佐藤正午のレビュー一覧

  • ビコーズ 新装版

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    2作品目が書けない新人小説家が、過去の記憶と向き合い、克服していく。

    主人公は、たまに片目が見えなくなる。片目が見えない時には取り返しのつかない不幸が怒る。
    そういうジンクス
    果たして今回はどんな不幸に見舞われるのか。
    そして、その原因となっているかもしれない
    過去のこと、祖母との関係
    向き合って克服していく

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    2021年08月05日
  • アンダーリポート/ブルー

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    ネタバレ

    ――

     十五年前の殺人。
     被害者の妻。
     当時四歳だったその娘。
     かつての婚約者。
     そして、もうひとりの女。

     交換殺人。

     偶然ながら、ひとつ前のレヴューと好対照なものを読んだ。つまり題材としてはよくあるものを、これほど楽しく読ませてくれる作家は今や貴重かもしれない。
     真新しさや斬新なトリックがあるわけではないんだけれど、ストーリーテリングの妙があって。
     際立ったキャラクタや衒学的な文章に頼るでもなく、普通の会話が面白くなる。
     どこかそう、熟練のしゃべり、の達人がフリートークを面白くするのと似たような。
     同じ話も、語り口でこんなに変わるのか! ということがあるように。
     

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    2021年08月05日
  • Y

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    星★3
    面白い、とは思ったけど、ちょっと物足りない?
    私の本の読み方なんだろうけど、どの登場人物も、あんまりキャラが立っていないので、感情移入できなかったかな。
    個人的に13章はとても盛り上がった。

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    2021年05月07日
  • 事の次第

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    それぞれのショートストーリーがちょっとずつ繋がっている群像劇。そのストーリーが繋がることで進むわけでもなく、最後に全て回収するわけでもないのでちょっと消化不良の感じがあった。佐藤さんの作風は好きなので、それぞれのストーリーや、リンクしていく感じは楽しめました。

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    2021年02月07日
  • 取り扱い注意

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    ネタバレ

    女性をとろけさせる能力を持つ主人公。
    さまざまな女性付き合いと
    人生のポイントで現れる叔父の存在。
    解説にある通り、ストーリーを追うだけでは
    佐藤正午の醍醐味は理解できないようだ。
    読み切った時の快感を味わえるよう
    努力が必要。
    再読必須。

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    2020年10月25日
  • リボルバー

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    何か意味深な感じの2人。 少年、それを追う元警察と同時に旅立つあたりこれは何かを察知したか、または物語の本筋が明らかになるか! どう、絡んでいくねん!って、最後まで読んで「何も関係ないんかーい」って、結末。

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    2020年07月09日
  • 象を洗う

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    ネタバレ

    佐藤正午のエッセー集。
    佐藤正午の小説が好きだ。SFな「Y」や「ジャンプ」、「彼女について知ることのすべて」など、好きだ。
    そしてエッセー。 エッセーだから他愛のないものも多い。連載してたものだろうから、むりくりお題を出してる感のものもある。
    しかし、僕は佐藤正午の選ぶ言葉が好きなんだろうなぁ。なんかしっくりする。 それと、どのエッセーも結びの言葉が特にすとんとくる。僕には。

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    2020年02月06日
  • 永遠の1/2

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    月の満ち欠けを読んで面白かったので、佐藤正午さんの本をもう一冊読んだ。これがデビュー作でなにかの賞を取ってるんだけど、作家本人はあまりうまく書けてないと評している。けどあらすじを見て面白そうと思ったので選んだ。
    月の満ち欠けとはだいぶ作風が違っていて、こちらは娯楽作品なんだけどどこか私小説のような空気感が漂っている。文体は今に通じるものがある。最新作とデビュー作を連続で読んだので、その対比が面白く感じられた。

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    2019年12月10日
  • 書くインタビュー 1

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    インタビュアーの、雑で無礼な質問が続き、回答する小説家のインタビュアーに対する揚げ足取りや皮肉が続き、しまいには怒らせ罵倒されている文章を読むのは、精神的に辛かった。
    佐藤正午は、神経質なほど言葉に厳しい。だからこそ、読者である私は本を楽しめるのだけれども。

    小説の書き方が書かれているところはとても興味深く、「小説」とは推敲を重ね、言葉に敏感でなければなぁと思った。
    職業としての小説家は、やっぱり凄い。

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    2019年11月26日
  • 永遠の1/2

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    ネタバレ

    最初の出だしはとても印象的だった。読み終わったあとでいうと、それをツキがついていると言えるのかどうなのかのなかなかのダラっとした日常な感じはあった。競輪とかはやったことないので、そんなにも中毒性があるものなのだねーって感じ。でも顔が似ているひとに間違えられ、事件に巻き込まれるのは、ありそうで怖い。わたしも似ているひとがいるって言われたことがあるし。他人の人生を生きるってこと自体、絶対無理だなぁ。最後はまた日常に戻り、平凡な感じになっていく。休職の時間は経験があるので、その点では共感できる話だった。

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    2019年02月26日
  • Y

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    僕もタイムリープしたいけども、また人生やり直すのも面倒だと思えるのは、有難いことなのかもな、と思った午後八時。

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    2018年06月23日
  • 5

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    これは重いぞー、重い。ページ数も多いけどそこに詰め込まれた文字数も多い。1ページにぎゅうぎゅうに文字が詰め込まれてない、改行しない。しかも割とどうでも良い、ぎゅうぎゅう?牛々?みたいな事が書いてあった、もうどうでも良いよ!って感じになって、それもまた楽し。
    ともかく主人公の小説からしからぬ適当な物言いになごむ。ていうかそれを延々と繰り返されていい加減に飽きてくる、ていうかイラついてくる、と言いたいところなんだけど、意外やこの適当さ加減が、高田純次のような愛らしさというか、なんかけっこう悪くなく、なんやかんやとまぁ許してしまう、みたいな。そんな感じの適当さ加減を楽しむ本、と思いきや、帯には愛の心

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    2018年03月31日
  • 月の満ち欠け

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    正木瑠璃の記憶を、小山内瑠璃、小沼希望、緑坂るりが輪廻転生して引き継ぎ、正木瑠璃が生前に愛した三角晢彦に後の3人が9年おきに会いに行く話であるが、よく分からなかったのは、三角晢彦に対する強い愛情がそうさせたようには思えなく、また後半2章では主人公とは思えない小山内堅に緑坂親娘が会って、これまでの経緯を説明する件はよく分からなかった。

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    2026年01月17日
  • Y

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    人生のやり直しができれば・・・と思ったのは誰でも経験があると思います。

    43歳から18歳に戻って、人生をやり直すという設定の物語です。
    ただし、主人公は人生をやり直す男ではなく、その友人。

    ふたりは1度目の人生では、親友同士であったが、2度目では親友ではない。
    その親友でない男から渡された物語と、主人公の生活とで話が展開していきます。

    元ネタはケン・グリムウッドの「リプレイ」のようですが、また違った雰囲気の物語です。

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    2018年02月05日
  • 人参倶楽部

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    深夜営業のバー「人参倶楽部」のマスターと、そこに集う男女。他愛のない会話とはずみの恋。静かな夜にちょっと一杯呑みたくなる連作短編集。
    マスターの台詞がいちいちニクい。小さな店だが、こんな酒場の馴染み客だと人生の豊かさを感じるだろうなあ。登場人物たちの人生楽しんでる感がとても羨ましい。

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    2018年02月01日
  • 夏の情婦

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    【かわいた地面に水を撒いて、そこから立ち上がった】

    面白いかと聞かれればそうでもない。読むのが遅いが読みづらいかと聞かれればやはりそうではない。

    ただ、通り雨のような一瞬の凪。

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    2017年12月06日
  • 小説の読み書き

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    絵画が、その背景を知った上で見ることで感動が何倍にもなるのと同じように、小説の場合も、著者が何を意図しているのか、どんな背景があるのかを知った上で読む方が面白い。或いは後から。

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    2017年10月24日
  • アンダーリポート/ブルー

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    自宅マンションの隣人が何者かに殺害されて15年。突然、主人公の前に現れた当時四歳の娘との再会により、封印された未解決事件の真相が紐解かれる。
    記憶だけを頼りに状況証拠だけで真犯人を追う。疑うべきは全て女性陣、そして交換殺人という荒唐無稽な仮説だけが成立する。推理小説ではないのでスッキリ感はないが、このモヤモヤ感がこの作家の真骨頂でもある。

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    2017年08月24日
  • リボルバー

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    拳銃を拾ってしまったら...届けるのが普通でしょう。でも吉川少年は届けなかった。復讐するために。九州から北海道までの復讐劇かと思いきや、ライラックをプレゼントするために同じく九州から北海道へ奔走する蜂矢さん。同じ西海市から薄野へ同じ時に旅をし、同じ時に帰ってくる。そして繋がる。途中まではうまく入り込めず、読むのやめようかなと思っていたのにいつの間にか夢中で読んでました。読み進める中なんだか引っかかるものがあったのですが、あとがきまで読んだ時ようやくわかりました。携帯電話が出てこない。連絡や地図、行き方など今では携帯電話を使うのが当たり前。携帯使えばいいのに...無意識に引っかかってました。それ

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    2017年05月13日
  • アンダーリポート/ブルー

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    やっぱりこれもつまらなかった。なのに最後まで読み通し、読み終わった後、1章をもう一度読み返した。さすがのテクニック、力量です。だけど、暗く、しつこく、色彩のない、この雰囲気が嫌い。しかも登場人物がことごとく魅力なし。二度とこの人の本を読むことはないでしょう。

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    2015年11月08日