佐藤正午のレビュー一覧

  • 熟柿

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    ネタバレ

    熟柿
    ー熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時期が来るのを待つこと。

    時期に待っていれば夢が叶う。話せないことを話せる。そんなに焦らなくてもコトによっては何年かかってもいいから時間や環境が解決してくれるということを少し学べた気がする。

    帯に書いてある通りお涙頂戴の感動作ではなく実際に息子と会った時の情景がとてもリアルだった。確かに17年間会えなかった息子との再会は泣くことよりも戸惑いが勝つよなーとリアルに感じた。
    最後の章はめくるページが止まらなかった。

    夫の気持ちについては確かにわからないでもない。それに息子を引き受けるためにはどちらか一人が育児を担わなくては行けないと。ま

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    2026年02月23日
  • 熟柿

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    熟柿
    最初は読み方すら分からず、叔母の好きだった熟柿がどのようにメインテーマにからんでくるのかと思いながら読み始めました。

    犯してしまった罪を背負いながらの人生。
    様々な波を乗り越えていく主人公の喜怒哀楽に自分の気持ちも重苦しくなりながら読み進めましたが、
    重苦しくなるのにどんどん読み進めたくなる物語でした。

    "熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つ"
    苦しみながら焦らなくてもいい。
    その時が来るのを待つことがあってもいいんだ。
    その意味を知り、これから何か苦境があっても、少しずつ前を向けるようになるんじゃないかと思いました。

    読み終わった

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    2026年02月22日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    熟柿 タイトルと物語の内容の一致具合が圧巻でした。主人公の息子に対しての思いが未来に対しての希望が感じられるものの悲痛な叫びにも受け取れて、なんどもえずいてしまいました。

    作者の方の言葉使いとても好きでした。
    他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年02月22日
  • 熟柿

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    読み終わって色んな感情がいっぱいで、感想がまとまらず。
    途中まで思っていたのは、こういう一つの間違いで人生転落していく内容って、いたたまれなくて自分もホント一瞬の判断ミスで後悔してもしきれないことが起こり得るって思うと読んでて怖くて仕方なくて。でも、転職や土地に縁がある〜件から、なんとなく悪いことばかりでもなくなってきて、思っていた結末とは少し違っていたけど、縁も熟柿の一つなのかなとか、しかも久住呂ママ…言ってくれてありがとう(涙)とか、最後は土居さーん頼みましたよ、って心から思った。

    2026年本屋大賞ノミネート作3作目
    今年もレベル高い

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    2026年02月22日
  • 熟柿

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    久しぶりの一気読み!読み終わった後、熟柿という言葉の意味を深く理解できる。これでもかという鬱展開だけど、全て読めて本当に良かった。

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    2026年02月22日
  • 熟柿

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    幸福の中、図らずともひき逃げという罪を犯してしまった女性の物語。
    獄中での出産、出所後に子のためという名目での嘆願されての離婚。ただ、子供のことは忘れられず、会えずとも一目だけでもその姿を見たいという、強い想いも叶わない。
    戒めなのか、物理的に距離をとり、心の中では常に子供に語りかけ、ただただ誠実に働く日々。それでも過去の罪は苦しめる。誠実に生きようとしても、世情と罪から、やむを得ず各地を転々とすることとなる。

    何年経ったのだろうか。いつまでこのままだろうか。

    熟柿「熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つこと」

    柿の実は熟すのか、、
    ラストの展開は目頭が熱くな

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    2026年02月22日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    ひき逃げしたのは本人だが、ずっとこんなにも…と読んでて沈むような気持ちになる前半。

    主人公は悪い人ではないのに1度の大きな誤りで人生の重荷を背負うことになった。しかも獄中の出産だったために引き離される形で息子と別れ。
    その後の人生も「息子のために」を想って生活を続け、長い年月が経ってやっと時が来た、熟柿。最後は明るい光の道筋が見える終わりで良かった。

    仕事が人生の救いになっていたようにも感じた。

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    2026年本屋大賞ノミネート、佐藤正午さんの『熟柿』を読みました。

    正直に言って、主人公に1ミリも共感できない。
    でも、だからこそ「本物」を感じてしまう一冊でした。

    読み心地の悪さが、癖になる

    この物語の主人公、とにかく考え方が現実から「絶妙にズレて」います。物事がうまくいかない理由を外に求め、自分に都合よく解釈する。その姿はどこか他責的で、少しばかり妄想的。でも、ふと立ち止まって考えると気づくんです。「あ、これ私の中にもある醜さだ」と。

    「至らなさ」という名のリアリティ

    ドラマの主人公のような清廉潔白さはありません。
    ここにあるのは、剥き出しの**「人間の至らなさ」**です。カッコ

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    様々なドラマティックな部分 きっと色々あったんだろうなと思える部分がばっさりカットされていたり時間が経った後に知ったり、時間の長さと雄大さと話の巧さに久しぶりに本を読んでドキドキしていた 本当に酷い事が起こってしまって絶望しても生きていればなんとかなるかもしれないと思える本 しんどくても柿が熟すのを待っていても良いのかもしれない

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    今現在母親の介護をしている私には物語中の親子のやり取りが心に刺さりまくって涙が溢れてきました。犯罪者の烙印を押された主人公はひたすら悲惨な目に合うのが読んでて気が滅入りましたが、タイトルの意味がわかるときには晴れやかな気持ちになり、少し救われました。物語に引き込む力はとてつもないです。

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    仕事で辛い思いをしたときに読みたいと思う小説でした。重苦しい展開から始まり、何とか必死に生き抜いて行った先に、生きていく希望が湧いてくるラストに感動しました。人生は長期戦だということを改めて実感させてもらいました。

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    「熟柿」いい言葉…
    熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時期が来るのを待つこと。
    あと百合さんの「見て見ぬふりはできません」
    も心に響いた。

    話はドロドロした内容で途中感情ぐちゃぐちゃになったけど終わり方がキレイで落ち着いた感じだった。

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    すごい作品でした…
    かおり自身が書いたエッセイを読んだような。
    性別も年齢も異なる作家さんがこんな作品を生み出せるなんて。小説家さんってすごいです。

    刑期を終えたとはいえ、人の命を奪った上に逃げてしまったことは事実。更生ってその時点ではなく終生続くものなんだろうな。
    被害者を思い出させる「介護」の仕事に向き合うことを決意した覚悟。
    かおりはあの日だけ取り返しのつかない大きな間違いをしてしまったけど、その後はずっとずっと勤勉に1日1日を生きていて、その様がたくさんの人の心を打つからこそこの作品が愛されているんだなぁ

    「生みの親」という圧倒的かつ神秘的な存在は何にも代えられないのだなと思い知ら

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    2026年02月22日
  • 熟柿

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    2026年本屋大賞ノミネート作品という事で手に取りました。

    主人公のかおりは、轢き逃げ事件を起こし、獄中出産。出所後に、夫から子供の為にと、離婚を迫られる。子供の将来を思うなら離れないといけない。1人後悔を背負って各地を転々とするも、一目最愛の子供に会いたいと思い‥

    たった一度の過ちで人生が変わる。あの時こうしていればという後悔は誰でも経験はあると思いますが、この物語の主人公は、もしかしたら自分だったかもしれないと強く感じさせられました。

    そして、タイトルの「熟柿」、この言葉の意味を知らなくて本当に良かった。物語の前半と終盤でガラリとイメージが変わるこの言葉。読後の余韻も素晴らしい。

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    2026年02月20日
  • 熟柿

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    ゆったりとした河の流れのような、壮大で、自分の心と静かに向き合いたくなるような小説だった。本屋大賞の候補作となり、決して派手ではないこのような小説が、多くの読者に求められているということをとても嬉しく、心強く感じた。
    正直、最初はかおりのことを「ちょっと頭がおかしくなってしまった人」なのかなと思っていた。けれどその根底にあるものが、ただの一度も揺るがなかった息子への思いであることが次第にわかり、それを踏み台にするようにして新しい人生の一歩を踏み出していく姿には胸が熱くなった。その人生は「熟柿」という言葉をまさに体現していた。シンプルな帯に書かれたその言葉の意味が、熟れていく果実のようにしっとり

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    2026年02月19日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    2026年本屋大賞ノミネート作品ということで読んでみた。とても切ない話だったけど後半は少し希望が感じられた。
    轢き逃げ事件を起こした主人公かおりは当時妊娠しており刑期中に息子を出産。事件をきっかけに夫と離婚し罪を償いながら孤独に生きていた。息子に会うことだけを希望に。
    前半はかおりに降りかかる不幸がこれでもかと言うくらい続き胸が苦しくなった。また読んだ後も、もし夫がかおりと息子を早く会わせてたら、とか、もっと早く夫からの電話に気付いてでてれば事態はこんなに深刻にならなかっんじゃないかという思いが巡り、やるせない気持ちになった。
    最後に息子と再会する場面は涙なしでは読めなかった。

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    2026年02月19日
  • 熟柿

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    私はこの話グッときた。
    最後の15ページを読むか寝るかで迷ってとりあえずその日は寝て翌日に腰を据えて読んだけどそうしてよかった。
    土井さんとはどうなるんだろうと思ってたけど最後に出てきてそこで熟柿の話しててタイトル回収もできてる。
    2026年本屋大賞ノミネート頑張ってほしい。

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    2026年02月19日
  • 熟柿

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    佐藤正午さん著「熟柿」
    著者の作品は初読み、数ヶ月前から気にはなっていたが今回の本屋大賞ノミネートを機に購読に至った。

    まずタイトル「じゅくし」。読めない…
    漢字自体は難しくないし、意味も解るのだがこの読み方は知らなかった。
    購入するまで「じゅくがき」だと思っていた。
    うっかり書店で店員さんに「じゅくがきって本あります?」なんて聞かなくてよかった。恥ずかしい思いをするところだった。

    物語はまるで「熟柿」の通り。
    表紙に「熟柿」の意味が刻まれている。
    主人公かおりの息子「拓」の出産から、もう一度息子に会えるその日を待つその人生は決して気長にその時がくるのを待つだけの人生ではなかった。重くて苦

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    2026年02月21日
  • 熟柿

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    半分まで読み進めた時点で、「キツい…」と音をあげてしまった。それほどに、主人公の身に起きることや寄ってくる人がとてもしんどくて、救いはないのかと。けれど、タイトルの熟柿が現すように、ほんの、ほんの少しずつゆっくりと長い時間をかけて、縁と縁がつながっていく。最後まで読んで良かったと思ったし、人の人生を追体験したというか、読んだというより、主人公の長すぎる人生を、時期がくるのを、一緒に見てきたという感覚があり、とにかくもう、なんかとんでもない小説を読んだ…という気持ち

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    2026年02月19日
  • 熟柿

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    「熟柿」という言葉を一生忘れないと思う。そのぐらい重く深く印象に残る作品でした。

    本を読んで感動しても泣くことはあまりないのですが、久しぶりにポロポロと涙が溢れました。最後は希望が見えて本当に良かった。

    ノミネート作品を片っ端から読んでて、まだ全て読んだわけではないけれど、大賞はこの作品では!?と思いました。

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    2026年02月19日