佐藤正午のレビュー一覧

  • 月の満ち欠け

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    『月のように死んでも何回も生まれ変わる道』を選択した瑠璃は…生まれ変わりというテーマが神秘的。身近にあるかも知れないと思わせる。読み進めるうえで、不連続な時系列と多数の登場人物に戸惑い、集中力が削がれたのが残念。

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    2026年04月15日
  • 月の満ち欠け

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    ネタバレ

    たまたま手にとって、私の本棚で積読になっていた本。情報も何も入れずに読んでいたら、想像を超えた謎が広がって一気に読んでしまいました。
    死んで生まれ変わる時に、死んだ瞬間から次の命に引き継がれていくシステム?なので、舞台は連続した時間軸の中で行われている。私は転生モノは勝手に「時代を超えて展開していく」と思いこんでいたので、この本のように「同時代の」この人もこの人も、全部生まれ変わりで繋がっていて…みたいな話は混乱もしたしそれが面白く物語の真相を掴みたくてどんどん読めました。
    ちょっと瑠璃さんの挙動は愛というより「呪い」のような印象を受けました。

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    2026年03月21日
  • 月の満ち欠け

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    再読
    そういえば、岩井俊二監督「四月物語」の映画見てなかった…
    「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは、樹木のように、死んで種子を残す、自分は死んでも子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。死の起源をめぐる有名な伝説。」
    生まれ変わっても、アキヒコくんと会いたい…
    愛の深さが条件なら、他にも生まれ変わる資格のある人はたくさんいるよ
    何度も何度も会いに行く
    そして、時間がかかっても会えてよかったね瑠璃

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    2026年03月20日
  • Y

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    人生の分岐点、Yのように。。選択を変えることで右と左で違う道を歩くことになる。心残りの瞬間に戻って人生をやり直す。。やり直しても人との縁が切れないとこが良い。
    アイリスアウト、アイリスイン。。見たことあるけど名前初めて聞いた!

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    2026年03月15日
  • 月の満ち欠け

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    次はどうなるのかと興味をそそられて読み進めた。
    瑠璃も玻璃も照らせば光る
    が、生まれ変わっても何ですぐに事故で死んでしまうのかがわからなかった。
    慕う相手が死んでしまったらどうするのだろう。それでも生まれ変わるのか。

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    2026年03月10日
  • 鳩の撃退法 上

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    ネタバレ

    突然姿を消した幸地秀吉とその一家、その背景を語り出す津田という男が、実はかつて直木賞を取った小説家で、まさにこの小説を書いている…という仕組みが少しずつわかっていくのが、予想外ということもあり、気持ちよかった。ぼやきながら小説を書いていくような語り口だったり、会話をマシンガンのように書く手法が独特で、本の厚さもあってかなりの分量だったが、思ったよりダレなかったと感じた。まだ物語としては半分で、同じくらいボリュームがあるので、どう展開していくのか、怖いもの見たさな感じもしつつ楽しみ。

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    2026年03月01日
  • 鳩の撃退法 下

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    ネタバレ

    不倫が夫の幸地秀吉にばれた2/28の夜の出来事から、飛び立った鳩=偽札の経緯、そして房州老人へと至る流れと、その後の展開が一気に明らかになる気持ちよさがあった。やはり語り口が少し長いのが難点ではあるが、それも含めてトータルとして流れに巻き込まれた感じがする。タイトルからは想像もできない作品だったが、最後まで読むとしっくりきた。

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    2026年03月01日
  • 鳩の撃退法 下

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    どんでん返し展開が面白すぎます。

    最初は相変わらずのやりたい放題なストーリー展開で、振り回されて、終盤はなんだよそれって展開で予想外すぎて驚きを頂きました。

    私の中では唯一無二の小説で最高のエンタメ小説でした。

    クセの強すぎる登場人物たちの活躍が相変わらず楽しい作品です♪

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    2026年02月08日
  • 鳩の撃退法 上

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    ネタバレ

    癖が強くて読みすすめると味わい方がわかり、噛めば噛むほど味わい深くなる様な小説でした。

    伏線の回収やストーリー構成が素晴らしい作品ですね。但し、最後まで読まないと突風のようで好き放題な書き方に翻弄されるだけで終わります
    (※注意!!)

    ナルシストの小説家の記憶を辿っていくような書き口で、つど、その人の思い込みや都合によって好き放題に物語が変えられているのが、新しくて新鮮な体験でした。

    時系列もへったくれもないようなストーリー展開だったので、序盤の方はストーリの展開について行けませんでしたが、物語終盤では様相を変え、ここに繋がっていくのか!!という今までが全て伏線だったかの様な展開で最後の

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    2026年02月01日
  • 冬に子供が生まれる

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    僕は、たぶんいつかきっと「佐藤正午賞」という文学賞ができると信じている。現実と空想との狭間、現在と過去との狭間を行きつ戻りつしながら読者を導いていくその小説は、いつも物語がはっきりとした輪郭刻むのを拒んでいるかのようにも見える。もしかしたらそれこそが佐藤さんの世界の見え方なのかもしれない。いやもしかしたら逆に、現実の世界がはっきりと見えてしまうからこそ曖昧なものに憧れを抱いているのかもしれない。いやたぶん、そう感じてしまう僕の感想こそが、すっかり佐藤さんの術中にまんまとはまっている証左なのだろう。
    UFOの子供たち、マルセイ・マルユウ。どこまでいっても納得のいく答えは提示されない。それについて

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    2025年12月13日
  • Y

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    タイムリープもの、なんだけど前半がかなりややこしかった。パラレルワールドと作中作の相関図、過去と今の立ち位置、こんがらがる。
    挫折しそうになりつつも、乗り切ると一気に道が開く感じに。

    タイムリープすると意識だけが違う世界線に飛び、肉体は死ぬっていうのは斬新だ。

    罪の意識に囚われた北川だが現実は思い違いでとか、秋間の家族の疑惑、由梨の正体、本当のヒロインは?交差するやるせない思いが中々整理がつかなかったが、まとまるとスッキリした。
    終わり方も大人な感じで悪くない。

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    2025年11月21日
  • 鳩の撃退法 上

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    時系列が前後したり、一人称が作中と外とへ色々な軸へ交錯するので、頭の中で順序や人物を追っていく必要がある。
    また一人称が語る描写一つ一つが、情景を抉り出すかのよう緻密で、時折り本筋から飛ぶようなレトリックもあるので非常に文学的的という感じがする。

    展開も先を読ませない、主題の意味するところも上巻の時点ではよくわからない。
    読む者を惹きつけるが一方では読むのにエネルギーを要する作品といえるかもしれない。
    それは著者が吐き出すエネルギーからくるものかもしれないし、単純にページ数が多いから、ということなのかもしれない。

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    2025年11月15日
  • 月の満ち欠け

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    佐藤さんの作品は、「永遠の1/2」「身の上話」しか読んでおらず、直木賞受賞作の「月の満ち欠け」は途中で挫折していたことを思い出してaudibleで聴いた。
    当時は前半でオカルトチックな道具立てや複数の時間軸とエピソードを読みこなす余裕がなかったのだろうが、待った無しのaudibleで聴いたお陰か?きちんと最後までいつもの会話の妙も楽しみ、過去と現在がつながり伏線回収されて物語の軸である純愛ストーリーまでたどり着いた。そして、さらにどんでん返しからのもう一つの…

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    2025年10月26日
  • 月の満ち欠け

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    前世とかうまれかわりとか、あまり考えた事はなかったけど、それほど愛情深く蘇る事がその人にとって又周りの人にとって幸せなのか考えさせられる。もしかして、誰もがその事実に気づかずに日々を過ごしているのだとしたら、その事実に気付く事でどんなふうにかわるのだろう。
    そして、私自身前世に思いを馳せてみる。
    私の心も頭も何も記憶していない。
    その現実に私は満足している。
    もし、過去生を記憶せずに、次の人生をえらべるのであれば、私に能力があり懸命に勉強して、人の役に立てる職業につきたいと思う。
    そして、愛する四人の子ども達の母親になりたいと思う。

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    2025年10月18日
  • 月の満ち欠け

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    久しぶりの佐藤正午。
    相変わらず、物語の流れに引き込まれてどんどん読み進めてしまう。
    一冊を通じて飽きることなく、最後まで心地よく読み切れた。

    深く心に染みるタイプの作品ではないのに、なぜか読後の印象がしっかりと残る。
    この独特のリズムは好きな作家のうちの1人です。

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    2025年10月16日
  • 鳩の撃退法 上

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    もしあの場所で出会っていたら…小説家を小説の主人公にして、入れ子状態で展開される話が面白かったです。ピーターパンの話に出てくる心の箱についての描写を読んで、ピーターパンも読んでみたくなりました。

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    2025年10月01日
  • Y

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    かつて親友だったと名乗る男からの電話。主人公には心当たりがない。なぜなら語られる物語は「Y」の字のように分岐した世界線の話だったから。いったい何があった?知りたくて、ページを捲る手が止まらないが、捲るたびに苦しくなった。読後は「もしもの世界」に思いを馳せずにはいられない。

    あったかもしれない世界のことを考えても、自分にとっての現実は今生きている世界でしかなくて、向き合うしかない。弓子の言う「運」も分かるが、加藤由梨の言う「縁」もあると思う。自分の運命って、自分で選んでるようで、自分だけでは決して決められない。ままならないことはいっぱいあるもんね。

    北川がその後どうなったのかが気になる。何周

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    2025年09月08日
  • 月の満ち欠け

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    この話の展開はどうなるのかが気になり、どんどん読み進められた。ただ非現実的な内容であることから、オチは予想通りではあったかな。

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    2025年09月08日
  • 月の満ち欠け

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    積読本解消。小山内堅15年前妻娘を交通事故死で地元八戸に。大手ゼネコン勤務三角哲彦34年前学生時代主婦正木瑠璃との恋物語と27才での事故死、夫正木竜之介は再就職先社長娘7才のぞみが妻の生まれ変わりと疑う、小山内瑠璃の親友緑坂ゆいの娘るりは自分は瑠璃の生まれ変わりだと主張し小山内と会う。7才上弦の月にはスピチュアルななにかが?ダライ・ラマ14世チベット仏教最高指導者はこれからも後継は生まれ変わりで決定とか。第157回直木賞受賞、映画化も

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    2025年08月25日
  • 月の満ち欠け

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    終わり方がすごく良かった。
    生まれ変わりとかは信じられないけど、前世から引き継ぐ何か(直感とか断片的な記憶やその場所や人に対する印象とか)って、あるんじゃないかなと思った。

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    2025年08月25日