アーサー・C・クラークのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
軌道エレベータはガンダムにも登場するぐらい、SFではポピュラーなアイテムである。軌道エレベーターは1895年にコンスタンチン・ツィオルコフスキーと言う人が本の中に書いているらしい。SF小説ネタでもこの本が初見と言うことでも無さそうだが、軌道エレベータを描いた一番有名なSF小説ではありそうだ。今更アーサー.c.クラークでもないのだが、さすがにSF界の巨匠である。今読んでも全く古めかしい感じはしない。
軌道エレベーターの建設に人生をかける技術者を軸に軌道エレベーターの起点となるスリランカ(赤道直下にある設定)の山にまつわる古代の争い、火星の開発といったストーリーを絡め物語を大きく膨らませるのである -
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本は「2001年宇宙の旅」から始まったシリーズの完結編です。
2001年宇宙に放り出された飛行士が1000年後、
海王星付近で偶然回収され、蘇生しました。
浦島太郎となった飛行士フランク・プールが見た3001年の世界は、
宇宙と繋がる軌道エレベーターや、脳に直接情報をダウンロードできるキャップなど、
まさに「未来はこうだ!」みたいな科学雑誌の世界でした。
だけどタイムマシンや光速宇宙船はありません。
ここら辺の、SFでありながらリアリティを感じさせる絶妙なサジ加減に
アーサー・クラークの勉強熱心さと作家の腕を感じます。
SFの大家が描く未来予想図を楽しんでいるうちに、
物語は人類の危 -
Posted by ブクログ
アーサー・C・クラークにしては、スペオペしてる作品。太陽系が狭い。
不屈な水星人なんか、キャプテン・フューチャーにでてきてもいいくらいのキャラ設定。
細かい部分は上記含め、読んでいて楽しい。
一方で、全体としては読後よく分からない感が残る。
最後までラーマ人の意図が見えない、そして腑に落ちないのがその理由。太陽系によったのは補給が目的って言われてもな、うーん。
それに、宇宙船?内で好き勝手されて(色々採られて、壊されて)、怒った様子もないのは、さすがに無頓着過ぎはしないか、ラーマ人
ファースト・コンタクトは、こっちが力みすぎて、勝手に肩透かしにあうかも、ってメッセージなのだろうか。
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Posted by ブクログ
ネタバレもはや説明の要すらない大傑作「2001年宇宙の旅」の9年後を舞台とした続編。設定上は、小説版ではなく映画版の続編となっており、遺棄されたディスカバリー号が漂流しているのは木星衛星群の宙域です(この辺りのいきさつは、クラーク自身による「作者のノート」に詳しいです)。
宇宙飛行士4人が死亡、1人が行方不明となったディスカバリー号事件から9年後、木星衛星群探検のきっかけを作ったヘイウッド・フロイド博士は、ディスカバリー号回収のためにHAL9000の生みの親・チャンドラ博士と共にロシアの宇宙船に乗って木星へと旅立つ。9年前と何ら変わらぬ政治的な駆け引きに翻弄されつつも、ボーマン船長が残した謎のメッセ -
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同じテーマで3回読むことになった作品。もちろん、今回が 決定版 だ。
人を描くという印象がないクラークだが、映画化を意識したのか今回は人を中心に据えているところが暖かい。
滅亡していく地球を後に植民星を探す旅人が途中寄港したのは、はるか以前に出発した先人たちが繁栄しつつある植民星サラッサだった。
時間の進み方が異なる両人種。サラッサ住民と先に進む使命を持つ旅人。人工冬眠で時間がぐちゃぐちゃになるんだが、そこに「ベンジャミン・バトンの世界」が広がる。
いやぁ、同じ虚構ならこっちのほうがはるかにいい。下手にくっつかず、それぞれの道を歩むことになる住民・旅人両者のドラマが鮮明だ。何 -
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