佐藤正午のレビュー一覧

  • 熟柿

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    最初はポンコツだと思っていた主人公かおりのことを、気付けば応援してしまっていた笑
    重いテーマのはずなのに読みやすく、感情移入もできていいお話でした。
    ラスト10ページが泣けた。

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    2026年04月12日
  • 熟柿

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    けんごさんが絶賛してたので興味があったけれど、暗そうで手をつけられなかった作品。本屋大賞ノミネートということで読んでみた

    読んでよかった

    暗くて辛い話なのに、序盤からこんなにグイグイ引き込まれるのは久しぶりだ

    熟柿という言葉を知らなかったけれど、自分の中でも大切な言葉にしたい

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    2026年04月12日
  • 熟柿

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    人は過去に囚われて生きていくものだと思う
    それは、よいことよりも後悔や失敗のようなことの方が多いのかもしれない
    日々、過去を悔やみ生きていてもそのこと自体が現実を好転させるとは限らない
    しかし、地に足をつけて現実と向き合っていれば、然るべきときに報われると信じたい

    淡々とした描写が、逆に感情移入につながりました
    読んでよかったです

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    2026年04月11日
  • 熟柿

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    『もう一度読み返すことはない』それくらい脳みそにジクジクと物語が刻み込まれ、忘れられない、素晴らしい作品だった。

    ストーリーとしては、ずっと長いトンネルを出口が見えないのに、出口があることを信じて、ただひたすらに足を止めず進んでいくかのような果てしない道のりに感じる。その中でも、時に柔らかい風が吹き込んできたり、時に冷水ほどの冷たい雫が肌にあたったりと、五感を刺激され、生きていることを実感する。

    息子のために死んだ母親になる、それが自分のできる最大の愛なのか。いつの間にか遠いところまで来てしまっていた。


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    2026年04月11日
  • 熟柿

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    渋い!
    年輪を重ねた大人にわかる、じわじわくる読み終えた満足感。
    我が子と母親の気持ち、痛いほどわかる。
    今年読んだ本の中で今の所1番だった。

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    2026年04月11日
  • 熟柿

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     ものすごい暗い小説だなと思いながら、ツラく読み進めていました。
     そしたら、本屋大賞の発表があり、第2位でした。正直、驚きましたが、小説としての完成度は非常に高いのかも、とも感じていたので、読む人が読むと(本屋さんという読書のプロの人が読むと)、分かっちゃうんだなと、本作の価値を教えていただいた気がします。

     創作でありながら、次々と起こる出来事や、その時々の周囲の風景や人の動きなどの描写がとても細かくリアルで、まるで現実を写すように状況が伝わってきます。どの場面も頭の中に映像がはっきりと浮かび、文字を追いながら映画を観ているかのような錯覚にとらわれました。
     登場人物たちも、こういう人い

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    2026年04月12日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    オーディブルで。

    雨の夜で人通りがほぼないところ。
    そこに徘徊老人。
    これは、注意深く運転していても、なかなか難しいだろう。
    普通に運転していて避けて自分が事故で死ぬ可能性もあるような状況だ。
    夫が結局のところ、わかっていながら、確認せずに隠れ共犯となっていた。
    轢き逃げしてなければ、すぐに通報していたら、故意に起こしたわけでもなく、スマホを見てた点はかなりダメだが、状況的にここまで厄介な人生を送らなかっただろう。

    しかし、そう言ってたら小説にならない。

    刑務所に入った後、人生は大きく狂うのだ。
    噂が付き纏い、転々と職を変える。
    現代のようにネットが発達してなかったら、もうちょっと仕事は

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    2026年04月11日
  • 熟柿

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    最初から最後まで引き込まれた。こんなに悲しくて美しい小説はあっただろうか。拓の「お母さんがふたりいてもいいって。ひとりもいない子もいるのに贅沢だって」の言葉に涙した。咲ちゃん、土井さんありがとう。熟柿が全てを包んでくれた。

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    2026年04月11日
  • 熟柿

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    犯罪を犯してしまった人の暗く重い人生を書いた本。
    警察官の夫の罪のなすりつけ、証拠隠滅をして自分は幸せに暮らしてることにイライラした!
    最後は土居さんといい感じになりそうで救われた。

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    2026年04月10日
  • 熟柿

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    ラストで救われました。
    かおり目線で語られるので、全然安心できなくて、安定しそうかと思えばまた不運に。
    読んでいても、ずっと心細くて、先が見えなくて、かおりは何故こんなにぼんやりしているんだろうとか、ハッキリ言わなくちゃダメなのに!とか感情が振り回されてとっても疲れました。
    それだけ没入できたということですね。

    久住呂さん親子、なんという世話焼き親子。
    咲ちゃんの正義感はお母さんからの遺伝なんだろうけど、救いのない展開に現れた天使のようだったよ。
    ピントがズレたような頑張り方だけど、黙々と頑張っていると手を差し伸べてくれる人があらわれる。
    かおりはしっかりお礼を言えているのか気になっちゃうく

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    2026年04月10日
  • 熟柿

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    とても良かった。

    テーマとしては明るいものではないので、前半は若干憂鬱な気持ちで読んだ。ただ半分を過ぎた頃から、徐々にさっぱりとした気持ちになり、最後はスッとした気持ちで読み終わることができた。

    罪を償うとはなんなのだろうか。罪を評価すると言うことがいかに難しいかを痛感した。もちろん被害者に罪はないという大前提はおいた上で。本の中で出てくる、鶴子ちゃんのように、運よく罪にならなくて良かった、ということもたくさんあるだろう。それと、かおりさんを分けたものはなんなのだろう。
    彼女は裁判で「定義された」罪を償った。けれど、その後何年も罪を背負っている。誰が正しく罪を定義できるんだろうか。

    本の

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    2026年04月10日
  • 熟柿

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    2026年本屋大賞2位
    おめでとうございます。
    いやぁ〜読み終えた後の疲労感たるや。読み終えて裏の帯のコメント読んだら、「おっしゃる通り」って感じだった。ひとことで言うなら
    『罪を背負って生きる ある母親の半生』かな。
    最初の方は主人公のかおりさんが、何事も自分だけの頭の中で想像して完結してしまい、実際に発言もしなければ行動もしないから、もどかしくてイライラしてたけど、徐々に物語に引き込まれて、早く先を知りたい。知りたいけど知りたくない、みたいな矛盾を抱えながら読んだ。ラストのあのシーンは涙堪えきれなかった。
    かおりさんのこれからの人生には、心を支えてくれる誰かがそばにいてほしいし、穏やかで

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    2026年04月10日
  • 熟柿

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    久しぶりにとても良い読後感を味わうことが出来ました。最近は年齢のせいもあってか途中で結末が読めてしまう小説が多く、感動が薄れる寂しさのようなものを感じていましたが、まだまだこんな作品と出会えて
    更にそれを喜べる新鮮な感情が私の中にも残っていたのかと嬉しくなれました。ネタバレになるので多くは語れませんが、大人にこそ読んでもらいたい一冊。どんな苦境に立たされても、心に一本の芯が通っていればいつかは……。きっと、どんな方も勇気付けられる作品です。

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    2026年04月10日
  • 冬に子供が生まれる

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    読み始めた時からうっすらとした恐怖感みたいなものが頭の中を占めていてドキドキしながら読み進めた。結局知りたいことはハッキリ白黒つかないまま終わってしまったんだけど、でも面白かった。

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    2026年04月05日
  • 月の満ち欠け

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    熟柿もだけど、こんな物語を考える作者はすごい。
    読んでる私もなんとか会わせてあげたいと切望した。最後が本当によかった。私も救われた。

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    2026年03月14日
  • 熟柿

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    「なんで最後の最後に泣かせにくるの」
    佐藤正午さん、これはずるいです!

    晴子伯母さんの葬儀が終わった。激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産するが…。

    真夜中に熟した柿の汁を啜る伯母の話で一気に引き込まれた。27歳で道を踏み外したかおりの人生は、投げ上げられては落ちてくる、まるでジャグリングされる柿を見ているようだと思った。千葉からひとりで居場所を転々としながら、九州の博多にたどり着く。
    「わたしは今年で42歳」
    我が子のためと生命保険に入り、やみくもに働き続けるかおり。世間の目から身を縮めて生きてきたが、それでも「息子の拓に会

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    2026年04月11日
  • Y

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    ネタバレ

    題材
    ・アイリスイン、アイリスアウト(タイムリープ)

    テーマ
    ・やり直したところで、最後は受け入れないといけない

    誰が何をする話なのか
    ・北川が人生をやり直す話(二回やり直す)

    最も伝えたかったこと
    ・小説の構造自体

    何が新しいのか
    ・タイムリープに巻き込まれる主人公(主人公自体がタイムリープをするわけではない)
    ・SF×恋愛×ミステリ

    キャッチコピーは何か
    『アルファベットのYのように人生は右と左へ分かれていったー』
    『彼女を救うためなら、何度だってやり直せる』

    その他(心に残ったことなど)
    ・佐藤正午は何度も似通った題材やテーマ、小説の構造で書いている。その執念深さというか、変

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    2026年01月11日
  • 月の満ち欠け

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    すごく好きな作品でした!
    これほど執念深く愛されることがどれほど素敵なことか、自分にもそんな愛が芽生るのか。などと考えながら次から次にページをめくってました。

    短い間で何代にも渡って生まれ変わる。その過程で痛い思いや辛い思いもあった。それを乗り越えて尚会いたいと思うなんて、どれほど素敵なことか。

    今度こそ幸せになって欲しいし、いつまでも2人が仲睦まじく会話していて欲しい。

    とてもいい作品でした。

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    2025年12月30日
  • 熟柿

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    土砂降りの雨が降る夜道、泥酔して眠る夫を乗せて車を運転していたかおり。友人からの電話に気を取られ、老婆を撥ねてしまう。怖くなってそのまま走り去るが、轢き逃げの罪で服役。服役中に息子を出産する。息子は離婚した夫に引き取られ、「母親に死なれた子供」として育てる旨を告げられる。かおりは出所後、息子に会いたい気持ちを抑えられず、息子の通う幼稚園を訪れるが…

    結婚して、子供を産み、家族を作り、子供を成長させ、夫とともに年をとり、次の世代の家族へバトンを渡す。そんな世間一般の人たちの歩く道から踏み外してしまったかおり。過ちと向き合い、ひたすら息子を想ってひたむきに生きる。裏切られたり前科を知られて後ろ指

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    2026年04月10日
  • 月の満ち欠け

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    面白くて2度読み。

    生まれ変わったら、なんて言葉はロマンチックだけれど、実際のところ、大変困る。
    生まれ変わっちゃった人も、生まれ変わられちゃった人も。

    やっぱり一生は一回切りだから、
    後悔はできるだけ少なく
    やりたいことやって、
    愛したい人を愛して
    死のう。いや、生きよう。

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    2025年07月20日