佐藤正午のレビュー一覧

  • 月の満ち欠け

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    佐藤さんの作品は、「永遠の1/2」「身の上話」しか読んでおらず、直木賞受賞作の「月の満ち欠け」は途中で挫折していたことを思い出してaudibleで聴いた。
    当時は前半でオカルトチックな道具立てや複数の時間軸とエピソードを読みこなす余裕がなかったのだろうが、待った無しのaudibleで聴いたお陰か?きちんと最後までいつもの会話の妙も楽しみ、過去と現在がつながり伏線回収されて物語の軸である純愛ストーリーまでたどり着いた。そして、さらにどんでん返しからのもう一つの…

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    2025年10月26日
  • 月の満ち欠け

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    前世とかうまれかわりとか、あまり考えた事はなかったけど、それほど愛情深く蘇る事がその人にとって又周りの人にとって幸せなのか考えさせられる。もしかして、誰もがその事実に気づかずに日々を過ごしているのだとしたら、その事実に気付く事でどんなふうにかわるのだろう。
    そして、私自身前世に思いを馳せてみる。
    私の心も頭も何も記憶していない。
    その現実に私は満足している。
    もし、過去生を記憶せずに、次の人生をえらべるのであれば、私に能力があり懸命に勉強して、人の役に立てる職業につきたいと思う。
    そして、愛する四人の子ども達の母親になりたいと思う。

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    2025年10月18日
  • 月の満ち欠け

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    久しぶりの佐藤正午。
    相変わらず、物語の流れに引き込まれてどんどん読み進めてしまう。
    一冊を通じて飽きることなく、最後まで心地よく読み切れた。

    深く心に染みるタイプの作品ではないのに、なぜか読後の印象がしっかりと残る。
    この独特のリズムは好きな作家のうちの1人です。

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    2025年10月16日
  • 鳩の撃退法 上

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    もしあの場所で出会っていたら…小説家を小説の主人公にして、入れ子状態で展開される話が面白かったです。ピーターパンの話に出てくる心の箱についての描写を読んで、ピーターパンも読んでみたくなりました。

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    2025年10月01日
  • Y

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    かつて親友だったと名乗る男からの電話。主人公には心当たりがない。なぜなら語られる物語は「Y」の字のように分岐した世界線の話だったから。いったい何があった?知りたくて、ページを捲る手が止まらないが、捲るたびに苦しくなった。読後は「もしもの世界」に思いを馳せずにはいられない。

    あったかもしれない世界のことを考えても、自分にとっての現実は今生きている世界でしかなくて、向き合うしかない。弓子の言う「運」も分かるが、加藤由梨の言う「縁」もあると思う。自分の運命って、自分で選んでるようで、自分だけでは決して決められない。ままならないことはいっぱいあるもんね。

    北川がその後どうなったのかが気になる。何周

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    2025年09月08日
  • 月の満ち欠け

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    この話の展開はどうなるのかが気になり、どんどん読み進められた。ただ非現実的な内容であることから、オチは予想通りではあったかな。

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    2025年09月08日
  • 鳩の撃退法 上

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    佐藤正午の小説、大好き。
    会話が多くて読みやすいけれど、そこはかとなく違和感が漂うこの感じ、独特でたまらない。

    なんとなく物語の全体像が見えたところで上巻は終わったけれど、佐藤正午だけに、下巻ではそれぞれのピースが繋がっておしまい!
    とは、ならないだろうから期待が高まる。

    津田はなぜここまで詳細に小説が書けるんだろう。
    この理由も明らかになるんだろうか。むずむずする。

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    2025年08月08日
  • 冬に子供が生まれる

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    おもしろかった
    と同時に訳のわからない本だなとも思った。

    結局、何が起こったのかはっきりと買いてはいないし、数学の先生はどうして杉森さんに執着していたのか分からないし、亡くなったライターの娘さんも何を求めていたのかわからない。
    という、主要でない登場人物のことも気になるし。

    主人公レベルのマルセイとマルユウに何が起きたのかも想像するしかないし、マルセイが倒した悪がなんだったのかもぼんやりとしかわからない。
    でも私はそういった箇所を自分の頭で穴埋めしながら、想像しながら読むのが楽しかった。
    想像する余地がたくさんあることでこの作品はより一層面白いものとなっているし、その余白が好きではない人に

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    2025年07月20日
  • アンダーリポート/ブルー

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    15年前に起きた事件について、紐解いていく話。
    そう、単純に書けばそういう内容なのだが、
    そんな単純な物語なわけではなく。
    色々な情念が渦巻く内容となっている。
    人と人の出会いについて。
    確かに人と出会わなければ不幸になる可能性は低い。
    それがどうにも切なく、そして哀愁を漂わせていた。
    衝撃的な後日譚でもまたしかり。

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    2025年06月24日
  • Y

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    まさかタイムリープものじゃないよね、って思ってたらがっつりタイムリープものだった
    でも描き方が独特で佐藤節全開で面白かった

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    2025年06月01日
  • 鳩の撃退法 下

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    愚かなことに、ずっと「鳩の上撃退法」というタイトルの本だと思っていたが、ある日、「鳩の撃退法(上下)」だということに気づいた。正しいタイトルがわかったところで、何の話なのか全く想像がつかなかった。読んでみて、下巻の途中で初めてわかった。

    伏線が張り巡らされ、ストーリーが複雑に絡み合っていて(読者の前に最初に投げ出される謎だけでも何個あるだろうか、というくらい)、途中から読む手が止められなくなるくらい、物語の推進力がある。
    要は面白い本だったのだけど…とにかく語り手たる主人公がいけすかない。主人公の周りの人の発言を読むに、いけすかない人物として扱われているのが明白なので、あえてこういう人物像に

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    2025年05月25日
  • 冬に子供が生まれる

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    この小説はミステリーでもあり
    SFでもあり一つの長い人生の記憶でもある。
    マルセイとマルユウの交差した人生は
    人の記憶の曖昧さと、この世の不思議
    を同じく交差させた人生だった。
    人生全てがifの世界であり、人はいつも
    その事を考えずにはいられない。
    肉体は無くなっても魂は何処かにあると
    信じたい。

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    2025年05月02日
  • 正午派2025

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    実は佐藤正午の本は一冊も読んだことはなかったのに、ひょんなことから買ってしまい読む羽目になった。読み始めた当初は、はっきり言って嫌いだった。もしかしたら自分に似ていたからかもしれない。一人称が鼻につくし、女にええ加減な男。しかし、もし同世代の時に読んでいたらハマっていたかもしれないとも思った。おこがましいが歳を重ねるにつれて文章も鼻につかなくなり、まぁまぁおもろいやんとも思ってきた(すんませんえらそうに)。だからと言って、最近の彼の作品を読むかどうかはまだわからない(すんません上から目線で)。

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    2025年02月28日
  • 冬に子供が生まれる

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    佐藤正午のお話は、純文学とミステリーの間くらいにいつも感じます。ちょっと不思議不合理。けれど純文学よりは腑に落ちる
    要はこれもどんどん読み進めてしまいました

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    2025年02月22日
  • 冬に子供が生まれる

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    ネタバレ

    マルセイとマルユウという親友が事故により人生が変わっていく。いろんな視点で話が展開し、パラレルワールド?みたいなSF感もでて最後はよく分からない感じだった。わかる人教えて

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    2025年02月15日
  • リボルバー

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    拳銃を拾った高校生が殴られた復讐のために
    遠く北海道まで旅をするお話でした
    その高校生を追う二人がいたり、別な目的の
    二人もまた北海道を目指していたり
    主に3視点で語られた
    そして終盤の展開とエピローグまで
    楽しめました

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    2025年01月19日
  • 冬に子供が生まれる

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    そんなに佐藤正午さんの作品をたくさん読んでいるわけではないけど、きっとこれが佐藤正午ワールドなんだろうなぁと感じた。
    心がざわつくような、煙に巻かれているようなところから、読み進めていくうちに少しずつ登場人物の思いや状況の解像度が上がっていく感じ。
    私たちは、家族とか近しい人みんなと必ずしもお互いに解りあえるわけじゃない。
    かといって一人で生きていけるわけでもない。
    そんな私たちに、しんどいけどしょうがないよね、やっていくしかないよねって言いながらそばにいてくれる、そんな一冊だと感じた。

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    2024年11月28日
  • 鳩の撃退法 下

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    真実と虚構が入り乱れ(というか全て作者の虚構と言ってしまえばおしまいなのだが)、作者に、津田にあちこち振り回され続けました。
    面白いのか面白く無いかでいうと、この読後感は味わったことのないものなので、面白いといえます。
    だけど、人に勧めるのは難しいな。

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    2024年11月27日
  • 冬に子供が生まれる

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    ネタバレ

    途中から大混乱、マルユウとマルセイ?この独白は本当は誰なのか、など。わざとなんだろうけど混乱が収束するまではイラッとしてしまった。そして、UFOが思いがけず重要な要素だった。ムーを読んでいる人には、わかるわかる!という内容が後半増える。よくわからない記者とか失踪した元教師の行方だとか、回収されないエピソードもあるのだが、それでも最後の語り手である湊先生のエピソードは泣けた。会いたかったマルセイが応えてくれてよかったなぁ。
    人生後半に訪れるであろう孤独との向き合い方とか夫婦の意味とか、個人的には本筋ではない文章が心に残った。もう一度読むともっと理解できるかもσ(^_^;)

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    2024年10月31日
  • 夏の情婦

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    タイトルと作者に惹かれて手に取った1冊。

    リアルな話だと感じた。

    5つの短編で構成された作品。

    『傘を探す』が個人的にはお気に入り。

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    2024年10月27日