佐藤正午のレビュー一覧

  • 熟柿

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    罪を犯した、1人の母親の心情、後の人生。
    自分が産んだ愛する息子に一目会いたい願いも叶わず、読んでいて苦しかった。幼稚園でまさかの人間違い、入学式でも警察につかまってしまう⋯。人の縁に恵まれることも、そうでないことも、人生いろいろをこの一冊で考えさせられる。自分の生活や思考に重なる部分があって、共感できる、泣かずにはいられない。
    タイトルの熟柿の言葉の意味が腑に落ちたとき、さいごに彼女の人生にかすかな希望の光がさして救われた。

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    2026年07月01日
  • 熟柿

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    罪を犯して償ったとしてもその過去は一生消えない。
    一生付き合っていかないといけない。
    主人公は各地を転々として、1人で生活して強いと思う。
    なかなかできることじゃない。
    最後はなんとも言えない気持ちになった。

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    2026年06月30日
  • 熟柿

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    熟柿がそういう意味かぁっていう色んな意味を含めてるのはわかったけど、終盤まで終始辛すぎるし
    事件?というか事を起こすとこが省略されてて読み解くの難しかった。

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    2026年06月29日
  • 熟柿

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    えー…
    いや、これで良かったんか?

    不穏な前半から始まり、苦しみを抱える中盤。場所を転々としながら報われず淀みを抱えまくるあたりは他の作家の作品を思い出しながら読んでいた(町田その子とか『盗んで食べて吐いても』とか)が、後半からラストのスピーディ展開が… 途中までとバランスが合わないというか…
    いや、否定はしないが、帯の推薦文の数々は褒めすぎじゃないか?

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    2026年06月28日
  • 熟柿

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    2026年 第23回本屋大賞 第2位。
    こんな始まり、、どこか救いがあるのかと読み進めるも、あまりに光が見えず、疲れた。
    でも先を知りたくて。
    それが2位たる所以か。
    時に笑みがこぼれるような楽しい読書時間にはならず。
    ラストは一縷の光はあるものの、どこまで伝えるつもりか、、修羅場も感じて、なんだか不安な余韻を感じた。

    「 熟柿」 という言葉は、なるほど。
    何十年と我が子に会えずに生きてきたかおりの人生の物語としてのまさにタイトルにふさわしい言葉。

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    2026年06月27日
  • 熟柿

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    初めて読む作家さんの作品でした。
    主人公かおりはひき逃げを起こして刑務中に出産、その後息子とは別れ別れになってしまい。。
    息子の存在が生きる力になり、どんな苦労も乗り越えて生きていく!母は強いなと思いました。
    服役を終えても世間の目は厳しいし、、職を転々としながら、
    でもかおりの周りには助けてくれる人がいて。そのおかげで高校生になった息子に会えたのは感動!
    生きていれば辛いこともあるし、でも生き続ければ良いこと幸せなこともある。
    描き方は少しタラタラっとしてイラッとする時もありましたが、
    読み終えて振り返れば人生を色々考えさせられる良い作品でした。

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    2026年06月25日
  • 熟柿

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    世界観に引き込まれる、という意味ではとても面白かった。まんまとかおりの横にいて見ているような気になって、本当にイライラしてしまったので読後感はムカムカしていた。後悔に後悔を重ね、過去からいつまでも離れられない感じが救われなくて、こういう話は、私は好きじゃなかった。

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    2026年06月25日
  • 熟柿

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    ネタバレ

    全体に漂うどこか暗い雰囲気に、最初はなかなかページが進まなかったけれど、いざ物語が動き始めるとその吸引力に圧倒され、一気に読み終えてしまった。

    轢き逃げから運命が狂っていくかおりの姿には、本当に胸が締め付けられるような気持ちになった。

    ラストの息子とのどこか距離のある、淡々とした弾まない会話のリアルさは、この作品全体の空気感を象徴するようで、心に深く残る。

    それにしても、夫のいけすかなさには終始モヤモヤさせられた。

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    2026年06月24日
  • 万年筆の時代~佐藤正午復刻短編集~

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    佐藤さんのかなり初期の短編を集めたもの、とのこと。どの話も洒落ていて良かった~!もう御歳70歳超だと思うけど、これからも新作を書いてほしい。

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    2026年06月20日
  • 月の満ち欠け

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    ゾワゾワっと鳥肌が立つような、ホラーかと思って読み進めたが、、、

    途中から、主婦と学生の禁断の不倫の話になり、

    それぞれの過去を振り返る重ーい話になり、、、

    それぞれの過去の振り返りが結構長めで、これはどの人の過去の話で、いつの瑠璃ちゃんと関係があるひとだっけ??と混乱したりしながらも、結構なスピードで読んでしまった。

    エンディングは、なんとも???でして、、、
    これは、ホテルで面会する前の話なんだよね??

    登場人物の相関図を作らないと、なかなか理解が難しいのかもしれない。。。

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    2026年06月21日
  • 冬に子供が生まれる

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    ネタバレ

    2020年と思われる年のホラー調小説。

    身に覚えのない手紙を受取った38歳のマルユウ、小学生の時にマルユウと一緒にUFOを見たマルセイの葬式に出る佐渡くん、高校卒業時に三人は再び記者に連れられ10年前にUFOを見た山に行くが事故に遭う。
    その20年後の物語になるのだが、様々な視点とあいまいな記憶と不可思議な現象が気になってしょうがなく、最後まで読み切ってしまった。
    この物語を書いている中学の時の先生の湊、小学時代の先生の杉森、その娘の真秀とマルユウとマルセイたちと関係した人たちも不可思議な現象を感じるのだが、誰も本当のところがわからない。
    何とも不思議だが印象に残る小説でした。

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    2026年06月13日
  • 身の上話 新装版

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    読み終えた後「ずん」と来る。

    主人公であるミチルの目線では
    語られる事のない物語で
    読み終えた後もどんな人物だったかと
    聞かれると答えられない。
    でも明らかに宝くじ当選前と後では
    人が変わってしまっている気がする。

    お金は幸せになる為の手段であり
    お金を目的にしてはいけないな、
    と肝に命じます。ふむ。

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    2026年06月02日
  • 月の満ち欠け

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    ネタバレ

    良くある生まれ変わりに対して、生まれ変わりをした子供の親や関係者に焦点を当てたのが斬新だった
    たしかに自分の子が生まれ変わりになったら、産んだ親としては複雑だよなぁと

    その構成は面白かったが、生まれ変わる女性が男性にそこまで恋焦がれる理由がよくわからんかった

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    2026年05月31日
  • 月の満ち欠け

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    3.2

    生まれ変わりをテーマにした作品だった。
    もともと輪廻転生を信じておらず、この作品を読めば少しは考えが変わるかもしれないと期待していたけれども、その感覚は大きくは変わらなかった。
    気になったのは、瑠璃が前世の記憶を強く持ちすぎていること。
    断片的な記憶ならまだ理解できるのだけど、あそこまで前の記憶を持っていると「生まれ変わり」というより「憑依」に近く感じてしまう。
    それと、子供の女の子と大人の男性の関係性も、作品が意図するほど美しくは思えなかった。
    小山内堅のように半信半疑の立場で戸惑う人物には共感できると思ったんだけどなあ。
    文章は読みやすく、ラストシーンだけはまあまあ好き。

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    2026年05月13日
  • 彼女について知ることのすべて 新装版

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    率直な感想は、「佐藤正午の本を読んだ」という一言に尽きます。
    論理的でない会話や行動、仕草などは彼のスタイルであり、僕はいつもそこに感動させられます。

    純文学にあたるのでしょうか。あまりこの分野を読まないため断言はできませんが。
    違う気もしますが、人のまとまりのつかない感情や在り方を「表現」する文章に、強く心を揺さぶられました。

    ストーリーや構成も非常によくできていたと思います。

    ただ、本作は(というより佐藤正午作品全般に言えることですが)賛否が分かれるのも理解できます。
    私自身も、読むタイミングによっては「なんだこれは」と感じていたかもしれません。

    評価を数値でつけるのは難しいため、

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    2026年05月01日
  • 鳩の撃退法 上

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    やっと上巻読み終えた。
    一つ一つの物事をものすごく細かく描写していて、400ページを超えたあたりからやっと物語が動き出した感がある。
    主人公の止まることない思考の波をひたすら言語化されているのを読んでいるような不思議な気分。
    どういう結末になるのかまったく想像がつかない。
    その点で、下巻を読むのが楽しみだ。

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    2026年04月22日
  • 書くインタビュー 1

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    ネタバレ

    佐藤正午氏は、なかなか手強い人だなと思いました。
    最初の聞き手の伊藤ことこ氏が早々に根を上げたのも納得です。

    2番手の聞き手、東根ユミ氏もだいぶん苦労された様子でしたが、終盤にいくにしたがって、言葉のキャッチボールが少しはスムーズにできるようになったのではないかと思いました。

    面と向かってするインタビューとメールでのインタビュー、どちらもそれぞれのよいところ、都合の悪いところがあると思いますが、メールは一方的になったり、相手を気遣い切れなかったりで、やはり対面でのインタビューの方が、総合的に考えると有益なのではないかと思うに至りました。

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    2026年04月18日
  • 彼女について知ることのすべて 新装版

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    それほど多い登場人物ではない中でも複雑な人間関係を描いてくる所が佐藤正午らしさを出している。
    ずっと日記のような昔の思い出話を序盤に絡めながら事件を組み込んでいる。
    最後まで解けないパズルの様な気分で読んで、読み終わってもモヤモヤが消えない。複雑な本だった。

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    2026年04月05日
  • きみは誤解している

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    オーディブル
    佐藤正午さんだから読んでみた。
    競輪に興味なかったから、新しい世界を知ることができたが、どの短編も、心が動かなかった。

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    2026年03月24日
  • 鳩の撃退法 下

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    オーディブル
    最後までなんとか聞いた感じ。
    作者の他の2作が素晴らしく、おまけに絶賛コメントで聞いてはみた。場面場面は面白かったり引き込まれたりしたかも、最終的な理解ができず終わった

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    2026年03月20日