佐藤正午のレビュー一覧

  • 月の満ち欠け

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    愛して結ばれたい人がいたのに、先に死んでしまった。生まれ変わることができて記憶が残っているのに、自分は子どもで簡単には会いにいけなかったら…。切なくて、もどかしいだろうなぁ。
    でも、これは生まれ変わる側ではなく、その人に関わった人の視点からのストーリー。文学的な表現が好みに合わないけど、仕掛けは面白かった。

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    2025年09月05日
  • 月の満ち欠け

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    ★★★☆☆生まれ変わりの話。最後はロマンチックそのものでキュンとした。登場人物が多くて混乱してしまった

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    2025年08月30日
  • 彼女について知ることのすべて 新装版

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    ネタバレ

    題材
     日常、学校、病院、拳銃


    テーマ
     運命の出会い

    誰が何をする話なのか
     主人公が一人の女性に翻弄される話

    最も伝えたかったこと
     遠沢めい

    キャッチコピーは何か
    「暗闇の中の銃弾が、女を変える。男を変える。」


    その他(心に残ったことなど)
     ラストのこれまでをおさらいのシーンがこの物語のすべてだった

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    2025年08月25日
  • Y

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    ネタバレ

    時間軸が交錯していて読みづらかった。人生には分岐点があり、今生きている世界とは違う世界があるのかと思うと心は弾む。

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    2025年08月04日
  • 月の満ち欠け

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    オカルト寄りのどろどろ恋愛小説
    記憶の残った状態での輪廻転生があるとしたらこんな感じになりそう、
    いけない恋とわかっているから「るり」も熱くなれたのかもしれませんね。

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    2025年08月04日
  • 鳩の撃退法 下

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    上巻でも書いたが、とにかく回りくどい。
    それによって、明かされる真実や伏線回収も驚きに欠けてしまう。
    まさにそんな構造を駆使して逆に謎を深めている様に感じた。
    事実は小説よりも奇なり・・・・なのか?

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    2025年07月03日
  • 鳩の撃退法 上

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    くどい。とにかく回りくどい。
    この物語は落ちぶられた直木賞作家・津田伸一の創作なのか、
    はたまた事実を書き記した物語なのか。
    まず、その疑いから読者としては始まる。

    この難解な問題に拍車をかけているのは間違いなく回りくどい台詞のせいだろう。
    まるで医者の問診の様な、質問の繰り返し。
    逆に映像として見たらこの回りくどいやりとりもハッとさせられるのか。

    下巻はどうここから転がっていくのか。
    期待も込めての評価。内容は佐藤正午らしく面白い。

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    2025年07月01日
  • 月の満ち欠け

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    場面が変わる度に次が気になり、気がついたら一気読みしていました。始めの喫茶店での女の子の態度から、こんなにも時間をかけた愛の繋がりの物語が描かれているとは思いませんでした。

    月の満ち欠けのように、生と死を繰り返し、未練がある人に会いに行く。それほどの人に出会えて、相手も同じように思ってくれていたら、幸せなことこの上ないですね。






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    2025年06月02日
  • 月の満ち欠け

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    ネタバレ

    生まれ変わりっていう言葉を現代の人が、この本をきっかけに興味を持ってくれるといいなって思ったし、生まれ変わりっていうことに心惹かれるものがやっぱり人間あるんだなって思った。
    でもそういうことを受け入れられないために悲劇が連続している悲しさも伝わるといいな。

    最後会えて良かったなぁ。ちょっと女の執念的な感じで少し不安になりながら読んだけど、まあでも会えたから良かったかなって。
    うーん。でも、そう考えたら死者に囚われてしまう人が増えてしまうっていうマイナスもあるのかなって感じでちょっとぐるぐる。小山内さんとみずきさんのこともそうだし、三角さんだって奥さんいたし、、、。

    やっぱり本当の生まれ変わ

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    2025年05月29日
  • 月の満ち欠け

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    瑠璃が月の満ち欠けの様に生まれ変わる物語。何のために生まれ変わるのか意味をよく掴めなかった。気になる一人の異性のためなのか、もう一度人生をやり直したいのか。でも後者ではないような感じ。不思議な読後感。ハテナばかり残る感じ。

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    2025年05月24日
  • 彼女について知ることのすべて 新装版

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    主人公の人となりや生活、そして大事件が淡々と、丁寧に一人称で語られています。
    後から説明される出来事も多く、若干読みにくくはありますが、伏線回収の楽しさもあります。
    忘れた頃に再読しようと思います。

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    2025年05月05日
  • 夏の情婦

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    短編集
    そろいも揃って酒と女にだらしない
    個人的には嫌なタイプの男性が主人公
    だけどやっぱり独特な文体に引き込まれ
    詩的な表現のような描写に
    ハッとさせられるかと思えば
    どたばたコメディぽかったり
    技巧的で読ませるなぁと感心する

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    2025年03月25日
  • 月の満ち欠け

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    予想していた、純愛物語とかミステリーとかファンタジーとかでは全然なくて、己の妄執で関わった全ての人たちに不幸と戸惑いをもたらすというホラーとしか思えず。怖かった。
    特に小山内への最後の呪いの示唆は、今後の彼が気の毒すぎて作者の底意地悪さにビビる。

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    2025年03月23日
  • 放蕩記

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    ネタバレ

    題材
    ・デビュー作がヒットして印税でウハウハしていた新人作家

    テーマ
    ・落ちても前を向く

    誰が何をする話なのか
    ・鳴かず飛ばずの作家が、それでも原稿を書いて生きていく話

    最も伝えたかったこと
    ・乗り越えなくてもいいから、前を向いておけ

    キャッチコピーは何か
    「一文無しでも、一人ぼっちでも、変人としてでも、生きるーー」

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    2025年03月22日
  • ジャンプ 新装版

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    ネタバレ

    彼女の失踪した理由、シンプルに言うとこれをずっと解明してく話。真相を知ったときに初めは意味がわからず、わかるとゾッとした。


    ネタバレ
    浮気相手の年上の女が、彼女に別れるように手紙や嫌がらせをしていたから、彼女は帰ってこなかった。しかもの浮気相手の年上の女は、主人公の今の妻。

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    2025年03月09日
  • 夏の情婦

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    人は自分に似たものを嫌うのではないだろうか。だからかもで、僕は佐藤正午が好きになれない。彼が書く小説も。この短編はすべて一人称で、饒舌すぎる。まずそこが苦手だ。うるさすぎるのだ。「黙れ」と言いたくなる。そして自分に似ただらしなさ、品のなさ、女好き、酒好き。読んでいて息が苦しくなるほど、この小説から抜け出したくなった。もう佐藤正午は読まないと誓った。

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    2025年02月02日
  • 冬に子供が生まれる

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    前作に引き続きライトな超常現象もの。SFが絡むと少し醒めてしまう。時系列がバラバラで進み徐々に内容が明らかになっていくのは佐藤さんらしい。中盤までは先をどんどん読み進めたくなるような展開が乏しいと感じたが、最終盤の引き込むように読ませる力は流石だと思いました。

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    2025年01月14日
  • 身の上話 新装版

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    ネタバレ

    他人の過去を語る様な文体に、終盤まで話に出てこない語り手。夫と言えど、そこまで詳細に記憶するほど聞いた話なのか?と気になりながら読み進める。

    武井を殺して埋めてしまうか、自分が自殺するか、
    ミチルが誰からも逃げずに済むためのラストの選択。
    なるほど、そうなるか、難しいところ。

    改行少なめ文章びっちり系でページ数も多いので、万人に薦められないが、ちょこちょこ出てくる高額当選者が最初に読む本に興味を持った。

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    2024年12月07日
  • 鳩の撃退法 下

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    上巻より下巻の方が何かが見えてきて読みやすい。なるほどっと思ったら、あれっ津田の現実の情報?小説の妄想?ってなる。
    分かったようで遠ざかる不思議。

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    2024年12月07日
  • 彼女について知ることのすべて 新装版

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    自分が受け取ったのは、好きと執着は違うが執着の方が強い感情なんだよっていうこと、20代と30代では行動の重みが違うんだよっていうこと。

    主人公の行動に声を出して突っ込みたくなるけど、それも含めて盲目的な執着だったからなのかなと思ったり。

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    2024年11月21日