ふすいのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ26年夏、映画化するということがきっかけで。
前作の映画+書籍も読んで、本作の映画を見てから手に取りました。映画はまあ感動場面はあるものの正直興ざめ(壁ドン、生徒の前で嘆願)もあり、改めて本作には口直しの期待も込めました。結論、読んでよかった。
ひたすら青く甘酸っぱい中学生男子の恋愛模様がしばらく続くので冒頭はラブコメラノベ感は否めないですが、どうしてこんなに百合の一言一句は重いんでしょう。まるで戦時中の惨状を見てきたように感じる表現を、リアルに文言で表現されているのは強く感情移入させられました。
「将来の夢があるのって、すごく幸せなことだよね」
「恩返しできてないことって、ある?」
-
Posted by ブクログ
「あの花が咲く丘で」に登場した人物の胸中を描いた短編集。
最初の章と石丸の章で早くも号泣。
その後は生き残った板倉、そして千代ちゃんの話を中心に戦後の苦しさ、後世へ戦争を語りつなぐことを描いている。
あとがきにもあったが、原作よりも映画を意識して書いているのがとてもよく分かる。
映画を2回見た自分も、登場人物がもう映画のキャストしか頭に浮かばない。
でも、この作品に限ってはそれでいいのだと思う。
原作の感想でも書いたが、戦争を知らない若い人たちがこの作品を通して、80年前はそんな悲惨な状況だったこと、死ぬ必要などない自分と同じ年頃の若い命がたくさん奪われたこと、そんなことを少しでも知ってもらえ