松崎有理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SFを得意とする著者の5つの短編と1つの掌編。
表題作もよかったが,それよりも私は『たとえわれ命死ぬとも』に惹かれた。
それは「動物実験禁止国際法」が成立した世界での「実験医」という職業の物語。
動物愛護の観点から,世界中で動物実験が禁止された。
医学の進歩に実験は欠かせない。しかし,その実験を人間以外の動物で行うことができなくなった。そのため,その実験は人間の身体で行うしかない。
もちろん,人体実験は自発的に行われるべきであり,強制はされることはない。そして,被験者はその実験についてきちんと理解している必要がある。つまり,
「これらの条件を満たす者とは,実験を計画する医師自身にほ -
Posted by ブクログ
タイトルの「シュレーディンガー」から、理系の要素がある著者かなと思う。
理系と言えば星新一さんと手塚治虫さんの大ファンですが、
伊与原新さんや柞刈湯葉さん、海堂尊さんも好きです。
ところが、最初の2作品を読んで「あまり科学的な要素がないなー」と感じてしまった。
そこで、6作品の最後の「シュレーディンガーの少年」を3番目に読んだ。
うーん、ちょっと期待外れ。
もう読まなくてもいいかと思ったが「異世界数学」と「ペンローズの乙女」はそこそこ楽しめた。
なので、★2はやめて★3
楽しめた2作品は、期待せずに読んだのが良かったのかも。
ハードルを上げすぎて読み始めると期待外れになりがちだ。
東野 -
Posted by ブクログ
ネタバレ異なるSFの世界を生きる少女たちを描いた短編集。
『六五歳デス』では、65歳付近で必ず自然死するという世界のため、死ぬまでにやりたいことを65リストとしてまとめるよう教育される。65リスト最後の項目は有り金全部使い切るだった主人公が、孤児を拾ったことでその子に稼げる手段を授けることをリストに追加し、そのために生きていく。この世界ではエスカレーターであったり、その後の話で出てくるモラヴェックというAIも失われていて、その理由として老人から若者へ技術が継承されなくなったからだということが述べられる。65歳って結構元気だし、現役という感じのなか死んでいくことになるから、その後の世界に関心が持てないと