アーサー・C・クラークのレビュー一覧

  • 都市と星(新訳版)

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    ネタバレ

    最後がちょっと締まりない。
    それでもこれが50年以上前に書かれたものだとすると、すごい先見の明を感じる。
    尚、ヴァナモンド登場の必要性がよく分からない。

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    2018年04月20日
  • 神の鉄槌

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    なんなんだいこの70年代のB級アメリカ映画みたいな装丁は。。。ハヤカワさんはこの本を売る気がないのだろうか。あまりにダサすぎるだろ。。。
    登場人物の内面にあえて踏み込まずに出来事だけを淡々と描くという著者の手法が最も純粋な形で結実してる。
    そして、ドラマやクライマックスもない。宇宙船の乗組員たちは淡々と運命を受け入れ、死を確信すると淡々とセックスに励む。平板な記述がかえって新鮮で興味を惹く。
    ハッピーでもバッドでもないラスト、ここも淡々としている。叙事詩だなー。

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    2017年10月01日
  • 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

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    これは凄い。
    ラーマ内部を探査していく過程にワクワクが止まらない。不思議な地形や建物、機械がいろいろ出てきて、なんだこれは!?なんだこれは!?と探査していくけど、何一つ分からない。最後まで何にも分からない。分からないで終わる。センス・オブ・ワンダーがビリビリ刺激される。

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    2018年02月08日
  • 2010年宇宙の旅〔新版〕

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    壮大すぎてなにがなんだかわからないといったところはあるが、やはり今回もSFらしいSFで、満ち足りた読後感。
    ハルとの最後のやりとりは緊張感がある、そして小さなどんでん返しもチャンドラ博士のユーモアが垣間見られて愛おしい。偏屈な人がここぞという時に見せる笑顔って恐ろしく魅力的だよなーと。
    そして、ハルとボーマンの和解もよかった。ボーマンの独白部分の描写や2人?の会話はできる短く抑制が効いているが、ボーマンがハルに対し懐かしさや親愛の情を感じていることが、よくわかった。意識生命体となった彼は、言葉以外の手段でそういったものを伝えて来た。著者の手腕だなー。

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    2017年06月24日
  • 3001年終局への旅

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    クラークさんが頑張ってモノリスを終わらせた
    表紙   6点
    展開   6点
    文章   6点
    内容 645点
    合計 663点

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    2017年05月07日
  • 宇宙のランデヴー

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    ラーマという、人工惑星を舞台とした冒険小説。
    解説によると、 「プロットがなく、小説とはいえないが、想像力を刺激し興奮させるものをもっている」とのこと。まさに、その通りだと感じた。
    惑星内の冒険が非常に刺激的。未知の環境・重力の影響・ラーマ人の存在の有無・惑星の移動による環境の変化など、謎と困難が絶えず、情景描写も壮大。
    一緒に冒険した気になって、ドキドキしながら読めた。
    各章が10ページほどと短い構成も、テンポ良く読めて好み。
    著者の作品は『2001年宇宙の旅』『幼年期の終わり』に続いて3冊目だが、1番楽しめた。

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    2017年02月11日
  • 楽園の泉

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    軌道エレベーターを作ろう!って話。何かでかく、バーン!!っていうのは無いけど、ゆっくり静かに話は進んでいって、堂々のフィナーレへ。それこそ意味通りの命をかけた大事業の話です。

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    2016年11月11日
  • 2010年宇宙の旅〔新版〕

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    2016/11/09-2016/11/10
    星4.3

    『2001年宇宙の旅』の続編。この後に2061年、3001年と続く。

    2001年に比べて随分ダイナミックな文章になっていて、すぐ読めた。2001年の方で投げっぱなしだった疑問点がいくつか解消するような、そういう話だった。ここからどうやって2061年へと時代が移るのだろう?

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    2016年11月10日
  • 2061年宇宙の旅

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    ネタバレ

    やっと読み終わった。
    何か、前の2冊もそれぞれ雰囲気やテーマが違うような印象を受けたんやけど、これもまた違う感じ。SFというより冒険譚?な感じで、ミステリー?サスペンス?な雰囲気が漂っているよ。宇宙船ハイジャックてこわすぎー。だってまだ2061年だもの!
    あとフロイド、てめーはいつまで現役なんじゃい。と思ったらお前もか。デイヴィッドほど魅力的な主人公じゃないと思っていたので、はーん、ふーん。

    このまま3001年を続けて読みたい感じやけど、たぶん疲れてしまうと思うのでちょっと間を空けるぜ。

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    2016年04月13日
  • 楽園の泉

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    SF世界での、技術者のロマン。
    闘うものは、素材と技術の限界、宗教、人びとの世論、そして気候と宇宙。諦めない主人公と、宇宙エレベーターという途方も無いスケールの建造物には心躍った。でもやっぱり幼年期の終わりの方が好きかな。

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    2016年04月08日
  • 宇宙島へ行く少年

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    クラークのジョブナイル 読みやすい
    表紙   6点依光 隆
    展開   6点1968年著作
    文章   7点
    内容 645点
    合計 664点

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    2016年02月11日
  • 地球光

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    ネタバレ

    太陽系の諸惑星に進出し移住を始めた人類は、必要な重金属をすべて地球に頼っていた。この重金属の輸出をめぐって地球とその他の惑星に別れて対立していた。月の研究が進み、月からも重金属が産出することが明らかになると、この対立は月を舞台に最高潮に達し、地球政府対惑星連合の戦争が現実味を帯びてくる。

    この月に地球政府のスパイとして送り込まれたサドラーは、月面の天文台内部にいると考えられる惑星連合のスパイを探り出し、戦争を未然に防ごうとしていた。しかし、彼がその任務を果たす前に戦争が始まり、惑星連合の戦艦が月面に築かれた地球政府の新兵器のレーザーにより壊滅させられる。

    この戦争から30年後、惑星連合の元

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    2016年01月01日
  • 宇宙への序曲〔新訳版〕

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    序曲、PRELUDEのタイトル通り、宇宙開発の
    夜明け前を描いていて、地味ともとれるけど
    1951年作品、月面着陸の約20年前で
    現代からすれば地味に感じさせるほどびっくり技術や
    不思議な力を使わない正当な月への第一歩。
    だけど、ところどころに見せる次への夢への一歩、
    エピローグで見せるロマンがたまらない。

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    2015年10月05日
  • 楽園の泉

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    ネタバレ

    全長4万kmの巨大な「宇宙エレベーター」建設を夢見る技師モーガンが建設地の候補として選んだ南アジアの島国・タプロバニー。古代の伝説に彩られた美しい島に聳えるスリカンダ山の頂上がその候補地だったが、そこには長い歴史を持ち民衆からも愛される寺院が存在していた。寺院の説得に苦戦するモーガンが試行的に実施したケーブル実験の完成が迫る中、突然の嵐がやってくる。絶望の中にも希望を見いだそうとするモーガンの前で展開されるある奇跡。
    宇宙エレベーター建設が始まってからも、ひとつまたひとつと様々な困難がモーガンの前に立ちはだかる。彼を支える仲間たちと共に、夢の実現に邁進するモーガンが、最後の最後に見た光景とは?

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    2015年08月28日
  • 都市と星(新訳版)

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    やっと読み終わった!ザ・冒険譚!

    私はあまり夢らしい夢を見ないからか、いかにも面白い夢、みたいなSFを読むと、夢を見てるみたいで眠くなってしまう。そのせいか「都市と星」を電車の中で開くとすぐに眠くなってしまうので読み進めるのにやたら時間がかかってしまった。面白くなかった訳では決してない。

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    2015年06月04日
  • 宇宙のランデヴー〔改訳決定版〕

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    ネタバレ

    太陽系に侵入した円筒形の漂流物。ラーマと名付けられた漂流物は異星人の宇宙船。惑星連合の調査。宇宙船エンデヴァーの調査。ラーマの内部に入るノートン艦長。ラーマの中に広がる世界。凍り付いた円筒海。太陽に近付くにつれ溶けていく円筒海が起こすハリケーン。ジミー・パク中尉の空からの探索。嵐に巻き込まれ墜落したジミー。壊れた飛行機を解体するかに型のバイオボット。ノートン艦長による更なる調査。水星によるラーマに対するミサイル攻撃。ラーマ内部で発見されたカタログ。

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    2015年05月14日
  • 火星の砂

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    ネタバレ

    すでに火星への移住が実現している世界。地球ー火星間の定期航路が開設され記念すべき第一号の乗客としてSF作家のマーティン・ギブスンが乗り込んだ。ただ一人の乗客であるギブスンが六人の乗組員と共にアレース号にて三ヶ月に渡る火星への旅を始めた。

    旅の途中、最年少の乗組員のジミーは、ギブスンが過去愛し、別れた女性の息子だと気づいた。自分が原因で彼女と別れ、以後一切連絡も取らなかったことを悔やむギブスンは、過去のいきさつをジミーに話し、以後、ジミーの力になろうと決意した。

    火星に到着しギブスンはハドフィールド総督と会談を行った。火星での生活は困難を極め、地球からの援助なしには成り立たなかった。しかし、

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    2015年04月04日
  • 都市と星(新訳版)

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    十億年以上先の地球に唯一残った都市ダイアスパー。人は何世代も生まれ変わり、前に生きた記憶が保持されるような世界。そこに一度も生まれ変わったことのない(=初めて生を受けた)主人公アルヴィンが生まれ、都市の外の世界に飛び出して行く。
    ダイアスパーの成り立ちも興味深かったし、その完璧な世界に違和感をすんなり覚えられるのはアルヴィンが私たちと同じ立場だからだろうな、と思った。人が都市に文字通り作られて、生かされているというのは、健全な社会とは言えないであろうから。

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    2015年01月17日
  • 楽園の泉

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    軌道エレベータはガンダムにも登場するぐらい、SFではポピュラーなアイテムである。軌道エレベーターは1895年にコンスタンチン・ツィオルコフスキーと言う人が本の中に書いているらしい。SF小説ネタでもこの本が初見と言うことでも無さそうだが、軌道エレベータを描いた一番有名なSF小説ではありそうだ。今更アーサー.c.クラークでもないのだが、さすがにSF界の巨匠である。今読んでも全く古めかしい感じはしない。
    軌道エレベーターの建設に人生をかける技術者を軸に軌道エレベーターの起点となるスリランカ(赤道直下にある設定)の山にまつわる古代の争い、火星の開発といったストーリーを絡め物語を大きく膨らませるのである

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    2014年10月03日
  • 都市と星(新訳版)

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    いわゆるSF小説というジャンルは初めて読みましたが、そういう免疫力がない自分でも楽しめる読み手を選ばない作品だと思います。宇宙レベルの長いスパンで地球や人類のことを考えさせられる。自分も如何に知らず知らずの内に狭い社会的通念に囚われ生きているのかと改めて気付かせられます。著者の他の作品も読んでみたくなりました。

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    2014年08月22日