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Posted by ブクログ
この本、教え子たち全員に読ませたいわあ。
研究の世界というものの実質をびしびし
脳髄に叩き込んでくれる。痛快!
しかもなんとなく漂う胡散臭さが
えも言われぬ高尚な香りを漂わせていながら
知的な者以外がこの作品世界に触れることを
拒むような狭量なこともせず
エンターテイメントとしても面白すぎる。
癖のある、しかし出すか出されるか法に
苦しめられる愛すべき研究者たちと
自らの鈍感さと体質的な欠陥ゆえに
実るはずもない恋愛に翻弄されるミクラ。
先輩代書屋トキトーに鍛えられつつ
少しずつ成長してゆく典型的理系男子の
ミクラこそ、愛すべき人だ。
論文という研究者たる者の
宿命、足枷、飯の糧。
それをここまで俗世間に引き寄せて
書けるなんて!
これから大学に進む連中に、読ませたい!
この愛すべき素晴らしき世界を
たくさんの学生たちに究めてほしい!
本当に楽しくてたまらない作品でした!
Posted by ブクログ
三年以内に一定水準の論文を発表できない研究者は即解雇-通称『出すか出されるか法』
大学及び教育研究機関で施行された法律により、需要が急増している論文代筆業。新人代書屋の『ミクラ』は、大学教授の難題に悪戦苦闘しながら、脳内神の『アカラ様』に語りかけていた。
「僕のしあわせはどこにあるんでしょう」
ちょっと頼りなく、惚れっぽいのが玉にキズのミクラ。彼の恋模様(ほとんど始まる前に終わってしまうけど)も気になるけど、論文テーマも中々興味深い。
そそて、空気も行間もよめない、ただ見守る事しかできない『アカラ様』の存在が、なかなかクセになってくる。
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小説・文芸
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