アーサー・C・クラークのレビュー一覧

  • 宇宙のランデヴー

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    深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?

    35年前の科学常識で書かれたとは思えないほど違和感無く読めた。

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    2014年08月16日
  • 3001年終局への旅

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    モノリスは最後までモノリスでしたか~。
    物語の内容は「そこからきたか~」という感じでしたが、謎が謎のまま終わったのはちと残念な気も。大事なところは、今の知識が有効になった感じもあって。ん~、というところはありましたが、全作を締めくくるのは確かにこうなのかもね。とも思いました。
    最初から最後の作品まで一気に読みましたが、面白かったですね。

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    2014年07月28日
  • 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

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    直径20kmの円筒型の宇宙船、非生物の生命体。
    なんてすごい発想なんだ。

    閉じられた空間で起こる想定外の出来事。
    それにより試される人類。

    本から目が離せなくなる。

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    2014年03月21日
  • 3001年終局への旅

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    ネタバレ

    この本は「2001年宇宙の旅」から始まったシリーズの完結編です。

    2001年宇宙に放り出された飛行士が1000年後、
    海王星付近で偶然回収され、蘇生しました。

    浦島太郎となった飛行士フランク・プールが見た3001年の世界は、
    宇宙と繋がる軌道エレベーターや、脳に直接情報をダウンロードできるキャップなど、
    まさに「未来はこうだ!」みたいな科学雑誌の世界でした。
    だけどタイムマシンや光速宇宙船はありません。
    ここら辺の、SFでありながらリアリティを感じさせる絶妙なサジ加減に
    アーサー・クラークの勉強熱心さと作家の腕を感じます。

    SFの大家が描く未来予想図を楽しんでいるうちに、
    物語は人類の危

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    2013年11月16日
  • 楽園の泉

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    軌道エレベーターでござい。こんなん1979年に書かれちゃうんだもんな。しかも太古の簒奪者の物語が2000年を超え円環をつくり、そこから1500年を超え地球に円環を造るに至る、文明賛歌の物語となる。

    ディストピア志向のない作品ってたのしいよね。

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    2013年11月15日
  • 楽園の泉

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    起動エレベータを造ろうとすると、技術的な問題もたくさんあるけど、政治的な問題もわんさかありますよという話。

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    2013年11月10日
  • 遥かなる地球の歌

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    ネタバレ

    必修アーサー・C・クラークその2。順番はat randomにつきご容赦を。

    光速を超えない世界で、地球から旅立った人々の時空を超えた邂逅。
    割と淡々とした話だと言うに、妙に叙情的でグッと来る。
    「トライガン」の作者は、クラークでは本作がベストだと呟いていたような。

    なんといってもタイトルがいい。

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    2013年06月24日
  • 都市と星(新訳版)

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    ネタバレ

    「2001年宇宙の旅」の作者による独特の世界観のSF小説です。
    面白くて一気に読んでしまいました。 荒廃し、砂漠で覆われた未来の地球。
    そこに作られたシェルターに覆われた人口都市で 暮らす青年を主人公にした物語です。

    青年は強い探究心を持って、外の世界への冒険を始めます。 人口都市の世界観や設定がとても細かく、
    「もしかして遠い未来は本当にこうなってしまうのかな」と思えるレベルです。
    単純に青年の冒険記としても面白いのですが、
    SFの世界を通して我々が当たり前に宗教や哲学、社会システム、生活様式に
    疑問符を与えるような内容になっています。
    個人的には物語の終わりで語られる世界はまぁまぁあり

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    2013年04月17日
  • 都市と星(新訳版)

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    幼年期の終わりよりエンタメっぽくて面白かった。エルヴィンの冒険譚で、変な生物(種族)やロボットが出てきたり、人工の惑星が出てきたり。色々ロマンがあるね。なんと言っても10億年も外界と接触して来なかった世界という設定も面白い。序盤のダイアスパーの雰囲気は良い。ちょっと自然賞賛すぎな感じもあるえけど、ラストの話も想像力豊かでOK。

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    2013年03月24日
  • 楽園の泉

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    宇宙へのエレベーターにすべてをかけた
    科学者の記録。
    決してそのエレベーターは
    幸先のいいものではなく
    ひとつの幸運がなければなしえなかったこと…

    クラークの魅力は読みやすいところです。
    ただし、少しこの本は哲学が
    入りますので苦手な人は苦痛でしょう。
    面白いのですがね。

    そして、この計画は
    似たものが少し前に出てきたのです。
    その合致にちょっとびくっ、となりました。

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    2012年10月20日
  • 宇宙のランデヴー

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    アーサー・C・クラークにしては、スペオペしてる作品。太陽系が狭い。
    不屈な水星人なんか、キャプテン・フューチャーにでてきてもいいくらいのキャラ設定。

    細かい部分は上記含め、読んでいて楽しい。
    一方で、全体としては読後よく分からない感が残る。

    最後までラーマ人の意図が見えない、そして腑に落ちないのがその理由。太陽系によったのは補給が目的って言われてもな、うーん。
    それに、宇宙船?内で好き勝手されて(色々採られて、壊されて)、怒った様子もないのは、さすがに無頓着過ぎはしないか、ラーマ人

    ファースト・コンタクトは、こっちが力みすぎて、勝手に肩透かしにあうかも、ってメッセージなのだろうか。


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    2012年08月15日
  • 2010年宇宙の旅〔新版〕

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    ネタバレ

    もはや説明の要すらない大傑作「2001年宇宙の旅」の9年後を舞台とした続編。設定上は、小説版ではなく映画版の続編となっており、遺棄されたディスカバリー号が漂流しているのは木星衛星群の宙域です(この辺りのいきさつは、クラーク自身による「作者のノート」に詳しいです)。

    宇宙飛行士4人が死亡、1人が行方不明となったディスカバリー号事件から9年後、木星衛星群探検のきっかけを作ったヘイウッド・フロイド博士は、ディスカバリー号回収のためにHAL9000の生みの親・チャンドラ博士と共にロシアの宇宙船に乗って木星へと旅立つ。9年前と何ら変わらぬ政治的な駆け引きに翻弄されつつも、ボーマン船長が残した謎のメッセ

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    2012年03月10日
  • 2061年宇宙の旅

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    SFとしては地味。宇宙史のような淡々とした展開に、人間ドラマと当時の最新宇宙事情(…はぁ?)を絡ませたような内容。
    地味だけど、面白い。

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    2012年02月25日
  • 宇宙のランデヴー

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    さすがクラークとしか言いようのない語り口。はじめのアイデアだけが荒唐無稽で、あとは全て理詰めで組み立ていくSFの王道。しかも高校物理程度の知識で十分理解できる。
    高い崖の上から飛び降りても無事で帰れる場面は発想の転換!

    ただ、また読みたいとは思わないのが残念。

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    2011年11月25日
  • 海底牧場

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    こういうのもSFって言うのか!
    という目からウロコなところから始まり。

    さすがクラーク、
    これを捕鯨反対の欧米人に読ませたい!!!
    という点で非常に興奮した一冊です。

    基本的にクラークが書くストーリーは末広がりな気がする。
    未来はよりいいものである、
    と信じていたんだと思う。
    主人公も決して不幸にならない。
    ような気がする。
    クラーク本人はきっとすごくステキな人だったに違いない。

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    2011年10月02日
  • 遥かなる地球の歌

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     同じテーマで3回読むことになった作品。もちろん、今回が 決定版 だ。

     人を描くという印象がないクラークだが、映画化を意識したのか今回は人を中心に据えているところが暖かい。

     滅亡していく地球を後に植民星を探す旅人が途中寄港したのは、はるか以前に出発した先人たちが繁栄しつつある植民星サラッサだった。

     時間の進み方が異なる両人種。サラッサ住民と先に進む使命を持つ旅人。人工冬眠で時間がぐちゃぐちゃになるんだが、そこに「ベンジャミン・バトンの世界」が広がる。

     いやぁ、同じ虚構ならこっちのほうがはるかにいい。下手にくっつかず、それぞれの道を歩むことになる住民・旅人両者のドラマが鮮明だ。何

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    2011年09月14日
  • 2010年宇宙の旅〔新版〕

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    2010年が始まったとき、〆はこの小説で決まっていた。
    2001年が綿密な設定と謎にわくわくしていく古典的な名作だったのに比べ、
    この作品はどちらかというとそれの詳しい解説やエンターテイメントの面を強調している。

    実際に2010年になってもこの時代の科学力はこの小説に追いついて来れないし、明らかな矛盾が見つかるまでも無い。
    そして古臭くもない。

    人間の、クラークの想像力にただただ感服するばかりである。

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    2011年01月01日
  • 宇宙のランデヴー

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    未知との遭遇がテーマ。
    個性的な登場人物が活躍する、スリリングな物語でした。
    スタニスワフ・レムを読んだ後なので余計に読みやすさ抜群(笑)

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    2010年08月27日
  • 宇宙への序曲

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    月へ行くまでの物語。
    単純明快です。
    ある程度SFを読んだ人には
    単純で退屈してしまうかもしれないけれども、
    よく刊行年を見てください。
    そしてその後にあった出来事を思い起こしてみてください。

    あるいみびっくりでしょ?
    もう一つびっくりするシーンがありますけどね…

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    2010年06月26日
  • 楽園の日々 アーサー・C・クラークの回想

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    若き日のクラークのSF読書日記。
    イギリスのSF小僧に過ぎなかった少年が、
    いかなる作品を読破して、それらを自らの血や肉と成し、
    遂にはSF御三家に名を連ねるまでに至ったのか、
    作品名を通じて追体験できる好エッセイ。
    収録された作品が少々古すぎて、収録された作品を
    イメージするのが難しいのが欠点?
    これがジェネレーション・ギャップなのかもしれない。

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    2010年05月31日