佐藤正午のレビュー一覧

  • 熟柿

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    辛かった、、ずっと、、こういう類の辛いお話は
    あまり読みたくなくて避けてしまうのですが、
    レビューが良くて気になって読みました。

    やはり読んでみると辛い部分が多かったけれどその中でも主人公が、人との出会いや自分の頑張りで少しずつ
    人生に光が差んで行く時、涙がでてきました。
    読み終えて読んで良かった。と思える作品

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    2026年03月22日
  • 熟柿

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    最後に熟柿という言葉のもう一つの意味がわかった。主人公のかおりの、苛酷な運命に翻弄された15年間は、柿が熟すのを待つのに必要な時間だったのかなと思った。でも、読むのが辛かった。いっときの間違いで・・・かおりは正直に、せめて子どもにお金を残したいとなりふり構わず働き、15年間もこんなに苦しまなきゃならないのかと。でも最後は柿が熟して、かおりに温かな光が差し込む兆しが見えてくるところで終わる。良かった。

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    自らが犯した罪のせいで愛する息子と会えない主人公。
    我が子の成長した姿も知らず、どんな人間に育っているのかも知ることができない。
    主人公の精神が崩壊してしまっているような場面には胸が痛くなりました。
    私はこの本を読むのが怖かった。
    購入してすぐに読むことができなくてしばらく寝かせていました。
    勇気を出して読みました。
    読んでよかった。
    遠い昔に読んだ本がふとした瞬間に思い出されることってあると思います。
    私の人生のそんな本の1冊になる予感がしています。

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    「じゅくし」と読むことを知らなかった。
    たった、一つの過ちで普通の幸せを手に入れることができなかった主人公の話。
    あまり他責をしないのが不思議でならないほど、その人だけのせいじゃないのにと思っちゃった。
    だからこそ、最後には居場所ができて、幸せの方に進めている。本当にいい人なんだろう。
    本当に読むのが辛くて挫折しかけたけど、最後まで読めてよかった。

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    轢き逃げ事件を起こしたことで、主人公の人生は様変わりしてしまう。
    前半は、なかなか信頼できるひとにも出会えず、誰かに頼ることもできず、ずっと辛い。人生には、取り返しのつかないことがあるんだと思った。
    殺人のような大きな事件を起こしたわけではなくとも、なにか周りの人を傷つけるようなことをしてしまったときに、自分には誰か味方になってくれるひとがいるのだろうかと考えて怖くなった。

    後半にかけて、話が明るい方へ進んでいき、読後感は良かった。

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    2026年03月21日
  • 熟柿

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    2026年本屋大賞ノミネート作品で、第20回中央公論文芸賞受賞作品でもある。

    罪を犯した人の贖罪はいつまで続くのか。
    難しいテーマを15年間かけて丁寧に書き上げている作品だった。
    主人公が刑期が終え、まどろみの中でしか生きることができなかった時期から、一筋の光を見つけて地に足を着けてもがき生きようとする時期、自分自身の幸せを求めても良いのでは希望を見出そうする時期。
    それらの時間の流れを、様々な登場人物との関わりを通して丁寧に描かれている。

    あの時こうしていれば…と思うことは誰しもある。
    ただ、ままならないのが人生。
    熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つことに

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    2026年03月19日
  • 熟柿

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    2026年14冊目
    泣いた。
    これとてもいいと思ったのだけど感想よんでたら八日目の蝉の五番煎じだとか違いを読み比べてってかいてる批判コメントいくつかあったので八日目の蝉を読みたいと思う。

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    2026年03月19日
  • 熟柿

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    逃げられない現実から目を背けずただひたすら生きていく、その中で出会う人々との関わりもいいことばかりではないのが人間らしくて話に引き込まれます。
    苦しい話けど前向きになれそうな胸に刺さる読んでよかったと思える作品でした
    あと柿の表紙めっちゃいいなと思いました

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    2026年03月19日
  • 熟柿

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    2人の子を持つ身としては最初から最後まで胸が締め付けられる思いでした。
    もし主人公のように、産んだ直後から16年も会えない日々が続くとしたら自分だったらどう生きるだろうか。生きていけるだろうか。
    今ある幸せを大事にしないと。絶対に守らないと。
    そんなことを、考えながら読み進めました。

    重たいストーリーでしたが、最後はタイトルが腑に落ちる、苦しかった気持ちが少し救われるような結末で良かったです。

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    2026年03月18日
  • 月の満ち欠け

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    熟柿もだけど、こんな物語を考える作者はすごい。
    読んでる私もなんとか会わせてあげたいと切望した。最後が本当によかった。私も救われた。

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    2026年03月14日
  • Y

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    ネタバレ

    題材
    ・アイリスイン、アイリスアウト(タイムリープ)

    テーマ
    ・やり直したところで、最後は受け入れないといけない

    誰が何をする話なのか
    ・北川が人生をやり直す話(二回やり直す)

    最も伝えたかったこと
    ・小説の構造自体

    何が新しいのか
    ・タイムリープに巻き込まれる主人公(主人公自体がタイムリープをするわけではない)
    ・SF×恋愛×ミステリ

    キャッチコピーは何か
    『アルファベットのYのように人生は右と左へ分かれていったー』
    『彼女を救うためなら、何度だってやり直せる』

    その他(心に残ったことなど)
    ・佐藤正午は何度も似通った題材やテーマ、小説の構造で書いている。その執念深さというか、変

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    2026年01月11日
  • 月の満ち欠け

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    すごく好きな作品でした!
    これほど執念深く愛されることがどれほど素敵なことか、自分にもそんな愛が芽生るのか。などと考えながら次から次にページをめくってました。

    短い間で何代にも渡って生まれ変わる。その過程で痛い思いや辛い思いもあった。それを乗り越えて尚会いたいと思うなんて、どれほど素敵なことか。

    今度こそ幸せになって欲しいし、いつまでも2人が仲睦まじく会話していて欲しい。

    とてもいい作品でした。

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    2025年12月30日
  • 月の満ち欠け

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    面白くて2度読み。

    生まれ変わったら、なんて言葉はロマンチックだけれど、実際のところ、大変困る。
    生まれ変わっちゃった人も、生まれ変わられちゃった人も。

    やっぱり一生は一回切りだから、
    後悔はできるだけ少なく
    やりたいことやって、
    愛したい人を愛して
    死のう。いや、生きよう。

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    2025年07月20日
  • 身の上話 新装版

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    ネタバレ

    面白かった。
    不倫、宝くじ二億円当選、殺人、誰がミチルのことを話しているのかわからず読み進める。
    若いのに覇気がなく考えなしの行動をするミチルが後に妊娠し、結婚する相手の語り。身近な妻というよりまた聞きのような話し方をするためおかしな距離感を感じ、何か起こっている不穏なムードをかもしだしている。
    最後の1行、自分の元妻殺人を告白して、更に現在の妻、ミチルと竹井の殺人事件を告発するとは!
    読んだことのないパターンだと思う。
    ひらがなでわざわざ書いてある部分はどのような意図なのかわからずモヤモヤ。
    他の作品も読みたい。

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    2025年05月10日
  • 冬に子供が生まれる

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    むちゃくちゃ面白い。ミステリーホラーなのかな? かつてUFOに出会った子どもたちが大人になって覚える違和感。中心をあえて外して周りをぐるぐるしていく不安感、一人称がブレるような仕掛け、集中が途切れる瞬間が主人公たちの追体験な風もあり……。好き。

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    2025年05月04日
  • 鳩の撃退法 下

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    さて、小説家に必要な事実はここに揃った。
    ここから彼は紡ぐ。
    実際にあった事実の断片を絶妙に繋ぎ、一つのあり得たかもしれない事実(フィクション)を。

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    2025年04月10日
  • 冬に子供が生まれる

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    人生の記憶、人々の記憶、あいまいさで満ちているこの世界、何が正しいのか分からなくなることも多々ある。
    人々が感じているこの世界の不思議さや、儚さを、見事に面白く小説にしてしまったような。
    読んでいる間中、2人の少年を混同し、分からなくなってしまう。
    最愛に人たちを亡くした者たちの後悔や、寂しさが痛烈に響き、考え込んでしまう。
    静かな夜に読み終え、この作品を反芻するひとときがずっと続いてほしいと願う。

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    2025年04月09日
  • 鳩の撃退法 上

    購入済み

    作家が紡ぐ物語

     主人公が住んでいた日本のとある街にて、一家神隠し事件と大量の偽札事件が発生する。
    「この男が書いた小説(フィクション)は事実(ノンフィクション)になる」と謳われ、かつて一世を風靡した元作家の主人公は、その両方の事件に断片的に関わっていた。
     事実と事実をつなぎ合わせてフィクションと成す。はたして此度、彼はどのような小説(ノンフィクション)を紡ぎ出すのか。

    #ダーク #感動する #ドキドキハラハラ

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    2025年04月03日
  • 書くインタビュー 2

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    小説家の心情を丁寧にご本人がインタビューを受けながら告白しているような書籍。佐藤正午氏が『鳩の撃退法』を連載中から単行本になったころに受けているインタビューなので、『鳩の撃退法』を読みたくなります。この本を放り投げて、『鳩の撃退法』(以下、鳩撃と表記します)を読むべきなのですが、本書も面白くて手放せませんでした。鳩撃は映画でしかみておらずまだ小説を読んでいません。映画もうろ覚えなままこのインタビューを読んでいるので、映画も小説も初見のような新鮮さで楽しめるはずなので、後日、鳩撃祭りをする日を作って盛大に楽しみたいと思います。

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    2025年02月22日
  • 正午派2025

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    2025.01.25〜02.07
    デビュー作を勧められて読んだのが、もう40年も前のこと。当時、「凄い。面白い。」と思った。そこから、ほぼほぼ、読んでいる。と、思っていたが、知らない作品が結構あった。
    どんな思いで、作品を作っていたのか、その時の状況がどのようなものだったのかを知った。読んだ本も読んでいない本も、全作、読んでみたくなった。そして、新作が出続けることを願う。

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    2025年02月07日