架空論文投稿計画

架空論文投稿計画

1,100円 (税込)

5pt

3.3

蛸足大学の助教・ユーリー小松崎は、ある事件がきっかけで学問世界の危機を痛感。それを実証しようと、駆け出し作家の松崎有理と、内容でたらめ、嘘八百の論文をでっちあげ、学術誌に投稿する実験を計画! しかし、正義を振りかざし、不埒な研究者を取り締まる、と自称する謎の機関「論文警察」の魔手が彼らに迫る!? 抱腹絶倒の架空論文満載でおくる、著者ならではのサイエンス・ユーモア・サスペンス!

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架空論文投稿計画 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年10月21日

    でたらめな論文を投稿して査読機能をチェックしようとする話。研究者ネタや、ばかばかしい架空論文の数々が興味深い。引用文献も良くできてる。代書屋や「出すか出されるか法」につながるのもニヤリ。面白かった!

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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    いくつかのアンソロジーで著者の作品を読んでいて、興味が湧いて読んでみたのが本著です。

    本著、研究者心理を専門とする助教(所属は"蛸足大学"で、本著の内容からすると著者の出身でもある東北大学のようですね)が、論文の査読制度のチェック機能が崩壊しているのでは?という仮説のもと、「か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月12日

    学術の未来に危機感を抱いた大学助教授の『ユーリー小松崎』は、学術研究の理想を守る為、知り合いの駆け出し作家『松崎有理』に協力を仰ぎある実験を行うことにした。嘘の論文をでっちあげて査読を通るかどうか調べるというものであったが、修正指導もないまま論文は掲載されてしまう。その後『論文警察』と名乗る怪しい団...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月13日

    研究者心理の研究者が、査読チェックがザルであることを証明するため、形式書式は整った架空論文11編を投稿するも受理掲載される。その顛末と提言を論文化するも、かけんひ不採用で投稿料金を支払えず。

    各論文部分が独立していて、結構面白いなと思っていたら、それらが元ネタだったのでした。

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    Posted by ブクログ 2018年06月10日

    投稿論文を作ったことがある身としては、興味深い話であった。
    サンキュータツオ著「ヘンな論文」で出てくること間違いなしの、やらせ投稿論文を11編も作った作者の発想をすごいと思う。
    オチとしては現在進行形で活動中…のような、本当に小松崎先生がこの世にいるように錯覚する終わり方だ。
    本文中で紹介されていた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月03日

    『バッタを倒しにアフリカへ』や『マンボウのひみつ』などを読んで、ポスドクって大変なんだなあと思っていたところに読んだので、なかなか面白かった。
    基本のストーリー自体は(登場人物の見た目も含め)漫画っぽいというか、アニメがピッタリな気がするが、架空論文だけでは確かに読み続けるのは難しいので、ストーリ...続きを読む

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