佐藤正午のレビュー一覧
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前作の『小説家の四季1988年〜2002年』と比べると、小説家になった著者の姿で語られている印象を持った。著者の小説はまだ読んだことがない。『鳩の撃退法』という映画を見たことがあるが、同じ題名の書籍もあるので原作なのだろう。今度は、小説を読んでみる。Posted by ブクログ
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小説家の日常を、年に4回春夏秋冬のタイミングで綴ったエッセー集。インターネットの黎明期に関する話題が興味深かった。
それなりに作品を世に送り出している作家時代のエッセーなので、必死さはあまりなくマイペースで作品を生み出している様子を知ることができる。
言葉を大切にしている職業人らしい逸話や、小説のプ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。これぞ小説。小説の醍醐味。でも多分、まだ分かってない。もう一度読まないといろいろと分からない。鳩の撃退法というタイトル。つがいの鳩。面白かったけど、ちょっとモヤモヤ。Posted by ブクログ
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小説家が現実の世界を元に書いた物語に現実が吸い寄せられる話し。上下巻の長編だけど、最初の方の伏線を見事に回収されて綺麗な終わり。ただ、最初の方は、ややまどろっこしい進み方でなかなか入り込めなかった。すぐに引き込まれて先を読みたい気持ちが高まった。Posted by ブクログ
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小説家が現実の世界を元に書いた物語に現実が吸い寄せられる話し。上下巻の長編だけど、最初の方の伏線を見事に回収されて綺麗な終わり。ただ、最初の方は、ややまどろっこしい進み方でなかなか入り込めなかった。すぐに引き込まれて先を読みたい気持ちが高まった。Posted by ブクログ
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映画番宣で見かけて手に。生まれ代わる程の大恋愛な描写には感じなかったりはしたものの、亡くなった娘が別の人格を持って目の前に現れる展開。それは特別なことではなく身近にもあったのかと気づく時点にブワッと章ごとに変わる月の絵柄も。Posted by ブクログ
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いつも1時間で文庫本1冊読むのに、この本はめちゃくちゃ時間かかった…。
途中で読むの飽きかけて、2ヶ月ぐらいかかった笑
でも本を読む楽しさを再認識させてくれた本。
回りくどくて理屈っぽいところが自分は好きだった。
一筋縄でまとめられない本の方が読む甲斐あるよね!Posted by ブクログ -
なかなかに読みにくい文章……だけど癖になるっちゃなる。笑
時系列も行ったり戻ったりでしっかり読まないと理解するのが難しい。でも、いつも速読しちゃって話の展開だけを追ってしまう自分にとって、小説の良さを再認識させてくれた作品。下も気になるから今から読んできます!Posted by ブクログ -
登場人物の殆どが性格悪かった。
描写がリアルなだけかもしれない。完璧な「いい人」なんて世の中には滅多にいないわけだし。
それにしても千野美由起のどこが良くて付き合っていたのか謎だったな……。
お話自体は上質なミステリー。展開が気になって読み進めるというより、引っかかりの原因を知りたくて読むという感...続きを読むPosted by ブクログ -
冒頭からずっとおもしろい!でも、ただでさえ時系列がぐるぐるして忙しいのに会話も展開も回りくどすぎてサクサク読めないので時間がかかる。上でも470Pあるのに「盛り上がってきた!」からのめっちゃ話逸れる流れ多くてモヤモヤする!面白いし気になっちゃうから読めるけど笑Posted by ブクログ
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時系列が行き来する仕組みの中で徐々に物語が繋がっていくので、続きが気になってどんどん読んでしまった。初代瑠璃と三角の短くも深い時間が美しく、せつなかったからこそ、その後の長い年月に重みを感じ、物語の最後にはぎゅっと胸を掴まれた。Posted by ブクログ
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いや面白いんだけど,まどろっこしいというか何というか.会話は横道にそれるし,話は素直に進まないし,実は関連しているし.
だけどまとめると結局,面白いかな.Posted by ブクログ -
長いけど全く苦にならず、物語の終盤には登場人物たちとの別れが惜しく感じるほど楽しめた!途中、現実と小説の中の話が交錯する感じもおもしろくて良い。コーエン兄弟の映画みたいな展開だったなー。Posted by ブクログ