猪ノ谷言葉のレビュー一覧
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もっと早く読んでおけば良かった
何年か前から話題になってはいたけど、全然興味湧かなくて読んでいませんでしたが、面白かった!
モデルとかデザイナーとかそういったジャンルの作品は読んだことがなかったので、新鮮味がたくさん。
表紙の子が主人公かと思いきや、ダブル主人公なんですね。
都村くんの優しい感じも良いし、先の可能性にワクワクします。
千雪も負けん気の強さや前向きで努力家なところはすごく好印象だし2人とも応援したくなります。
ただ千雪の、素人の作ったものは…って何度も隠して隠してみたいなところだけは、物の良さを見てるんじゃなくてその人の地位で着るもの決めてるみたいで、そんなの関係ない!良いものは良い!って堂々と着 -
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最終巻を迎えて、トータルの感想
個人的に、いい「人間ドラマ」作品は「主人公とその仲間たちの織り成す輪の中に自分が入り込んだような気持になれるか」が大事だと思っていますが、この物語も主人公とヒロインを始め、心などの主要キャラ、さらにはもっと脇役たちの織り成すストーリーに自分も参加できているかのような気持ちにさせてくれる良作でした。
まずは絵がキレイ。
これは、ファッション業界、モデルがテーマという事もあって、普通の作品以上に重要な点となるでしょう。
後半、特にキャラの目や髪型などの画風が変わってきた点は少し気になりますが、これも「ファッション業界としてのオーラを出すためには、普通の少年マンガ的なシンプルな絵では足りな -
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少年マンガらしい良作
19巻まで読み進めてきました。
ファッションショーなど、主人公にとってターニングポイントとなる場面の描き方は素晴らしい。
思わず見入ってしまうし、こちらにまで感情が伝わってくる感がすごく、涙が出そうになるくらい。
一方で、そうでない日常パートは相変わらず徹底的に端折っている印象。
完結まで残り3巻であり、既に連載終了を見据えた展開となっているんじゃないかと思うくらい展開が早い。
人気作でよくある、無駄な引き延ばしは好きではないが、この作品の場合はもう少し細かいところを丁寧に描いた方がより読者が作品に入り込めるのではないかと思った。
具体的には、高校卒業前の数か月間のエピソー -
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章区切りの回
芸華祭編が完結する回。
ドキドキする展開が続いた後、ドラマチックな結末を迎える。
この流れはかなり良いし、その後のエピローグ的な話もなかなか良い。
が、最後の、次の新章への布石の所がちょっと…。
連載のタイミングもあったのか、高校3年最後の時期という割には、あまりにも駆け足すぎる展開。
高校の卒業、千雪との関係、心との関係、そもそも大学はどうしたのか、芸華祭で名刺をくれた人はどうなったのか、等々。
後で振り返りとして触れられるのかもしれないが、かなり重要なポイントも多く、それらを端折ってわずか40P程度で春まで進むというのはさすがにどうかと思う。
この点が非常に残