佐藤正午のレビュー一覧

  • 小説の読み書き

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    小説家はどんなふうに読み、また書くのか。
    近代日本文学を代表する小説家たちの作品を書き写すように読み解きながら、「小説の書き方」ではない「小説家の書き方」を、小説家の視点から考えるユニークな文章読本。
    読むことは書くことに近づき、読者の数だけ小説は書かれる。
    こんなふうに読めば、まだまだ小説だっておもしろい。

    [ 目次 ]
    川端康成『雪国』
    志賀直哉『暗夜行路』
    森鴎外『雁』
    永井荷風『つゆのあとさき』
    夏目漱石『こころ』
    中勘助『銀の匙』
    樋口一葉『たけくらべ』
    三島由紀夫『豊饒の海』
    山本周五郎『青ベか物語』
    林芙美子『放浪記』
    井伏鱒二『山椒魚』
    太宰治『人間失格』
    横光

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    2011年04月24日
  • 5

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    緻密な無駄の無い文体で最後まで一定の温度感で語られていた。
    あまりにも遠く鼻が高い主人公に最後まで追いつくことが出来なかった。流れていく物語も低音で変化があまりなく、感情を揺り動かされるという場面も無かった。まぁ、そういうタイプの本ではないのは明らかだが。
    だから、物語に入り込む時間や集中力が続かず、少しずつ短距離走を長距離走のモチベーションで走りながら読んだという具合。
    果たしてこの本が何を表現したいのか最後まで理解することも出来なかった。変な話だが、読後の何かから解放されたような浮遊した感覚だけが残った。分からない。

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    2010年03月18日
  • リボルバー

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    著者はあとがきの冒頭に「これはサスペンス小説である」と書いています。でも、何だか気だるいのです。まあ、佐藤正午が書けば、サスペンスもこんな雰囲気になるのかな。
    競輪と酒場で暮らす蜂矢と新青年という二人組みの扱いが変わっています。主人公にニヤミスはするのだけれど、決して交わらない。そんな怠惰で刹那的な二人組みを敢えて登場させたがために、全体がぬるい雰囲気になっています。ガチガチのサスペンスにはしない。そこが佐藤正午らしいところなのでしょう。

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    2016年07月31日
  • 取り扱い注意

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    「三つ数えたら明りを落とす
     それから百数えないうちにそこに迎えにいく」
    ビルの下にいる私に誰か、そう声をかけて降りて来て下さい!

    「女を蕩けさせ夢中にさせる」才能がある男・鮎川英雄
    蕩けさせるって凄いですよね それもダイレクトに身体を蕩けさせる能力であり更に凄い!

    本書には、スクラブルと言うゲームが登場します
    あのクロスワードパズルみたいなゲーム それも英語です
    英雄は会話のなかで日本語に訳した英語のことわざ、みたいなのを常に入れていて意味が所謂、教科書の言葉みたいなのが入ってトンチンカンにな空気を作りだす
    そこが洒落ている

    って言うか、実際にはそんな奴絶対いない!
    万が一いてもただの

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    2009年11月08日
  • 小説の読み書き

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    日本近代文学の基本を押さえておかなくても小説が書けるということがよくよくわかる一冊。誤読もあったりして、それを追記でフォローしたりしていておもしろい。感想文エッセイ集といった雰囲気で読みやすい。ちょこちょこクスクス笑いもできるし、いい本だと思います。まあ、選ばれている作品や作家にを多少なじみがあれば、きっと楽しめるはず。

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    2011年09月03日
  • 象を洗う

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    前作「ありのすさび」が好評だったようで、エッセイ第二作。良かったですね。
    相変わらず淡々としていて面白い。また、あとがきにもちらほら見られるように、こういう飄々とした人を食った文体は結構敵を生みやすいようだ(笑)
    俺は好きです。短編も読めます。

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    2009年10月07日
  • スペインの雨

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    佐藤正午の短編って、小説家とそのある友人の話しか殆ど読んだことなかったので、ちょっと毛色の違う「いつもの朝に」とか「クラスメート」が新鮮でした

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    2009年10月04日
  • ありのすさび

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    面白かった。脱力系、っていうのとはちょっと違う、肩の力の抜けた軟投派エッセイ集。
    才能のある焼き鳥屋の話がユーモアに溢れ、面白かった。
    パスタを実際に作って食べてみたら絶品。

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    2009年10月07日
  • 永遠の1/2

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    ずいぶん昔に書かれた本とは知らず、買ってしまったのだが・・面白い。野球好きで、競輪好きならもっとよかったのに!同じ時代を生きてる作家と、共鳴できる作品。
    それにしても、自分そっくりの人が存在していて、その人のために、事件に巻き込まれたとしたら・・私も・・同じように動くだろうなぁ・・
    この主人公・・ほんと、面白いわ!
               2008.2

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    2009年10月04日
  • 小説の読み書き

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    夏目、芥川、太宰、三島など近代日本文学の層々たる大家の名作を読みほぐし、文体を細かく分析。何気ない一文に徹底的に拘り、なぜ作者がそう書く必然性があったのか、どこに推敲の後が見受けられるかをユーモアたっぷりに解き明かす小説読本。

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    2009年10月04日
  • 小説の読み書き

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    「無頼という言葉の対義語は何かといえば、それは独身である。」

    小説家っていうのはこういうふうに他の作家の小説を読むのかぁ…!選ばれた言葉、文体、表記について、言われてみればなるほど確かに!な指摘ばかり。ときどき吹き出しつつ、著者を含む「文芸」する人たちへの敬意を新たにした。ぜひこの評論は続刊を出してほしい。佐藤正午の小説ももっと読みたくなった。

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    2009年10月04日
  • 小説の読み書き

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    山本昌代か誰かが書評で褒めてたのを見て購入。実際面白かった。扱われている作品はどれも有名で、読んだことのある(そして既に忘れてる)ものが多かったのだが、なるほどなるほどと思いながら読んだ。小説の内容よりも形式に注目しての読みというものをここまで分かりやすく、面白く書くことはなかなか容易ではないと思う。

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    2009年10月04日
  • 熟柿

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    物語の進行のさせ方自体がタイトルと一致するという構成、主人公の状況と感情の解像度の高さによる没入感など、読み終わった時に価値が増す作品かなと。
    内容で取り扱われてる題材の1つとして「現実との向き合い方」があり、向き合いたくない現実ほど、向き合うことができた時に道が開ける。
    そんな示唆を感じられました。
    小説に「物語」を求める方にはおすすめしたい。
    (逆を言うと文学的要素や新たな価値観を求める人には物足りないかも、、)

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    2026年04月12日
  • 熟柿

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    正直な感想は自分には刺さらない内容でした。
    ちょっと期待をしすぎたかもしれない。
    熟柿という意味はいいなと思いました。
    母と子の在り方そして人生の歩み方を考えられる
    小説かなと読んでて思いました

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    2026年04月12日
  • 熟柿

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    主人公の言動がどうも鼻につくし後味も良くないので個人的感想は低評価なんだが、「オバの葬儀で親戚から祝福を受ける私」の導入に始まる読者の興味を惹く文体は秀逸。

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    2026年04月12日
  • 熟柿

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    『熟柿』。この物語に最も合致する表現。
    読んでいて、一度落ちてしまうと元の場所に戻るのは非常に難しいなだと感じた。
    一度落ちてしまうと物事が歪んで見え、入ってくる情報の量や質が低下してきていると読んでいて感じた。まさに視野狭窄の状態。

    主人公が、段々と伯母の姿に重なっていくところがあった。
    そして、叔母はどんな人生を歩んでいたのかが気になった。なぜ、主人公を一度引き受けたいと申し出たのか疑問が消えなかった。

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    2026年04月10日
  • 彼女について知ることのすべて 新装版

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    それほど多い登場人物ではない中でも複雑な人間関係を描いてくる所が佐藤正午らしさを出している。
    ずっと日記のような昔の思い出話を序盤に絡めながら事件を組み込んでいる。
    最後まで解けないパズルの様な気分で読んで、読み終わってもモヤモヤが消えない。複雑な本だった。

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    2026年04月05日
  • きみは誤解している

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    オーディブル
    佐藤正午さんだから読んでみた。
    競輪に興味なかったから、新しい世界を知ることができたが、どの短編も、心が動かなかった。

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    2026年03月24日
  • 鳩の撃退法 下

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    オーディブル
    最後までなんとか聞いた感じ。
    作者の他の2作が素晴らしく、おまけに絶賛コメントで聞いてはみた。場面場面は面白かったり引き込まれたりしたかも、最終的な理解ができず終わった

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    2026年03月20日
  • 月の満ち欠け

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    物語の時系列や登場人物がわかりにくくてすぐに寝落ちしてしまうので、読むのに時間がかかってしまった。(私の読解力が足りないせいです笑)
    理解できてからはすんなりと読み進められラストも良かったです。
    相性の問題だと思うけど私にはあまり刺さらなかったかな。

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    2026年03月12日