佐藤正午のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ男性の描く女性だな、と思いました。視点や感覚がハッキリ違うので、男性作家さんの恋愛小説は新鮮です。
女性の背景が似通ってる人物が別の話に出たりするので連作短編集かと思いましたがたぶん別個のお話です。主人公と遊び人な友人のお話はいくつかあるけど。この友人は(懲りないなぁ…)と思ってしまってちょっと呆れつつ、しょうがないなぁと思います。自分や知人と関係持ってる人がこんな人物じゃなければ、こういう人でも仕方ないなぁと許せるんだけれど。。
佐藤正午さんも初めて読んだのだと思います。読みやすいし、ダメだなぁと思ってても登場人物に苛ついたりしないで読めます。男性がちゃんとしてないから苛つかないのかなぁ…フ -
Posted by ブクログ
ネタバレうーん…これに1000ページ要るかな?
この1000ページを面白いと思えるか、無駄と思えるかで、この小説の評価は変わってくるんだろうなぁ。
俺は、もうちょっと短く、なんなら半分でもエエと思う派で、例えば主人公がとっかえひっかえする女性の描写とか、酒を呑む描写とか、マクドやガストやミスドやらのシーンはあんなに執拗に書く必要はないと思う。
その分、鳩の謎(目的がはっきりしない)や、通り裏の組織について(抽象的すぎ)なんかはもう少し具体的に書いてほしかった。
謎の畳み方もすっきりしたものではなく、ピーターパンの扱いもぞんざい。古本屋の遺産だって謎が解けてからのクドさは余韻というにはしつこすぎる -
Posted by ブクログ
眠る前の読書は電子ブックでするのだが、「いわゆる虚構」と現実と称する「虚構」とがいきつ戻りつしながら進行していき、眠くなって途絶え、翌日になってまた読み出すと言うのを繰り返すうちに、どちらが「いわゆる虚構」で、どちらが「虚構」なのかわからなくなる。文体には好き嫌いがあるが、最初、面白いと思いつつ、上巻の三分の二近くまで来るとかなり退屈してきて、ようやく物語りが動き出すのが、上巻の終盤のセックスシーン。寝る前の電子ブックのせいか、私の読解力のせいか、面白くなりきらないところがこの作品の妙味なのかすらわからぬまま、物語が終盤を迎えてしまい、判断に難しい小説でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ――
十五年前の殺人。
被害者の妻。
当時四歳だったその娘。
かつての婚約者。
そして、もうひとりの女。
交換殺人。
偶然ながら、ひとつ前のレヴューと好対照なものを読んだ。つまり題材としてはよくあるものを、これほど楽しく読ませてくれる作家は今や貴重かもしれない。
真新しさや斬新なトリックがあるわけではないんだけれど、ストーリーテリングの妙があって。
際立ったキャラクタや衒学的な文章に頼るでもなく、普通の会話が面白くなる。
どこかそう、熟練のしゃべり、の達人がフリートークを面白くするのと似たような。
同じ話も、語り口でこんなに変わるのか! ということがあるように。