代書屋ミクラ

代書屋ミクラ

770円 (税込)

3pt

3.6

3年以内に一定水準の論文を提出できない研究者は大学を去れ――通称「出すか出されるか法」が施行された。北の街にある蛸足大学を卒業したミクラは、困った教授らの論文を代筆する代書屋の見習いとなる。癖のある研究者の出す難題と格闘するミクラだが、次々現れる恋の相手への妄想が膨らみ、仕事は行き詰まりがちになる……。理系男子の、不思議でキュートな世界。

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代書屋ミクラ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年07月03日

    この本、教え子たち全員に読ませたいわあ。

    研究の世界というものの実質をびしびし
    脳髄に叩き込んでくれる。痛快!

    しかもなんとなく漂う胡散臭さが
    えも言われぬ高尚な香りを漂わせていながら
    知的な者以外がこの作品世界に触れることを
    拒むような狭量なこともせず
    エンターテイメントとしても面白すぎ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月07日

    三年以内に一定水準の論文を発表できない研究者は即解雇-通称『出すか出されるか法』
    大学及び教育研究機関で施行された法律により、需要が急増している論文代筆業。新人代書屋の『ミクラ』は、大学教授の難題に悪戦苦闘しながら、脳内神の『アカラ様』に語りかけていた。
    「僕のしあわせはどこにあるんでしょう」

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    0

    Posted by ブクログ 2016年05月12日

    短編集「あがり」からのスピンオフ。研究と論文にまつわるお話ですが、主人公ミクラの片思いと失恋の話とも言えます。
    このお話は固有名詞があまり出てきません。あえて固有名詞を使わずに書かれているのが、なんだか楽しい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月06日

    東北大学に仙台にゆかりのある人には、親しめる部分も多いと思う。今一つ、浅い感じがして、もう少し深いところでそれぞれの物語がつながっていると、もっとファンが増えそうなシリーズものになりそうです。軽く楽しむという意味ではよい本です。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年05月06日

    『NOVA』で読んだ時に楽しかったけど、纏めて読むとミクラのキャラにイライラしただけだった理系女であった

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年07月03日

    大学研究者の論文の代書屋をやっているミクラの奮闘。

    花屋の超現実的な彼女からもらったサボテン。

    仕事を回してくれる同業者のトキトーさん、何度目かもわらかない失恋のまま故郷に帰った際に会った、風変わりな叔父さん。

    失恋体質のミクラ。

    ミクラが泣き虫なところが面白かった。
    トキトーさんとおじさん...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年06月07日

    論文執筆を代行する「ミクラ」が、なんかこう、失恋しまくるような感じのお話。ひらたく言い過ぎた。
    女性作家の書く男性にありがちなやたらなよなよした感じがちょっと鼻につくかな。そして森見登美彦作品とかもそうなんだけど、非モテ主人公の話のわりに装丁で描かれてる絵面ではイケメンってのがどうもイメージを損なう...続きを読む

    0

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