佐藤正午のレビュー一覧

  • 月の満ち欠け

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    とてもロマン溢れる作品だと思いました。時間がいったりきたりするので、あまり間をおかず、一気に読むのをおすすめします。

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    2026年07月20日
  • どこ吹く風 小説家の四季

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    熟柿から作者の佐藤正午さんに興味を持ち読み始めました。
    佐藤さんの人生にお邪魔した感じで、たまに出る皮肉なども面白かったです。
    表紙の目次、裏表紙の後書き、文の2段構成の秘密もなるほど、と。

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    2026年07月09日
  • 万年筆の時代~佐藤正午復刻短編集~

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    佐藤正午の初期の短編集。概ね面白かったけど、『永遠の1/2』のスピンオフ「青い傘」はちょっと退屈だった。

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    2026年07月01日
  • 月の満ち欠け

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    おもろかった
    この作家さんの作品初見
    あまり期待してない分やられたわ
    内容は濃いしどんどんおもろなってくるパターンで最高やった
    この内容に対し月の満ち欠けって題名もばっちりマッチしとる
    今流行りの転生とは一味も二味も違う作り方でとにかく秀逸

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    2026年07月01日
  • 冬に子供が生まれる

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    ネタバレ

    子ども時代のこと、私も大きいことから小さいことまで、今でも断片的な思い出すことがあります。
    小学生の時のあの時、いつのまにか転校していった。
    転校した先の町に何回か行ってみたことがある。
    でも、会えない。また、お父さんの仕事で転校したのかもしれない。
    川へ魚釣りに行った記憶がある。誰と行ったか覚えていない。
    「宝探しするように、サヨナラを探したね
    あなただって子どもだった、私たち子どもだった」
    中島みゆきさんの「肩幅の未来」の情景が重なった。

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    2026年07月01日
  • 5

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    ある記憶の能力を受け渡しできる石橋と中志郎、小説家津田伸一とそれをとりまく女性たちの話し。女性や私生活がだらしない津田など登場人物はいちいち回りくどい言い方をするが、それも佐藤さんらしい。冷めないスープはないという例えで愛の真理を表現している。

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    2026年06月30日
  • 冬に子供が生まれる

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    ネタバレ

    究極の恋愛物。マルユウマルセイ佐渡くん杉森真秀の4人の関係性が好きだ。4人を取り巻く外野がほんとひどい。特にマルユウの父とN先生。
    UFO好きだし実在していると信じているので佐藤正午が素敵な小説に仕上げてくれてよかった。

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    2026年06月27日
  • 鳩の撃退法 上

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    長い小説です。
    下巻にうつり、読み進め「ああ、そういうこと」と思ったのは数回に及びます。
    この辺りが、この作家さんの真骨頂^ ^

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    2026年06月20日
  • どこ吹く風 小説家の四季

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    「熟柿」で興味を惹かれ著者の最新エッセイを読む。

    50代から60代にかけての作家生活がありのままに綴られている。

    デビュー当時の回想と答え合わせの流れ、ひとつの言葉の考察に1年をかける執念が印象的。

    表紙に目次、裏表紙にあとがきの理由が切ない。

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    2026年06月18日
  • 5

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    題材
    ・不思議な能力(ギブミーファイブ)

    テーマ
    ・愛の真相と幻想

    誰が何をする話なのか
    ・津田の女事情

    最も伝えたかったこと
    ・津田のキャラ

    何が新しいのか
    ・著者を思わせるような小説家の登場人物が、物語の中にいること

    キャッチコピーは何か
    『出会った頃の情熱は、今どこにありますか』

    その他(心に残ったことなど)
    ・物語というよりも味わい深い小説、なので最後まで面白く読んだ、だけど何の話だったのか、よくわからなかった(これは褒め言葉である)

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    2026年06月15日
  • 月の満ち欠け

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    確かにめっちゃ面白い。けど、執念が強すぎて怖くもある。これが不倫の恋愛じゃなくて純粋な恋愛だったら、何回も生まれ変わってでも会いたい人がいるっていいなって思ったかもしれないけど、不倫は話が違う。2人が付き合ってた?関わりがあった期間って1年もなかった気がするし、そこでこんなに重い気持ちを持つのは不思議。
    こんなこと言ったらまた、恋愛経験がないからそんなふうに捉えるって言われそう。
    そこそこ長いけど夢中になって読めたから、直木賞なのは納得。

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    2026年06月14日
  • 熟柿

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    「熟柿」
    熟した柿が自然に落ちるように、時機が来るのを待つこと、物事の成就には適した時機があるという意味なのか。
    罪の重さは1人で背負おうが、何人で背負おうが変わる物ではないが、拓のためにはこれしかなかったような気がする。
    出所を待って家族で背負って行けば少しは軽くなるのかもしれないが、かおりの天職と理解してくれる人達との出会いは、結局罪を1人で償った結果のものだ。つまり機が熟したのだ。

    だが!
    実際は歳を重ねてくると熟柿まで待てそうにない!
    青柿なのにもぎ取ってしまわねば時間が無いかもとせっかちな思考になる。来年またその柿がなっているか⁉︎とも思ったりする。やれやれ。

    梅もマンゴーも熟したら落ちる。
    だからと言って、「熟梅」「熟マンゴー」では読む気にならないかあ。

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    2026年09月17日
  • 月の満ち欠け

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    雲のない夜空には、満ち欠けを繰り返す月が見えます。
    月は幻想的な光を放ち、わたしには知るすべのない神秘を湛えているようです。
    夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したという逸話が残っているように、月の神秘とロマンはラブストーリーのモチーフにふさわしいと感じられます。
    この小説にも、それがよく現わされていると思いました。
    一方で、満月が近づくと心身に影響を受けやすく、不調を訴える人もいるそうです。
    わたしはこの小説に、月が秘めている「怖さ」も感じました。
    平穏な日常にもたらされる異変。違和感をかかえたまま、やがて悲劇が起こります。
    この小説によると、死に方には「樹木の死」と「月の死」の二種類があり、人類は「樹木の死」を選んだという伝説があるそうです。でも、もし「月の死」を選べるとしても、わたしは選ばないけれど、ペットの猫には選んで欲しいかもしれません。
    切なくて、美しくて、おそろしい、ホラーラブストーリー、そんな小説かと思います。

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    2026年06月08日
  • 月の満ち欠け

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    ネタバレ

    佐藤正午さんの作品は初めて読んだ。
    読みやすく、面白いという印象。
    ほかの作品も読みたいと思える内容。

    テーマは何だろうか、と考えると「永遠の愛」という
    のが一番浮かびやすいと思う。
    その次に「孤独」「死生観」がくるのかな。

    作中、「瑠璃」は4人いる。
    「生まれ変わり」という設定。
    ファンタジーとも取れる設定であるが、その瑠璃と出会い、瑠璃の周りには男性がいる。
    三角、小山内、正木、、、
    それぞれのプロットも緻密に書かれているので、外側から見ればひどい人間(とくに正木は)に見えてもドラマがあるので、一方的に否定できないと感じた。
    その事から人間の多様な見方を読者に強いることで、正義や悪という簡単に人間をカテゴライズできないということも再確認させてくれる。

    「おもいが強い人は生まれ変わる素質がある」と4番目の瑠璃は言った。
    しかし、それは「純愛」「深愛」と取らせるような内容ではあるが、作中前半に死後、人間はどうなるのか?
    輪廻転生やそのままいなくなるのかという宗教的なことも書かれている。
    良く捉えると「また巡り合える愛」であるが、「成仏できないで死後も孤独に耐え切れずにいる」とも捉えてしまう。
    はたしてこれは幸福なのだろうか?
    それも大切なテーマであると思う。

    死んでも、死んでもずっと好きな人を思い続けて、蘇ってしまうのだ。
    三角が瑠璃のことを数十年後も覚えていて、ようやく出会えたという内容であったが、その間三角はほかに好きな人はいなかったのか?もしいたのであれば、、と思うと
    瑠璃は永遠に転生し続けるのか。

    三角にとって初めての女性であった瑠璃を死によって美化してしまい、忘れられないというのは人間、特に男性にはよくある。
    三角が一番瑠璃に対して気持ちが盛り上がったところで、瑠璃が死んだことでその気持ちを持ち続けることになる。
    果たしてこれは「愛」なのか?そもそも「愛」とは?

    「月の満ち欠け」というタイトルも、生まれ代わりのメタファーとして神秘的に聞こえる反面、その月の裏側を想像すると「誰も見たことのない恐ろしいもの」があるのでは、と考えてしまえるのが深い。

    という深堀を読者にさせるという内容であるので
    まんまと作者の意のままにされたという作品でした。
    いろんなことを考えれるのでお勧めです。

    ※ちなみに映画化されていますが、内容はかなり変わっています。2時間の尺では難しいようでした。

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    2026年06月07日
  • どこ吹く風 小説家の四季

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    著者の作品を読むのは久しぶり。
    本作は主に岩波書店web連載をまとめたエッセイとなる。ある意味で作家の生態録である。

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    2026年06月01日
  • 鳩の撃退法 下

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    下巻はなかなか面白かった!
    現実に起こったことと、小説が繋がっていく感じが、パラレルワールドに迷い込んだみたいな気分になった。
    作中、主人公が架空の読者に向かって語りかけるのだけど、私自身に問いかけられているようで、物語の世界に入り込んだかのように感じた。
    それにしても合計1100ページってすごい量だった。

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    2026年04月25日
  • 冬に子供が生まれる

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    最初からぐっと引き込まれた。読者である私も2人の丸田くんに混同した。読むのが止まらなくなるぐらい面白かった。だけど、最後もっと宇宙人のことを詳しく説明してほしかったかな。いったい何だったのかいまいちわからなかった。

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    2026年04月19日
  • 月の満ち欠け

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    『月のように死んでも何回も生まれ変わる道』を選択した瑠璃は…生まれ変わりというテーマが神秘的。身近にあるかも知れないと思わせる。読み進めるうえで、不連続な時系列と多数の登場人物に戸惑い、集中力が削がれたのが残念。

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    2026年04月15日
  • 月の満ち欠け

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    ネタバレ

    たまたま手にとって、私の本棚で積読になっていた本。情報も何も入れずに読んでいたら、想像を超えた謎が広がって一気に読んでしまいました。
    死んで生まれ変わる時に、死んだ瞬間から次の命に引き継がれていくシステム?なので、舞台は連続した時間軸の中で行われている。私は転生モノは勝手に「時代を超えて展開していく」と思いこんでいたので、この本のように「同時代の」この人もこの人も、全部生まれ変わりで繋がっていて…みたいな話は混乱もしたしそれが面白く物語の真相を掴みたくてどんどん読めました。
    ちょっと瑠璃さんの挙動は愛というより「呪い」のような印象を受けました。

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    2026年03月21日
  • 月の満ち欠け

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    再読
    そういえば、岩井俊二監督「四月物語」の映画見てなかった…
    「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは、樹木のように、死んで種子を残す、自分は死んでも子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。死の起源をめぐる有名な伝説。」
    生まれ変わっても、アキヒコくんと会いたい…
    愛の深さが条件なら、他にも生まれ変わる資格のある人はたくさんいるよ
    何度も何度も会いに行く
    そして、時間がかかっても会えてよかったね瑠璃

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    2026年03月20日