あらすじ
70万部突破! 業界トップの生産率を誇るトヨタ。しかし現場では最初からすべてうまくいくわけではない。むしろ「失敗をどう生かすか」が改善の基本。トヨタの改善力をオフィスワークに生かす一冊。
第1章 トヨタの改善は「失敗」から始まる
第2章 失敗を「視える化」する
第3章 失敗を「成功」に変えるワザ
第4章 失敗を活かすコミュニケーション
第5章 失敗こそが創造を生む
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
トヨタの本久しぶりに読みたくなり読みました。
内容は、各テーマについて図解を含めて5.6ページでコンパクトにまとめられておりあっという間に読み終わりました。
図解もわかりやすいし、ホントにトヨタすごいと思います。
やはり、時とともに忘れてしまってるんだなぁと思いました。
現場の大切さ、人の育て方、失敗の対応方法を今一度見直し、また今日から仕事に活かしたいです。
Posted by ブクログ
大きい字で書かれた本で読みやすいので、初心者向けだと思います。
標準を定めて、そこから生まれるアウトプットが良くなければ、標準を改善する。ある意味これだけのことのような気がします。製造現場固有のことはあるとは思いますが、システム開発にも転用可能かと。ポカヨケとか出来ることもあるはず。部署間で横展する文化もいいですよね。
さすがに部下の私生活に踏み込むとか、昭和じゃあるまいし、、と思うこともありますが。
Posted by ブクログ
トヨタの本は、分かり易い。
スッと腑に落ちる。
失敗を表に出すってなかなかできないなぁ。
失敗学が主題だけど、リーダー論的なことも書かれていた。深い…。
社員は良い人ばかりではない前提で対応していくやり方も、コミュニケーション能力高いからできるんだよな…。
Posted by ブクログ
失敗を失敗にせず、改善のきっかけとして活かすこと、失敗を顕在化させるための仕組み・人間関係作りについて書かれた本。
他のトヨタシリーズも読みたくなるような本でした。
小さい問題だから…と流してしまうことが、実は先々大きな問題になる。
だから、小さな問題のうちに解決し、芽を摘むことが大事。
実践できるよう精進します!
Posted by ブクログ
失敗は改善の機会
改善の機会を逃さないためにどんな考えが必要かどんな組織の関係が必要か記されている。
リーダーになる人が参考になる本。
2ページ毎に話が区切られているので、読みやすい。
Posted by ブクログ
失敗から学び、成果に変える。
ある意味、当たり前のように聞こえますが
人為的ミスをポカミスという言葉で矮小化したり
叱れば直ると思い込んでいる上司は意外と多いんじゃないでしょうか。
一時的な効果はあるかもしれませんが
部下も叱られるのが嫌になって失敗を隠したりして
せっかく発見した問題をまた地中に埋めてしまう。
本当は対策を考える方が大変だから
安易な方法に走るんでしょうね。
・失敗を記録する
・再発防止策を考える
・改善を横展する
失敗は成功へのスタート地点という考え方が浸透すれば
隠蔽もなくなり、積極的に問題解決に取り組めるんでしょうね。
その為に心の余裕も必要ですが。
Posted by ブクログ
5点の感想
どこかで聞いたことだけど、改めて確認出来て、認識できて、良かった。
1.現地現物の意味 最終的には、上司の言う基準と部下が思う基準のギャップが埋まらず、結果問題の再発になるということ。現地現物でものを見て基準をすりあわせること。
2.リーダーは、現場に入って、うまく回すのは役割ではなく、全体のフローがまわるように追求することが求められている
3.基準のないところ、改善なし
4.上司は、答えを教えない、だけど、根気強く最後まで付き合う
5.大部屋方式
Posted by ブクログ
「改善」は「失敗」から始まる。
*真因(問題を発生させる本当の原因)は何か?
*最初の一言は『何が起きましたか』?
*ミスを事前に防ぐ「定点観測」…日々の体調からプライベートな問題まで、朝礼で人の状態を把握。
*言い訳を聞いてあげる。どんな理由があったのか?
*ダメなら元に戻せばいい。でも戻し方にはコツがある。コツは「なぜうまくいかなかったのか」を徹底的に考えること。
Posted by ブクログ
トヨタでの失敗をどのように捉えているのかということを書いた一冊。
本書の全てを通じてチャレンジすること、諦めずに粘り強くすること、問題を放置しないことなど当たり前のことを愚直に行う同社の姿勢を感じました。
また、問題を放置しないために止めることや失敗の報告を推奨する姿勢にも感嘆しました。
また相手の心を開かせるコミュニケーション術など本書の失敗学から部下に対するマネージメントについても学ぶことが出来ました。
本書では失敗しても真因を見つけ同じ失敗を繰り返さないことと失敗を恐れずにチャレンジし、諦めないことの大切さを強く感じました。
また、本書で学んだことを仕事だけでなく自分の人生でも活かして、有用していきたいと感じました。
Posted by ブクログ
挑戦を繰り返すから失敗がある。じゃぁ、挑戦しなければ失敗に向き合わなくても良いのではないか?と思えばそうもいかない。これだけ方法論へのアクセスが簡単になり、かつどの先進国も成長率が頭打ちとなる中、挑戦しないことには満足な成長を続けることができなくなっているからだ。つまりこのような本を失敗から常にポジティブなメッセージを抽出して解決力のレベルを上げようと心がける習慣を支えるハンドブックとしたい。
Posted by ブクログ
失敗を失敗のまま終わらすのか、失敗を改善して成果に変えるのか、論理的に考え、仕組みを変える。
人は間違いを犯すため、システムを変える。ルールを規定し守らせる、標準化を行う。トヨタのQC活動ですね。
Posted by ブクログ
自分が失敗への認識をいかに軽く捉えていたかが分かる。失敗は成功の母というが、これは本書のように徹底的に失敗と向き合い、対策と改善を図ることで生きる言葉だと思った。
Posted by ブクログ
OJTソリューションズの本を読むのは「トヨタの片付け」依頼だが、やはり「トヨタ」の名前を出されると気になる。実際、本書には、トヨタ流のノウハウが盛り込まれているし、なるほどと思うことも多い。ただ、「片付け」に比べると、「失敗」の内容はやや抽象的で、読者が自分なりに咀嚼して自分の状況に応用しないと使えない分だけ、即効性には劣る気がする。それでも、大きな失敗をしないよう、小さなトラブルの段階で問題を認知し、それを徹底的に分析・検討することで、短期的な利益を損ねてでも長期的な視野で対応するという基本的考え方を十分汲み取ることができれば、そして、それを自分の仕事に当てはめて考えることができれば、大変有用であろう。
資金も人材もあるトヨタだからできるとは考えずに、どうすればよいのかと考え尽くすこと、また、失敗を恐れずにチャレンジして、その結果を更に生かすことが重要ということだろうか。