ふすいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北海道の札幌がテーマだったので親近感が湧いたこの本。
この本の主人公、麦菜は認知症のおばあちゃんと一緒に暮らしている。ヤングケアラーとまでは行きませんが十分その予備軍の麦菜は理不尽な理由で叱られたり介護をする毎日に疲れていました。ですが学校の授業で支援制度を知り、、、?
少子高齢化の超高齢化社会の日本なのでこの問題はどんどん深刻化していくと思います。なので支援制度をもっと広めたり充実させることが大切だと思いました。やっぱり介護は疲れることもあるけどあからさまに態度の悪い介護だと介護される側もストレスなのでどちらの側も気持ちよくなれるような介護に出来たらいいですね。
ぜひ、多くの人にこの -
Posted by ブクログ
すごく真摯になって読んでしまいました
戦争の怖さや、国民の感情の狂いっぷりがリアルに書かれてるような気がしました
わたしは戦争の話は大正生まれのひいおばあちゃんでしか聞いたことありません
(第二次世界大戦の時には、子供産んでるくらいの年齢です)
でも、小学生の時に戦争のことを習い、聞くと、清々しく話してはくれましたが、それがどれほど恐ろしいことか
すごく考えさせられました
この作品もまたすごく考えさせられるような作品です。
戦争がまた起きてしまったら、こんなのんびりとした生活(仕事忙しいも含め)出来ず、、日々緊張の日になるんだろうなと、今の平和のありがたさに改めて感じさせられました。。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ反抗的な女子中学生の百合が大東亜戦争終戦前夜の1945年の真夏に突然タイムスリップしてしまう。そこで特攻隊員の彰に出会い、やがて否応なく訪れる「出撃」という別れ。
戦争という現実。
百合は、南の空へ『特攻』として死に往く彰を愛してしまい、もがき苦しむ。
彰は戦争という現実に直面するなかで『特攻』という使命を見出し、死することを決意する。その彰の悲しみ、憤り、そして愛を知る悦びと苦悩。
戦争の悲惨さを知らない世代に戦争というものを疑似体験させることができるいい作品といえる。
戦争は絶対に起こしてはならないし、ましてや巻き込まれてもならない。しかし、口先で反戦を訴えるだけでは決して国 -
Posted by ブクログ
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。と、あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。の主な登場人物たち、一人一人の‘’その後‘’を集めたお話です。
あの花〜と、あの星〜、の2作を読んだのでせっかくならこちらも読みたいと思っていましたが、なかなか手につきませんでした。
というのも、あの花〜や、あの星〜から得た戦争の姿に怖さを感じたからです。
ただ、経験した事も無いのに文字だけでも怖さを感じれるなんて、現実で、その目で見た人たちはどれほど怖かった日々なのだろう…と思いました。
ましてや国の為に、死ぬとわかっていながら毎日毎日、1分1秒を過ごした特攻隊員たちはどんな気持ちだったのだろうかと想像もつきま -
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