佐藤正午のレビュー一覧

  • 熟柿

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    妊娠中にひき逃げという罪を犯してしまった女性の物語。息子のことを想いながら必死で生きた15年。
    ずっとただひたすらに辛い。最後の最後で希望が見えてよかった。

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    2026年03月22日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    重い内容で途中、最後まで読めないかもと思ったところもあったけど最後まで読めて良かったです。
    あの大雨の中で人を轢いた描写もリアルで動機がするほどだった。あんなに幸せだったのが一夜で、1回の大きな過ちで。
    そのあと、かおりが記憶を断片的にしか思い出せなかったり、人の話も正確に聞けていなかったり、入学式の日、美容院に早く着いて動揺しているところとか細かなところが、自分が鬱っぽくなった時期の頃と似ていてリアルさがしんどくなった。
    生まれた息子を胸に抱いたあの温もりや重さを想いながらも息子が日々成長しているのを見ることもできず、孤独に罪を背負って生きていくことのしんどさがすごく伝わった。
    でも息子がい

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    2026年03月22日
  • 熟柿

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    叔母の葬儀の帰り 大雨の中かおりは人を轢いてしまう 刑務所で息子を産むが離婚した元警察官の夫は再婚し 息子に会う事も出来ず かおりは職場を転々としながら出せるなずもない手紙をノートに書き続ける 最初の方は読むのが苦しく何度も中断してしまった 柿の実が熟すまで時が来るのを待つ事人もその時がくるのを待つしかないのだろうか

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    2026年03月22日
  • 熟柿

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    罪を犯した母親が、我が子に会いたいと思いながら日々を過ごす話。主人公の気持ちに共感することはなく、主人公が出会う人間に好印象を抱くことも少なく(なんなら出会った人間の名前も忘れかけるほど)、果たして「この母親はいつ報われるのか」ただただ辛抱して読んだ。
    けれど、ある一節で一気に作品に引き込まれた(本当にすごい!何度もその一節の周辺を読み直してしまった)
    気づけば、正直しんどいと思いながらどうしようもなく目が離せなかったのは作者の巧妙な描写ゆえ。 
    本屋大賞にノミネートされていなければ、そして話題になっていなければ、手をとることはなかっただろうな。
    作者を調べてみたら、失礼ながら年配の方で、年齢

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    メッセージがとても好きだ。
    熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機がくるのを待つこと…。

    事故を起こしたことで服役していた女性の人生が描かれる。
    息子に会いたい、そう思い続ける母親の切実さと、自分の罪が後から追いかけてくる感覚が悪い夢みたいに連続する話が続く。
    しかし時間が経つにつれ、出会う人々の質、自分と関わる人もどこか変わっていく。
    深い関係ではなくても、自分に関わる人たちが、少しの希望を与えてくれることもある。
    息子に会いたい、この思いが熟れるとき、待っていたその時間全部が返ってきたという感覚になった。
    どんなにひどい人生に見えても、その時機が必ずくると信じられる。
    待つ

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    苦しい中にも救いがあった物語

    私は最初、人を轢いたか轢いてないか確証が持てず、夫にも言えず、晴子叔母さんの怨念というか、影に悩まされて物語が進むのだと思ってた(ちゃんとあらすじを読め)
    要するにホラー系の物語だと思っていた

    他人から見て、強い人だと、この人はどんな事があっても立ち向かえると言われてる人でも、苦悩していたり、ギリギリの所で踏ん張っている人だったりするよなと自分を重ねた

    ・何か一つ間違えただけで転がり落ちる
    ・預金を盗られた場面、盗った人に再会して実は盗った人もこんな事情があって…みたいにならない
    ・過去の犯罪歴が露呈した場面、明日から来なくて良いよとはならない、でも今月にで

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    後半のめり込んだけど、最後が物足りず。
    玄人から言うと、この物足りなさが良いのかもしれないが、素人には難しい。

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    2026年03月21日
  • 月の満ち欠け

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    ネタバレ

    たまたま手にとって、私の本棚で積読になっていた本。情報も何も入れずに読んでいたら、想像を超えた謎が広がって一気に読んでしまいました。
    死んで生まれ変わる時に、死んだ瞬間から次の命に引き継がれていくシステム?なので、舞台は連続した時間軸の中で行われている。私は転生モノは勝手に「時代を超えて展開していく」と思いこんでいたので、この本のように「同時代の」この人もこの人も、全部生まれ変わりで繋がっていて…みたいな話は混乱もしたしそれが面白く物語の真相を掴みたくてどんどん読めました。
    ちょっと瑠璃さんの挙動は愛というより「呪い」のような印象を受けました。

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    自分の一瞬の判断で人生が大きく狂っていく様が、妙にリアルで怖い。

    つい1分前までの穏やかで幸せな生活がまぼろしになる。
    その場にいた者もその一瞬の間に様々な思いが巡り、ー当事者ともどもパニックに陥ったとはいえ、正しい判断ができなくなる。

    もし自分がかおりだったら?
    かおりの夫だったら?
    かおりの友人だったら?

    久住呂さん親子の判断も心強いものだが正解かどうかは分からない。

    恋しさと恨みが混ざる感情の落とし所も16歳ぐらいでは難しいだろう。

    登場人物のあらゆる立場にもなりうるストーリーには最初から最後まで緊張の連続だった。



    袋小路で八方塞がりでどうしようもない時は
    熟した柿の実が

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    今年の本屋大賞ノミネート作品!
    去年からインフルエンサーさんが
    ひたすら良いって言ってたから読んでみた。
    推す理由がわかった気がする。

    我が子に会えない女性…
    会いたくても会えない気持ちがリアルに
    描かれていて
    そりゃ書くのに9年もかかりますわなと…

    最後の終わり方はめちゃくちゃ先が気になる
    終わり方したけど、
    自分の中ではしっかりハッピーエンドにする(笑)

    話は重たいし心苦しくなる場面多すぎるのに
    すいすい読めちゃうテンポ感。
    主人公の人生を見てると、人生そんなもんだよな
    って思わされた。
    主人公、よく頑張って耐えたよ…すごいよ…
    最後にそう言ってあげたくなるような作品。

    やっぱ

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    途中までは、つらすぎて読み進められず、読むのをやめてしまおうかと思いました。が、最後はハッピーエンドで涙が出てきました。主人公が、これから幸せな人生を送ることが出来ますように。

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    2026年03月21日
  • 月の満ち欠け

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    再読
    そういえば、岩井俊二監督「四月物語」の映画見てなかった…
    「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは、樹木のように、死んで種子を残す、自分は死んでも子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。死の起源をめぐる有名な伝説。」
    生まれ変わっても、アキヒコくんと会いたい…
    愛の深さが条件なら、他にも生まれ変わる資格のある人はたくさんいるよ
    何度も何度も会いに行く
    そして、時間がかかっても会えてよかったね瑠璃

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    2026年03月20日
  • 熟柿

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    読んでいて苦しくて仕方なかったです。罪を償ってもずっと苦しめられる運命。熟柿の題名に最後は納得でした。

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    2026年03月19日
  • 熟柿

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    ネタバレ


    オーディブルにて

    あっという間に隙間時間で読み終わった。

    ごく普通の主婦だったかおりが、はるこおばさんのお葬式の日を境目に人生が大きく変わるお話。
    服役中に出産し、その後夫と離婚した後もずっと息子のことを想い続け、それが生きる唯一の糧となる。

    「熟柿が落ちる」は、熟した柿が自然に木から落ちる様子から、無理に動かず気長に好機や結末を待つこと。
    本のタイトルと繋がった。
    はるこおばさんが熟した柿が好きだっただけじゃなかった!

    熟柿が落ちるとは違うが、かおりさんが、大金を盗まれた時、それでもすぐ前を向いて働きはじめたことが印象的だった。もう自暴自棄になってしまいそうな状況なのに。

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    2026年03月19日
  • 熟柿

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    本屋大賞ノミネート作。カフネの次に読む。
    妊娠中に事故を起こして懲役となり息子に会うことができなくなった母親の物語。序盤はかなり持ったりした展開だったが時間がたつにつれて状況と感情が変化していく様子がかなり面白かった。

    彼は別れた妻であるわたしを憐れみ、一方で、明らかに言い逃れの嘘をついている。
    間違いない。わたしには彼があの事故以来十七年間、心の底に深く沈め押さえつけてきた矛盾
    「誰?」という名前でいまも登録してある 号から最初にかかってきた電話あれは息子の実の母親への憐れみだった。 我が子の小学校入 学式にも出られない母親を憐れみ、せめて今日がその日だと教える目的でかけてきたのだ。たぶ

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    2026年03月18日
  • 熟柿

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    本屋大賞ノミネート作品であり、みなさんのレビューを拝読して読みたくなった作品。
    今年の本屋大賞ノミネート作品、私にしては珍しく5作品読んでまして( °△° )
    未読の作品がみなさんのレビューを拝読していて気になっていた作品ばかりだし、ミステリ率が高いしで欲望に抗えず(笑)4作品GETしてきました((*´ ᵕ`)フフッ
    順番に読んでいきます✧*。

    激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産し離れ離れに。出所後、息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。

    人が人

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    2026年03月19日
  • Y

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    人生の分岐点、Yのように。。選択を変えることで右と左で違う道を歩くことになる。心残りの瞬間に戻って人生をやり直す。。やり直しても人との縁が切れないとこが良い。
    アイリスアウト、アイリスイン。。見たことあるけど名前初めて聞いた!

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    2026年03月15日
  • 月の満ち欠け

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    次はどうなるのかと興味をそそられて読み進めた。
    瑠璃も玻璃も照らせば光る
    が、生まれ変わっても何ですぐに事故で死んでしまうのかがわからなかった。
    慕う相手が死んでしまったらどうするのだろう。それでも生まれ変わるのか。

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    2026年03月10日
  • 鳩の撃退法 上

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    ネタバレ

    突然姿を消した幸地秀吉とその一家、その背景を語り出す津田という男が、実はかつて直木賞を取った小説家で、まさにこの小説を書いている…という仕組みが少しずつわかっていくのが、予想外ということもあり、気持ちよかった。ぼやきながら小説を書いていくような語り口だったり、会話をマシンガンのように書く手法が独特で、本の厚さもあってかなりの分量だったが、思ったよりダレなかったと感じた。まだ物語としては半分で、同じくらいボリュームがあるので、どう展開していくのか、怖いもの見たさな感じもしつつ楽しみ。

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    2026年03月01日
  • 鳩の撃退法 下

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    ネタバレ

    不倫が夫の幸地秀吉にばれた2/28の夜の出来事から、飛び立った鳩=偽札の経緯、そして房州老人へと至る流れと、その後の展開が一気に明らかになる気持ちよさがあった。やはり語り口が少し長いのが難点ではあるが、それも含めてトータルとして流れに巻き込まれた感じがする。タイトルからは想像もできない作品だったが、最後まで読むとしっくりきた。

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    2026年03月01日