宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

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作家/筒井康隆氏絶賛! ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞 深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?
2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に怖れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現われたのだ! “ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが……ヒューゴー賞ほかあまたの賞を受賞した名作、待望の改訳決定版! /掲出の書影は底本のものです

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宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    途方もないスケール感に圧倒される内容だった。
    時は22世紀、地球に飛来した大隕石を契機として、小惑星や彗星の活動を監視する宇宙システムが構築されたが、深宇宙から太陽系に向かってくる、ある飛翔体の異常さが見つかった。自然界のものではあり得ない完全な対称系の形状から、探査船がドッキングして調査することが決まる。地球の文明以前の百万年以上も前から飛び続けてきた時間のスケール感、長さ50kmで幅20kmという超巨大なサイズのスケール感、いずれも人智を超えた驚異であり、完全な円筒形という神秘さからも異星文明との遭遇が期待される。
    この飛翔体はラーマ(インドの英雄神)と命名され、物語はラーマ内の探索へと進む。回転する遠心力から内部の重力分布が作られていくが、中心軸から外縁に向かっては重力が増していくという不思議な感覚のなか、驚くべき展開が待ち受けている。著者の類稀なる創造力から紡ぎ出される面白さに、ぐいぐい引き込まれながら、先へ先へと期待感が増す。どのような結末が控えているのか、一刻も早く読み終えたい気持ちが高まる。太陽に近過ぎる危険から近日点までにはラーマから離れなければならないが、その後の太陽に向かっていくラーマの運命はどうなるのか。異星文明の驚異、かくありなん、と驚くべき内容ではあるが、妙な納得感に包まれる。

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

    ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞/その他、燦然たる受賞歴を持つアーサー・C・クラークの傑作。西暦2130年、未知の人工物体が太陽系に進入し、宇宙船エンデヴァー号の調査隊が探索することになるが、「ラーマ」と名づけられたこの謎の宇宙船は驚異に満ちていた……。
    いわゆるファーストコンタクトもので、王道ともいえるセンス・オブ・ワンダーにしびれ、終始ワクワクが止まらなかった。惑星連合や重婚制度など、さりげなく22世紀の未来社会を独自の世界観で描いているのも面白い。これほどのタイトルにもかかわらず、いまだ映画化されていないせいか、一般の知名度は今ひとつな気がする。初代プレイステーションでゲームにはなっているので気になるところ。
    2017年に発見された、天体観測史上初となる太陽系外から飛来した恒星間天体オウムアムアのUFO説が、本書を想起させるとして話題になったようだ。

    0
    2021年07月27日

    Posted by ブクログ

    ガンダムでおなじみのスペースコロニーみたいな異星からの巨大建造物…ゆっくり読んで臨場感を堪能しました。ファーストコンタクトものですが、人類の「文化」と異星の「文明」という切り口なのかなと思います。謎は残り、続きの示唆もあり、それが再読の後押しになります。個人的には外伝で水星の人々のプロジェクトX的なものを読みたいかなー。""

    0
    2019年01月19日

    Posted by ブクログ

    ファーストコンタクトものと言えばそうなのかもだが、異星人は出てこない。あるのは異星人が宇宙に放った小惑星と見紛う巨大な物体。たまたまその軌道の近くにいた宇宙船の乗組員がその物体への調査を命じられ、奇妙なランデヴーが始まった。。
    そのラーマと名付けられた物体の中身はまさに“脅威”で、そのスケール感、散りばめられ謎は古さを感じさせない。

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    面白い。
    前半はなかなかイメージを膨らませることが出来ず、読むのに時間がかかった。登場人物も多い為、物語に入り込めなかった。後半になると読みやすくなった。カニや蜘蛛のような生物の登場も良かった。1つのところに収まりきらないラーマにハラハラ・ドキドキした。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    なんかこの設定が面白いな、これ。
    いや、分かるよ。例えば日本人とガボンの人は99%くらいお互いに無関心だろうけど、会ったら挨拶くらいするかな。でも同じ人類だからであって、じゃあガボンに行って当地の昆虫にいちいち興味を持たないだろうし、ましてや挨拶など。自分でやるのは良いけどやられるとしんどい、というやつだね。
    という異文化コミュニケーションの難しさをあからさまにすることで将来やってくる移民の問題を予測しているという恐るべき一冊である。

    0
    2023年09月09日

    Posted by ブクログ

    科学的な設定の作り込みは少なめで、未知の世界への探検のワクワクとハラハラがメイン。地球人よりもずっと高度な知性を持つ異星人がいるとしたら、我々に対してきっとこんなふうに無関心なんだろう。

    0
    2022年06月12日

    Posted by ブクログ

    これは凄い。
    ラーマ内部を探査していく過程にワクワクが止まらない。不思議な地形や建物、機械がいろいろ出てきて、なんだこれは!?なんだこれは!?と探査していくけど、何一つ分からない。最後まで何にも分からない。分からないで終わる。センス・オブ・ワンダーがビリビリ刺激される。

    0
    2018年02月08日

    Posted by ブクログ

    直径20kmの円筒型の宇宙船、非生物の生命体。
    なんてすごい発想なんだ。

    閉じられた空間で起こる想定外の出来事。
    それにより試される人類。

    本から目が離せなくなる。

    0
    2014年03月21日

    Posted by ブクログ

    アーサー・C・クラークの想像力に圧倒される作品でした。
    2130年、太陽系に突然現れた未知の超巨大飛行物体、通称“ラーマ”に挑む宇宙飛行士たちと人類を描いた長編SF小説です。

    こう書いてしまうのもなんだけど、読んでいてけっこう序盤で情景が分からなくなってしまった。
    重力がこうなって、宇宙飛行士たちの体がこうなって……、みたいな最序盤のラーマへの潜入シーンはなんとなく想像しながら読めましたが、ラーマの船内、さらに船の中に広がる海や都市の話になると、もう想像が追いつかなくなってしまいました。

    これを書いたクラークと、文章だけで情景がパッと想像できる人は、もう人類を辞めているのでは……などと思ったり。

    ラーマ内の探検の様子も、抑えめの筆勢で淡々と書かれていく印象が強いです。けっこうなイベントが起こっているので、いくらでも盛り上げられそうなものなのに。

    そう考えるとこの作品は、読者の理解や単純なエンタメ要素を差し置いてでも、描きたかったものがあるのだろうと思います。

    これだけの書き込みと作品世界の作り込み。想像力の極地の果てに訪れる人類と超文明の相克の結末。クラークならではの情緒というか、人間の小ささに対する視点と、宇宙の壮大さに不思議な趣を感じる作品でした。

    0
    2023年03月01日

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