ふすいのレビュー一覧

  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another

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    2024年54冊目
    「人間は、見聞きしたことを語り継ぎ、未来に残しておくべきものを受け継いで、忘れてはいけない過去を継承していくのだ」
    …この夏、中2の息子と戦争について沢山話をした。
    私がこどもの頃に祖母から聞いた戦争体験も伝える事が出来た。
    「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を親子で読んでいなかったら戦争の話をもしかしたらしていなかったかもしれない。

    Anotherは、映画の続きで主題歌の続きでもある。一人一人のそれぞれの想いが描かれていた。読後に「想望」を聴いたら号泣した1冊。

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    2024年09月15日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

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    物が溢れ、便利に普通に暮らしている今に感謝。

    読みやすく、感情移入できるので、z世代に学徒出陣、特攻など戦争の恐ろしさを知るきっかけになるだろう。

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    2024年08月28日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another

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    2016年に発売された『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のスピンオフ短編集。
    11話収録。

    1話の佐久間彰の想いだけで胸が締め付けられる。
    2話で石丸智志が語る「なんせまだ21年しか生きていないのだ」に涙腺崩壊。

    特攻隊の物語を読む度に戦争の愚かさを感じずにはいられない。

    片道分の燃料だけを積んで出撃した隊員達。
    その平均年齢は21.6歳だという。

    大切な人との永遠の別れ、二度と言えない「ただいま」
    彼等の想いを想像し涙が止まらない。

    何気ない日常がどれほど幸せな事か。

    若くして逝った彼等の事を忘れずにいたいと思う。

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    2024年08月25日
  • 蛍と月の真ん中で

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    一人の少年が悩み自分を探す旅に行き、ある少女と出会い心の変化とともに、温かい人達と触れ合い、成長していくさまが、心地良く街の描写も、素敵だった。

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    2024年06月27日
  • あの夏の日が、消えたとしても

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    ほうほう、こうきたか!
    最終頁までいって、再度冒頭に戻る。
    ほうほう、なるほどね!

    そしてあとがきまでが物語の一部であるような、そんな一冊です。

    櫻井いいよの青春物語が大好物の人も、そうじゃない人も、もうお腹いっぱいと思ってるかもしれない人も、ぜひ読んでみてほしい。
    彼女はいつも自分自身を更新している。
    これが書き続けるってことなんだなーとしみじみ。

    夏の日は儚くてだからこそ思い出になりやすくて、でもあえて「覚えていない夏の日」を描く彼女のセンスがだいすきです。

    千鶴も律も華美も危うくて拗らせまくっているけれど、自分なりに噛み砕いて答えを出す姿は頼もしくいとおしかったです。

    痛みを

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    2024年06月22日
  • ネコとカレーライス ビリヤニとガンジスの朝焼け

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    前作から5年後が舞台。東京でビリヤニ作りに協力する松本と、インドでスパイス開発に取り組む中村の2視点で構成。
    松本君は料理人の考え方が身についていて、成長を感じました。ビリヤニも奥が深いですね。今回も飯テロ効果抜群です。
    インド編はアンジェリーがとにかく可愛い!本心を見せない中村の内面が少しわかった気がします。

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    2024年06月18日
  • 見えない星空に最後の恋が輝いている

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    失明してしまう…という大変な状況の中で、
    こんなにも純粋な若者たちがいるのだと思うだけで、心が温かくなりました。
    幸せになって欲しいです❤️

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    2024年06月04日
  • ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ

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    恋人に去られ仕事も失った松本は、不思議な猫の導きでかつての同級生・中村とともにカレー作りの道へ。
    カレー予備校での描写は飯テロ効果抜群です。(個人的にカレーブーム突入)仲間5人でカレー作りに試行錯誤するところは、読んでいて「明日は絶対カレー!」という気持ちになってしまいました。
    主人公の松本があまり感情を表に出さないこともあり、内面が読み取りにくい。一番わかりやすそうに見えた瀬川氏にも知らない間に驚きの展開が起きています。登場人物全員が社会人経験のある大人同士ならではの距離感なのでしょう。

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    2024年05月30日
  • 涙の音、聞こえたんですが

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    涙を流すなら、あたたかいところで。
    素敵な言葉。悲しい涙もあれば、うれしい涙もある。決して泣くのは悪いことではないよなぁ。
    美音と健先輩の会話がテンポ良くて、サラッと読めた。そして美音のお兄ちゃんもかっこいいな〜。
    大人になってから(子どものころからか…?)、泣くことなんて滅多にないけど、泣きたいときは泣いてもいいかも、と思えました。

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    2024年05月23日
  • 遠い町できみは

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    第12回ポプラ社小説新人賞特別賞受賞作。

    主人公の鳴海翔は母を亡くし、祖母の家に預けられた。
    そこで出会ったのは母親からネグレクトを受けている大也と、義父から日常的に暴力を受けている美波。

    まだ小学6年生の3人に対し過酷とも思える現実だ。

    ありがちな設定ではあるものの、彼らの日常にサーフィンが取り入れられている事で物語に深みが増していた。

    凪の日もあれば荒れ狂う大波の日もある。

    サーフボードを操る彼らと、日々の困難を乗り越えていく姿がオーバーラップして胸が熱くなった。

    終盤の展開が特にいい。
    穏やかな気持ちで本を閉じた。

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    2024年04月18日
  • 遠い町できみは

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    劇的なものではないが安定して面白かった。リアリティのある文体ではないが、非常に読みやすく、子供の為になると思った。もう少しドロドロしたリアリティのある設定とその文体のバランスが取れていればと思うが、読者層を考えると、非常に良いことだろう。

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    2024年03月25日
  • ネコとカレーライス スパイスと秘密のしっぽ

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    仕事を辞めた主人公が趣味のカレー作りを通じてカレーを探求する話。カレー美味しそう……。カレーにも色々あるんだなぁ。

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    2024年01月19日
  • 君は誰に恋をする

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    凛と剛の関係が気になっていたが、最後の最後でそのモヤモヤが解けてスッキリした気分で読み終えることが出来た。
    同盟を結んだからこそ4人のそれぞれの良さや隠された秘密などを間近で見れて友情にしても恋愛にしてもこの人だと思える人と付き合えたらいいなと思う。
    付き合ってるのに愛されない。それでも一人一人に寄り添った接し方をしていた空がかっこいいなと思えた。
    物語に寄り添ってきゅんきゅんしたりドキドキしたりと様々な感情を顕にしながら読むことが出来た。

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    2023年08月20日
  • 見えない星空に最後の恋が輝いている

    ネタバレ

    素敵な予感

    始まりから何かを期待させる、でも押し付けがましくないきれいなお話。ふたりがまたどうやって再開して関係を作るのか、たのしみです。

    #胸キュン #癒やされる

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    2023年02月10日
  • ホワイトルーキーズ 2

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    コロナ禍の中のリアルな現場の話

    研修医四人も少しずつ成長してきてる
    今後、どのように成長していくのか気になる

    高齢者は話す時に、なぜかマスクを外す…
    ほんとそう思う!!
    で、そんな患者さんが
    まさかのコロナで…
    物語ではクラスターにはならなかったけど
    そーやって、クラスターになって行くのだろーな

    清水さんが患者に暴言吐かれて、朝倉が庇うのがよかった
    しかしやりすぎで、警察沙汰…
    警察沙汰だと処理が面倒だと言う先輩医者
    分かる気もするが、同じことを繰り返させないために警察沙汰呼んでもいいと思う

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    2022年11月08日
  • この星で君と生きるための幾億の理由

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    忘れられない初恋の女の子、夜間高校で同じ席に座る死にたがりの女の子、公園で一緒に野良猫を愛でる女の子
    何のために誰のために生きていくのか、繊細に、けれども力強く描かれた小説。

    全てがつながったクライマックスでは思わず泣きそうになった

    美しいだけでない展開、納得な結末に満足
    面白かった

    以下覚書のための詳細、ネタバレです





    命には四つの理由がある
    夢や希望「生きる理由」
    挫折や絶望「死ぬ理由」
    守るべきものや信念「死ねない理由」
    病気や事故、抗えない「生きられない理由」

    高校2年生、葉月漣

    昼と夜間で同じ教室を使う高校
    ある日自分の席に遺書と書かれたノートを見つける。
    自分も生

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    2022年11月05日
  • ホワイトルーキーズ

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    南空知総合病院、どこなんだろ?と気になった
    研修医四人の話

    工学部の大学院を修了後に医学部に編入した経歴の主人公…

    いや、よくお金をバイトで貯めて自分で出したなぁと正直思った

    この先、彼らが何科に就くのか気になるとこ

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    2022年11月03日
  • 卒業 桜舞う春に、また君と

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    丸井とまと の名前があったので購入。
    「青春ゲシュタルト崩壊」は良かったです。
    本作は4人の作家の4つの短編集です。
    卒業をテーマに儚く淡い感情の入り交じる青春像が描かれている。
    最近では咲く時期が昔と違い、少しズレたりしますが
    卒業には、やはり桜の木、花びらがよく似合います。

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    2022年05月29日
  • ホワイトルーキーズ

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    研修医1年目の話を、昨今のコロナを入れて描かれた話。ドラマになる様な一大事件は起きないけど、こういう小事ではない事が積み重ねで日常が進んでいくんだなという話。
    話はするする読めました。

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    2022年05月03日
  • 付喪神が言うことには~文京本郷・つくも質店のつれづれ帖~(一二三文庫)1

    購入済み

    心温まるお話です

    ストーリーの舞台が縁あるところなので、楽しく読めました。名品にまつわる物語とともに、馴染みの坂、駅、名勝、スイーツ…が、素敵に紹介されていて嬉しい。ヒロインの恋の予感がチラ見えしたので、そちらのお話もあったらいいな♡

    #ほのぼの #癒やされる #タメになる

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    2022年09月30日