佐藤正午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026年本屋大賞ノミネート作品で、第20回中央公論文芸賞受賞作品でもある。
罪を犯した人の贖罪はいつまで続くのか。
難しいテーマを15年間かけて丁寧に書き上げている作品だった。
主人公が刑期が終え、まどろみの中でしか生きることができなかった時期から、一筋の光を見つけて地に足を着けてもがき生きようとする時期、自分自身の幸せを求めても良いのでは希望を見出そうする時期。
それらの時間の流れを、様々な登場人物との関わりを通して丁寧に描かれている。
あの時こうしていれば…と思うことは誰しもある。
ただ、ままならないのが人生。
熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つことに -
Posted by ブクログ
ネタバレ題材
・アイリスイン、アイリスアウト(タイムリープ)
テーマ
・やり直したところで、最後は受け入れないといけない
誰が何をする話なのか
・北川が人生をやり直す話(二回やり直す)
最も伝えたかったこと
・小説の構造自体
何が新しいのか
・タイムリープに巻き込まれる主人公(主人公自体がタイムリープをするわけではない)
・SF×恋愛×ミステリ
キャッチコピーは何か
『アルファベットのYのように人生は右と左へ分かれていったー』
『彼女を救うためなら、何度だってやり直せる』
その他(心に残ったことなど)
・佐藤正午は何度も似通った題材やテーマ、小説の構造で書いている。その執念深さというか、変