佐藤正午のレビュー一覧

  • 取り扱い注意

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    ネタバレ

    女性をとろけさせる能力を持つ主人公。
    さまざまな女性付き合いと
    人生のポイントで現れる叔父の存在。
    解説にある通り、ストーリーを追うだけでは
    佐藤正午の醍醐味は理解できないようだ。
    読み切った時の快感を味わえるよう
    努力が必要。
    再読必須。

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    2020年10月25日
  • リボルバー

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    何か意味深な感じの2人。 少年、それを追う元警察と同時に旅立つあたりこれは何かを察知したか、または物語の本筋が明らかになるか! どう、絡んでいくねん!って、最後まで読んで「何も関係ないんかーい」って、結末。

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    2020年07月09日
  • 象を洗う

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    ネタバレ

    佐藤正午のエッセー集。
    佐藤正午の小説が好きだ。SFな「Y」や「ジャンプ」、「彼女について知ることのすべて」など、好きだ。
    そしてエッセー。 エッセーだから他愛のないものも多い。連載してたものだろうから、むりくりお題を出してる感のものもある。
    しかし、僕は佐藤正午の選ぶ言葉が好きなんだろうなぁ。なんかしっくりする。 それと、どのエッセーも結びの言葉が特にすとんとくる。僕には。

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    2020年02月06日
  • 永遠の1/2

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    月の満ち欠けを読んで面白かったので、佐藤正午さんの本をもう一冊読んだ。これがデビュー作でなにかの賞を取ってるんだけど、作家本人はあまりうまく書けてないと評している。けどあらすじを見て面白そうと思ったので選んだ。
    月の満ち欠けとはだいぶ作風が違っていて、こちらは娯楽作品なんだけどどこか私小説のような空気感が漂っている。文体は今に通じるものがある。最新作とデビュー作を連続で読んだので、その対比が面白く感じられた。

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    2019年12月10日
  • 書くインタビュー 1

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    インタビュアーの、雑で無礼な質問が続き、回答する小説家のインタビュアーに対する揚げ足取りや皮肉が続き、しまいには怒らせ罵倒されている文章を読むのは、精神的に辛かった。
    佐藤正午は、神経質なほど言葉に厳しい。だからこそ、読者である私は本を楽しめるのだけれども。

    小説の書き方が書かれているところはとても興味深く、「小説」とは推敲を重ね、言葉に敏感でなければなぁと思った。
    職業としての小説家は、やっぱり凄い。

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    2019年11月26日
  • 永遠の1/2

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    ネタバレ

    最初の出だしはとても印象的だった。読み終わったあとでいうと、それをツキがついていると言えるのかどうなのかのなかなかのダラっとした日常な感じはあった。競輪とかはやったことないので、そんなにも中毒性があるものなのだねーって感じ。でも顔が似ているひとに間違えられ、事件に巻き込まれるのは、ありそうで怖い。わたしも似ているひとがいるって言われたことがあるし。他人の人生を生きるってこと自体、絶対無理だなぁ。最後はまた日常に戻り、平凡な感じになっていく。休職の時間は経験があるので、その点では共感できる話だった。

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    2019年02月26日
  • Y

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    僕もタイムリープしたいけども、また人生やり直すのも面倒だと思えるのは、有難いことなのかもな、と思った午後八時。

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    2018年06月23日
  • 5

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    これは重いぞー、重い。ページ数も多いけどそこに詰め込まれた文字数も多い。1ページにぎゅうぎゅうに文字が詰め込まれてない、改行しない。しかも割とどうでも良い、ぎゅうぎゅう?牛々?みたいな事が書いてあった、もうどうでも良いよ!って感じになって、それもまた楽し。
    ともかく主人公の小説からしからぬ適当な物言いになごむ。ていうかそれを延々と繰り返されていい加減に飽きてくる、ていうかイラついてくる、と言いたいところなんだけど、意外やこの適当さ加減が、高田純次のような愛らしさというか、なんかけっこう悪くなく、なんやかんやとまぁ許してしまう、みたいな。そんな感じの適当さ加減を楽しむ本、と思いきや、帯には愛の心

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    2018年03月31日
  • 月の満ち欠け

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    正木瑠璃の記憶を、小山内瑠璃、小沼希望、緑坂るりが輪廻転生して引き継ぎ、正木瑠璃が生前に愛した三角晢彦に後の3人が9年おきに会いに行く話であるが、よく分からなかったのは、三角晢彦に対する強い愛情がそうさせたようには思えなく、また後半2章では主人公とは思えない小山内堅に緑坂親娘が会って、これまでの経緯を説明する件はよく分からなかった。

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    2026年01月17日
  • Y

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    人生のやり直しができれば・・・と思ったのは誰でも経験があると思います。

    43歳から18歳に戻って、人生をやり直すという設定の物語です。
    ただし、主人公は人生をやり直す男ではなく、その友人。

    ふたりは1度目の人生では、親友同士であったが、2度目では親友ではない。
    その親友でない男から渡された物語と、主人公の生活とで話が展開していきます。

    元ネタはケン・グリムウッドの「リプレイ」のようですが、また違った雰囲気の物語です。

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    2018年02月05日
  • 人参倶楽部

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    深夜営業のバー「人参倶楽部」のマスターと、そこに集う男女。他愛のない会話とはずみの恋。静かな夜にちょっと一杯呑みたくなる連作短編集。
    マスターの台詞がいちいちニクい。小さな店だが、こんな酒場の馴染み客だと人生の豊かさを感じるだろうなあ。登場人物たちの人生楽しんでる感がとても羨ましい。

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    2018年02月01日
  • 夏の情婦

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    【かわいた地面に水を撒いて、そこから立ち上がった】

    面白いかと聞かれればそうでもない。読むのが遅いが読みづらいかと聞かれればやはりそうではない。

    ただ、通り雨のような一瞬の凪。

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    2017年12月06日
  • 小説の読み書き

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    絵画が、その背景を知った上で見ることで感動が何倍にもなるのと同じように、小説の場合も、著者が何を意図しているのか、どんな背景があるのかを知った上で読む方が面白い。或いは後から。

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    2017年10月24日
  • アンダーリポート/ブルー

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    自宅マンションの隣人が何者かに殺害されて15年。突然、主人公の前に現れた当時四歳の娘との再会により、封印された未解決事件の真相が紐解かれる。
    記憶だけを頼りに状況証拠だけで真犯人を追う。疑うべきは全て女性陣、そして交換殺人という荒唐無稽な仮説だけが成立する。推理小説ではないのでスッキリ感はないが、このモヤモヤ感がこの作家の真骨頂でもある。

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    2017年08月24日
  • リボルバー

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    拳銃を拾ってしまったら...届けるのが普通でしょう。でも吉川少年は届けなかった。復讐するために。九州から北海道までの復讐劇かと思いきや、ライラックをプレゼントするために同じく九州から北海道へ奔走する蜂矢さん。同じ西海市から薄野へ同じ時に旅をし、同じ時に帰ってくる。そして繋がる。途中まではうまく入り込めず、読むのやめようかなと思っていたのにいつの間にか夢中で読んでました。読み進める中なんだか引っかかるものがあったのですが、あとがきまで読んだ時ようやくわかりました。携帯電話が出てこない。連絡や地図、行き方など今では携帯電話を使うのが当たり前。携帯使えばいいのに...無意識に引っかかってました。それ

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    2017年05月13日
  • アンダーリポート/ブルー

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    やっぱりこれもつまらなかった。なのに最後まで読み通し、読み終わった後、1章をもう一度読み返した。さすがのテクニック、力量です。だけど、暗く、しつこく、色彩のない、この雰囲気が嫌い。しかも登場人物がことごとく魅力なし。二度とこの人の本を読むことはないでしょう。

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    2015年11月08日
  • アンダーリポート/ブルー

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    内容(「BOOK」データベースより)

    自宅マンションの隣人が何者かに撲殺されてから十五年。検察事務官・古堀徹のもとに、当時四歳だった隣室の娘が訪ねてきた。思わぬ再会によってめくれはじめた古い記憶のページ。そこに記された、かつての交際相手や被害者の妻、そしてもうひとりの女の存在。彼女たちが秘めていた過去が、未解決事件の真相をひも解く。記憶を頼りに組み立てた荒唐無稽な仮説―交換殺人という絵空事が、疑いのない現実となる!サスペンスフルな語りと展開の長編小説『アンダーリポート』に、衝撃的な後日譚が描かれた短編小説『ブルー』を併録した完全版。

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    2015年10月29日
  • 書くインタビュー 1

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    「た」止めについてのやりとりを読んでいるうちに、数年間抱いていたある作家Xの文章に対する疑問が解消しました。他の作家の本を読んでいて「Xの文章に似ている」と感じることがたびたびあり、そういえばそういう場合は全て「た」止めでした。文章があまりに似ているので、Xは文章アプリのようなものを使って書いていて、他の作家が忙しいときなどに秘密ルートでそのアプリを借り書いているのかもしれない…などと考えていました。「た」止めだったのですね。さすが佐藤さんです。佐藤さんが書かれた「た」止め縛りの文章が、Xの文章には全然似ていないのもさすがです。

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    2015年07月28日
  • ダンスホール

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    些細な偶然の出来事が人生を変える。運命に踊らせられているのか、それがその人の本質なのか。登場人物が不思議な行動をみせる短編集。
    五つの作品のうち四作品のタイトルに曲名が当てられ、その曲がまた微妙な選曲なのがもどかしい。誰もが知っているヒット曲ではないが、歌い手はほとんどの人が知っている。私はスピッツの「空も飛べるはず」しか知りませんでした。

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    2015年02月08日
  • 小説の読み書き

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    さらさらーっと読んでいる小説をこのように読むひとがいるのか!と感動しました。
    書く方に生かしたかったけれど、どちらかと言えば読み方や感想という感じ。わかりやすく名作文学が紹介されているので今後の読書の指針にもなります。

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    2014年11月01日