松崎有理のレビュー一覧

  • Genesis 白昼夢通信

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    東京創元社の書き下ろしSFアンソロジーGenesisの2作目。収録作の中でいちばんかっこいいタイトルをそのまま表題に据えるという方針は潔くて好き。
    これに限らず創元社の自社のSF 短編新人賞出身者に発表の場を積極的に提供しようという姿勢は応援したい。
    収録作の中では石川宗生「モンテスリウム」がわりと好みだったが、全体的にあまりしっくりこなかった。読みやすいアンソロジーではあると思う。

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    2020年01月23日
  • 代書屋ミクラ

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    ネタバレ

    『NOVA』で読んだ時に楽しかったけど、纏めて読むとミクラのキャラにイライラしただけだった理系女であった

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    2019年05月06日
  • Genesis 一万年の午後

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    魅力あふれる6つの異世界。没入した頃に物語が終わるので現実世界に取り残された気持ちになる。
    年1,2回ペースで続刊予定ということで楽しみ。

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    2019年04月27日
  • 架空論文投稿計画

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    研究者心理の研究者が、査読チェックがザルであることを証明するため、形式書式は整った架空論文11編を投稿するも受理掲載される。その顛末と提言を論文化するも、かけんひ不採用で投稿料金を支払えず。

    各論文部分が独立していて、結構面白いなと思っていたら、それらが元ネタだったのでした。

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    2018年10月13日
  • 未来製作所

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    鋭いオチやどんでん返しはないですが、とても読みやすい佳作短編集という印象。
    もっと読んでみたいと思った作家さんが見つかりました(^^)

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    2018年09月12日
  • 未来製作所

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    5人の作家さんによる未来に向けてのショートショート10作品。

    短いながらもシュールなオチがあって、最初は落語みたいと思ったり。

    心をギュッと掴まれる素敵なお話多数。

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    2018年08月02日
  • 未来製作所

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    ネタバレ

    【収録作品】「Prologue ワンルーマー」 田丸 雅智/「dogcom」 小狐 裕介/「工場散歩」 北野 勇作/「山へ帰る日」 松崎 有理/「鞍の上で」 北野 勇作/「天文学者の受難」 松崎 有理/「ラプラスの兄妹」 太田 忠司/「砂漠の機械工」 小狐 裕介/「ドルフィンスーツ」 田丸 雅智/「つなげる思い」 太田 忠司
     明るい未来の展望。オチがない分、薄ら寒い思いがするのはこちらがひねくれているせいだろう。

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    2018年07月10日
  • 代書屋ミクラ

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    ネタバレ

    大学研究者の論文の代書屋をやっているミクラの奮闘。

    花屋の超現実的な彼女からもらったサボテン。

    仕事を回してくれる同業者のトキトーさん、何度目かもわらかない失恋のまま故郷に帰った際に会った、風変わりな叔父さん。

    失恋体質のミクラ。

    ミクラが泣き虫なところが面白かった。
    トキトーさんとおじさんの関係が謎のまま…最後の終わり方が唐突。

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    2018年07月03日
  • 架空論文投稿計画

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    投稿論文を作ったことがある身としては、興味深い話であった。
    サンキュータツオ著「ヘンな論文」で出てくること間違いなしの、やらせ投稿論文を11編も作った作者の発想をすごいと思う。
    オチとしては現在進行形で活動中…のような、本当に小松崎先生がこの世にいるように錯覚する終わり方だ。
    本文中で紹介されていた実際のやらせ投稿論文”Get me off Your Fucking Mailing List”を検索してみたが、本当に存在したし、本当にAcceptされていて苦笑い。

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    2018年06月10日
  • 嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子【電子特典短篇付き】

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    う、特殊な世界の描写で、何事かを語ろうとする(あるいは何も語らないことが狙いの)ファンタジーであった。詠み終わってから、解説者=新井素子、に気づいた。

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    2018年10月14日
  • 架空論文投稿計画

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    『バッタを倒しにアフリカへ』や『マンボウのひみつ』などを読んで、ポスドクって大変なんだなあと思っていたところに読んだので、なかなか面白かった。
    基本のストーリー自体は(登場人物の見た目も含め)漫画っぽいというか、アニメがピッタリな気がするが、架空論文だけでは確かに読み続けるのは難しいので、ストーリーがあってよかった。
    しかし、この本の面白さはやはり論文にあるわけで、そのテーマの設定から嘘の盛り込み方まで、細かく読むと更に楽しめるようになっている。書くの大変だったろうなあ。参考文献に時々混じっている本当にある本を見て、ニヤニヤしてしまった。ここに読んだことがある本がたくさんある人は楽しめると

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    2018年01月03日
  • 代書屋ミクラ

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    ネタバレ

    論文執筆を代行する「ミクラ」が、なんかこう、失恋しまくるような感じのお話。ひらたく言い過ぎた。
    女性作家の書く男性にありがちなやたらなよなよした感じがちょっと鼻につくかな。そして森見登美彦作品とかもそうなんだけど、非モテ主人公の話のわりに装丁で描かれてる絵面ではイケメンってのがどうもイメージを損なうというか。
    話自体はつまらないということはなく、なんとなくさっぱりと読める一冊だと思います。

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    2016年06月07日