【感想・ネタバレ】あがりのレビュー

あらすじ

舞台は、〈北の街〉にある蛸足型の古い総合大学。語り手の女子学生と同じ生命科学研究所に所属する幼馴染みの男子学生が、ある日、一心不乱に奇妙な実験を始めた。亡くなった心の師を追悼するためだ、と彼はいうのだが……。夏休みの閑散とした研究室で密かに行われた、世界を左右する実験の顛末とは? 少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間――研究室を舞台に起こるSF事件の数々。第1回創元SF短編賞を受賞した表題作にはじまる、大胆な発想と軽快な語り口が魅力のデビュー作品集。/【目次】あがり/ぼくの手のなかでしずかに/代書屋ミクラの幸運/不可能もなく裏切りもなく/幸福の神を追う/へむ/解説=三村美衣*本電子書籍は『あがり』(創元SF文庫 新装版 2025年5月9日初版発行)を底本としています。

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Posted by ブクログ

日本列島の北の方にあるとある大学と
その周囲の町を舞台にした連作短編集。

仮説・実験・実証にSFを少々。

時系列を使った仕掛けも少々。

個人的には文庫が絶版で手に入らなかった
代書屋のミクラくんに会えたので、
非常に満足できました。

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2025年06月03日

Posted by ブクログ

2025-10-25
この方、てっきり数学系の人だと思ってたけど、生物系の人だったのね、ということで、本作は「リアル」な研究生活を背景にした、ちょっと不思議な話がてんこ盛り。わりとビターな読み応え。解説を読むまで、大きな仕掛けには気が付きませんでした。

0
2025年10月25日

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