佐藤正午のレビュー一覧

  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    時間が解決してくれるという言葉
    当事者であったならば
    いつまで待てば解決してくれるというのか
    待てども待てども、現実が突きつけられる
    そんな瞬間を重ねても
    時間が解決してくれるなど
    信じ続けられるのか

    0
    2026年07月25日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    読み始めて次の日には読み終わってしまった。

    ちょうど主人公と同じ年齢で、妙に現実味を感じてしまった。もし自分が交通事故を起こしたら…もし

    0
    2026年07月24日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    さだまさしの『償い』を思い出しました。人生ってこんなにままならない。人は愚かしくて、憎らしくて、愛おしい。不幸をなげくのではなく、日々を精一杯生きていくこと。

    0
    2026年07月24日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても読み応えのある作品でした。

    元々悪人ではないのに、ごく普通に生活していたのに。。
    一瞬の判断の迷い(間違い)から
    こんなにも「人からの見られ方」が、「人生」が
    変わってしまうのかと怖くなりました。

    登場人物について
    とてもリアルで繊細に、描かれているのに
    無駄な文章がひとつもない、本当に引きこまれました!

    タイトルの『熟柿』につながっていく最後は
    穏やかで、希望があって切ないけれどとても良かった。

    0
    2026年07月23日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    過失により我が子と引き裂かれてしまう主人公の心の痛みが苦しくて切なかった。
    筆舌しがたい苦しみだったと思う。

    元旦那の態度、仕打ちには嫌悪感しかない。

    最後の展開に光が見え、主人公が報われた瞬間を感じた。

    0
    2026年07月22日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    ラストを読み、思わず泣いてしまった。
    読み応えがあって、読み進めるのに時間がかかったけれど、主人公の市木さんの人生を一緒に歩んだ感覚がある。
    冒頭どう展開していくか分からないところからのまさかの幕開けになり、その晩の事故を境に人生が一変してしまった女性を描く。

    各地を転々として仕事も変えながら、ひたすら息子を思い続ける姿が切ない。仕事でも色々な人と出会い、裏切られることもある。心の揺れ動きの描写がとても繊細で丁寧。男性作家がここまで女性、母親の心理を描けるのかと驚いた。

    後半出てきた土居さんが思った以上に素敵な男性だった。そっか、熟柿とは「気長に時機が来るのを待つこと」という意味があるのか

    0
    2026年07月22日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    口コミで暗い、辛すぎるとのコメントが多くて、ちょっと戸惑いながらスタートしました。
    子供が産まれる前の幸せな中、轢き逃げ事件を起こしてしまう。そこから壮絶な運命が始まる。
    この本を読み終えることが出来たのは、あれっ?どうなったの?と思っていると、何年か進んでいた事です。あっ、あの事故、事件のあとこんな生活していたのかって、落ち着いて読めることでした。
    そうじゃなかったら辛すぎました。
    私も母親ですので、市木さんの気持ちはとてもよくわかります。なんの為に生きているんだろう。子供の顔を一目みたい。でも、ちょっと衝動的、無防備過ぎな感じでした。
    結末は良かったです。男の子ってこんなですよね。
    優しい

    0
    2026年07月20日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    ストーリーの面白さはもちろん、それ以上に「日々を過ごして時機を待つ」ということのテーマが深く心に残る作品だった。
    ​私たちは日々、その場の感情に流されそうになったり、一瞬一瞬の出来事に納得がいかなかったりする。それでも衝動で動くのをこらえ、ただ日常を淡々と積み重ねていく。作中の人物たちが見せるその姿は、どこか私たちの現実の生活にも通じるものがあるのではないか。
    ​派手な急展開だけでなく、時間を味方につけるような、日常の積み上げの大切さを静かに教えてくれる傑作だった。

    0
    2026年07月19日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    最後の最後で涙が止まらなかった
    出会えてよかったな
    息子のために必死になって働いてたお母さん(かおり)、
    熟柿が落ちるのを待つように、時機到来をじっと待つ
    この意味を改めて考えさせられてたまらなかった

    0
    2026年07月19日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大期待して読みました!!

    良い終わり方だった。
    途中闇しか見えなくて辛くなったけど、光で終わらずに光が少しだけ差しているような展開、気持ちで終われたのが良かった。

    これからの人生が報われますように。

    0
    2026年07月18日
  • どこ吹く風 小説家の四季

    Posted by ブクログ

    この気持ち良さはどこから来るかといえばやはり文章のうまさが群を抜いているからとしか言いようがない。そして、いくら偽悪的に素っ気なく書いても伝わってくる、最初の編集者がどれだけ大事な人だったか。さらにもう1人の最初の編集者山田さんのこと。泣きそうになりながら最後まで読んで、「発行者」の名前を見て、もう1人の大事な編集者坂本くんの元でこの話が読めることにあらためて感涙。

    0
    2026年07月05日
  • 月の満ち欠け

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった、寄稿も良かった~
    わたしも運命とか本気で信じちゃうから、すんなり入ってきたし、やっぱりこれからも信じ続けたいと思ってしまった。

    0
    2026年05月14日
  • 鳩の撃退法 下

    Posted by ブクログ

    いや、こんな小説、あっていいのでしょうか。

    自由すぎる。軽すぎる。なのに骨太。
    こんなに分厚いのにページを捲る手が止まらない。
    面白すぎました。

    主人公が書いている小説がこの小説であり、いやむしろ、作中でこの小説を書きながら(私はそれを読みながら)物語が進んでいくのに、なぜか私はこの完成しているはずの小説を読んでいる。

    割と早い段階からこの構造が明かされる上に、この主人公にとってのわずかな事実を、この主人公が勝手な解釈で脚色していることも明言されている。
    つかみどころのない、のらりくらりとした文体に最初は戸惑いながらも、慣れてくるとその面白さに一気に引き込まれてしまう。
    私は一体何を読ま

    0
    2026年05月06日
  • 月の満ち欠け

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後泣けました。よくやった、これで良いですよ。読者の期待通りの着地でいいじゃないですか。
    途中これは推理もの?ホラーもの?と迷いながらも引き込まれ、謎解きなら解いてやるぜと意気込んだものの、最後はそんなことどうでも良い話で終わりました。全体の作りはうまくできていたと思います。
    うそでもホントでもいいから、この世から消えてしまった人に会ってみたいと人は思うもの。強く愛する人ならなおさらだと思います。

    0
    2026年05月03日
  • どこ吹く風 小説家の四季

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この偏屈?作家(賛辞を込めてです)のエッセイは、最高!最後まで楽しめました。

    目次とあとがきの節約理由、
    湯呑が割れる表現になぜか共感
    ポケモンGoと散歩
    直木賞のくだりで編集者との言い合い
    などなど、好きなところをあげたらきりがありませんが・・・
    なにより、歳相応のめんどくささと大変さ加減がうんうんと頷けるのです。

    次作の長編とともにまたこのエッセイが続いていくと思うと今から両方楽しみです。

    0
    2026年04月27日
  • Y

    Posted by ブクログ

     八月の雨の晩にかかってきた電話。都立高校時代の同級生だと名乗る電話の主に、私は心当たりがなかった。だけど相手は『親友だった』と告げる。『キタガワ・タケシ』と名乗る二十五年前の同級生は、自分の身に起こった不思議な出来事を綴った物語を、〈私〉だけに読んで欲しい、と言う。後日、代理人を通して〈私〉の手に渡ってきたのは、一枚のフロッピーディスクと五百万円の現金。通帳の名義人になっている女性には覚えがある。

    『人生をやり直したいと思ったことがありますか?』もしも冗談でなく大真面目に答えるとして、一片の迷いもなく、「ありません」と答えられるひとは少数派だと思います。後悔のない人生を歩むほうが難しいわけ

    0
    2026年04月25日
  • 冬に子供が生まれる

    Posted by ブクログ

    読み始めた時からうっすらとした恐怖感みたいなものが頭の中を占めていてドキドキしながら読み進めた。結局知りたいことはハッキリ白黒つかないまま終わってしまったんだけど、でも面白かった。

    0
    2026年04月05日
  • 月の満ち欠け

    Posted by ブクログ

    熟柿もだけど、こんな物語を考える作者はすごい。
    読んでる私もなんとか会わせてあげたいと切望した。最後が本当によかった。私も救われた。

    0
    2026年03月14日
  • Y

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    題材
    ・アイリスイン、アイリスアウト(タイムリープ)

    テーマ
    ・やり直したところで、最後は受け入れないといけない

    誰が何をする話なのか
    ・北川が人生をやり直す話(二回やり直す)

    最も伝えたかったこと
    ・小説の構造自体

    何が新しいのか
    ・タイムリープに巻き込まれる主人公(主人公自体がタイムリープをするわけではない)
    ・SF×恋愛×ミステリ

    キャッチコピーは何か
    『アルファベットのYのように人生は右と左へ分かれていったー』
    『彼女を救うためなら、何度だってやり直せる』

    その他(心に残ったことなど)
    ・佐藤正午は何度も似通った題材やテーマ、小説の構造で書いている。その執念深さというか、変

    0
    2026年01月11日
  • 月の満ち欠け

    Posted by ブクログ

    すごく好きな作品でした!
    これほど執念深く愛されることがどれほど素敵なことか、自分にもそんな愛が芽生るのか。などと考えながら次から次にページをめくってました。

    短い間で何代にも渡って生まれ変わる。その過程で痛い思いや辛い思いもあった。それを乗り越えて尚会いたいと思うなんて、どれほど素敵なことか。

    今度こそ幸せになって欲しいし、いつまでも2人が仲睦まじく会話していて欲しい。

    とてもいい作品でした。

    0
    2025年12月30日