単位ではなく刻々と生きた数字を追わなければならない
・問題テーマは一つに絞り、一つずつ解決していく。重点的に取り組まないと解決しない
・問題評価には「重要度」「緊急度」「拡大傾向」
これに対して「理由」と「根拠データ」が必要
・最初は「~しれない」といったことを羅列することから始める
・小さな問題から解決していく。やがて、それは根本解決に繋がる
・解決できる要因は自分の解決範囲であること、人の意識や意欲に結び付けないこと(感覚が作用しすぎている可能性が高い)
・やらないといけない理由をつくる -
Posted by ブクログ
●問題を発見し、解決してあげるのがトレーナーの仕事ではありません。現場の従業員一人ひとりが自ら問題を発見し、それを自分たちの頭で考えて解決できるような職場に変えるのがトレーナーたちの仕事です。
●今の仕事のやり方がベストのやり方ではない、と常に疑問をもつことが大切。もっと楽をできないか?もっとモノを減らせないか?もっとお金をかけずにできないか?もっとムダを減らせないか?というように『もっと』という言葉を口癖にして仕事をとらえると、問題が見つかりやすくなります。
●あるべき姿を描く際には、部署としてのミッションとメンバー個人の思いを結びつけることが大切。
●日々の問題解決がイノベーションにつながる・・・トヨタというと、コスト削減や時間短縮など「乾いた雑巾をさらに絞る」ような地道な改善活動をイメージする人が多いかもしれないが、日々の改善活動の先には、未来のイノベーションをつくるビジョン指向型の問題解決がある。
●仕事で起きる問題は多種多様。大きな問題は勘や経験で簡単に解決するとはかぎりません。トヨタでは、いわゆる「大きな問題」を解決するときには、一連のステップを踏みます。
①問題を明確にする
②現状を把握する。
③目標を設定する。
④真因を考え抜く。
⑤対策計画を立てる。
⑥対策を実施する。
⑦効果を確認する。
⑧成果を定着させる。
・・・問題解決のプロセスを「視える化」して勘や経験による思い込みを排除し、効率的に問題を解決する。
特に①問題を明確にする と ②現状を把握する。 は非常に重要なステップ。①と②で問題解決の70%は決まると言っても過言ではありません。このプロセスに70%の時間と労力を費やすことになります。
●解決すべき問題テーマを選定する段階では、「やりたいこと」ではなく、「やるべきこと」に焦点を合わせるのが原則。
●トヨタでは、問題発見をする際に7つの視点から問題をとらえるように意識づけされています。
①悩んだり困っていること
②上位方針との比較
③後工程への迷惑
④基準との比較
⑤標準との比較
⑥過去との比較
⑦他部署との比較
●問題解決をする上でよく発生するミス、それは「あるべき姿」と「目標」を一致させてしまうこと。目標設定の段階では、「あるべき姿」を実現する目標ではなく、そこに至る過程としての目標を立てることになります。
●達成目標を決める際は、具体的に「何を」「いつまでに」「どうする」の3要素を設定し、目標は数値で示します。目標を設定するうえでは、抽象的な言葉(頑張る、効率を上げる、検討する、対応する、徹底する)を使わないのもポイント。あいまいな言葉を使うと、目標達成ができなかったときの逃げ道をつくることになってしまいます。「頑張りました」というのは主観でしか判断できません。
●何が問題か、その問題が「真因」かどうかを確認する3つのポイント。
①その要因に手を打てば、問題が解決され、同じ成果を上げ続けられるか。
②もう一度、『なぜ』を繰り返すと、問題が拡散しないか。
③因果関係が逆も成り立つか
誰もが困難をともなうことが予想される真因からは目をそらしたくなるもの。反対に対策が簡単そうな真因を選びたく衝動に駆られます。しかし「これならできそう」ではなく、「これをやらなければいけない」という視点から、真因を見定めることが重要です。
●真因を人の「意識」や「意欲」に結びつけてしまうケースも、感覚が作用しすぎている可能性があります。たとえば「○○さんの問題意識が低い」「××さんはやる気がない」といった要因に結びつけてしまう場合、これは感覚にすぎず、事実とはかぎらないこともあります。
●百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、百行は一果にしかず。つまり「最終的に成果を残さなければ意味がない」ということをあらわす中国のことわざは問題解決のステップにも同じことがあてはまる。まずは成果を出すことを考えて、能動的に行動することが大切になります。